サー・トーマス・ビーチャムの戦後のライヴおよびラジオ録音 in 英国

BBCレジェンドとSOMMなどで出ている日付がバラバラのライヴ録音を、
録音データやライナーノーツを参考にまとめました。
あの演奏とこの演奏が実は同じ日だったんだぁと分かると面白いかな…という思いつき。
型番をクリックできるものは現在販売中のようです(HMVオンラインにリンクしてます)。

1946

11月10日 メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」序曲 Op.21
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕への前奏曲
モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
モウラ・リンパニー(ピアノ)
トレヴァー・アンソニー(バス、「ネプチューンの勝利」)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
サウス・ロンドン、クロイドン、
デイヴィス劇場
SOMM-BEECHAM 19
バーナーズ:バレエ組曲「ネプチューンの勝利」 SOMM-BEECHAM 24
*創設初期のRPOが聴けるという面白い録音。ライナーを見ると分かるが、最初期にはメンバーの移動がけっこうあったようで、後年の最盛期RPOとはけっこうメンバーが違うみたい。「ネプチューンの勝利」組曲はビーチャムお気に入りの作品で、1937年にロンドン・フィルと(抜粋・EMI)、1952年にはフィラデルフィア管(全曲・Sony)とも録音している。このコンサートでは、原曲の8曲目はカットされている。

1947

6月3日、6日
7月2日、4日
ベルリオーズ:歌劇「トロイの人々」 マリサ・フェラー(カッサンドラ、ディド)
 ジャン・ジロドー(エネアス)
 チャールズ・ガンボン(コレブス、ナルバル)
 イヴォンヌ・コーク(エクバ、アンナ)ほか
 BBCシアター・コーラス
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
マイダ・ヴェール
BBCスタジオ
SOMM-BEECHAM 26-8 icon
*ベルリオーズの使徒=ビーチャムの面目躍如。ベルリオーズの大作オペラの放送のエアチェック。完全全曲版ではないらしいです。
4月26日 アイアランド:序曲「サティリコン」 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 ロイヤル・アルバート・ホール
(ロイヤル・フィルハーモニー協会)
-
ダンディ:交響詩「山の夏の日」Op.61 SOMM-BEECHAM 24
モーツァルト:交響曲第27番
チャイコフスキー:交響曲第3番「ポーランド」
-
*ビーチャムは、この曲が作られた1906年の前年1905年にダンディに直接会っていたり、1909年にはこの曲のイギリス初演を行ったりしたりして、思い出深い曲とのこと。音質はそこそこ。チャイコフスキーの「ポーランド」は、この演奏会の直前にスタジオ録音をしている(EMI)。
10月24日、26日
BBC第3放送から放送
R.シュトラウス:楽劇「エレクトラ」 エリザベート・ヘンゲン(クリテムネストラ)
エルナ・シュルター(エレクトラ)
リューバ・ウェリッチ(クリソテミス)
ウォルター・ウィドップ(エギスト)
パウル・シェフラー(オレスト)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
  MYTO
981.H004
もしくは
Opera Doro
OPD 1431
*1947年にビーチャムがプロデュースしたシュトラウス音楽祭の一環の放送。でも本番ではビーチャムはオケの指揮で手一杯で、歌手への指示は助手のノーマン・デル・マーが出してたらしい。同時期にウィーン国立歌劇場のロンドン公演(この時のC.クラウス指揮によるR.シュトラウスの「サロメ」がCD化されている)がなかったら、ありえなかったキャスティング。
シュトラウス祭と併行するようにビーチャムはR.シュトラウスをスタジオ録音している。放送の直後に同じキャストを使って「エレクトラ」抜粋も入れている。
12月19日 ケルビーニ:歌劇「Les deux Journées」 持ってません 持ってません
12月20日 ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」抜粋  ヒルデ・コネツニ
マックス・ローレンツ
アンドレアス・ベーム
イェトルード・ヴェッターグレン
BBC交響楽団
  ARCHIPEL
ARPCD-0186

1948

1月 ブゾーニ:ピアノ協奏曲 ノエル・ミュートン=ウッド(ピアノ)
BBC男声合唱団
BBC交響楽団
マイダ・ヴェイル
BBC第1スタジオ
SOMM-BEECHAM 15
*ビーチャム的にありえないレパートリー。かなり不思議。でもこの曲の録音としては最初期のもの。
4月23日、25日
BBC第3放送から放送
ディーリアス:歌劇「村のロミオとジュリエット」 ファビアン・スミス(マンズ)
フレデリック・シャープ(マルティ)
ルネ・ソームズ(サリ)
ヴェラ・テリー(ヴレリ)
ゴードン・クリントン(暗闇のフィドル弾き) ほか
BBCシアター合唱団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
マイダ・ヴェール
BBCスタジオ
SOMM-BEECHAM 12
*EMI=スタジオ盤のキャスティングとは一部違うところがポイント。ラジオ放送の後でレコード会社にそのまんま録音しようとするもんだから、BBCに「うちは録音のリハーサル代を肩代わりしてんじゃない」と抗議されて、しょうがないので一部キャストを変更。

1949

3月30日 モーツァルト:交響曲第29番 K.201(186a) ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 マイダ・ヴェイル
BBCスタジオ
BBC LEGENDS
BBCL 4027
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
バックス:交響詩「ファンドの園」
SOMM-BEECHAM 21
6月5日、6日
BBC第3放送から放送
ビゼー:歌劇「美しきパースの娘」(英語歌唱) グウェン・ケイトリー(キャサリン)
ロアリア・ダイアー(マブ)
リチャード・ルイス(ハリー・スミス)
トレフォー・ジョーンズ(ロスシー伯爵)
ノーマン・ウォーカー(ラルフ)
オーウェン・ブラニガン(サイモン・グローヴァー)
デイヴィッド・ホルマン(高貴な男)
ジョージ・スターン・スコット(公爵の給仕頭)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
BBCシアター合唱団
マイダ・ヴェイル
BBC第1スタジオ
BELUAH
1-2PD23

1950

8月23日 R.シュトラウス:歌劇「ナクソス島のアリアドネ」 ヒルデ・ツァデック(アリアドネ)
ピーター・アンダース(バッカス)
イルゼ・ホルヴェーグ(ツェルビネッタ)
モーリーン・スプリンガー(ナヤーデ)
マージョリー・トマス(ドリアーデ)
エイプリル・カンテロ(エコー)
ダグラス・イライグ(ハルレキンン)
アレクサンダー・ヤング(スカラムッチョ)
ブルース・ダーガヴェル(トルファルデン)
マレイ・ディッキー(ブリゲルラ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
(エディンバラ音楽祭) GOLDEN MELODRAM
GM 60007
*日本じゃあんまり知られていないシュトラウスのスペシャリストとしてのビーチャムの側面がうかがえる貴重なオペラ録音。

1951

3月7日 ベルリオーズ:序曲「海賊」 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 ロイヤル・アルバート・ホール BBC LEGENDS
BBCL 4065
7月2日 ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」抜粋(一幕&二幕より) ハンス・ホッター(ザックス)
ペーター・アンダース(ヴァルター)
エリーザベト・グリュンマー(エヴァ)
ベンノ・クシェ(ベックメッサー)
ルートヴィヒ・ウェーバー(ポーグナー)
ミュレイ・デッキー(ダーヴィット)
コンスタンス・シャックロック(マグダレーネ)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
コヴェント・ガーデン王立歌劇場 Gerhardt
JGCD 0050-1
*ビーチャムが戦後にコヴェント・ガーデンで指揮をとった貴重な記録。もちろん公演自体は全曲なのだが、状態の良くない抜粋エアチェック(に間違いない)しか残ってないのでしょうがない。演奏自体はかなりいいと思う。
7月9日 ベルリオーズ:トロイ人の行進(歌劇「トロイの人々」より) ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 ブリストル、コルストン・ホール BBC LEGENDS
BBCL 4065
ヘンデル(ビーチャム編):
ディーリアス:
Holbrooke:
チャイコフスキー:
-
10月4日 メンデルスゾーン:序曲「美しいメルジーネ」Op.32 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 クリテリオン・シアター
(BBCのための放送録音)
-
シベリウス:交響曲第4番 SOMM-BEECHAM 18icon
Maurice Johnston: 序曲「Banners」 -
リムスキー=コルサコフ:交響的組曲「アンタール」
10月6日 E.J.モーラン:シンフォニエッタ BBC交響楽団 マイダ・ヴェイル
BBCスタジオ
SOMM-BEECHAM 24
*音質いまいち。

1953

11月25日 ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲 BBC交響楽団 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール SOMM-BEECHAM 20
Arnell:
ディーリアス:
ベートーヴェン:
-
*録音状態やや悪し。ビーチャムのワーグナーは重苦しくなく、見通しのいい響きが特徴。
12月21日 ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死
キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
マイダ・ヴェイル
BBC第1スタジオ
SOMM-BEECHAM 20
R.シュトラウス:組曲「町人貴族」 -
*ビーチャムは戦前のコヴェント・ガーデンのワーグナー公演でフラグスタートを36年37年と起用している。そんな旧知のフラグスタートの最後の共演。やや録音が良くないのが難。

1954

9月15日 シベリウス:エン・サガ ヘンリー・ホルスト(ヴァイオリン)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ロイヤル・アルバート・ホール
(プロムナード・コンサート)
-
シベリウス:交響曲第6番 SOMM-BEECHAM 18
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
シューベルト:交響曲第5番
ベルリオーズ:序曲「海賊」
-
*意外にもビーチャムはプロムス登場回数は少ない。その貴重なコンサートの一つだが残念ながら15日の録音はシベ6しか(たぶんエアチェック)残っていないみたい。
9月16日 ハイドン:交響曲第93番 BBC女声合唱団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ロイヤル・アルバート・ホール
(プロムナード・コンサート)
-
ディーリアス(ビーチャム編):歌劇「イルメリン」第2幕より情景 BBC LEGENDS
BBCL 4068
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲とバッカナーレ
シベリウス:交響曲第7番 Op.105 BBC LEGENDS
BBCL 4041
ビゼー:「アルルの女」第1組曲 BBC LEGENDS
BBCL 4068
マスネ:聖処女の最期の眠り(オラトリオ「聖処女」より)
*ハイドンが出れば、とりあえずこの日のプロは全部そろうみたい(アンコールの有無が不明)。BBCレジェンドは不思議にも、ビーチャムの十八番作曲家の一人であるハイドンは1曲もリリースしていない。
11月22日 ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」序曲 ロジーナ・レイズベック(ソプラノ)
アラン・シヴィル(ホルン)
ロンドン・フィルハーモニー合唱団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
(聖セシリアの日の演奏会)
SOMM-BEECHAM 20
リスト:ローレライ
SOMM-BEECHAM22
フランク:交響詩「呪われた狩人」
エルガー:エニグマ変奏曲
ボロディン:ダッタン人の踊り(歌劇「イゴール公」より) BBC LEGENDS
BBCL 4084
*同時代のエルガー指揮者・ボールトやバルビローリの影に隠れてビーチャムのエルガーは全然話題にならない。英国でも正統に評価されていないようだが、ビーチャムとエルガーには実際に交友関係もあった。この演奏会の直後に、ビーチャム唯一のエルガー・アルバム(コケイン序曲、弦セレ、エニグマ変奏曲)が満を持して(?)スタジオ録音されているicon。SonyからCD復刻もされたがすでに入手困難らしいのは残念。モノラル録音といううらみはあるが、このエルガー・アルバムは抜群にカッコイイ。
12月8日 ベルリオーズ:序曲「リア王」 BBC交響楽団 ロイヤル・アルバート・ホール BBC LEGENDS
BBCL 4065
シベリウス:交響曲第2番 BBC LEGENDS
BBCL 4154
*ビーチャムのシベリウスで最も有名なライヴですね。

1955

12月8日 シベリウス生誕90年記念コンサート
イギリス国歌
フィンランド国歌
シベリウス:白鳥 Op.54
シベリウス:交響曲第4番 Op.63
シベリウス:ペレアスとメリザンド Op.46
シベリウス:交響詩「タピオラ」 Op.112
シベリウス:妖精の踊り(アンコール)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール BBC LEGENDS
BBCL 4041
*英国におけるシベリウス紹介者としてのビーチャムのハイライトともいえるオール・シベリウス・コンサート。休憩中にフィンランド政府から勲章を授与されたようです。
12月14日 シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」序曲
シューベルト:交響曲第6番
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
シューベルト:交響曲第8番 D.944 「ザ・グレート」 SOMM-BEECHAM29
12月20日 シャブリエ:歌劇「グウェンドリーヌ」序曲 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 マイダ・ヴェイル
BBC第1スタジオ
BBC LEGENDS
BBCL 4113
グリーグ:4つの交響的舞曲 Op.64 SOMM-BEECHAM 23
Godard:
モーツァルト:
-
*「グウェンドリーヌ」序曲は凄くマイナーな作品だが、ビーチャムの十八番の一つでフランス国立放管とのスタジオ録音(モノラル)もある。「今日なんで忘れられているか?」と思うほどかっこいい序曲。

1956

8月19日 イギリス国歌(エルガー編)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
シルヴィア・フィッシャー(ソプラノ)
ナン・メリマン(アルト)
リチャード・ルイス(テノール)
キム・ボルイ(バス)
エジンバラ音楽祭合唱団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
アッシャー・ホール
(エディンバラ音楽祭)
BBC LEGENDS
BBCL 4209
8月20日 ブラームス:交響曲第2番 Op.73 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 BBC LEGENDS
BBCL 4099
8月22日 ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」Op.16 フリデリック・リドル(ヴィオラ)
ジョン・ケネディ(チェロ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
BBC LEGENDS
BBCL 4065
R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」 SOMM-BEECHAM 21
8月23日 ボッケリーニ:序曲 ニ長調
グレトリ(ビーチャム編):バレエ組曲(歌劇「ゼミールとアゾール」より)
ロベール・カザドゥシュ(ピアノ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
SOMM-BEECHAM22
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
バラキレフ:交響曲第1番
-
8月24日 ディーリアス:夏の庭にて ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 SOMM-BEECHAM29
*56年のエディンバラ音楽祭でビーチャムの指揮した演目は奇跡のようにけっこう録音が残っている。BBCレジェンド第1弾として告知されながら、リリースが遅れに遅れたのがこの第九。20日のブラ2の前半は、アーサー・ブリスの自作自演だったので、この日のビーチャムはこの1曲しか振っていない。22日はRPOのヴィオラ首席のリドルのための演奏会状態。ビーチャムは自分の演奏会のソリストには自慢のオケの首席奏者を使うことが多かった。チェロのケネディはあのナイジェルの父。
10月10日 モーツァルト:交響曲第29番 K.201(186a)
ウィリアム・オルウィン:交響曲第3番
BBC交響楽団 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール SOMM-BEECHAM 23
チャイコフスキー:交響曲第4番 -
*オルウィンは初演。オルウィンが交響曲を書くキッカケを作ったバルビローリ(実際にはBBCからの委嘱作品だが)はなぜか初演の指揮を断り、次に当時BBC響の首席指揮者だったサージェントも断って、最後にお鉢が周ってきたのがビーチャム。実際にスコアをさらう期間は数日しかなったが、オルウィン自身も満足する演奏になったようだ。
10月22日 モーツァルト:ディヴェルティメント K.131(抜粋)
ディーリアス:ブリッグの市場
ドビュッシー:行列と踊りの音楽(カンタータ「放蕩息子」より)
シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 マイダ・ヴェイル
BBC第1スタジオ
BBC LEGENDS
BBCL 4113
*全てビーチャムの十八番ばっかで固めたいかにもビーチャム的なプロ。
11月14日 メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」序曲
ベートーヴェン:交響曲第2番 Op.36
アレクサンダー・ヤング(テノール)
ビーチャム合唱協会
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール -
リスト:ファウスト交響曲 SOMM-BEECHAM 25
*意外にもビーチャムがファウスト交響曲を取り上げたのはこの時が初めて。翌12月にはBBC交響楽団を起用して再び同曲を放送。録音を決意して2年後の58年後にEMIに同じメンバーでスタジオ録音することになる。
12月6日 ワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール SOMM-BEECHAM29
12月20日 バラキレフ:交響曲第1番 BBC交響楽団 マイダ・ヴェイル
BBC第1スタジオ
BBC LEGENDS
BBCL 4084
12月23日 ベートーヴェン:交響曲第2番 Op.36 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 マイダ・ヴェイル
BBC第1スタジオ
BBC LEGENDS
BBCL 4099
リムスキー=コルサコフ:「金鶏」組曲 BBC LEGENDS
BBCL 4084

1958

10月15日 イギリス国歌
シューベルト:交響曲第3番
メンデルスゾーン:交響曲第4番 Op.90「イタリア」
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール BBC LEGENDS
BBCL 4044
12月9日 サン=サーンス:交響詩「オンファールの糸車」Op.31 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 マイダ・ヴェイル
BBC第1スタジオ
BBC LEGENDS
BBCL 4113
モーツァルト:交響曲第35番 K.385「ハフナー」 BBC LEGENDS
BBCL 4027
ディーリアス:
R.シュトラウス:
-
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲 BBC LEGENDS
BBCL 4044
*「くるみ割り人形」の前に2分弱のビーチャムの解説がある。
12月15日 モーツァルト:交響曲第38番 K.504「プラハ」 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 BBCスタジオ BBC LEGENDS
BBCL 4027
- グノー:バレエ音楽(歌劇「ファウスト」より) ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 不明 Teldec
*若干例外的なのだが、Teldecが出した「アート・オブ・コンダクティング」にビーチャムが手兵のRPOを指揮したリハーサル風景と本番の映像が数分収録されているので、紹介しておきたい(非常に素晴らしいDVDだったのだが現在廃盤)。私の知る限り、ビーチャムがRPOを振った映像で、手に入るものはこれだけだった。リハーサル風景では、登場した時からギャグをぶちかまし、マネージャーをからかい、ウィットの人・ビーチャムの魅力全開である。ビーチャムのそれほど派手ではない指揮一つで、リハーサルからRPOが素晴らしい音を出す。「プロのオーケストラ相手にネチネチとリハするのは愚の骨頂」と言い放つビーチャムのインタビューもとても面白い。EMIからは以前、録音時のリハーサル・テイクばかりを収録していたCDも出ててそれも興味深かった。

1959

10月25日 ドヴォルザーク:交響曲第8番 Op.88 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール BBC LEGENDS
BBCL 4154
11月4日 ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 マイダ・ヴェイル
BBC第1スタジオ
EMI
CDM 7 63407 2
ベルリオーズ:王の狩と嵐(歌劇「トロイの人々」より) BBC LEGENDS
BBCL 4113
ブラームス:交響曲第2番 プライヴェート盤あり
11月8日 イギリス国歌
メンデルスゾーン:序曲「美しいメルジーネ」Op.32
フリデリック・リドル(ヴィオラ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール BBC LEGENDS
BBCL 4012
ゲディーニ:Musica da Concerto プライヴェート盤あり
アディソン:バレエ「白い手帳」
ベートーヴェン:交響曲第7番
サン=サーンス:尼僧の踊り(歌劇「サムソンとデリラ」より)
ドビュッシー:行列と踊りの音楽(カンタータ「放蕩息子」より/アンコール)
グノー:ジュリエットの夢(歌劇「ロメオとジュリエット」より/アンコール)
BBC LEGENDS
BBCL 4012
*多分ビーチャムが残したライヴ録音としては最高の一つ。冒頭のイギリス国歌からサイコー。ベト7の4楽章なんかかっ飛ばしまくりゴキゲン演奏である。普通ベト7をメインプロに据えたらアンコールなんかやらないのだが、そこはやっぱビーチャム。聴衆の皆様には最後はロリポップを舐めて帰っていただく趣向。アンコールは例によって例の如くスピーチ付きで聴衆大爆笑。
12月13日 ベルリオーズ:レクイエム Op.5 リチャード・ルイス(テノール)
ロイヤル・フィルハーモニー合唱団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ロイヤル・アルバート・ホール BBC LEGENDS
BBCL 4011
*前年58年にもレクイエムをやったらしいが、その時の出来が不満だったらしくリベンジした時の演奏。

オマケ

戦後のビーチャムの海外公演で持ってるものだけをどチョロっと紹介。どれも正規盤です。
最晩年のシカゴ響との映像はDVDにならないのかなあ。
プライヴェート盤なら他にシンフォニー・オブ・ジ・エアとかとの録音があるようです。

1954

6月 シベリウス:交響曲第6番
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団 ヘルシンキ大学大ホール
(シベリウス週間)
-
シベリウス:交響詩「タピオラ」 ONDINE
ODE 809
シベリウス:劇音楽「テンペスト」より -
シベリウス:交響曲第7番 ONDINE
ODE 809
*今は「ヘルシンキ音楽祭」と改名した「シベリウス週間」にビーチャムが招かれた時の貴重な録音。シベリウスのスペシャリストがフィンランドのオケと手合わせ。他の曲は残ってないのかね?

1956

3月22日 ヘンデル(ビーチャム編):組曲「アマリリス」
モーツァルト:コンサート・アリア「神よ、あなたにお伝えできれば」K.418
モーツァルト:コンサート・アリア「あなたの心は今は私に」K.217
モーツァルト:交響曲第38番 K.504 「プラハ」
モントリオール交響楽団 モントリオール、カナダ VAI
VAIDVD4230(輸入盤)
DEBC14824(国内盤)

1957

10月20日 ベートーヴェン:交響曲第7番
ヘンデル(多分ビーチャム編):バレエ組曲「バス・イン・ラヴ」
ディーリアス:楽園への道(歌劇「ロメオとジュリエット」より)
シベリウス:行進曲風に(「カレリア」組曲より)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 アスコナ、スイス ERMITAGE
ERM132
*今はAURAというレーベルから出てる。手兵RPOとのヨーロッパ楽旅の一環か?シベリウスは多分アンコールじゃないだろうか。ビーチャムの「行進曲風」の録音はどれも聴いている側がうきうきしたくなるな演奏。この気分は他の指揮者じゃついぞ感じられない。

1958

3月25日 モーツァルト:交響曲第31番
モーツァルト:交響曲第35番
モーツァルト:交響曲第39番
スイス・ロマンド管弦楽団 ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ、スイス CASCAVELLE
VEL 2002
*アンセルメのあのスイス・ロマンド管との録音である。ビーチャムのモーツァルト演奏っていうとオケの上手さを活かした優雅な演奏のはずなのだが…ロマンド管ってモーツァルトってやりつけてないの?ビーチャムの棒に必至に喰らい着いてる感じで、逆に緊張感を生み出し、手に汗握る演奏になってしまっている。
 解説書に載っている、元RPO団員でこの録音にも参加したスイス・ロマンド管のチェロ奏者によると、ビーチャム夫人(2度目の方)の病気が影響しているのでは?ということらしいが。