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REVIEW N

NATIONAL HEALTH / National Health

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カンタベリー・ミュージックの重要バンドNATIONAL HEALTHの1978年作。音は幾分構築度合いの強いジャズ寄りで、一聴すると敷居が高そうだがところがどっこい、天才デイヴ・スチュワートの存在がそんな不安を吹き飛ばす大活躍。デイヴの凄いのはオルガンやエレピ等、常に何か弾いていながらも、それが出過ぎず引き過ぎず程よいバランスと抜群の音色選択でアレンジを構築している所。キッチリ構成されたアレンジの上をデイヴのカラフルなオルガン、フィル・ミラーのオーガニックなギター、アラン・ゴウエンのムーグシンセがクールなバトルを繰り広げます。後に白血病で亡くなるアラン・ゴウエンも楽器としての表現力ではオルガンやギターに一歩譲るムーグを主戦に使用しながらも、そのハンディを物ともしないフレージングの妙で2人のソリストに対抗。HATFIELDのコーラス3人娘”ノーセッツ”の一人、アマンダ・パーソンズの可憐なスキャットもオシャレでクールでたまりません。 National Health

NATIONAL HEALTH / Of Queues and Cures

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NATIONAL HEALTHの1978年2nd。ニール・マーレイがブルーズ・ロックバンドWHITESNAKEに加入するため脱退し後任にHENRY COWのジョン・グリーヴス(B)が参加。元HATFIELDのデイヴ・スチュワート(Key)、フィル・ミラー(G)、ピップ・パイル(Dr)+新加入のグリーヴスといったメインの4人に管弦楽器をゲストに迎えた編成。緻密なアレンジの大所帯ジャズ・ロック路線はそのままに、ドライヴ感や高揚感を増したプログレ的な展開も相まってカッコ良い傑作に仕上がってます。HATFIELDの系譜であるオシャレでキャッチーな要素も受け継ぎつつ、ダークなテイストも加味。#5でのグリーヴスによるヘタウマ(っていうかはっきり言ってヘボ!)ヴォーカルはちょっとどうかと思いますが・・・グルーヴィーでシンプルなリフをバックにデイヴがワウやファズ等のエフェクトを絡めてエキサイティングにオルガンソロを弾きまくる#4、緊張感あるイントロから怒涛のプログレッシブ・ジャズ・ロック ワールドに展開する#7が個人的にはツボですね。 Of Queues and Cures

NATIONAL HEALTH / Missing Pieces

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NATIONAL HEALTHの1stアルバム以前の音源をまとめた1996年リリースのコンピレーション。デイヴ・スチュワート/アラン・ガウエン(Key)、フィル・ミラー/スティーヴ・ヒレッジ(G)、モント・キャンベル/ニール・マーレー(B)、ピップ・パイル/ビル・ブラッフォード(Dr)というカンタベリー・ミュージックの錚々たるメンツによる1975〜1976年にかけてのセッション。様々なメンバーが出入りしながらも、構築美と変態とユーモアが同居する#5をはじめとして、あくまでもきちんとしたアレンジありきな部分に、後のレギュラー・アルバムで聴かれるNATIONAL HEALTHらしさが既に感じられます。個人的なハイライトは、やはりアマンダ・パーソンズ(Vo)の美声が堪能できる#3。何故アルバムから漏れたのか理解不能な美しいメロディの名曲です。フィル・ミラー(G)の独特の甘いトーンがアマンダのヴォーカルに絡みつく所なんて堪らないですね。繊細なエレピとまろやかなシンセのオブリガードも、この曲の美しい世界観の構築に欠かせないパートです。アレンジはスチュワートでしょうか、さすがです。Missing Pieces

NIRVANA / All of Us

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英国のサイケ・ポップ・バンドNIRVANAの1969年2nd。ブラス・セクションとストリングス・セクションが、甘いボーカル・ラインをタイトル通り色鮮やかにゴージャスに彩る#1。チェンバロとチェロの端整なバックにティンパニのロールが仰々しさをアクセントで加えた#2。美しいコーラス、くすんだオルガンとストリングス、チェンバロが気品を加えた#3。女性コーラスとストリングス、ハープの幽玄な響きが印象的な#4。ストリングスをアクセントにピアノとパーショションでリズミックに盛り上がるフォーク#5。リコーダーの素朴な音色のメイン・メロディを中心とした、チェンバロ、アコギ、マンドリン、ストリングス等、アコースティック楽器によるメランコリックなインストゥルメンタル小品#6。弾むリズムのボーカル・パートが楽しい#7。妖しいイントロとキャッチーなボーカル・パートが対比した#8。テナー・サックスと女性コーラスがフックとなったロックン・ロール#9。ジャジーでアダルトなムードのワルツにメロトロンやチェンバロの厳かな演出が効いた#10。テープ操作でボーカルのピッチを上げたコミカルな#11。ランニング・ベースをバックにホンキートンク・ピアノを中心とした演奏が乗った、少々気怠い感じのロックン・ロール#12。実態はパトリック・キャンベル=リオンズとアレックス・スパイロポロウスのプロジェクトながら、多彩なアレンジと多彩な楽器でカラフルで夢見心地の楽しいサイケ・ポップ・ワールドが展開されています。ナポレオンが敵兵の死体を並べた通りを行進するPierre Fritel作の絵画をモチーフにしたモノクロでグロテスクなジャケット・アートが衝撃的ですが、音楽はジャケのイメージとは全く正反対の極彩色というこの落差。これも英国的センス・オブ・ユーモアなんでしょうか。All of Us

NIRVANA / To Markos III

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英国サイケデリアNIRVANAの1969年3rd。パトリック・キャンベル=リオンズとアレックス・スパイロポロウスという実質2人のプロジェクトながら、ゲストの管弦楽を品良く取り入れたサイケ・ポップを構築。甘い歌メロ、優雅なオケによるオブリガード、女性ヴォーカル、等々全てが計算しつくされ、時に映画のワンシーンのようなドラマ性をも帯びた立体感を持って迫ってきます。ストリングスを中心にハープシコード、ブラスセクション、フルート、ハープと曲調や場面に応じてあしらわれた楽器の選択センスが抜群で、時代を超越したアレンジは今もなお魅力たっぷりです。神秘的なハープのアルペジオから始まり、ジャジーでオシャレなムードを醸し出すピアノとウッドベースによるシンプルな伴奏に乗って女性ヴォーカルのアンニュイな歌唱が冴える#9が最高。To Markos III

NIRVANA / Local Anaesthetic

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キーフによる美しくも不気味なジャケットが有名なNIRVANAの1971年4thはヴァーティゴから。アレックス・スパイロポロウスと袂を分かち、パトリック・キャンベル=リオンズの個人プロジェクトとなった本作はアナログ各面1曲という構成。しかし実際は数曲が隙間無く繋がった組曲風でもあります。#1は前作までのカラフル・サイケ路線とは異質な、ギター中心のブルージーとも言えるロックなテイスト。長尺のインプロビゼーションや会話を挿入するなどヒット狙いとは真逆のアーティスティックな狙いも垣間見られます。#2は従来のような甘いメロディも若干顔を覗かせますが、オーケストレーションは控えめとなってます。パトリックは同時期ヴァーティゴとプロデューサー契約もしていたようで、一歩下がって実験的な試みをしたかったんでしょうか。KING CRIMSON のメル・コリンズがSAXで参加。Local Anaesthetic(局部麻酔)

NENA / Nena

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1983年、まだ東西2つあった頃のドイツからデビューのPOPバンドNENAの1st。核戦争を扱ったTV映画「ザ・デイ・アフター」で使用された「99 LUFTBALLONS」が番組放映後瞬く間に大ヒット。全米No.1に。政治的な内容をうまくファンタジックに料理。ドイツ語なので歌詞は分からんが・・・。他の曲もネーナ独特の決して上手くはないがキュートな歌唱、ロックなドラムス、アナログ・シンセが心地よいキーボードといった演奏でメロディアスかつキャッチーに仕上がっており大好きです。ドイツ語の独特のニュアンスが変に耳に引っかかって新鮮だったりする。 Nena

NENA / ?(Fragezeichen)

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NENAの1984年2nd。前作同様な作風。POPな#5、超胸キュンメロディーに青春の想い出がフラッシュバックする#7,#8、シンセが煌びやかな#9あたりに成長が見られる。京都から大阪の彼女に会いに行くとき良く聴いていたなぁ。

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NENA / Feuer und Flamme

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NENAの1985年3rd。路線に変更は無いがネタ切れなのか楽曲の質がちょい低下しているかな?それでもラストの7分超の大作#10がそれらを数倍返しでさらにおつりガッポリな力作!ドラマティックでメロディアスでカッコ良いHRナンバー!ジャケとこの曲の存在だけで当時アナログ盤買ったオレは大満足だった。ビデオクリップが又良かった。

Feuer Und Flamme

NENA / Eisbrecher

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NENAの1986年4th。ZEPのロックン・ロールに捧げた?#1や静かな感じから爆発する#3にネーナの魅力である気だるい感じでありながら元気もある不思議なVo、ナイスなシンセ、そして必殺のサビという彼らの一番おいしい部分がまだまだ健在。全体的にはおとなし目の曲が多い。

Eisbrecher

NENA / Die Band

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1992年に発売されたベスト。それまでアナログの12インチ・シングルでしか聴けなかった名曲にしてライブの定番曲「Ganz Oben」1曲のためだけに買った。

ロックバルーンの軌跡

NENA / Wunder Gescheh'n

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1989年のソロ。どんな曲であろうがネーナの声が乗ると、独特の世界になってしまう強烈な個性。でも元々Voで聴かせるタイプじゃないだけにちょい厳しいかも。やはりウヴェのシンセ、カルロのギター、ユルゲンのベース、ロルフのロックなドラムがあってこそ初めてネーナのVoが輝いていたんだなぁ。

Wunder Gescheh'n

NOVELA / Novela

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日本のプログレ・ハード・ロック・バンドNOVELAの1980年デビュー作。この当時のアナログ・シンセって結構高価だったはずなんだがどこから調達したんでしょうか?それも驚きだが、HRが基本とはいえ時に耽美なピアノやプログレ然としたシンセの使用法、効果的に登場する変拍子などを歌謡ロック調のVo共々渾然一体となって叩きつけるこの音楽性は真にオリジナルだ。だって真似しようにもどこにも手本がなかったはずだから。スゲェ。

魅惑劇

NEAL SCHON & JAN HAMMER / Untold Passion

NEAL SCHON &am????????????≫p; JAN HAMMER / Untold Passion AMAZONで詳細をチェック

JOURNEYのギタリスト、ニール・ショーンとギターっぽいフレーズを弾かせたらシンセ界No.1のベンダーおじさんヤン・ハマーのプロジェクト1981年作。#1からいきなり2人のバトルが火花を散らせる。POPでカッコ良い#2、まさにヤン・ハマーって感じのインスト#5、ドラマティックかつプログレッシブな#9が好きです。おじさん、相手がジェフ・ベックじゃないからか遠慮無しに結構暴れまくってます。ニールの弾きすぎはいつも通りです。

閃光

NIGHT RANGER / Dawn Patrol

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アメリカンHRバンドNIGHT RANGERの1982年デビュー作。シブがき隊にも影響を与えた#1や2本のギターの高速ハーモニーがカッコ良い#5でブラッド・ギルス(主にアーミング担当)、ジェフ・ワトソン(主にピッキング担当)という個性のハッキリしたテクニシャンそれぞれのプレイが堪能できる。#10の緩急が又コレ絶品。

Dawn Patrol

NIGHT RANGER / Midnight Madness

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NIGHT RANGERの1983年2nd。ジェフの8フィンガー奏法(親指以外の両手全指を使用したタッピングによる奏法)がギター・キッズの度肝を抜いた。

Midnight Madness





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