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REVIEW L

LINDA PERHACS / Parallelograms

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女性フォーク・シンガーLINDA PERHACS 1970年作品。アコギやハーモニカ等最小限の演奏をバックに、儚げで清楚な美声による美メロが楽しめます。妖しいパーカッションがサイケな時代を感じさせる所も堪らないですね。適度なトリップ感が。RENAISSANCEのアニー・ハズラムやバシュティ・ブニヤンのファンにおすすめです。割とストレートでドリーミーに展開していく楽曲群にあって、タイトルトラック#6でのリディアン・モードを使った幽玄なメロディと美しいハーモニーが絶品。

Parallelograms

LANDBERK / Riktigt Äkta

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スウェーデンの暗黒プログレ・バンドLANDBERKの1992年1st。後のPAATOS結成時メンバーであるReine Fiske (Guitar)と Stefan Dimle (Bass)が在籍。霧のようにうっすらと、そして時に洪水のようなメロトロンとReineの繊細なトーンによるギターが寂寥感抜群の北欧白夜のように静謐でダークで冷えびえとした音空間を醸成。それにスウェーデン語の歌詞とヘタウマなオッサン声ボーカルが土着的エキゾチックな要素を加え、独特の暗黒世界が完成している。REDの頃のKING CRIMSONから洗練とヘヴィネスを取り除き、絶対零度でフリーズ・ドライしたかのような純粋な音楽。

Riktigt Äkta

LIQUID SCARLET / Liquid Scarlet

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Liquid Scarlet

LIQUID SCARLET / Liquid Scarlet U

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LED ZEPPELIN / Led Zeppelin

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元YARDBIRDSのジミー・ペイジ(G)がブルーズやトラッド・フォークをヘヴィに演奏することをコンセプトに結成した英国のハード・ロック・バンドLED ZEPPELINの1969年1st。既にセッションやアレンジャーとしても売れっ子のジョン・ポール・ジョーンズ(B、Key)とジミーのプロ組と、田舎のバンドでプレイしていたロバート・プラント(Vo)とジョン・ボーナム(Dr)の無名組という天才4人が奇跡的に集結。バスドラの驚異的なフレージングと8ビートでの3連系フィルが特にドラマーに対するインパクト大のキャッチーなヘヴィ・ロック#1。ロバートのハイトーン・ボーカルと激しいアレンジでトラッド・フォークをZEPPELIN風に翻案した#2。ウィリー・ディクソンのブルーズを超ヘヴィに演奏した#3,#8。ジョンジーのチャーチ・オルガンが活躍するメロウな#5。ジミーのアコギによるエキゾチックなインスト#6。その#6から間髪置かずにシンプル且つクールなリフが入る瞬間がカッコ良いストレートなハード・ロック#7。そしてジミーのボウイング(ヴァイオリンの弓でギターの弦を擦る特殊奏法)がミステリアスなムードを醸成するリフ・オリエンテッドなハード・ロック#9。とにかく全編に渡ってヘヴイかつテクニカルなジョンのドラミングがカッコ良いです。幅広い音楽的素養を自分達流に解釈する中で果たした彼の役割はとてつもなく大きいと思います。Led Zeppelin

LED ZEPPELIN / Led Zeppelin II

LED ZEPPELINの1969年2nd。単音リフの#1、#5、#8。ピックと指で弦またぎの複音リフを奏でる#3、#6、とギターリフの宝庫となっています。テルミン他SEを導入した中間部が有名な#1。静かで甘いムードと激しいハード・ロックが同居する#2。ヘヴィなブルーズからアップテンポしてのギター・ソロで緩急をつけた#3。ジョン・ポール・ジョーンズ(B/Key)の厳かで品の良いオルガンがサウンドのカラーを決定付けたキャッチーなエレクトリック・フォーク#4。ウィスパー・ヴォイスとシャウトで様々な表情を見せるロバート・プラント(Vo)の歌唱も見事です。ルバートした部分でジミー・ペイジ(G)がソロを弾きまくるリフ・オリエンテッドなハード・ロック#5。#5のエンディングから間髪置かずに続く流れがカッコ良いキャッチーなハード・ロック#6。パーカッションに乗った軽快な田園フォークからサビでハード・ロックに展開する#7。ジョンジーのマイルドなベースがシンコペーション、ランニングと大活躍してます。6弦をDに下げたヘヴィなリフからジョン・ボーナム(Dr)の奔放なドラム・ソロをフィーチャーした#8。ブルース・ハープを絡めたブルージーな序盤から一転してメタリックなリフがリードする#9。バンドとしてのスタイルを確立しつつも、各メンバーの力量と類い稀な個性の発揮でバリエーション豊かな曲想、曲展開を実現。時代の頂点を極めたハード・ロック アルバムです。Led Zeppelin II

LED ZEPPELIN / Led Zeppelin III

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LED ZEPPELINの1970年3rd。ロバート・プラント(Vo)のターザンのような雄叫びに、オクターブの単音のみとシンプルながらも血沸き肉踊るジミー・ペイジ(G)のリフが緊張感をもたらす#1。ジャングル・ビートをビッグに叩きつけるジョン・ボーナム(Dr)のドラミングやジョン・ポール・ジョーンズ(B)のサビでのドライブ感溢れるランニング・ベースも聴き所です。変則チューニングによるモーダルで奇妙なアコギのリフと不穏なストリングスが独特の世界観を醸し出している#2。軽快なスライド・ギターに乗ったキャッチーな#3。ジョンジーのオルガンとジミーの泣きのギターが印象的なブルーズ#4。リフが主導しつつトリッキーなリズムの仕掛けがフックとなったハード・ロック#5。細かくスウィングするジョン・ボーナムのドラムがドライブ感抜群です。そしてここからがアコースティック・サイド。マンドリンの響きがトラッドなテイストの#6。メロウでメロディアスな#7。清涼感あるアコギのカッティングと神秘的なムードのサビが良い感じの#8。リズムのトリックが耳から離れないアコギによるロックンロール#9。ロイ・ハーパーに敬意を表したスライド・ギターの#10。アナログ時代はアコースティックなB面について賛否両論ありましたが、LED ZEPPELINの歴史を振り返る上では彼らの幅広い音楽性を象徴するアルバムとも言えるんではないでしょうか。又、それまでのブルーズに根ざしたものから一転して勇壮なヴァイキングを描いた#1の歌詞で、後年の「アキレス最後の戦い」あたりに通じる新機軸を打ち出しています。Led Zeppelin V

LED ZEPPELIN / Led Zeppelin IV

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LED ZEPPELINの1971年4th、通称Four Simbols。前作のフォーク路線が一部評論家からバッシングを浴びた事へのバンド側からの回答が、このタイトルもバンド・ロゴも無いジャケット・アート。先入観無しに、純粋に音楽で評価してくれ!ということだったようです。レコード内袋には#4の歌詞がプリントされ、メンバー各人を象徴したとされる謎の4つのシンボルが記載されていたことから、Four Simbolsとも呼ばれています。 トリッキーなリズムの捻りを加えたハード・ロック・ナンバー#1。ウラから入るジョン・ボーナム(Dr)のフィルが超有名な典型的ロックン・ロール・ナンバー#2という冒頭2曲でつかみはOK。サンディ・デニーをゲストに招いた神秘的なトラッド・フォーク#3。ライブではジョン・ポール・ジョーンズ(B)がトリプル・ネックのマンソン・ギター(俗称キングギドラ!?)で参戦するのも有名です。この#3から、フォークとハード・ロックが有史以来最高の融合を果たす全人類のアンセム#4までの流れが最高ですね。ジミー・ペイジ(G)によるアコギとエレキをブレンドさせたアルペジオ、リコーダーの美しい響き、ドラムが入る瞬間の興奮、そしてロバート・プラント(Vo)の魂のシャウト。もう完璧ですね。感動の余韻に浸りながらレコードをひっくり返して臨む#5以降のアナログB面は、ジョン・ボーナムのアンビエント感いっぱいのビッグなドラムとリズムのトリックが楽しめる#5、#6、#8に加え、透き通るアコースティック曲#7でアクセントを付けた構成も素晴らしいです。又、アルバム全編に漂う静かで冷たい感触が、このアルバムの一種独特なムードを醸し出しているんですよね。 Led Zeppelin IV

LED ZEPPELIN / Houses of the Holy

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LED ZEPPELINの1973年5th。ZEPではコレが一番好き。前作で極めたからかケルト/トラッド風味は一切無し。でも各曲のキャラが立っている。元は#2の序曲として作られたという爽やか?な疾走感が朝から聴いても気持ち良い#1、メロトロンが静かな詩情を表現した#2、アコギ/エレキのアンサンブルが見事な#3、ノルにノレない変態ファンクが快感の#4、ZEPならではの変テコHR#5、リラックスしたイイ感じのレゲエ#6(でもDrはカッコいい音してる)、一転してトレモロをかけたジョンジーのエレピがスペイシーな暗黒プログレの沼へのトリップを誘う#7、変拍子変態リフと終盤のお祭り騒ぎが楽しい#8。と全曲穴無し。ジョンジー度高し。 Houses of the Holy

LED ZEPPELIN / Physical Graffiti

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LED ZEPPELINの1976年6th。新作用マテリアルに3rdあたりからのアウトテイクを加えたアナログ2枚組。ジョン・ポール・ジョーンズ(B/Key)のクラビネットがファンキーなニュアンスを加えた#1,#5。メロディアスな叙情ハード・ロック#2。ジョン・ボーナム(Dr)のビッグなドラム・サウンドが心地良いブルーズ・ロック#3,#15。オリエンタルなムードのリフにロバート・プラント(Vo)の妖しいメロディの歌唱とストリングス・パートが絡みつく大作#6、ミステリアスなシンセのイントロからヘヴィなリフによるダークなヴァースが続き、タイトル通りの暗闇に光射すかのような神々しい開放パートでクライマックスを迎える#7といった叙事詩的ナンバー。オクターブの単音リフがImmigrant Songの兄弟のような#12。といったハード・ロックを軸に、ジミー・ペイジ(G)の変態特殊チューニングによるものと思われる清涼感溢れるアコギのインストゥルメンタル#8。トレモロをかけたギターがレイドバックしたムードを醸し出すサーフ・ロックに、ハード・ロックなパートを挿入したドラマティックな#9。ホンキートンク・ピアノが良い味の、場末のバーみたいな雰囲気が楽しい#13。飛行機の飛んでいくノイズが3rdのアウトテイクである事を伺わせるアコースティック・ナンバー#14。など、バラエティに富んだ多彩な楽曲が収録されており、ZEPPELINの幅広い音楽性が味わえます。フィジカル・グラフィティ

LED ZEPPELIN / Presence

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LED ZEPPELINの1976年7th。創作面での煮詰まり、ロバート・プラントの交通事故などが影響したのか突如キ−ボードを一切排除。数週間でレコーディングされたという、ソリッドな質感が全体を貫くギター・アルバム。ギターのオーバー・ダビングによるオーケストレーションの極致にして叙事詩的な#1はドラマティックなZEP節満載。だが他の曲はギター・オリエンテッドで確かにカッコ良いが地味な印象。#2,#8ではストラトによるアーミングも聴かれる他、ジャキジャキしたカッティングの曲が多いのもソリッドな質感の理由かも。長大な泣きのブルーズ#7がジミー時代の終焉を告げているかのように聴こえる。

Presence

LED ZEPPELIN / In Through the Out Door

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LED ZEPPELINの1979年作。リアルタイムで経験できたのはこのアルバムだった。だから世間の評価とは異なり、非常に思い入れがある。王者の威厳を感じさせる#1、ジョンジーのシンセソロがたまらない#6が好き。ジミーのネタが枯れたのか全編ジョンジー大活躍!サンバ、ロカビリー、テクノ、バラードと色んな曲調に合わせてピアノ、シンセを弾きまくってます。ボンゾの死でバンドは潔く解散、伝説となるわけだが、このまま続けていたらどうなっていたのか・・・・

In Through the Out Door

LED ZEPPELIN / Coda

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これまでのアウトテイクをまとめた1982年の編集盤。#5,#8は「In Through 〜」のセッション時の曲で前作にそのまま入っていたらあのアルバムの評価も又違ったものになっていただろう。

Coda

LED ZEPPELIN / Box Set

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ジミー・ペイジがリマスターを施した4枚組ベスト。「移民の歌」の冒頭のノイズが除去されていたり、未発表の「TRAVELLING RIVERSIDE BLUES」が入ってたりする。曲順もジミーが練ったらしくわりと年代順でいながら前後関係も違和感無い。各CDのジャケットはメンバーそれぞれのシンボルがモチーフとなったデザインになっている。手っ取り早くZEPを揃えるならコレが便利。

Led Zeppelin

LED ZEPPELIN / Box Set 2

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上のやつの残りが2枚組になっている。CDケース・サイズの分厚い張り箱がうれしい永久保存用。

ボックス・セット II

LED ZEPPELIN / BBC Sessions

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ジミー・ペイジが英国営放送BBCよりマスター・テープを入手しデジタル・マスタリングを施した1970年頃の全盛時のライブ。デイスク1の「モビー・ディック」の原曲みたいな#5、ありきたりなロックン・ロール#10は初登場の未発表曲。録音状態の良いディスク2の迫力は圧巻。

BBCライヴ

LIVING COLOR / Vivid


LIVING COLORの1988年作。黒人4人組バンド。ファンクなどを消化しきったカッコ良いHRをやっている。#1なんてまるでZEPのようなグルーヴ。Gのヴァーノン・リードのセンス、テク、トーンが最高です。

アメリカのアマゾンで試聴できます。

VIVID

LENE MARLIN / Playing My Game

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ノルウェーの18歳シンガー・ソングライター、レネ・マーリンたんの1999年デビュー・アルバム。営業中に胸キュン・ナンバー#3を車のラジオかなんかで聴いて即買いしました。アコギがイイ感じ。声も時々ハスキーっぽくなるのが好み。メジャーなナンバーも明るくなりきれない北欧特有なあの感じだ。

プレイング・マイ・ゲーム

LIQUID TENSION EXPERIMENT / 2

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1999年マグナ・カルタレーベルの企画盤?第二弾。DREAM THEATERのマイク・ポートノイ(Dr)を中心としたプロジェクト。KeyのジョーダンはまだDTに加入前だっけ?インストなんでGのジョン・ペトルーシも弾きまくってます。1999年っていうと「メトロポリスU」の年だろ?音数と同様に仕事もたくさんこなす人達だ。

Vol.2 - Liquid Tension Experiment

LANA LANE / Love is an Illusion

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GENESISみたいな?#1で始まるアメリカの歌姫ラナ・レーンの1995年デビュー・アルバム。基本的にハード・ロックだが、旦那でもあるエリク・ノーランダー(Key)の全編をシメるプレグレ趣味が作風を他のバンドとは一風違うものにしている。#3のあざとすぎるメロトロンは本物なのか?グルーブがZEP風で好きです。アメリカものには厳しいオレも脱帽だ。

ラヴ・イズ・アン・イリュージョン

LANA LANE / Curious Goods

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1996年2nd。2作目にして既におちついた雰囲気。ラナの歌も前作よりは抑えたトーンで声量で圧倒するよりは表現に気を配っているかのようだ。1stではある意味必要以上に絢爛だったエリクのKey群も比較的アンサンブル・メインの方向性で自粛傾向?にある。しかしメロディアスさは継続していて安心。切ない#5、トニー・フランクリンのBがイイ感じの#6あたりがこのアルバムの落ち着いた方向性を端的に示している。唯一のイケイケHR#8も抑え目だ。

キュアリアス・グッズ

LANA LANE / Garden of the Moon

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カッコいいイントロ#1に導かれて、ロズウェル空軍基地でのUFO事件を歌ったHRナンバー#2で幕を開ける1998年3rd。その#2やハイ・スピードかつぶっといアナログ・シンセ全開な#5が1stの頃の勢いを彷彿とさせる。

Garden of the Moon

LACUNA COIL / Comalies

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イタリアの女声ゴシック・メタル・バンドLACUNA COILの2002年3rd。オリエンタルな旋律をメジャー/マイナーの調性がはっきりしないバックに乗っける#1や#3のセンスが秀逸で新鮮。男性Voもいるがよくあるゲロゲロなデス声ではなく、ストロングにちゃんと歌っているのが好感。メロディもベタなクサメロを安易に使わず、前述の手法で独自性を打ち出している。なかなか良い。GATHERINGも昔はこんな感じだった。

Comalies

LEAVE'S EYES / Lovelorn

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THEATRE OF TRAGEDYのリヴ・クリスティン嬢擁するドイツ?のゴシック・メタル・バンドLEAVE'S EYESの2004年デビュー・アルバム。リヴたんの独特なエンジェリック・ボイスのおかげで凡庸な曲も価値が20%は増している。そのため全体の評価も思わず甘くなってしまうなぁ。いや本当にこの声は反則です。可憐なんだがバックの演奏に埋もれるどころか、うまく溶け込む感じが独特で、よくある高音が耳につくようなキツさもないし。やさしい感じなんですな。できれば曲にもう一捻り欲しい!
余談だがディスクのレーベル面の加工がキレイ。

Lovelorn

LEAVE'S EYES / Vinland Saga

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LEAVE'S EYESの2006年2ndはヴァイキング絡みのコンセプト・アルバム。やればできるじゃないかの#2では一瞬ギター・ソロが!この手のメタルじゃ珍しいが新鮮でイイぞ。#3は若干TOTっぽいがまぁ良しとしよう。曲調が比較的平坦だった前作に比べて、動と静の対比をうまく使うことによって曲に深みがプラスされリヴたんのエンジェリック・ボイスがますます絶好調。この調子で精進してくれたら次も買うぞ、アレクサンダー。
余談だがこれもディスクのレーベル面の加工がキレイ。

Vinland Saga

L.A. GUNS / LA GUNS

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1980年代後半のLAメタル・ブーム終盤に登場したL.A.GUNSの1988年1st。先にメジャー・デビューしていたGUNS N' ROSESに結成当時在籍していたトレイシー・ガンズ(G)を中心とした5人組で、シンガーは何と元GIRLのイギリス人 フィリップ・ルイス(Vo)。GUNS N' ROSESがアクセル・ローズの表現力に基づいた多彩でキャッチーなロックン・ロールを展開していたのに対し、L.A.GUNSの音楽性はリフ主体の硬質でストレートなハード・ロック。これは当然フィリップ・ルイスのヘタウマ歌唱とも揶揄されるレンジの狭さが多分に影響しているものと思われます。しかしそんなフィリップの声が彼らのトレード・マークとなっていたのも事実で、バラードの#8ではフィリップの不器用ながらも魂のこもった歌唱が切なさを倍増させております。黒髪に黒い衣装といった男っぽいルックスと相まって、#1,#2,#4などの勢いを感じさせるハード・ロックが心地良いです。GIRLのカヴァー#9は残念ながら出来はオリジナルに軍配ですね。何せ永遠のマイ・アンセムなもので。L.A.Guns

L.A. GUNS / Cocked & Loaded

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L.A.GUNSの1989年2nd。リフ主体のストレートなハード・ロックン・ロールな芸風はそのままに、キャッチーなハード・ロック#3や#5、ファンキーな#4、ヘヴィな#6、甘酸っぱいフォーク風バラード#7、メタリックな#11など音楽性の幅が広がりました。フィリップ・ルイス(Vo)の力量の限界を逆手に取り、ボーカル・パートはセクシーなテイストで演出。サビはコーラス・ハーモニーでバンド一丸となって弱点をカバー。これが功を奏しアルバム全体のナイスな空間処置とともにかなり聴きやすくなりました。何よりもトレイシー・ガンズ(G)ががんばってます。生々しいプレイを聴かせる#4や#5の鮮烈なオブリガードに加え、#6ではテルミン、#8ではシタールとバンド・サウンドにバリエーションを加える多彩なプレイ。そしてソング・ライティング面では、L.A.GUNSがストレートなだけのハード・ロックから脱却したこのアルバムの好印象を代表する#8。妖しいシタールが醸し出すエスニックなムードの冒頭、ミステリアスなボーカル・メロディと疾走するリズム・パターンに絡むアコギのアルペジオ、ドラマティックなギター・ソロ、と叙事詩的要素が満載。この1曲で彼らの才能を見直しましたよ。#7の次という配置も効いてますね。Cocked & Loaded

L.A. GUNS / Hollywood Vampires

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L.A.GUNSの1991年3rd。所属レコード会社のポリグラムが金を掛けさせてくれたからなのか、プロダクションがさらに向上。その反面、ヒットを求められたからなのかシンセによるストリングスやブラスのデコレーションが目立ち、ギターのハードなエッジも幾分控え目になったような感じで全体的にマイルドな音像に。 ところが、これで別に軟弱になったわけでは無く、前作で幅を広げた音楽性にさらに深みを加えた普遍的なロック・アルバムに仕上がっており個人的には大好きですね。冒頭の日本の能か何かの音が聴こえた瞬間、「CDの中身違うんじゃないの?」と一瞬たじろぐ衝撃のオープニングを持つ#1。妖しいムードで展開するマイナーなヘヴィ・ロックで、サビでのフィリップ・ルイス(Vo)の搾り出すような歌唱がエモーショナルです。アルバム・リリース後に行われた3度目の来日公演でも確かこの曲がオープニングでした。オープニングに勢いのある楽曲を持ってこないという、ある意味HR/HM界の常識にも背いたアルバム構成からも彼らの「今までとは違うよ」とのメッセージも読み取れます。実際、ハード・ロックな楽曲も、歪みを抑えたギターのカッティングが印象的な#2、軽目のディストーション・ギターによる空間を活かしたリフがLED ZEPPELINを彷彿させる#4、グルーヴィなヘヴィ・ロック#7など、以前と比べると勢いとメタリックな感触は随分と減少。むしろ王道ロックのテイストを強く感じます。他は、アメリカのバンドが必ずやるスウィングするビッグなグルーヴの#3、メランコリックでメロディアスなバラード#5、サビ前の「Oh〜Oh」がキャッチーで耳に残る軽快なロックン・ロール#6、ファンキーなリフをブラス・セクションで装飾した#8、リラックスしたフォーク風ナンバー#9、ロカビリー風ナンバー#10、ゆったりとしたバラード#11、ルーズなシャッフル・ナンバー#12、等々バラエティに富んだ内容。肩の力を抜いて自らのルーツに自然に向き合ったような楽曲が並んでいます。トレイシー・ガンズ(G)の音楽的懐の深さがの一端がうかがい知れますね。 Hollywood Vampires





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