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REVIEW C

CARAVAN / Caravan

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WILD FROWERSから派生した初期カンタベリー・ミュージックのバンドSOFT MACHINEとCARAVAN。このCARAVANの1968年1stは、時折コード進行にSOFT MACHINE的クールなジャズ・テイストを漂わせつつも、全体的な印象は時代を反映したサイケ・ポップという感じ。CARAVAN特有のどこか牧歌的で叙情的な美しいメロディも既に聴かれます。パイ・ヘイスティングス(G/B/Vo)の素直なヴォーカルが楽曲の陰影を際立たせる#1では、チープなローリー社製と思しきオルガンによるシングルノート中心のソロもこの時点では未だファズも未使用ながら、ワウを活用したオーガニックな音色コントロールによるフレージングが胸を打ちます。インド的モーダルな#2やサイケ・ムード満載の#5でも活躍するこのオルガン。デイヴィッド・シンクレア(Org)のテクニックに走り過ぎない、あくまでも楽曲ありきの姿勢が好印象です。長尺(と言っても9分)のラスト#8ではドラマティックな起伏を持つ楽曲構成力も発揮しており、デビュー作でこの完成度はさすがタダ者じゃありません。 Caravan

CARAVAN / If I Could Do It All Over Again I'd Do It All Over You

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CARAVANの1970年2nd。パイ・ヘイスティングス(G/Vo)の飄々としたヴォーカルがユーモラスなリフに乗る#1や、リチャード・シンクレア(B/Vo)の優しい歌声が英国の気品を感じさせる#2,#5 などでは変拍子を自然に消化、耳障りの良いメロディの影では緻密なアレンジが施されており、既に大物の風格すら感じさせます。ムーディな序盤から始まり、畳み掛ける中盤と一旦落とす叙情パートとの緩急が痺れる#3も、メロディ、タイトな演奏、エキサイティングなオルガン・ソロが渾然一体の名曲です。組曲#7ではブラザー・ジェイムズ(Fl/Sax)が寂寥感を煽るフルートとマイルドなサックスでデイヴ・シンクレアと熱いインプロビゼーションを展開しミュージシャン・シップの高さも感じさせます。仄かに漂うサイケなムードの中、3rdの頃のSOFT MACHINEのようなクールなジャズ・ロック テイストと持ち前の叙情性が融合。デイヴ・シンクレア(Org/P/harpsichord)の単音ファズ・オルガンもいよいよ全開の名盤です。キャラヴァン登場

CARAVAN / In the Land of Grey and Pink

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カンタベリーの至宝CARAVANの1971年3rd。朴訥とした男性Voと少々ひねくれつつも牧歌的なサイケ&フォークでなごませつつ、単音ファズ・オルガンが強烈な個性を放っています。リリカルなアコギで始まり怒涛のオルガン・ソロを含む7分超の#2や名曲と名高い22分超の#5では歪み以外にも通常のトーン、ワウをかませたようなトーン等オルガンだけでも何音色も使い分けて若干ジャズ・テイストな長尺曲のインプロビゼーションをスリリングに且つ一気に聴かせます。アルバム全編通して程良くマイルドに仕上がった音像なのでゆったり寛いで聴くのにちょうど良い感じですね。タイトル通りのジャケも良いです。 グレイとピンクの地

CARAVAN / Waterloo Lily

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カンタベリーの名バンドCARAVANの1972年4th。脱退したデイヴ・シンクレアの後任に、ピアノが得意なスティーヴ・ミラー(P/Org)が加入。#5後半のソロをはじめ、随所にエレピによる洒落たプレイを聴かせています。そのスティーブ・ミラーが前任者を彷彿させるファズ・オルガンのソロを披露する、リチャード・シンクレア(B/Vo)がボーカルを取る#1。グルーヴィなインプロビゼーション主体の前後半パートに挿入された、中間部のピアノによるジャジーなプレイがアクセントとなったインストゥルメント・ナンバー#2。お得意の牧歌的とも言えるボーカル・メロディが仄かにジャジーなインスト部と融合したCARAVANならではのナンバー#3。リチャード・シンクレアのメロディアスなベースが印象的なキャッチーなボーカル・ナンバー#4。この#3、#4ではパイ・ヘイスティングス(G/Vo)のジェントルなボーカルがPOPな曲調をより引き立てています。ストリング・セクションを取り入れた組曲#5の美しい叙情ナンバーThe Love In Your Eyeではオーボエの物悲しい響きが胸を打ちます。続くインプロビゼーション・パートのTo Catch Me A Brotherでは、ゲストのジミー・ヘイスティングスによるフルートのメロディアスかつテンションの高いソロが圧巻です。ラストの#6もヘイスティングスの優しいボーカルが映えるキャッチーなナンバー。次作でまたもやメンバー・チェンジが起こる為結果的に今作のみの編成で制作されたアルバムですが、従来のCARAVANらしさを継承しつつも、#5の実験的な試みに前進する意欲も感じさせる作品となっています。 Waterloo Lily

CARAVAN / For Girls Who Grow Plump in the Night

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CARAVANの1973年5th。デイヴ・シンクレア(Key)が復帰したものの、作曲・歌唱の一翼を担っていたリチャード・シンクレア(B/Vo)が脱退し、ほぼ全曲を書き上げたパイ・ヘイスティングス(G/Vo)のまさに独壇場。前作のジャズ・テイストはかなり後退し、クールでキャッチーなポップ・テイストが爆発しております。しかし、単に軽いだけのポップに陥らないのがCARAVANの凄い所。従来のオルガンに加え、当時最先端のARPやDAVOLI等シンセサイザーが随所に導入されフックとなりながらも、一方では新加入したピーター・ジェフリー・リチャードソン(Viola)のヴィオラがオーガニックな気品をプラスしバランスを取ってる感じです。ギター・リフがリードするソリッドなポップ・ロックに管楽器隊をバックにしたフルートの叙情パートが融合した前半と、サビの一瞬の叙情が堪らないシャッフル・ナンバーによる組曲#1。7拍子をセンス良く料理した、ギターのハギレ良いカッティングによるポップ・チューン#2。くすんだエレピとリチャード・コフラン(Dr)の軽快なフィルが印象的で爽やかに仕上がった#3。ミステリアスなリフに乗った#4。シンセとヴィオラが巧く溶け合って、優しいムードを醸し出すメロディアスな#5。エレクトリック・チェロのリフがリードする前半とコンガに乗ったムーディな後半からなる組曲#6。そして前作でも試みられたオーケストラの導入をより進めた#7では、英国ロックではお馴染みのマーティン・フォード指揮のオーケストラとバンドが融合し、シンフォニックでドラマティックなサウンドを完成させております。 夜ごと太る女のために

CAMEL / Mirage

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CAMELの1974年2nd。後発バンドだけに、練られたアレンジ、楽曲のドラマチックな構成力に長けてます。オープニングはエッジの鋭いバッキング・ギターがリードするハードロックな#1だが、一筋縄で行くはずも無く、ギター・ソロ部でのジャジーな流れに続き変拍子を絡めてコンパクトな中にもシンフォニックに展開させる構成力はさすが。アンディ・ラティマー(G/Fl/Vo)によるフルートが叙情メロディを奏でるインスト#2。同じく彼のギターによる甘いトーン、ピーター・バーデンス(Key)によるメロトロンやオルガンの包み込むような空間演出、ポルタメントが滑らかなムーグによる印象的なメロディ、ダークなムードを思わせるアレンジの妙で一気に聴かせる#3。イントロの叙情から甘くポジティブなフィーリングをムーグのメロディが演出し、スリリングな中間部で盛り上げる#4。と、各楽曲のキャラ立ても巧み。ハードロック、叙情、スリルを起伏あるアレンジでスムーズに繋げ一時も聴き手を休ませない、それでいて優しい12分超の#5がまさに集大成。 Mirage

CAMEL / The Snow Goose

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叙情派プログレの雄CAMELの1975年3rd。ポール・ギャリコの同名短編小説に基づいたコンセプト・アルバム。一部のスキャットを除きオール・インスト。表情豊かなギターやフルート、シンセがストーリーに沿ってメロディを奏で、物語を紡いでいきます。原作を知らずとも、美しいメロディを追って行くだけで充分浸れますが、ここはご一読をお勧めします。ストーリーを知る事で感動が10倍くらいになります。第二次世界大戦中のダンケルクの戦いを背景に、奇妙なせむしの男Rhayaderと彼に心を開いていく少女Fritha、そしてそんな2人の友情(愛情?)を取り持つ事になるスノーグースの活躍が描かれた寓話です。音楽を聴く事で物語の情景が目に浮かび、終盤は涙が止まらなくなります。オーケトスラを従えたシンセとギターが伸びやかな#15を初め、スノーグースを描いた#6,#10などの溌剌とした浮遊感は時に優しく、力強く2人を見守るスノーグースの様を表現しきっているし、#4のギター・トーンやメロディもタイトル通りに汚れ無き世界そのもの。対照的な2人がモチーフとなった#2や#5の描写も見事。 The Snow Goose

CAMEL / Moonmadness

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CAMELの1976年4th。本作から導入されたアープ・オデッセイによるストリングスの音色が印象的です。フュージョンの趣を持つ硬質なインストゥルメンタル・パートと、ヴォーカル中心の叙情パートがバランス良く配され、完成度の高いCAMELサウンドが楽しめます。#2はフルートやエレピの端正なアンサンブルによる叙情パートから始まりアープ・オデッセイが活躍する中間部へ、そして終盤は3連のリズムに乗りムーグがメロディアスなソロを奏でる展開に。ピーター・バーデンス(Key)が歌う静謐な叙情を湛えた小曲#4では、声にモジューレーションをかけて幻想的なムードに。#6はアープ・オデッセイのストリングスとアンディ・ラティマー(G/Vo/Fl)のフルート/泣きのギターが堪らないです。#7はアープによるストリングスに導かれるスペイシーで静かなイントロから一転、5拍子のプログレッシブ・フュージョンが展開されます。中間パートでは、滑らかな音色のムーグ・シンセをフィルター操作で表情豊かに歌わせる場面もあり一息つきますが、終盤は再び5拍子に戻りアンディの燃えるようなギター・ソロが炸裂。バンドの演奏はそのままスリリングにフェイドアウトし、ストリングスだけが残りスペイシーに幕を引きます。月夜のファンタジア

CAMEL / Breathless

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CAMELの1978年7th。5thアルバム"Rain Dances"より加入した元CARAVANのリチャード・シンクレア(B/Vo)に加え、準メンバーだった元KING CRIMSONのメル・コリンズ(Sax/Fl) が正式加入。初期の雰囲気は、ヤマハの当時最新鋭シンセCS80のズ太い音色が踊るドラマティックな展開の#2やラストを飾る美しい叙情ナンバー#9に面影を残すに留め、キャッチーな#1やユーモラスな#4、ディスコ・ビート風?#7などCARAVAN風英国ポップ風味も加味されたマイルドでコンテンポラリーなAOR風プログレッシブ・ロックに進化。以前から見せていたジャズ的要素も、ここにきて完全に#8のようなフュージョンに進化。メル・コリンズのSaxが効いてます。プログレ・オールスターなメンツでいながらにして、この音楽性というギャップがおもしろいですね。時代の要請だったんでしょうか。Breathless

CAPABILITY BROWN / Voice

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英国の6人組アート・ロック・バンドCAPBILITY BROWNの1974年2nd。コーラス・ハーモニーとファンキーなアレンジでデコレイトしたAFFINITYもやっていた#1。アコギのリッチな響きとブ厚いコーラス・ハーモニー、甘酸っぱい歌メロが堪らない叙情フォーク・ポップ#2。キャッチーなSTEELY DANの#3。シャッフルに乗ったブルーズ・ロックがベースの#4。リュートやバラライカ等の古楽器にメロトロン、ARP等当時の最新電子楽器を取り入れたアンサンブルで4部構成の組曲に仕上げた20分超の#5。ツボを心得たアレンジとタイトな演奏、全員が歌えるところが強みの素晴らしいコーラス・ハーモニーによって、バラエティに富んだアルバム構成ながら一本芯の通った所を感じさせるハイ・クオリティなアルバムです。ヒプノシスによる不気味なアルバム・カヴァーで有名ですが、内容は時代を超えたポピュラリティを有しています。Vioce

CAPTAIN BEYOND / Captain Beyond

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DEEP PURPLEを脱退したロッド・エヴァンス(Vo)がカリフォルニアに渡り、アメリカのサイケ・バンドIRON BUTTERFLYの元メンバーやジョニー・ウィンターと活動していたボビー・コールドウェル(Dr)らと結成したプログレッシブ・ロック度満点のロック・バンドCAPTAIN BEYONDの1972年1st。不条理変態リフを中間部に挿入した#1を含むドラマティックな展開のメドレー#1、#2、#3。7拍子のトリッキーなリフと変幻自在の展開を見せる#4。複雑な楽曲構成を支えるドラミングが見事な#5。5拍子のアルペジオにヴィブラフォンが寂寥感を重ねる#6からのメドレー#6、#7、#8。ハード・ロックなテーマのサビとヴィブラフォンやロッドのマイルドな歌唱がもたらすムーディな展開との対比で起伏を持たせたメドレー#9、#10、#11、#12、#13。等々、変拍子リフや唐突な場面転換といったプログレ的要素を多分に含みつつ、コーラス・ワークがサイケっぽかったり、手数の多いヘヴィなドラミングがハード・ロックしていたりと、フック満載のバラエティ豊かな楽曲が数曲単位のメドレー形式で繋がり、夢中で追いかけているうちに1枚通して聴けてしまいます。ロッドの歌唱は所々パワフルな部分も見せますが、一番の魅力はキャッチーなサビでのマイルドな質感。それだけにハードな方向性を目指したDEEP PURPLEには合わなかったんでしょうが、このアルバムではジャスト・フィットしてます。Captain Beyond

COMUS / First Utterance

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英国アシッド・フォークCOMUSの1971年1st。アコギ、フルート、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、パーカッションと全てアコースティック楽器で繰り広げられる、呪術的で土着的でいながらドリーミーでメロディアスな暗黒フォーク。全編に漂うテンションの高さは相当です。白眉は#2。中間部のアコギ・ソロが深遠な暗黒ムードを醸し出し、終盤は妖しくも儚げな女性Voがメロディを紡ぎます。これがこの世のものとは思えない美しさ。完全にイッっちゃってる男性Voと軋むヴァイオリン、女性ヴォーカルの超高音スキャットがトライバルなパーカッションによるビートに乗って踊り狂う#3。2本のアコギによるアンサンブルと男女Voのユニゾン、フルートとヴァイオリンのハーモニーによる緻密で理性的な構築美と、土着ビートとイカれた男性Voによる本能の叫びが奇跡の融合を見せるテーマ・ソング#4。アヴァンギャルドなインスト#6。牧歌的とも言える展開から土着パーカッションに導かれ狂気のシャウトで盛り上がる#7。これら狂気の暗黒フォークがなぜか心地良く感じられるんですよね。 First Utterance

COMUS / To Keep From Crying

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COMUSの2nd。1stでの呪術的なムードや土着的トライバルなリズムが影を潜め、新機軸としてシンセやドラムスを本格導入することでフォーク・ロックとしての型も整いアレンジがスッキリと洗練されました。そのことにより本来持ち合わせていたドリーミーでメロディアスな要素が前面に出ており、ポップと言っても良い仕上がりになってます。前作の名残は少々エキセントリックなニュアンスの男女ヴォーカルに若干感じられる程度で、幽玄だったアコギも構築されたアンサンブルの一部として昇華され機能。理性的に制御された曲展開はコンパクトながらもドラマティック。プログレにかなり接近した出来で、1stとは180度異なった頂点を極めたアルバムです。COMUS / To Keep From Crying

CMU / Space Cabaret

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アシッド・フォークを母体とするCMUの1973年2nd。アコギをバックにヴォーカル・ハーモニーで迫る部分などはまさにフォーク由来ではあるが、しゃれたコード進行やアンニュイな女性ヴォーカル、カンタベリー・ミュージックを想起させるファズ・オルガンといったジャズ・ロック的要素も。終盤の長尺2曲では、サイケ感覚やダークなテイストを盛り込みドラマティックな展開を見せる#6や、シンセやオルガンが大活躍の#7などで同時期に最盛期を迎えたプログレッシブ・ロックバンド達に引けを取らないスケールの大きさをも感じさせます。バンドの中心人物ロジャー・オデール(Dr)は後に80年代になるとSHAKATAKを結成、その都会的でポップなフュージョン・サウンドは某トレンディ・ドラマの挿入歌になるなど日本でも大ブレイクしますが、その片鱗も既にかすかに感じさせるキャッチーなサウンドと流麗な演奏は聴いていて心地良さ抜群です。 Space Cabaret

CRESSIDA / Asylum

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キーフによるジャケット・アートで有名な、ジャズ風味を仄かに漂わせた英国プログレッシブ・ロック・バンドCRESSIDAの2nd。歌モノではあるが、間奏でのオルガンを中心としたインプロビゼーションは聴き応えがあります。オーケストラを導入し冷ややかな質感のストリングスが染み入る叙情大作#2では、緩急を自在に織り交ぜた楽曲構成力を発揮し9分超の長尺を飽きさせません。11分超の#8は控え目なオーケストレーションがジャジーな歌唱パートをセンス良くデコレーションする叙情と、オルガンによる熱いインプロビゼーションの情熱が融合した傑作。#2,#8以外は3〜5分程度のコンパクトな尺ながら、適度にPOPな歌パートに対しマイルドな音色で流麗なプレイを聴かせるオルガンによるソロ・パートが良いアクセントとなっています。

アサイラム

CZAR / Czar

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英国のヘヴィ・サイケ・バンドCZARの1970年唯一?作。 ヘヴィなオルガンと曇天を思い起こさせるくぐもったメロトロンが、歪んだギターとともに音の塊となって迫り来る迫力抜群のサウンド。 メロトロンというと「洪水」とか「霧のように」なんて良く言われますが、彼らの場合はあくまでもオルガンとの合わせ技ではあるが「土石流」とでも表現したら良いんだろうか。 #2の不条理系リフなんか元祖OPETHといっても良いくらいだ。
OPETHのミカエルあたりも相当参考にしたんだろうな、と思わせます。
反面、意外とキャッチーな#3や#5の歌メロとか散歩しながらハミングしそうだし、チェンバロなんかも効果的に使用して平坦にならない工夫も。 CZAR

CELESTE / Principe di un Giorno

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イタリアの4人組プログレッシブ・フォークCELESTEの1976年1st。メロトロンのストリングスにヴァイオリンが絡み、アコギのアルペジオとフルートのハーモニーをバックにジェントルなボーカルが乗る清涼感溢れる#1。後半はアコギのアルペジオが作り出す神秘的なムードの中、フルートやサックスがドリーミーなソロを展開。バックの雫のようなピアノの音色が又良い感じです。アコギ、ピアノの伴奏にフルートのハーモニーと牧歌的なボーカルが乗る#2。3声コーラスと重々しいメロトロンがダークなムードを醸成する#3。ホルンやオーボエ風のシンセが登場する中間部で暗闇の中に一筋の光明が射し込む端整なナンバー。スペイシーなシンセのSEと妖しいスキャットを引き裂き、KING CRIMSONの宮殿風な神々しいメロトロンが登場する#4。深遠なムードのフルート・ソロからチャーチ・オルガンとクワイヤで荘厳なクライマックスを迎えるインスト部を包み込むボーカル・パートは、ダークなムードに牧歌的なテイストも。地中海風な明るいメロディの、ほのぼのとしたフォーク小品#5。壮大で物悲しいメロトロン・ストリングスを軸に、フルートのハーモニーでホッとさせる静寂パートを盛り込んだ#6。アコギとピアノ、メロトロンをバックにフルートが舞う田園フォークに、5度で硬質にハモったサックスのジャシーな響き、胸が締めつけられるほど美しいメロディのピアノ・ソロ、といったインスト・パートをフィーチュアした#7。アコギ、ピアノ、フルート、ヴァイオリンといったアコースティック楽器の素朴なトーンにメロトロンが自然に溶け込み、まどろむようなサウンドを聴かせてくれます。各楽器がそれぞれ重要な役割を持ちつつ紡がれていくアレンジが、音数は少ないながらも非常に練られており、上品で端整な仕上がりとなっています。時折登場するシンセもSEっぽい使い方やピッチ・ベンドのこなれなさが新鮮で面白いアクセントになっています。Principe di un Giorno

CIRKUS / One

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英国プログレ CIRKUSの1971年1st。割とキャッチー且つベタなマイナー・メロディをフィーチャーしたコンパクトな楽曲に、ELECTRIC LIGHT ORCHESTRAのようなオーケストレーションを施しドラマティックに迫るハード・ロック。オルガンを中心とした鍵盤がバッキングに徹しており、派手なフレージングが一切無い為プログレ度は低目ですが、時折アコギやメロトロンを交えた静かな英国的叙情を見せたりと、実は芸が細かいです。しっかりと歌えるヴォーカリストによる一般受けしそうな平易な歌メロとバンドによる丁寧なアンサンブルやアレンジにPOPなフィールドでの成功を狙った節も感じられますが、リリースがインディ・レーベルだった為かメインストリームに上り詰める事はありませんでした。それでも、今だに英国ロックの懐の深さを感じさせる名盤としてはずせない1枚です。One

CURVED AIR / Air Conditioning

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英国のプログレッシブ・ロック・バンドCURVED AIRの1970年1stアルバムAir Conditioning。可憐では無くかといってパワフルという程の凄みも無いが、どこかやさぐれた雰囲気と適度なお色気が妙に印象的な紅一点ソーニャ・クリスティーナ(Vo)の歌唱を、ダリル・ウェイ(Vln/Vo)のクラシカルなヴァイオリンとフランシス・モンクマン(G/Key)のハード・エッジなギターがカラフルなアレンジで盛り立てるサウンド。ブルーズ・ロックがベースの前半と、突然天空から舞い降りたかのようなクラシカルかつ瑞々しいヴァイオリンがリードする後半のギャップが堪らない#1。ハード・ブギに意外にヴァイオリンがマッチした#2。ミステリアスな歌唱パートからシンフォニックなインスト・パートで盛り上がる#3。牧歌的なフォークのバッキングとアンニュイなソーニャの歌唱という異質な要素が絶妙にブレンドされたキャッチーな#4。ダリル・ウェイの独壇場となるクラシカルなインストゥルメンタル#5。ドラマティックな展開を持ったサイケなハード・ロック#6。ピアノを中心としたバックに優雅でクリアなヴァイオリンのメロディが響き渡る美しいインスト#7。ブルーズ・ロックをベースとしながらも、ソーニャの独特な歌唱と起伏を付けたアレンジにメロトロンが加わることでプログレッシブなテイストに仕上がった#9。ヴァイオリンのソロをSEで装飾した#5のリプライズ#10。サイケからプログレへの移行期であった時代の英国にありがちな多ジャンルのごった煮状態ではありながら、ソーニャの存在感と華麗なヴァイオリンが何といっても耳を惹きます。。Air Conditioning

COLLAGE / Moonshine

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ポーランドの叙情シンフォニック・プログレッシブ・ロックバンドCOLLAGEの1994年2nd。ウェットな音像の中、濃密なパッド/ストリングス系シンセによるシンフォニックなバッキングの海をたゆたう甘いヴォーカルとメロディアスな泣きのギターが叙情シンフォニック・ワールドを醸成。長尺曲での思索的ヴォーカル・パートでは若干のダレも見られますが、各曲に設けられた必殺の叙情パートとそこに至るまでの起伏あるアレンジが聴き手の集中力を逸らさない力を持ってます。惜しむらくはこのシンセ・サウンドのトーンが一本調子な所ですかね。ズ太いアナログ・シンセとかをアクセントに使ってもらえるともっと良かったんですが・・・しかし、本家英国ポンプ勢に劣らないこのクオリティ。恐るべしポーランド。Moonshine

CATHEDRAL / The Ethereal Mirror

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英国のドゥーム・メタル・バンドCATHEDRALの1993年2nd。リー・ドリアン(Vo)による雰囲気重視のヘタウマ・ボーカル、ギャリー・ジェニングス(G/B)のトニー・アイオミを彷彿させるソロ・プレイなど、BLACK SABBATHからの影響が絶大なメタルではありますが、極端にダウン・チューニングしたギターで90年代らしいヘヴィネスも加味しております。3連暗黒重厚グルーヴに思わず体が揺れる#2。超ヘヴィで高揚感あるリフと70年代ロックの息吹も感じさせるリズム隊のプレイがうれしい#4。アコギを絡めてのムーディなパートとサビのリフでの爆発による対比が見事な#5。等々、印象的なリフが重層的に連なり、場面転換しながら楽曲が紡がれています。加えて#10をはじめ適所に垣間見せる叙情性も、まさにSABBATH直系で英国的です。ヒエロニムス・ボスの宗教画のような群像劇が描かれたジャケット・アートはデイヴ・パチェット。The Ethereal Mirror

CATHEDRAL / Carnival Bizarre

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CATHEDRALの1995年3rd。流動的だったリズム隊が落ち着き、リー・ドリアン(Vo)、ギャリー・ジェニングス(G/B)、レオ・スミー(B)、ブライアン・ディクソン(Dr)というラインナップが完成。前作で完成させたドゥームに止まらない普遍的な王道ヘヴィ・メタル路線を一層突き進めた作風になっています。勢いのある#1、#2。BLACK SABBATHのトニー・アイオミがゲスト参加した#3。と飛ばした所で、ミステリアスで不気味なムードがナイスな#4でクールダウン。再びアップテンポな#5で攻撃再開。ヘヴィなリフが重層的に連なる#6。ミディアムテンポに乗った超重金属リフがヘッド・バンギングを誘発する#7。メロトロンを導入した幽玄なムードの70年代風叙情グルーヴィー・チューン#8。ドゥーム・メタル#9。そしてラストはヘヴィな前半部と、シンセのストリングスから静かに始まり、めくるめくリフとソロでギャリーの独壇場となる後半部との組曲風な#10でプログレッシブな薫りを漂わせて締めています。持ち前のアンダーグラウンド臭や70年代テイストを、普遍的メタルの方法論で咀嚼した独特のサウンドが心地良いです。The Carnival Bizarre

CATHEDRAL / Caravan Beyond Redemption

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英国のドゥーム・メタル・バンドCATHEDRALの1998年5th。 意表を突いたカーニヴァルのBGM風SEからアルバムはスタート。ギャリー・ジェニングス(G)によるヘヴィで勢いのあるリフが牽引し、中間部にプリミティブで呪術的なパーカッション・パートを含んだオープニング・チューン#1。#1の勢いを引き継いだ、シンコペーションが効果的なヘドバン・チューン#2。ピッキング・ノイズがヘヴィネスを増幅するシャッフルのドゥーム・ナンバー#3。ワウを絡めたジミ・ヘンドリックス風ファンキーなギター・リフがレオ・スミー(B)、ブライアン・ディクソン(Dr)の繰り出すビッグなリズム上で躍動する新機軸なヘヴィ・サイケ・ナンバー#4。リー・ドリアン(Vo)のヘタウマ・ボーカルがカッコ良いリフに乗る#5では、中間部のメロトロンによる叙情パートと同名のホラー映画から引用したMCがアクセントになっています。テルミンを使用したスペイシーで破壊的なオープニングからアッと思わせ、邪悪なリフが淡々とのたうちつつ、自然にグルーヴィなパートに変化する#6。往年のSABBATHのごとくアコギをフィーチュアしたクリーンなインストゥルメンタル#7。一転してお得意のヘヴィなシャッフル・ナンバー#8で後半戦スタート。サイケ・ポップ風な#9。ブ厚いパワーコードからボーカルとのユニゾン単音リフに変化するリフ主体の70年代風ヘヴィ・ロックな#10。幽玄なフルートが寂寥感を醸し出すゆったりとしたテンポのヘヴィな#11。曲の進行をリフの展開に託したヘヴィな#12や#13。ひねりを加えた#1や#5の展開、#1のオープニングや#13ラストに加え曲中でのSEの使用、#7や#9といったアクセントとなる楽曲の配置、などにアレンジやアルバム構成を周到に練りこんだ跡が伺えます。やりたいことを追求してきた結果、彼らが影響を受けてきた音楽的ルーツがより鮮明に楽曲へ反映されるようになってきました。Caravan Beyond Redemption

CATHEDRAL / Endtyme

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英国のドゥーム・メタル・バンドCATHEDRALの2001年6th。王道ヘヴィ・メタルに70年代ロックのヴァイブを持ち込んだここ数作のテイストから一転、原点回帰ともいえる超スロウ&ヘヴィ路線に絞り込んだ本作。沈み込み、苦しげにのたうち回るヘヴィこの上ない暗黒リフで構成された楽曲群の中にも、70年代風ロックのムードを漂わせた#4やメロディアスでメロウなパートを挿入した#5,#9に70年代英国ロック好きなリー・ドリアン(Vo)の趣味が感じられます。#4のエンディングでの耳障りなノイズや#9でのスペイシーとすら言える不条理ノイズSEには、スタジオ・ワークならではのギミックで新たなものを創造しようとする意図も垣間見れますが、手法としては過去にBLACK SABBATHなんかもやっていた事なので、結局マネっこかよ!と突っ込みたくもなる微笑ましい所がCATHEDRALの魅力だったりしますので困ったものです。日本盤のジャケット・アートはお馴染みのデイヴ・パチェットによるものですが、海外盤は何だか味気無いイラストになってます。Endtyme

CATHEDRAL / The Garden of Unearthly Delights

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英国のドゥーム・メタル・バンドCATHEDRALの2005年8th。この頃からMySpaceではMetal / Progressive / Experimentalと自称し始めた彼ら。70年代ロック好きなリー・ドリアン(Vo)の趣味が高じてのものなのか、それとも本気なのか。リーのヘタウマ・ムード重視ボーカルを中心に据えた4人編成の限界なのか、わりと似たり寄ったりの楽曲が多いCATHEDRALですが、本作は良く練られてますね。不気味なSEのオープニング#1から雪崩れ込む#2の音塊がもたらす野蛮なヘヴィ・グルーヴは、思わずヘッド・バンギングを誘発するカッコ良さ。中盤の沈み込む暗鬱パートもナイスです。オールド・スクールな単音リフが牽引する#3も躍動感たっぷりで序盤から飛ばしてます。ギャズ・ジェニングス(G)が久々に冴えたリフを書き、底辺を支えるレオ・スミー(B)、ブライアン・ディクソン(Dr)のコンビもヘヴィ&グルーヴィ。特にうねるレオのベース・ラインが素晴らしいです。続く#4はバンド一丸となってブルドーザーのように突き進む得意のシャッフル・ナンバー。今までも良くあったパターンなんですが、馴染みやすいフックが盛りだくさんで楽曲のキャラが立ってますね。70年代風グルーヴのキャッチーな#5、アコギのアルペジオによるムーディなインスト#6を挟み、超強力な#7が登場。静かな#6との対比で殺傷力も倍増の3連で刻むリフがカッコ良いアップ・テンポのナンバーです。典型的CATHEDRALパターンのヘヴィなシャッフルに、生気の欠けた不気味な子供のコーラスを交え新機軸を見せる#8。そして、女性ボーカルや多彩な展開で26分超!の長尺に挑んだ問題作の#9。緩急、静動、清濁など様々なムードの小曲が連なる組曲形式。部分部分で思わずハッとする聴き所もあるんですが、全体的な構成度は今イチでしょうか。でも、ベテランとなった今でも新たな境地に挑戦する気概が感じられて嬉しいです。約5分のブランク後に突如始まる隠しトラックや、青リンゴがデザインされた匂い付きのCDレーベルといった楽しいオマケも最高。さすがリー・ドリアン、ツボを心得てます。The Garden of Unearthly Delights

CATHEDRAL / The Guessing Game

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英国のメタル/プログレッシブ/エクスペリメンタル・バンドCATHEDRALの2010年9thは怒涛のCD2枚組。 前作The Garden of Unearthly Delightsから顕著になりだしたプログレッシブ&サイケ風味が、いよいよアルバム全体を覆ってきました。もはや出自のドゥームやヘヴィネスも彼らにとっては音楽性の単なる一要素となり、BLACK SABBATH同様に(っていうか本家をマネて)これまでアルバム中の1〜2曲で見せてきたメロウであったりグルーヴィであったり70年代風であったり、という実験的なテイストを各楽曲に練りこんだ芳醇な作りになっております。勿論御大リー・ドリアン(Vo)のヘタウマ歌唱の限界もありますが、そこは、コーラスでDISC1#2及びDISC1#7に参加したMELLOW CANDLEのアリソン・オドネル(Vo)をはじめとした弦やシタール奏者などのゲスト陣、70年代マニアのレオ・スミー(B)のプレイするモーグ・タウラス、ARP、コルグPoli Six等ヴィンテージ・シンセの豊かなサウンドでカヴァー。さらに、現代のリフ・マスター ギャズ・ジェニングス(G)のリフ・ワークもかなりの冴えを見せており、ヘヴィにドライヴするDISC1#2、引き摺るDISC1#6、典型的CATHEDRALタイプのDISC2#2、抜けの良いコード・ストロークがシャープなDISC2#3、ドゥーミーなDISC2#5、などなどバラエティに富みつつも強力なフックとなる逸品揃い。又、ヘヴィなリフが溶け合ったDISC1#4、オートハープ等を隠し味にしつつ楽曲全体をリードするインストゥルメンタルDISC1#5などメロトロンも枯れた良い味を出しています。売れ線狙いとは真逆の、ロックが最高にカッコ良かった70年代の「何やってもOK!」なムード満載のアルバムです。ジャケット・アートはお馴染みデイヴ・パチェット。12面折のブックレットを広げると、いつもと同様の美しくも妖しく奇妙な異形の世界が広がります。The Guessing Game

CONCEPTION / In Your Multitude

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ノルウェーのプログレッシブ・メタル・バンドCONCEPTIONの1995年3rd。シンセとパーカッションによる妖しげなSEを突如切り裂くギター・リフが鮮烈な、ドライヴ感抜群の強力なオープニング・ナンバー#1。ポリリズムを取り入れたトリッキーなリフがリードするミディアム・テンポのヘヴィな#2。休符とウラ拍のタイム感が心地良いグルーヴを生み出すソリッドな単音リフが印象的な#3。ダークな#4。繊細なアコギのアルペジオ、一瞬ディ・メオラ風な早弾きソロ、ロイ・S・カーン(vo)の情感溢れる歌唱が見事なバラード#5。変拍子や凄まじいフルピッキングのギター・ソロ、フラメンコ風アコギ・ソロなど、インスト部が充実した7分超のプログレッシブ・チューン#6。キャッチーなサビを持つ#7。YESにインスパイアされたという#8。ロイのスクリームをきっかけに静から動へドラマティクに変貌するメタル然とした#9。パッド系シンセやストリングスを地味ながら効果的に使い壮大なスケール感を醸成した#10。専任鍵盤奏者が脱退して4人編成となった為か、キーボードの使用が最小限に止まり、トゥーレ・オストゥビー(G)による小気味良いザクザクしたギターのリフを中心として、ダークでカッコ良いプログレッシブ・メタルが展開されています。 In Your Multitude

CRYPTOPSY / Once Was Not

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カナダのブルータル・デス・メタルバンドCRYPTOPSY。オープニングのスパニッシュ風アコギから一転、ゲロゲロなデス声と無慈悲なリフ、そしてブラストビート。。。すごいですねDr。もう笑っちゃうしかないくらいテクニカルですなー。

ワンス・ワズ・ノット

CHILDREN OF BODOM / Follow the Reaper

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フィンランドのブルータル・メタル・バンドCHILDREN OF BODOMの3rd。っていうかKeyが結構活躍してるので、そんなに血も涙も無い感じは無いです。Keyの使い方がうまいですね。Gのサウンドもいいね。メロディや展開がちょっとクサいかな。せっかくテクニカルなんだから、もっと変テコなメロのユニゾンとか変拍子やったらいいのに。でも、そうするとデス声のドリーム・シアターになってしまうな。

FOLLOW tHE REAPER

CHEAP TRICK / Dream Police

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アメリカンHRバンドCHEAP TRICK 1979年のアルバム。前作「at 武道館」のヒットで、よくFMでかかってたなぁ。#6が好きでアルバム買いました。このバンド、各メンバーのキャラが立ってていいですね。中学のお昼の弁当の時間に放送部のヤツがかけてくれると狂喜していたなぁ、あの頃のオレ。

Dream Police

COVERDALE PAGE / Coverdale Page

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LED ZEPPELINのジミー・ペイジ(G)、WHITESNAKEのデイヴィッド・カヴァーデール(vo)による1994年に実現した夢のコラボ。ホントはレコード会社との契約問題とか色々あって無理やりくっついたみたいな部分もあるんでしょう。当時賛否両論ありましたけど、僕は全然OKですね。ジミー・ペイジがこれだけZEP的なことやってるのは、今のところこれが最後です。そういう意味でも貴重です。#3のイントロは陰陽座がパクってますよ!あれ、知らなかった?

Coverdale/Page

COZY POWELL / Tilt

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RAINBOWを脱退した”渡り鳥”ドラマー コージー・パウエルの2ndソロ。ジェフ・ベックゲイリー・ムーア、バーニー・マースデン、ドン・エイリー等旧知の友を集めて制作。ドラマーのソロだからといって叩きまくってるワケではなく、あくまでも歌やインストのメロディを中心に楽曲が作られていて好感が持てる。とはいえ最大の目玉はゲイリー”クレイジー”ムーアとの火花散る演奏が聴ける高速ブギーの#5だ。この2人が居てこそ成立するハイ・テンションなムードにガッツ・ポーズだ。反面、ゲイリーによる繊細なトーンに蕩けそうなくらいメロウな#2もGOOD。

Tilt(サンダーストーム)





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