2017.4.30

ご挨拶 新緑の季節

 4月も終わりを迎え、大型連休に入られた方もいらっしゃると思いますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。今年は全国的に天気にも恵まれ、絶好の行楽日和になりそうですが(地域によっては気候の変動が激しく、不安定なところもありそうですが)、何か楽しい計画など立てられましたか。

 例年ならばこの時期、初夏の陽気に包まれ、部屋は見る見るすっきりと整理され、心も解放感で満たされていくのですが、今年はいつまでも朝夕肌寒く、未だに冬物の洗濯などが伸ばし伸ばしになっていて、部屋は何となく重苦しい様相を呈しています。それでも季節は確実に初夏に差し掛かり、新緑は日々輝きを増し、色も濃さを増してきました。庭の植物たちもぐんぐん生長しており、油断しているとあっという間に虫にやられてしまうため、連日、庭仕事に振り回されています(今日も、たくさん実をつけている小梅の木の枝のあちこちに、びっしりと並んだカイガラムシの集団を発見し、急遽、その対処に追われてしました。)。それでも、清々しい風に吹かれながら、緑の中に佇んでいると、心がどんどん元気になっていき、幸せな気分になります。多分、植物たちの旺盛な生命活動から沢山のエネルギーをもらっているからなのでしょう。世界中が次第に不穏な空気を漂わせ始めている今、その有り難さをつくづく実感します。

 沖縄では、米軍普天間飛行場移設計画に伴い、名護市辺野古の沿岸部の護岸工事がとうとう始まってしまい、長年人々が守り育んできた豊穣で美しい海に、容赦なく石材が投入され始めました。北朝鮮の度重なるミサイル発射牽制のために、トランプ米政権は原子力空母カールビンソンを北朝鮮近海に派遣し、安倍政権はそれを積極的に支持し、海上自衛隊の護衛艦は米空軍とともに、西太平洋の海域で共同訓練を始めました。

 いったい「力による平和」など、ほんとうに可能なのでしょうか。たとえ短期的にある事象が解決されたとして、それが真の解決に繋がるものでしょうか。日本が力による外交を推し進めれば進めるほど、テロへの脅威は強まり、その結果、世の中に対する厳戒態勢がどんどん強化され、エスカレートしていく恐ろしさをひしひしと感じています。日本がこれまで平和のシンボルとして世界から注目され一目置かれてきたように、どうかこれからもずっとその先導役を担い続けてほしい、そしてどんなときも決して諦めることなく、平和的な解決手段を模索し続けてほしいと心から思います。憎しみの種を決して増やさないこと、それはきっと私たちひとりひとりにも可能なことではないでしょうか。



フォトエッセー 初夏の香り

こんなに可憐、すずらんの花

suzuran  2年前にいただいたすずらんが順調に育ち、今4株、とても可愛らしい花を咲かせている。庭先に毎年咲くスノーフレークと同じような花だと思っていたら(開花はもう少し早い。花は同じく小さな白のベル状だが、このような房には咲かない。球根植物で、いつの間にかものすごく増える。)、とても香りがいい花だということを少し前に知った。それ以来、花が咲くのを心待ちにしていた。いただいた当初、この花は宿根草で、どんどん増えていくということを聞いていたので、手入れのことを考えて、花壇の奥の隅っこに植えていた。全長15㎝ほどで、葉っぱはチューリップのように大きく立派な緑をしているが、その間から細く繊細な茎がすっと伸び、真っ白で小さな鈴の連なりが清楚に顔を覗かせていて、本当に可愛らしい。どうにかして香りを知りたいと、しゃがみ込んで一生懸命に鼻を近づけようとするのだが、その手前には満開の都忘れが咲いていることもあり、どうしても届かない・・・ねぇねぇ、いったいどんな香りなのぅ? これはもう、切り花にするしかない!と思うのだが、ムスカリ(2012.04.09), (2016.03.26)のように、もっと葉っぱも細く群生しているのであれば、切り花にすることにあまり抵抗もないのだが、何といっても貴重な4株。とても切る気になれない。これはもう待つしかないね。一年経てばもっと生長して株も増えるだろう。そうしたら株分けして鉢植えにしよう。


いちごのその後

ichigo2  昨年、晩秋から次々に白い花を咲かせ、実へと育っていたはその後、結局10個ほどが食べられる大きさに育った。毎日、夕食後に食べるヨーグルトに入れて食べたのだが、実はちょっと堅く酸味が強かった。けれどもしっかりと苺の風味はあり、結構おいしかった。冬の寒さを乗り越え、いつの頃からかまた花が咲き始め、今、また実を付け始めた。本来の旬であるべき今回は、冬の時に比べて異常に茎が細く、そこに沢山の小花が咲くといった感じで、結果、実はとても小さく、クランベリーくらいの大きさしかない。味はとても甘くて美味しいのだが、収穫は毎日、1,2個程度で、とても満足できるレベルではない。これはやはり、冬に花を咲かせ続けたのがよくなかったのだろうか。ナメクジにもやられず、元気に育っていただけに、ちょっとがっかりしている。これからまたランナーが次々に伸びていく生長期。これからどうしたものだろう。何とも気合いが入らない。


(追記 2017.06.05)

ichigo3  前回の「いちごのその後」を記述して以降、苺は予想外の展開を見せ、その後、一ヶ月に渡り、小粒ながら、毎日4,5個ずつ真っ赤な実を実らせ続けた。果物を食べるというレベルにはほど遠いが、いつもヨーグルトに入れる季節のジャム(今はオレンジジャムと金柑ジャムのミックス)に赤い彩りが加わり、甘さも十分だった。実が小粒だったのは、私が全く摘果しなかったのが原因だと思うが、冬にも収穫できた理由は、「四季なり苺」(年に2回収穫)というものがあるそうで、その苗をいただいていたのかも知れない。来年はもう少し上手に育てられるだろうか。一ヶ月のささやかな楽しみは、私に新たな気合いをもたらしてくれたようだ。ちなみにあと2つ実っているのだが、最後の1個はこれまでになく大きく・・・何とも涙ぐましい。