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REVIEW Q

QUIDAM / Quidam

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女性ボーカルをフィーチャーしたポーランドのシンフォ・バンドQUIDAMの1996年1st。メジャー・セブンスを多用し、メロディアスでロマンティックなシンフォをやってます。コケティッシュで透明感溢れる声質のEmila Derkowska(Vo)嬢が歌うポーランド語の独特な響きが辺境らしいエキゾチックさを醸し出す一方で、バックのサウンドはあくまでも雄大で気品に満ちており、そのギャップというか絶妙なバランス感覚が素敵です。ビッシリと、それでいて優雅に敷き詰められたストリングス系シンセと、フルートやチェロなど生楽器のブレンドによるアンサンブルも見事。シンフォニックな音のシャワーに溶け込んだ美声にウットリします。

QUIDAM

QUATERMASS / Quatermass

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DEEP PURPLEを脱退したリッチー・ブラックモアがRAINBOWのデビュー・アルバムで#2をカヴァーした事でおなじみ、オルガンを中心にした英国の3ピース・バンドQUATERMASSの1970年唯一作。クリーンからヘヴィなディストーションまで変幻自在のハモンドが縦横無尽に暴れまくるジャズ・ロック風味のハード・ロックを展開。例えば、有名なBlack Sheep of the Familyはブルドーザーのようなオルガンがグイグイ引っ張る、RAINBOWバージョンよりも数段ヘヴィなハード・ロックだったりする。10分超の#8ではストリングスもまじえたプログレッシヴでスリリングな展開も見せる。何でもありだった時代の濃密な空気が味わえる1枚です。 QUATERMASS

QUICKSAND / Home is Where I Belong

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英国のプログレッシブ・フォーク・ロック・バンドQUICKSANDの唯一作。ピアノとどっしりしたリズムに乗っておおらかなサビに移行するキャッチーなロック#1。細かくロールするドラムをバックに、オルガンとギターがスリリングにユニゾンでメロディを展開するインスト志向の#2。牧歌的なムードを漂わせたフォーク・ロック#3。アコギのカッティングがリードしつつも、オルガンとギターのハーモニーによるメイン・メロディやシンセのカウンターメロディが印象的なプログレ風フォーク#4。回転スピーカーのノイズから始まり、モジュレーションのかかったボーカルとメロトロンでミステリアスに展開する#5。前曲の混沌から打って変わって、英国的翳りのあるポップさを持ったメロディアスな#6。再び彼らのトレードマークのオルガンとギターのハーモニーが聴ける#7。ハーモニーを活かしたボーカル・パートとセンチメンタルなサビの歌モノ#8。シンセのリフレインが唸る哀愁のインストゥルメンタル#9。イントロのくぐもったアコギのコード・ワークから既に泣ける、これまた哀愁たっぷりなエンディング・ナンバー#10。ギター、ベース、キーボード、ドラムの4人組で、全員が歌えるのを活かしたコーラス・ワークがキャッチーな楽曲に彩を添えています。カラフルでエモーショナルなバリエーションに富んだ曲調に、ムサいジャケから連想される野暮ったさも加えて独特の味わいに仕上がったなかなかの逸品です。Home is Where I Belong

QUELLA VECCHIA LOCANDA / Il Tempo Della Gioia

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イタリアのプログレッシブ・ロック・バンドQUELLA VECCHIA LOCANDAの2ndアルバムIl Tempo Della Gioia。マッシモ・ロセリ(Key)のピアノとレイモンド・マリア・コッコ(G/Fl)のアコギが織り成す端整なムードに切れ込んでくるクラウディオ・フィリーチェ(Vln)のヴァイオリンで幕を開け、叙情的なパートの繊細さとボーカルが歌い上げるサビに続くクラシカルなストリングス・パートでの力強さとの対比がドラマティックな#1。フルートとヴァイオリンに典雅なハープシコード、さらにクワイヤが加わり、マイナーなメロディでクラシカルに盛り上がるインストゥルメンタル#2。イタリアらしい叙情メロディの序盤からクールなジャズ・ロック・パートを経て、シンセ、ヴァイオリン、フルート、ギターがそれぞれの見せ場を用意しながらスリリングなアンサンブルを聴かせる器楽パートに至るプログレッシブ・チューン#3。ベースがなかなかのグルーヴで底辺を支えています。メロディ、バッキング、ソロと、ヴァイオリンが前面に出たクラシカルな序盤から、ブルージーなバッキングに乗ったクラリネットやピアノのソロ・パートを経て、叙情と熱情が交錯するボーカル・パートに発展する9分超の組曲的な大作#4。異教の混声クワイヤのような妖しいムードのイントロ、枯れたアコギのアルペジオとフルートがもたらす何とも言えない寂寥感、不安感を煽るミステリアスなメロディのボーカル・パート等で構成されたプログレッシブ・ジャズ・ロック#5。クラシカルな端整さと破天荒なジャズ・ロック的アンサンブル、静寂の中の叙情とラテンの血が騒ぐ情熱パート。全編一貫したトーンで様々な表情を見せる、確かなテクニックに裏打ちされた抜群のアンサンブルが素晴らしいです。歓喜の時

QUEENSRŸCHE / Operation:mindcrime

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アメリカのHMバンドQUEENSRŸCHEの1988年3rd。歌唱、練りこまれたアレンジ、堅実なテクニックのインスト陣と全てがパーフェクトなコンセプト・アルバム。

オペレーション:マインドクライム





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