2016.8.27

ご挨拶 残暑お見舞い申しあげます

 リオデジャネイロ・オリンピックでの日本選手団の素晴らしい活躍ぶりに大いに湧いたこの夏! たくさんの感動をもらった8月でしたが、みなさん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

 今年の夏は日本列島でかなり気候のばらつきがあったようですが、こちらは凄まじい猛暑日が延々と1ヶ月以上も続きました。その中で雨が降ったのはわずか2,3日。夜になっても気温は下がらず、お盆を過ぎたあたりからは、かなり強い北風が吹き始めたものの、それはまるでエアコンの室外機の前にいるようなぼあぼあとした乾いた温風で、本当に信じられない毎日でした。「あぁ、暑い、暑すぎる!」と言いながらも、何とか夏バテもせず、熱中症にもならず、思った以上に元気に過ごしている現状に、あぁ、私は結構、暑さに強いんだ!との思いを新たにしているところですが、進化生物学者の長谷川眞理子さんによれば、ヒトは本来暑さへの適応力が備わっていて(生物全般からすると、それはとても特異な性質)、霊長類の中でも唯一、発汗作用により体温を下げて(気化熱)、うまく体温調節をしているのだそうです。近年、節電対策でクールビズがなされたり、さまざまな公共施設などでエアコンの温度が高めに設定されたりしていますが、それらは人間本来の適応力が鍛えられる意味でも、実は望ましいことなのかも知れません。

 連日の猛暑にさすがにうんざりしていた今日この頃ですが、昨夜から急に涼しい風が吹き始め、それは今日も続き、猛暑日の更新がようやくストップ、久久ぶりの心地よい風に心と体がほっと和み、秋の気配を静かに感じた一日でした。が、それも束の間、明日は一転、気温も下がり、大雨が降るといいます。これは勢力を増しながら本州に近づきつつある台風の影響なのでしょうか。この夏、幸いにもこちらにはまだ一度も来ていない台風ですが、予想のつかない自然災害が多発する今日、これから収穫を迎える大切な季節に、どうか各地、大きな被害が出ないことを祈るばかりです。



フォトエッセー 猛暑の夏

夏の花 百日草

hyakunichisou  昨年、姉にもらった百日草の種がとてもいいものだったのか、今年も種から育てたものが元気に育ち、色とりどりの花をたくさん咲かせている。道ばたでよく見かける昔ながらの百日草はもっと地味な印象があるが、これは新種の花なのか(名称もボンボン百日草という)、背丈も高く(1メートル以上)花弁も大きく、色数も多く、とても華やかだ。ここではピンクばかりが目立つが(実際、ピンクが最も育ちやすい)、他にもクリーム色や深紅、オレンジ系の赤、ピンク系の赤など、どれもそれぞれに趣があって、とてもきれいだ。この写真は7月下旬に撮ったものだが、名前のごとくとても息の長い花で、今もまだ次々に蕾をつけ続けている。けれども、ここ一ヶ月以上も続く猛暑と小雨の影響で、最近はさすがに元気がなく、夕方になるとすっかり萎れて、もうぐったりしている(余談だが、トマトもピーマンもすっかり枯れてしまった)。昨夜から急に秋の気配が漂い始めた今、また元気を取り戻し、再び鮮やかな色の花をたくさん咲かせてほしい。


蛙も体温調節?

gray_frog  この猛暑の最中、朝夕、全身に覆いをして、庭の草花にせっせと水をやり続けているが、数日前、百日草の葉っぱに、何か白っぽい影が見えた。よく見ると、なんと雨蛙だった。「どうしたの??? こんな色になって・・・。」 まるで枯れた葉っぱのように、色あせた灰色になってしまっている。ミドリなのかキミドリなのか、全く分からない(数枚の写真から判断すると、キミドリのようだ。)。以前、黒のまだら模様になっていたときにはその滑稽さに笑えたが、今回はあまりに痛ましくて笑えなかった。が実は、蛙ならではの暑さ対策なのだろうか。そう思うと、生き物の生き抜く知恵に驚かされる。