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REVIEW T

TUDOR LODGE / Tudor Lodge

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英国の3人組フォーク・グループTUDOR LODGEの1st。紅一点アン・スチュワート(Vo/G/Pf/Fl)の伸びやかで清楚な美声を中心にした美しい歌唱、コーラス・ハーモニー、アコギ、ゲストの管弦楽が品の良いアンサンブルでバックを固めています。アメリカ人であるアン・スチュワートがもたらしたものなのか、アメリカンでほのぼのと明るいムードの中にも気品を漂わせたところが英国らしくて良いですね。又、神秘的なイントロから寂寥感あるフルートのメロディを経て叙情的に迫る#7や、リンドン・グリーン(Vo/G)による流麗なアコギによるインスト#11のような適度にウェットな楽曲がアクセントになっています。セッション・プレイヤーとしても売れっ子だったPENTANGLEのダニー・トンプソン(B)、テリー・コックス(Dr)も参加してます。

Tudor Lodge

TRADER HORNE / Morning Way

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ジャッキー・マコーレイ(Vo/G/Key/Fl)と元FAIRPORT CONVENTIONのジュディ・ダイブル(Vo/Auto Harp/Pf)のフォーク・ユニットTRADER HORNEの1970年唯一作。ジャッキーの優しい男性ボーカルとジュディの澄んだハイトーンが絶妙のハーモニーを聴かせるメランコリックな#1。こちらも2人のハーモニーが見事なトラッド風ナンバー#2。ハープシコードとフルートの端整な演奏で美しいメロディを紡ぐインストゥルメンタル・ナンバー#3。ヴァイオリンとチェロが導入された叙情フォーク#4。ジュディのアンニュイな歌唱が場末のペーソス感を漂わせたブルージーな#5。爽やかなフォーク・ナンバー#6。ジャッキーがリードを取りジュディの美声コーラスを加えた楽しいフォーク・ナンバー#9。デュオでコンテンポラリーな響きを聴かせる#7。ダブル・トラッキングされたジュディのボーカルが弦とアコギのシンプルな伴奏に乗った#8。ジャッキーが歌う叙情フォーク#10。ピアノの伴奏をバックに神秘的なボーカル・メロディが際立つ#12。厳かなパートと軽やかなフォーク・パートが融合した#13。等々、素朴な伴奏にもかかわらず魅力的なメロディが満載で、ジュディの澄んだハイトーンを活かしたバラエティ豊かなフォークが展開されています。各曲のラストに前半はフルートとチェレステによるかわいいメロディ、後半はメランコリックなピアノのメロディといったジングルが挿入され、アルバムのトータル・イメージが統一されている所もチャーム・ポイント。Morning Way

TREES / On the Shore

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女性ボーカルを含む英国の5人組フォーク・ロック・バンドTREESの1970年2nd。#1、#6では芯のしっかりした歌声、#2、#7などでは繊細で可憐な歌声を聴かせるセリア・ハンフリーズ(Vo)のボーカルをフィーチャーしたトラッドの独自解釈によるエレクトリック・アレンジ曲とカヴァー曲が大半を占めるアルバム構成となっています。#1、#3、#7、#9、#10と半数を占めるトラッドは、キャッチーなロック・アレンジを施した#9のように非常に聴き易く、TREESの色に染まっているのでアルバム全体のカラーが統一されています。ただ、やはりオリジナル曲の方が制約無くやれるからか、#8ではストリングス・セクションやハープを交えた優雅な歌唱パートにエレキ・ギターがアドリブを弾きまくるロックなパートを挿入した斬新なアレンジでプログレ的展開も見せています。カヴァー・アートはヒプノシスオン・ザ・ショア(紙ジャケット仕様)

TRAPEZE / Trapeze

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MOODY BLUESが設立したスレッショルド・レーベルからデビューしたブリティッシュ・ロック・バンドTRAPEZEの1970年1st。パワフルにロックしつつもキレのあるフィルインがカッコ良いドラミングが楽しめる#2。サイケ風に甘いコーラス・パートを持つ#3。フォーク・タッチのカラフルなPOPを聴かせる#4、#6。クラシカルなヒネリの効いたキャッチーなオルガン・フレーズが印象的なロックン・ロールにジャジーなピアノ・ソロ〜フルート、アコギ、ピアノによる静かなパートを挿入したプログレシッブな組曲の#5。エキゾチックで神秘的なムードを漂わせた#7。ファンキーなグルーヴを持ったサイケ・ロック#8。ビート・ロック風リフがリードする#9。アコギとオルガンがメランコリックなムードを湛えた序盤からメジャーなサビへのドラマティックな展開が巧みな#10。MOODY BLUESばりのシンフォニック路線な#11。などなど、ファンタジックなジャケット・アートの印象そのままにメロディアスでキャッチーなブリティッシュ・ロックを展開しており、後にDEEP PURPLEに加入するグレン・ヒューズ(B/Vo)、WHITESNAKEに加入するメル・ギャレー(G)、JUDAS PRIESTに加入するデイブ・ホーランド(Dr)が在籍していたのが信じられない程ですがクオリティは高いです。お伽噺のBGMのようにかわいらしいジングル風の#1と#12を最初と最後に配したアルバム構成も、ストーリー性を感じさせるニクイ演出です。又、グレン・ヒューズの声量あるダイナミック・レンジの広い歌唱が、様々なテイストの各楽曲で多彩な表情を見せています。Trapeze

TEMPEST / Tempest

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元COLOSSEUMのジョン・ハイズマン(Dr)が結成したTEMPESTの1973年1st。ディストーション・ギターによるパワー・コードやブルーズ・ロック風な音使いのリフ、男臭くて暑苦しいヴォーカル、ヘヴィでラウドなドラムと、楽曲の構成パーツは基本ハード・ロック。しかし最大の聴きモノはスリリングなアンサンブルに加えて、ソロ・パートでのジャズ風味と超絶インプロビゼーション。特に当時27歳のアラン・ホールズワース(G/Vln)が後年の左手によるフィンガリング中心のレガートな変態フレーズはまだ控え目で、ピッキングによるオーソドックスな早弾きをメインに弾きまくっております。時折常人ギタリストには理解不能な変態的な音使いでヌルヌルッとハンマリングやスライドを使ったキメのフレーズも飛び出す所が超個性的。この時代のロック界でこのテクニックは異常ですね。ブッ飛んでます。シャープなカッティングもカッコ良すぎです。ホールズワースはヴァイオリンも披露しとります。

Tempest

TEMPEST / Living in Fear

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TEMPESTの1974年2nd。1stでギターを弾いていたアラン・ホールズワースに代わりオリー・ハルソールが参加。ギターは勿論、ヴォーカルやキーボードをこなすオリーのもたらしたカラーなのか、よりストレートでキャッチーなハード・ロックを展開。とはいえ、スライド・ギターによるオブリガードが印象的な#3をはじめ、印象的なリフ中心の楽曲構成の中で時折見せるジャズ風味のアレンジが新鮮。ソロ時の存在感はアランの圧倒的な超絶変態プレイに到底及ばないが、オリーも十二分にテクニカルでスリリング。各楽曲のキャラ立ちやアレンジの多彩さにタイトな演奏と、アルバムのトータルの出来としてはこちらが上かも。ハード・ロックを極めたリーダーのジョン・ハイズマン(Dr)はTEMPESTを解散しCOLUSSEUM Uを結成、再びジャズ・ロックを追及します。

Living in Fear(眩暈)

T2 / It'll All Work Out in Boomland

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英国の3人組ハード・ロック・バンドT2の1970年唯一作(?)。キース・クロス(G/Key)のナチュラルにほど良く歪んだ轟音ギター・サウンドが爽快です。細かい反復フレーズでの多少の荒さも、勢いで聴かせてしまうパワーが眩しい。メロトロンがうっすらと立ち込める#2や#3、#4に見られる静寂パートのフォークっぽいタッチが、叩きまくるドラムと暴虐エレキ・ギターからなるハードなパートと絶妙の対比を見せ、ハード・ロックながら、あまりそのルーツたるブルーズ色を感じさせない独自の方法論でヘヴィなロックをやってます。 #1と#3が8分超で#4は何と21分超の超大作という規格外のアルバム構成が、実験精神に溢れた良き時代を象徴。意外とメロディアスなフォーク由来のハーモニーや、サウンドの隙間を埋めるベース・ライン等々聴き所が盛り沢山です。 It'll All Work Out in Boomland

TRANSATLANTIC / SMPTe

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ニール・モーズ(Key/Vo SPOCK'S BEARD)、ロイネ・ストルト(G/Vo FLOWER KINGS)、ピート・トレワヴァス(B/Vo MARILLION)、マイク・ポートノイ(Dr/Vo DREAM THEATER)によるプログレ・プロジェクトTRANSATLANTICの2000年1st。アルバム・タイトルのSMPTeは、メンバーのイニシャルを映像・音響機器で使用される同期信号に巧く引っ掛けたもの。果たしてこの4人の同期具合はというと・・・いきなり30分超の#1、メロディアスなバラード#2、変態捻くれプログレ#3は、ニール・モーズ主導で書かれた楽曲。とはいえ長尺の#1はロイネのアイディアも随所に感じられ、捻った劇的展開が持ち味のSPOCK'S BEARDと爽快に突き抜けるシンフォニックなFLOWER KINGSのテイストが巧く融合した感じで、ワクワクさせるスケールの大きなエピック・チューンに仕上がってます。冒頭のストリングスが印象的な#4は、まさにロイネ節のメロディック・チューン。本家よりもこういったプロジェクトで往年の独特な歌唱とギター・プレイを聴かせる、近年のロイネの典型パターンですね。中盤でシンフォニックに盛り上がる部分の桃源郷っぷりはFLOWER KINGS以上かも。PROCOL HARUMのカヴァー#5は割と原曲に忠実ながらも、元々こういった場面転換のある楽曲はSPOCK'S BEARDの得意なテイストなので違和感無いですね。ロイネのネバっこい歌唱とギター・プレイやPROCOL HARUMっぽいオルガン・パートで一部7拍子にアレンジしちゃったり、マイクのドラムが叩き捲くったりと楽しそうに料理してます。忙しい人達がスケジュールの折り合いを付けて短時間で制作したものなので、バンドTRANSATLANTICとしての個性は希薄ですが、演奏はテクニック・フィーリング共に超一流だし、「おっSPOCK'S BEARDっぽいな」とか「ここってモロにFLOWER KINGSだな」、とか思いながら理屈抜きに楽しめば良いんじゃないでしょうか。SMPTe

TRANSATLANTIC / Bridge Across Forever

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プログレ・スーパー・プロジェクトTRANSATLANTICの2001年2nd。長尺の組曲形式3曲を含む4曲で構成されています。ストリングス・セクションによる厳かなイントロからシンフォニックに展開、メロトロンが叙情を引き立てるi、ロイネ・ストルト(G)が渋い歌声を聴かせるii、SPOCK'S BEARDみたいなムードのiii、AOR風なiv、iのメロディを様々に加工してリプライズさせ大団円を迎えるv、等々、キャッチーなボーカル・パートとアイディア満載のインストゥルメンタル・パートが繰り広げる起伏に富んだ26分超の大作#1。続く#2は英国ビート・バンドのようなムードの組曲。グルーヴィなジャム・セッションから、耳障りが良いわりに捻ったメロディでピート・トレワヴァス(B)とマイク・ポートノイ(Dr)のボーカルが聴けるi、ロイネが独特のコブシを回すii、英国っぽいメロディをニール・モーズ(Key)がパワフルに歌うiiiとiv、ジャジーなムードで#1のメロディを引き継いだロイネの歌唱パートが登場するv、という5部構成。うっすらとしたメロトロンとピアノをバックに、ニールが抜群の歌唱力で切々と歌い上げる美しく感動的なバラード#3。長尺の組曲に挟まれて、丁度良いアクセントとなっています。アルバム冒頭のストリングス・セクションをイントロに配した#4は又もや30分に及ぶ大作。マイクが繰り出す肉弾ビートに乗ったオルガンによるリフから爽やかで明るいムードのボーカル・パートのi、ヘヴィな5拍子のリフに乗り全員がボーカルを分け合うii、ズ太いシンセに導かれて#2のiiiのパート2が登場する英国風なムードのiii、神秘的なムードからストリングス・セクションのメロディを挟んでiのテーマを繰り出すiv、ピートの繊細な歌唱とヘヴィなバンドの合いの手が対比したv、アルバム全てのムードを引継いで感動的に幕を引くvi。おそらくニール・モーズによるものと思われる壮大なストーリーに沿って、アルバムのメインテーマ・メロディを随所に忍ばせたり、別の組曲の一節を挿入したりと縦横無尽に展開するインテリジェンスなコンセプト・アルバムです。これだけのアイディアを具現化してしまうテクニックとセンスに溢れたメンバーの才能が眩し過ぎます。Bridge Across Forever

TRANSATLANTIC / The Whirlwind

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ニール・モーズ(Key/ex.SPOCK'S BEARD)、ロイネ・ストルト(G/FLOWER KINGS)、ピート・トレワヴァス(B/MARILLION)、マイク・ポートノイ(Dr/DREAM THEATER)によるプログレ・プロジェクトTRANSATLANTICの2009年3rd。ニール・モーズが聖書の中のテーマ「Whirlwind=旋風・つむじ風」について構想を練っていたデモを元に、メンバーのアイディアをプラスして完成させた78分近くに及ぶコンセプト・アルバム。オープニングの#1にいくつものテーマ・メロディが提示され、それらのメロディが切れ目無く繋がった後の楽曲に楽器や音色を換えて何度も登場する、という典型的なコンセプト・アルバムの形式で構成されています。しかし彼らが普通じゃないのは、そのテーマ・メロディの質と量。並みのバンドなら1枚アルバムが作れるくらいの強力なアイディアが4〜5個あり、それが縦横無尽に張り巡らされて一気に聴けてしまう恐るべきクオリティ。 コードの独特なヴォイシングやメロディの端々にSPOCK'S BEARD風というかニール・モーズ節が感じられるのは当然として、ジャジーな部分や変態っぽい箇所、開放的に突き抜ける部分に初期FLOWER KINGSのフレイヴァーも感じられ、それらの要素が巧く溶け合っているのが素晴らしいです。音を重ね過ぎず、オルガンやアナログ・シンセ、メロトロンといったオーガニックなサウンドをセンス良く配したニール・モーズ。本家FLOWER KINGSでは何となくマンネリで生彩を欠くロイネ・ストルトも、ネバっこい歌唱と独特のコシのあるギター・プレイで活き活きしてますね。ツーバス連打や滑らかなロールでメタルっぽい興奮をもたらすマイク・ポートノイ。芯のしっかりしたトーンでソリッドに、かつメロディアスに底辺を支えるピート・トレワヴァス。など、個々のプレイもそれぞれの個性を出しながらも全体のサウンドの中で浮く事無く、必然性を持って楽曲に練り込まれてます。 The Whirlwind

TOMAS BODIN / An Ordinary Night in My Ordinary Life

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FLOWER KINGSのキーボード奏者Tomas Bodinのソロ1999作。 FLOWER KINGSのメンバーが全面バック・アップ。全曲インストながら、特にRoine Stoltのギターが絡む#3,#7あたりの叙情性は抜群。勿論主人公のTomasも全編にわたりハモンド、ローズ、メロトロン、シンセと大活躍。パワフルに、クラシカルに、アバンギャルドに、そして清楚に・・・音楽性も特に何と限定できないごった煮風ですがカラフルに楽しませてくれます。この人の音色セレクトは見事の一言。微妙にヴィブラートした笛のようなシンセ等の作った音も素晴らしいし、楽曲ごとのテイストや場面に応じたサウンド・メイキングのセンスが秀逸で聴いていてハッとさせられます。前述の#3,#7に加え、チャーチ・オルガンの荘厳な調べ#4、軽快なフュージョン#5、3部構成の組曲#10あたりが好きですね。 #10中間部のピアノが奏でるメロディとその後のレズリーかけまくりのハモンドをバックに泣きまくるギターときたら・・・それはもう絶品です。 An Ordinary Night ・・・

TOMAS BODIN / Pinup Guru

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Tomas Bodinの2002年2nd。全曲インストでメンツはTHE FLOWER KINGSのリズム隊Jonas Reingold(B)とZoltan Csorsz(Dr)のみという3人編成。Tomasの機材はCLAVIA社のNord Electro、Nord Lead、その他サンンプラーAKAI S-5000やデジタル・モデリング・オルガンROLAND VK-7やグルーヴ・ボックスMC-505がクレジットされている。ということで随所に聴かれるカビ臭いメロトロンも実はサンプルなんでしょう。様式美HR風な#2、同じく様式美っぽいが妖しげな#9、ポルタメントが心地良いシンセによる平易なメロディがキャッチーな#4等、突き抜けたシンフォニック感はTHE FLOWER KINGSにも通ずるところ。しかし一筋縄では終わらせず、テクニカルなアンサンブルや実験的な思索パートを絡める辺りは本家THE FLOWER KINGSへのフィードバックを考えた課外活動的ニュアンスか。THE FLOWER KINGSで世界中をツアーした中で吸収した様々な文化や音楽的影響の自然な発露としてのエスニック、クラシカル、ハード・ロック、フュージョンといった多様な音楽性。そして、そんな楽曲群を多彩な音色で華麗に表現するTomas Bodinのサウンド・クリエイターぶりが堪能できます。 Pinup Guru

TOMAS BODIN / Sonic Boulevard

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Tomas Bodinの2003年3rd。当初はネット経由のみの販売を考えていたというが、僚友Roine Stoltにデモを聴かせた所、正式にCDでリリースすべきだ!と励まされ完成したらしい。ということで、その気にさせた責任?を取るべくRoine Stoltもギターで参加の他、いつものFLOWER KINGS人脈に菅やパーカッションもゲストで加えての制作となった。本家FLOWER KINGSにも共通するポジティブな桃源郷シンフォニック路線のサウンドは、今や保証付きのクオリティ。前作はリズム隊以外は自分のキーボードだけという編成の関係で気負いもあったのか、埋め尽くされたキーボード・サウンドに多少の息苦しさも感じさせたが、今回はギターやサックスの存在がオーガニックな空気感をもたらしており、サウンド全体もリラックス且つバンドっぽくなっていて好印象です。やはりこの人はチームの中でこそ活きる人なんでしょう。#7にFLOWER KINGSのSimple Song(Flower Power #2)のフレーズを引用したりする遊び心も良い感じ。 Sonic Boulevard

THE TANGENT / The Music That Died Alone

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PARALLEL OR 90DEGREESのKey奏者Andy Tillisonのソロがバンド形態に発展したTHE TANGENTの2003年1st。FLOWER KINGSRoine Stolt(G),Jonas Reingold(B)、VAN DER GRAAF GENERATORのDavid Jackson(Sax,Flu)らが参加。20分の組曲#1の冒頭、オルガンの1フレーズだけで既にKO。その後ズ太いシンセやネバリあるギターがユニゾンで合流、推進力抜群のリズム隊と共に畳み掛けると追い討ちをかけるようにSaxも参戦。メロディ、スリル、ファンタジー、オシャレでジャジーとおいしい要素がごった煮状態ながら、オリジナリティ、センス、テクニックを兼ね備えた歴戦のメンツによるアンサンブルが一切破綻することなく完璧な音世界を構築。それでいて小難しく無く、フレンドリーなとっつき易さも魅力です。Hatfield and the Northのカヴァーは現代的なサウンドで再現しながらも憧景を隠そうともしない潔さが、逆に先人達へのリスペクトを感じさせて好感が持てます。 The Music That Died Alone

THE TANGENT / The World That We Drive Through

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THE TANGENTの2004年2nd。リズム隊はFLOWER KINGS組のスウェーデン人で、いい味出しているSax/FluはPORCUPINE TREEのアルバムでも客演したりしている英国人Theo Travis。#2の終盤、フルートに絡むヴォーカル・パートがNATIONAL HEALTHのアマンダ・パーソンズを彷彿させてニヤリなSam Baineなる女性も英国人か?大仰で派手なオープニング・チューンにHATFIELDのカヴァー、VDGGのDavid JacksonのフリーキーなSaxとプログレッシブな飛び道具満載だった1stと比べると地味な感じもしますが、その分落ち着きと奥行きが感じられてゆったりと楽しめますね。ジャジーな要素を加味したクールでアダルト・オリエンテッドなプログレって感じでしょうか。勿論アグレッシブな変拍子&変態アンサンブルも登場しますが、スゴ腕ミュージシャン揃いなのでサラっと余裕で演っちゃってます。アンサンブルの背景はデジタル機材が目立つ事無く担い、RoineのネバっこいギターやマイルドなTheoのSaxといったオーガニックな音色が表に立つ事で、サウンドが程よく馴染んでマイルドな大人の感触のトーンに仕上げている所がニクイです。 The World That We Drive Through

THE TANGENT / A Place In The Queue

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英国のプログレッシブ・ロック・バンドTHE TANGENTの2006年3rd。ロイネ・ストルト(G)が脱退し、アンディ・ティリソン(Key/Vo)とテオ・トラヴィス(Sax/Flu)による双頭バンドの様相を呈してきました。ロイネの苦味ばしった独特の歌声とネバリのギターが聴けないのは寂しいですが、その分アンディがやってくれてます。ムーディな導入部にダイナミックなリフレイン、突き抜けるシンセ・ソロ、ギターによる叙情的なメロディなど盛りだくさんの要素で起伏ある展開を見せる20分超の大作#1。軽く歪んだオルガンとフルートがリードする、キャッチーでマイルドなジャズ・ロックの#2。テオ・トラヴィスがボーカルを取った、ド変態アバンギャルド・ジャズ・ロックの#3。親しみやすくもクールなオルガンのリフレインがカンタベリー風だなぁと思っていたら、長いソロ・パートの終盤にHATFIELD AND THE NORTH風というか、HATFIELDのコーラス隊 ザ・ノーセッツ風な美しい女声コーラスも登場する#4。中盤ではKANSASのCarry on Wayward Sonのようなリフも飛び出します。ロックなオルガンのリフ、ジャジーなボーカル・パート、ロカビリーのようなサビと展開し、エキサイティングなシンセ・ソロ、ヨナス・レインゴールド(B)の超絶ベース・ソロ、クリスター・ジョンソン(G)のエモーショナルなソロをフィーチャーした#5。イントロのドラム・パターンと重厚なムードがUKのDanger Moneyを彷彿させる#7は、アダルトなムードのボーカル・パートや、シンセによるプログレ大会、渋い音使いのギター・ソロ等インスト・セクションによって紡がれた25分に及ぶ超大作。などなど、リスペクトと遊び心を織り込んだプログレ風隠し味でニヤリとさせつつ、70年代ディスコ・ミュージックを完璧に再現しながら、アンディのとぼけた味わいのボーカルとのミスマッチが楽しい#6で楽しませたりと、聴き手のツボをガンガン突いてくるサービス精神がうれしいですね。全編に漂う落ち着いた大人のムードも良い感じです。 A Place In The Queue

THIEVES' KITCHEN / The Water Road

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ANGLAGARDのThomas Johnson(Key)が加入したことで話題沸騰の英国のバンドTHIEVES' KITCHEN。この2008年4thからVoも女性にチェンジ、くすんだ感じの声質で妖しげなメロディを歌ってます。ギタリストはわりとテクニカル。スティーブ・ヴァイが好きみたいです。ギターの音質が無機質な感じがするので、もしかしたらLine 6のPOD XT Liveをレコーディングでも使用しているのかも。(オフィシャル・サイトの使用機材に載ってた)この手のモデリング機材って色んな音がシミュレートされてて便利なんだけど、弾く人の個性も消しちゃいがちなんですよね〜。 そんな事もあって、硬質なギターと幽玄なメロトロンという独特の組み合わせをベースに、変拍子と時にジャズ系不条理メロディがギターや女性Voによって紡がれる、という独自のクールなサウンドを展開してます。フルートとかイイ味出してるんで、ギターさえもうちょいオーガニックな感じならなぁ〜。 The Water Road

TNT / Tell No Tales

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ノルウェーのヘヴィ・メタル・バンドTNTの1987年3rd。アメリカ人シンガー トニー・ハーネル(Vo)の突き抜ける超ハイ・トーンがいきなり度肝を抜くオーソドックスなハード・ロック・チューン#1。スケールの大きなグルーヴ感を持つシャープなリフとキャッチーなサビが融合した北欧メタルでも珠玉の名曲#2。イントロのリフから歌メロに入る部分でマイナーなアルペジオによる冷ややかな感触にもって行きながら、明るく開放的なサビでハジける、という構成も見事に決まってます。メロディアスなハード・ポップで畳み掛ける#3。ハープシコードのクラシカルな旋律に促され、ロニー・ル・テクロ(G)によるQUEENのブライアン・メイのようなギター・オーケストレーションを聴かせつつコンパクトにまとめたインストゥルメンタル#4。ロニーの中音域のマイルドなトーンも楽しめるパワー・バラード#5。叙情を湛えたクラシック・ギターの独奏小品#6。アメリカンなポップさに欧州人らしい構築されたメロディアスなギター・ソロがアクセントの#7。ザクザクしたリフとバッキングにトニーの伸びやかな歌唱が乗る#9。アーミングを使用した個性的なギター・ソロとロニーの情感たっぷりの歌唱が印象的なバラード#9妖しいムードから大仰に盛り上がるインスト#10をイントロ的に配し、攻撃的なリフとロニーのスクリームでハイスピードに駆け抜けるメタル然とした#11。メロディアスでキャッチーな中に北欧らしい透明感と翳りを併せ持ったEUROPEの世界的大ブレイク後の典型的な北欧メタルをベースに、ロニーのテクニカルかつ変態的なギター・プレイとトニーの超絶ハイ・トーン・ボーカルの2枚看板で個性的なサウンドを創出しています。Tell No Tales

TNT / Intuition

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ノルウェーのヘヴィ・メタル・バンドTNTの1987年3rd。大仰でファンタジックなムードのイントロ#1に続く、ザクザクした単音リフのハード・ロック・チューン#2で早くもトニー・ハーネル(Vo)の超ハイトーンが炸裂。ロニー・ル・テクロ(G)のメロディアスかつ奇妙なフレージングのギター・ソロも豪快にキマってます。#3は叙情味溢れるキャッチーなメロディが映える北欧メタルの名曲。グリーグのペールギュント組曲 ソルヴェイクの歌を引用したギター・ソロが楽曲の世界観に見事にマッチした、壮大なスケールの美しいバラード#4。軽快なリフにシンセの程好いデコレイトが効いたキャッチーなタイトル・チューン#5。メタル然とした単音リフと突き抜けるハイトーンが融合した#6。キャッチーな中にも胸キュンな美メロが突き刺さる#7。ロニー・ル・テクロが歌う場末のバーとお伽噺のムードが同居した不思議な感触の楽しい小曲#8。シンセをセンス良く導入したハード・ポップ#9。1/4音階を演奏可能なクウォーター・ステップ・ギターを使用したと思しき壮絶なギター・ソロをフィーチャーした、クラシカルなプログレッシブ・ロック#10。白夜とはかくや、と思わせる凛と張り詰めた透明感の中、QUEENのコーラスとギター・オーケストレーションをこざっぱりとアップデートしたような独特のサウンドが楽しめる北欧メタルの超名盤です。 インテュイション

TNT / Realized Fantasies

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TNTの1992年5th。ドラマーが代わった(アメリカ人)。これでノルウェー2名、アメリカ2名体制に。だからではないだろうが中途半端なハードPOPで当時はがっかりしたもんだ。曲作りは巧みだし悪くは無いHRなんだが、グッとくるメロディが無いんです。ロニーは相変わらず色々やってるんでGだけ聴いてても飽きないんだけど。

Realized Fantasies

TREAT / Organized Crime

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スウェーデン産北欧メタル・バンドTREATの1989年4th。GがなかなかテクニカルでオーソドックスなHR。アメリカ市場を意識したかのような、けしからん面も見られるがkeyを上手くアレンジに溶け込ませたメロディアスなテイストは水準以上。メタル然としたGリフにキラキラしたシンセのオブリがハートを鷲づかみにする#5がカッコ良い。これでVoにどこかプラスアルファな個性があれば北欧メタルの歴史は変わっていただろう。 

Organized Crime

THERION / Lepaca Kliffoth

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スウェーデンのシンフォニック・メタル・バンドTHERIONの1994年4th。起伏ある曲展開、ストリングス他シンセの効果的な使用でドラマティックなメタルをやっている。が、曲のエンディングが結構アッサリしていたりVoに深みが欠けているのでイマイチ感が漂う。もっと練りが必要だな。

Lepaca Kliffoth

THEATRE OF TRAGEDY / Theatre of Tragedy

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ノルウェーのゴシック・メタル・バンドTHEATRE OF TRAGEDYの1995年1st。ミディアム・スロウ・テンポを中心とした暗鬱かつヘヴィなバッキングにデス声とリヴ嬢のエンジェリック・ヴォイスが対比をなしながら乗っかるゴシック王道サウンド。楽曲やアレンジの練りはまだまだながら、リヴ嬢の歌声だけは既に究極。後年と比較するとやや線が細いが、それがかえって儚さを倍増させる要因となっている。9分近い大作Dではリリカルなピアノと弦、そして独特な欧風フォークロア由来の切ないVoメロディのみで耽美な世界を構築。アルバムのハイライトとなっている。 Theatre of Tragedy

THEATRE OF TRAGEDY / Velvet Darkness They Fear

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THEATRE OF TRAGEDYの1996年2nd。アレンジ面が向上し醜と美の対比がより鮮明になった。Voメロディにも独特なフックが多数見られる反面、余り印象に残らない部分が少々感じられるのも事実。又、ドラマ性を伝えきるのに未だ長尺を要している所にさらなる成長の余地を感じる。といいつつも#5や#11では彼らならではの魅力的な個性を十二分に発揮。もう少しだ。

Velvet Darkness They Fear

THEATRE OF TRAGEDY / Aégis

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THEATRE OF TRAGEDYの1998年3rd。端正な美旋律、醜と美、ドラマ性といった自らの特徴をよりコンパクトに纏め上げることに成功。曲タイトルもギリシア・ローマ神話から引用した単語1語でシンプルにし曲のイメージをはっきりさせている。シンセのアレンジがさらに向上し全体を覆う冷ややかでしっとりとした音像もアルバムの完成度アップに多大に貢献、彼らの最高傑作となった。ゴシック・メタルのファンなら常備すべき1枚。男性Voが無理に歌わず淡々としたセリフ調のテイストで統一しており、その分リヴ嬢の歌うメロディとエンジェリック・ヴォイスが引き立てられている。#6,#7はこのジャンルでの古今東西最高楽曲。 Aegis

THEATRE OF TRAGEDY / Musique

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THEATRE OF TRAGEDYの2000年作。前作で美を極めた反動からか?突如エレクトロニックなサウンドに。曲タイトルも現代風というか何というか無機質なイメージだ。ベースとなるサウンドが全然違う方向に来てしまっっておりゴシック・メタルではもはや無く、ヘヴィなヨーロピアン・エロクトロニック・POPって感じ。一体この2年間に何があったんでしょうか?しかしながらリヴ嬢は今まで以上に普通に歌っており#4の「アン、アアン、ア、アンアン、アアン」なんて部分では新味の萌えを発散している。歌唱スタイルはむしろ後のLEAVE'S EYESにより近くなっているくらいなので、彼女のファンとしてはこれはこれでありだ。 Musique

THEATRE OF TRAGEDY / Closure

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2001年発表。初期のゴシカルな雰囲気にエレクトロニック風味が共存していておもしろい、過渡期にあるバンドの姿をさらけ出したライブ。#5はアノ原曲がこんなデジタルPOPになっちゃったりして。でも不思議とそれなりに聴けてしまう。名曲#4もスタジオ・バージョンとは違う雰囲気のイントロでコレもなかなか良い。リヴ嬢のVoはスタジオよりも”歌っている”感じ。ハイライトは#7だ。エンジェリック・ヴォイスで煽るリヴたん。。。。 Closure: Live

THEATRE OF TRAGEDY / Storm

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THEATRE OF TRAGEDYの2006年6th。前作「Assembly」でデジ・ロック?な方向性を進めるバンドと音楽性の相違により脱退したリヴ嬢に替わり、ネル嬢が新たな歌姫の座に。エンジェリック度はややリヴ嬢に劣るものの水準以上の実力の持ち主で、歌唱は完璧。こんな声好きです。曲調もデジ・ロックで鍛えたリズム面を強調しながら、メタル風味も復活。かつてのダークで耽美だが、ともすると一本調子だったゴシック・メタルから新境地を切り開いた感がある。そう考えると最近2作の寄り道も無駄ではなかった。曲調、メロディのバリエーションも豊富。#1以外にも強力な曲が欲しいがそれは今後に期待するか。次も買おーっと。Storm

THEATRE OF TRAGEDY / Forever is the World

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女性ボーカルを擁するゴシック・メタルのヴェテラン・バンドTHEATRE OF TRAGEDYの2009年7th。フォロワー達がゴージャス&シンフォニックなデコレーション路線で成功して行く中、元々壮麗なアレンジやドラマティックな場面転換といった即効性の高い派手な要素よりも、淡々と美に耽る中にキラリと光る必殺フックでリスナーのハートを掴んできた彼らの個性が復活してきた印象です。グロウル・ヴォイスと不穏なムードで引っ張り、サビでのネル・シグランド(Vo)の美声で一気に突き抜けるゴシック定番チューン#1で軽くジャブ。凡百のバンドが安直にシンセ・ストリングスでやりそうなリフもギターで奏でる事でピアノのオブリガードを活かした#2。ギター、ピアノ、ストリングスを場面に応じて使い分けた#3、くぐもったピアノがリードしグロウル・ヴォイスの無い#4、等のメランコリック・チューンではネル嬢の歌唱が抜群に映えています。クリーン・ギターとパーカッシブなドラムに乗るパワー・バラード風な#5でも囁くような部分とサビでの声色の使い分けが見事。ノーマル男声ボーカルの序盤と対比させたサビでのネル嬢の歌唱が激萌えな#6。低音域でも存在感ある美声があることを証明する#7。適度に重厚なストリングスにマイルドな歌唱がたゆたう耽美なゴシック・バラード#8。サビのアレンジがキャッチーな彼らの王道ゴシック#9。ピアノのバックとネル嬢によるオーバーダブされたコーラスが美しく印象に残るラストの#10。これが加入後2作目となるネル嬢は、前任のリヴ・クリスティンのようなこの世の物とは思えないエンジェリック・ヴォイスこそ無いが、様々な曲調をこなす音域の広さと可憐なキャラクターの声質で確実にバンドを進化させています。バンドもネル嬢の個性を巧く引き出してますし。特にラスト3曲はかなりの充実度です。Forever is the World

THE 3RD AND THE MOTAL / Tears Laid in Earth

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ノルウェー産女声ゴシック・メタルの元祖THE 3RD AND THE MOTALの1994年1st。といいながらメタル度は低いです。メロディはそれほどキャッチーじゃないが、とにかくダーク・スロウ・清廉Voの3拍子揃うと奇跡が起こるという事を世界で最初に発見したバンド。この暗鬱で不思議なトリップ感はまぎれもなくヨーロッパのバンドならではのモノだ。分裂症的曲構成がプレグレ方面からも評価されてたりした。クリーンなエレキGによるアルペジオやフロントPUを使用したロングトーン中心のソロなど、後世のバンドにも多大な影響を与えている。 Tears Laid in Earth

THE 3RD AND THE MOTAL / Nightswan

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THE 3RD AND THE MOTALの1995年4曲入りEP。Voが交代したが芸風は清廉ソプラノなので問題無い。アヴァンギャルドな#1が度肝を抜く。割と普通っぽい#2でもGソロのメロディなんて破綻寸前のギリギリのところでダークな不条理感を演出してるし。#3は暗黒面の環境音楽か?これはもう誰もマネできない独自路線だ。大ブレイクは絶対ありえない音楽だが、ハマった人は一生中毒になるだろう。

Nightswan

THIN LIZZY / Jailbreak

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アイルランドのワルなHRバンドTHIN LIZZYの1976年6th。メンバー全員のキャラが強烈でビジュアルなつかみもOKだ。ハードなエッジとキャッチーなメロディが同居する独特の世界におなじみツイン・リード・ギターの美しいハーモニーが花を添える完全にオリジナルなスタイルを持っている。#6,#8は彼らの代表曲として有名。後世のバンド達がライブでよくカヴァーしている。

脱獄

THIN LIZZY / Black Rose a Rock Legend

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ツイン・ギターの片割れにゲイリー”クレイジー”ムーアが正式加入したTHIN LIZZYの1979年作。クレイジーに暴れまくってます。しかしそれだけじゃない所がこのアルバムを名盤たらしめた理由。アイリッシュやアメリカンな民謡を織り交ぜつつ各メンバーのルーツを誇らしげに叙事詩的楽曲として昇華したタイトル曲をはじめ、ゲイリーのメロウ・サイドを表した#5などバラエティに富んだ名曲揃い。勿論看板のメロディアスなツイン・リードも、当時のギター・キッズが2人いれば必ずコピーした#4やオープニングの#1、泣きの#8などてんこ盛り。意外とスコット・ゴーハムが弾いたソロが印象に残ってたりするなー(#4や#6の前半など)。ジャケも良い。 ブラック・ローズ

THIN LIZZY / Chinatown

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アイルランドのハード・ロック・バンドTHIN LIZZYの1980年10th。前作Black Roseリリース後のツアー中に失踪したゲイリー・ムーアに代わり、ピーター・グリーンなどのセッション・ギタリストをしていたスノーウィー・ホワイト(G)が加入。スノーウィーはバンド全員で書いた#2,#4や#6でソング・ライティングに貢献するだけでなく、#6をはじめとしてゲイリーのクレイジーなプレイや相棒スコット・ゴーハム(G)の独特の引っかかりのあるフレージングとも違う、スムーズでメロディアスなプレイを聴かせてくれます。バンドの看板であるツイン・リード・ギターによる美しいハーモニーをイントロ、ギター・ソロ終盤、ボーカル・パートの伴奏、とそこかしこに配した哀愁のハード・ロック・ナンバー#1。シャッフルに乗ったクールな単音リフがリードするタイトル・トラック#2。イントロでのブライアン・ダウニー(Dr)のタム回しが冴える#3は、ツイン・リード、フィル・ライノット(B/Vo)のお経ボーカル、メロディアスなサビ、というTHIN LIZZYの典型的ロックン・ロール。軽快なシンコーペーションのリフと、鋭く切れ込んでくるギターのハーモナイズ・オブリガードが印象的な#4。スリリングなリフから一転してシンプルなバッキングにフィルのマシンガン・ボーカルが乗る、これも典型的パターンのシングル曲#5。スノーウィーとフィルの共作によるキャッチーなナンバー#6。ストレートなハード・ロック#7。フィルの語りかけるような優しい歌唱と美しいギター・ハーモニーをフィーチュアしたバラード#8。ギター・ソロでスコットが激しいラン奏法を聴かせる#9。強烈な個性を持ったギタリストが不在だったり、バンドが解散に向かう時期の作品ということで地味で小ぢんまりとした印象もありますが、ツイン・リードやちょっとワルな感じといったTHIN LIZZYらしさは健在。何よりもバンドの一体感が感じられるところが好感触なアルバム。Chinatown

THIN LIZZY / Renegade

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アイルランドの至宝THIN LIZZYの1981年11th。フィル・ライノット(B/Vo)、スコット・ゴーハム(G)、これが参加2作目となるスノーウィ・ホワイト(G)、ブライアン・ダウニー(Dr)の正式メンバー4人に鍵盤奏者のダーレン・ウォートンを加えて制作されました。当時注目されたキーボード導入ですが、シンセが目立つ#1もTHIN LIZZYにしては新機軸なヘヴィ・メタリックな部分の方が際立ち、それほど気にならないですね。又、代名詞である美しいツイン・リード・ギターのハーモニーは減ってはいますが、もうひとつの大事な要素である哀愁は#2や#5のサビを始め全編に漂ってます。しかし、名盤Black Roseと最終作の意気込みが強烈なThunder and Lightningに挟まれた影の薄い時期の作品とあって、全体的に地味な印象になってしまっているかも。後半のマイルド路線に迷いも感じられますし、スコットの相棒がブルーズ畑出身のスノーウィというのも、ギター・ヒーロー然としたゲイリー・ムーアやジョン・サイクスと比較するとインパクト的には分が悪いですしね。でも、マンガチックな従来のテイストとは一線を画したジャケット・アートに通ずる序盤#1,#2,#3のシリアスなムードを中心に、何か好きなんですよね。このアルバム。 反逆者

THIN LIZZY / Thunder and Lightning

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アイルランドのハード・ロック・バンドTHIN LIZZYの1983年12thにしてラスト・アルバム。前作RENEGADEを最後に脱退したスノーウィー・ホワイトに代わり、元TYGERS OF PAN TANGのジョン・サイクス(G)を起用。既にバンドの解散がアナウンスされており、かなりの注目度の中でのリリースとなりました。大抜擢されたジョンはフィルの寵愛もあってか、あくまでもTHIN LIZZYというバンドのフォーマットを尊重しつつも伸び伸びと大活躍。ソング・ライティングでは#5のみながらプレイとサウンドで大きく貢献し、NWOBHMブームにあやかったバンドのヘヴィ・メタル路線を支えています。ザクザクした単音リフと攻撃的なバッキングにフィル・ライノット(B/Vo)のマシンガン・ボーカルが乗るメタリックなオープニング・チューン#1。ソロではオーソドックスなスコット・ゴーハム(G)、ダーレン・ワートン(Key)のシンセ・ソロ、早弾きやピッキング・ハーモニクスを多用した鮮烈なジョンのソロをフィーチュア。新たな血を導入したTHIN LIZZYの名詞代わりの会心の一撃となりました。前ノリで#1の勢いを引き継ぐ哀愁のサビを持つ#2。スコット=右CH、ジョン=左CHとパンニングされたギター・ソロでは、フレージングやトーンにそれぞれの個性が滲み出たギター・バトルが楽しめます。ブライアン・ダウニー(Dr)のリム・ショットが淡々と刻むリズムに、クリーンなギターとシンセがムーディなバッキングを加える叙情ナンバー#3。ロングトーンを活かした官能的なギター・ソロはジョンでしょうか。あのTYGERS OF PAN TANGのジョンが随分大人なプレイをするもんだ、と当時は感心したものです。ツイン・リードでの小刻みなハーモニーと緩急を使い分けたドラマティックなジョンのギター・ソロが印象的な、カッコ良いハード・ロック#4。ジョンとフィルが共作したHM/HRの定番、5度重音リフがリードする#5。バッキング時のアグレッシブなグリッサンドやソロでのライト・ハンド奏法など、自分の曲ということもありジョンが好き放題やっちゃってます。典型的なTHIN LIZZYパターンの楽曲に、おそらくダーレン・ワートンの持ち込んだものと思われる洒落たコード進行や変拍子がプラスされ、コンテンポラリーに仕上がったハード・ロック#6。ジョンのスムーズなフレージングもハマってます。アイディアの引き出しが豊富なジョンのギター・ソロをフィーチュアした、THIN LIZZYらしさが色濃く残る哀愁のシャッフル・ナンバー#7。スコットのメロディアスなギター・ソロをフィーチュアした、スコットとフィルの共作によるキャッチーな#8。途中からハモるツイン・リードがゾクゾクするハード・ロック#9。従来のTHIN LIZZYらしさにジョン・サイクスやダーレン・ワートンといった若い才能のもたらした新機軸が加わり、このメンツでしか成し得ない上質なハード・ロックが展開されています。ラスト・アルバムという付加価値を差し引いても、このアルバムが高品質な事に疑いは無く、THIN LIZZYが、というかフィルが最後の意地を見せつけた感じがしますね。 Thunder and Lightning

THIN LIZZY / Life Live

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THIN LIZZYの1983年ファイナル・ツアー時のライブ。終盤では歴代ギタリストが次々に登場しスタジオ盤レコーディング時のラインナップで演奏。最後の「The Rocker」ではエリック・ベル、スコット・ゴーハム、ブライアン・ロバートソン、ゲイリー・ムーア、ジョン・サイクスと5名のギタリストがステージに勢揃い。PA担当者は頭を抱えたであろうがファンにはうれしいサプライズだったようだ。各ギタリストが順にコールされると共に音が重ねられ、オーディエンスの熱狂も最高潮。音もワケわかんなくなっている熱いライブ盤だ。 Life Live

TYGERS OF PAN TANG / Spellbound

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TYGERS OF PAN TANGの1981年2nd。Voのジョン・デヴァリル、Gのジョン・サイクスが加入しサウンド、ルックス共に2階級特進。NWOBHMの単なるB級バンドから突如脱却。いやー強烈でしたよ#1。学園祭でも勿論やったよ。雰囲気だけコピーしてな・・・だって弾けないもん。サイクスみたいに。そんな#1や#2、叙情的な#10がおすすめ。#10のソロはマイケル・シェンカーっぽいメロディアスなスケール弾きが泣かせる。あ、でもコレってゲイリーのフレーズだな。勿論コピーしたさ・・・・まだレスポール・カスタム持ってなかったけどな。グレコのストラトのフロント・ピックアップで。スペルバウンド

TYGERS OF PAN TANG / Crazy Nights

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TYGERS OF PAN TANGの1982年3rd。前作の勢いに任せて作った感じ。質は大幅に落ちている。唯一#4のみがレベルを保っているか。サイクスはランディの後釜としてオジーのオーディションを受けるも失敗。何とTHIN LIZZYへ・・・(3マス戻る)

クレイジー・ナイト

TYGERS OF PAN TANG / The Cage

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TYGERS OF PAN TANGの1983年4th。サイクスの後任はあのNYのニュー・ウェイブ・バンドPENETRATIONのフレッド・パーサー!って誰も知らんっちゅうねん。でもこれがなかなか良いんです。POPになったってことで当時は賛否両論っていうかサイクスが去って注目度一気に下がったけど。#4なんてカッコ良いハードPOPだし。新機軸POPな#5もいいし。哀愁のサビがイカす#10もナイスだ。ラストの#11ではフレッドのピアノとドラマティックなGソロがGOOD。これは名曲です。ザ・サーチャーズのヒット曲のカヴァー(っつっても知らんけど)#8ではサイクスのプレイも聴けます。プロデュースは何とピーター・コリンズ(マインドクライムの人ですよ!)。Cage

TRIUMPH / Allied Forces

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カナダの3人組ハード・ロック・バンドTRIUMPHの1981年5th。時代を背景にした邦題が何と「メタル同盟」。しかし実際の音楽性はプログレ風味のアメリカン・ハード・ロック。(カナダですけどね・・・)典型的なブルーズ・ベースのハード・ロックでいながら爽快な仕上がりの#1。クリーン・ギターのアルペジオとシンセによるイントロからダイナミックに展開するハード・ポップな#2。サビにおけるオルガンのグリッサンドがカッコ良いです。#4のイントロ的なサイレン音から爆弾投下の爆発音で終わるSEの#3。そしてギル・ムーア(Dr/Vo)のロックなドラムと共にリフがフェイド・インしてきて王道ハード・ロックの#4に繋がります。一転して#5はドラミングをフィーチャーしたオーソドックスなロックンロール。柔らかい音色のシンセがメロウなメロディを奏でるメランコリックなナンバー#6。繊細なアコギとパッド系シンセのバッキングがメロウなムードの序盤からアップテンポなハード・ロックに展開するドラマティックな#7。リック・エメット(G/Vo)によるクラシック・ギターの独奏#7は、正式にレッスンを受けたと思しき確かなテクニックで情感豊かにクラシカルな響きを聴かせます。#9はキャッチーなサビを持つPOPなナンバー。全編に渡って、ナチュラル・ディストーションのふくよかな歪みとビッグなドラムがもたらすハードなエッジが、マイク・レヴァイン(B/Key)のキーボードによる味付けを加えて独自のメロディアス・ハード・ロックを完成させています。 Allied Forces

TRIUMPH / In Concert

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TRIUMPH 1981年オハイオでのライブ。1995年に突如リリースされた。トリオ編成ならではのタイトでドライヴ感抜群の演奏が楽しめます。

King Biscuit Flower Hour (In Concert)

TYKETTO / Don't Come Easy

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アメリカのHRバンドTYKETTOの1991年1st。ダニー・ヴォーンの男らしいVoとアメリカンらしく大きなグルーヴのビッグなサウンドが特徴。デビューがもう少し早ければ大ブレイクしていたかも?だって暗黒のグランジ時代でこのサウンドは全く時代に逆行だからな。#1は超名曲。

Don't Come Easy

TONY MACALPINE / Edge of Insanity

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超絶ギタリスト発掘オヤジとして有名なマイク・ヴァーニーが世に送り出したイングヴェイ系ネオクラシカル・ハイテク・ギタリスト1986年1st。速い・上手い・熱いの3要素が高次元で融合。どこを切ってもメロディアスでハイテクなギターが溢れてます。Drはスティーブ・スミス(元JOURNEY)Bはビリー・シーンです。

Edge of Insanity

TONY MACALPINE / Maximum Security

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1987年2nd。私が始めて買ったCDなのです。京都で暮らしていた頃、ふと立ち寄った貸しレコード屋の店内でかかってたのがコレだった。イングヴェイっぽいけど、もしかしてそれ以上のバカテクか!?と驚愕し店員に今かかってんの何?と尋ねたらコレでした。速攻でGET(っつうか借りたんですけど)しその後すぐ購入しました。全編ネオクラ・インストの嵐!ジョージ・リンチやジェフ・ワトソンというハイテク野郎もゲスト出演でギタリストなら聴くしか無いでしょ。いやマジでインギーより上ですワ、ことテクニカルっていう部分では。お約束のピアノも上手いし。人生楽しいだろうなー、こんなに上手く何でも弾けると。 Maximum Security

TOTO / Toto

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アメリカ西海岸のスタジオ・ミュージシャンが結成したHRバンドTOTOの1978年1st。Keyがピアノ中心のデビッド・ペイチとシンセ中心?のスティーブ・ポーカロの2名体制。後に「TOTOホルン」などと呼ばれることになる独特の音色でも有名。いやーカッコエエ。ライブではエフェクトかけまくりでモコモコの音なスティーブ・ルカサーもスタジオ盤では最高のサウンドだ。基本HRなんだけど、確かな経験とテクに基づく計算されつくしたアレンジと変拍子(なのか?)やジャジーな雰囲気をもさりげなく溶け込ませるセンスが大人な感じがしたなぁ当時。だって子供だったもんオレ。ピアノを習ってる女の子達に人気があったなぁ。#1,#2,#6,#9,#10はハードロック・ファン必聴。 宇宙の騎士

TOTO / Hydra

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TOTOの1979年2nd。1stもそうだけどこの2ndもアメリカらしくないウェットな感じが好きなんです。ま、あくまでも個人的意見ですけど。ドラマティックな#1から軽快でいて実はシビれる程カッコ良い#2への流れとか最高。大人になってから聴くとより一層味わい深くなる#3や、王道HRの#5や#7も勿論必聴アイテム。いやホンマ初期のTOTOは最高だ。生涯お付き合い可能な普遍的なエバーグリーン感もあります。

ハイドラ

TOTO / Turn Back

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TOTOの1981年3rd。ちょっとブランクがあったからなのか、サウンドがアメリカンな感じになってしまった。#5では世を席巻したフロイド・ローズならではのフレーズも聴ける。今じゃ当たり前ですけどね。中間部がカッコ良いけどなー、全体としてはアメリカンなんだよな。#3,#4,#6と所謂AOR的曲が増えてきた。そんな中一番好きなのは#2です。

ターン・バック

TOTO / W

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世界中で大ヒットしたTOTOの1982年4th。もうここまで来ると完全にAOR。大ヒット#1のオシャレなスウィング感なんてHRじゃないでしょ、もはや。#10も大ヒット。わずかに#7にのみオレが好きだったTOTOのアノ匂いが残っているな。

TOTO IV 聖なる剣

TERU'S SYMPHONIA / Fable on the Sven Pillows

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1991年作。元Scheherazade、NOVELAの平山照継のプログレ・バンド。オリジナルのファンタジックなストーリーに基づいたコンセプト・アルバム。王様が毎夜話をさせる、という設定からして千一夜物語のパクリじゃないか。オチもイマイチだ。歌詞がストレート過ぎてつまらない。もっと比喩表現使った方が良いと思う。アレンジや曲の構成はいいのに。

7つの夜の物語

TERU'S SYMPHONIA / Egg the Universe

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1994年作。MAGDALENAでは無理やり高音をファルセットで歌っていたのがウソのような自然で優しい徳久の歌声が楽しめます。ちょっと恥ずかしいけど#3が好きだ。VoメロディをなぞったGソロや印象的なベースライン、クリーンなGのアルペジオ、シンセのアレンジなど全てが完璧なプログレッシブPOPだ。プログレ然とした大仰なイントロと軽快なヴァースの#4も最高。全編に漂うどこかダークな雰囲気も良い。

テルズ・シンフォニア/エッグ・ザ・ユニヴァース





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