2014.4.6

フォトエッセー アロエの花

 例年よりもかなり早い桜の開花宣言からあっという間に迎えた満開。その美しさをゆっくり楽しむ暇もなく、翌日は凄まじい嵐になり、あっという間に桜の季節は終わってしまいました。4月に入り、庭の草花たちは次々に開花し始め、色とりどりの可愛らしい花を楽しんでいます。そのご紹介をと思いましたが、昨年末(12月28日)にご紹介したアロエ(参照)の花がめでたく咲きましたので、やはりこちらをご紹介しなければ(もう見ることはないかも知れない)、と思います。

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(左上)1月28日。およそ一ヶ月前の巨大ツクシは、莟を堅く閉ざしたまま、一向に開花する気配が見られない。茎が僅かずつ伸びるばかりで、生長の遅さにただ驚くばかり。アロエの葉っぱは、巨大タコのようだ。

(右上)2月23日。巨大ツクシは、表面に鱗のようなものが堅くびっしり付いていたが、それらが少しずつ離れて、独立して生長し始めた。色もオレンジに色づき始め、ふっくらとしてとてもきれい。サルビアのような花を想像していた私は、少しずつ展開していくこの不思議な変貌を、驚きと興味をもって見続けた。

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(左上)2月28日。これが満開を迎えたことになるのだろうか? すべての花びらがハリネズミのように独立して立っている。けれども、これらをよく見ると、中にめしべやおしべのようなものが透けて見える。これはきっと開花するよね。。。

(右上)3月2日。開花した。なんと百合のようなベル型の花だった。アロエのイメージからは想像できなかったが、とても可愛らしい。こんなに優雅な花を咲かせてくれるとは思わなかった。すべての花びらが一斉に開花してくれたら、どんなに美しかっただろう。

 このアロエはもう大きくなりすぎて、植木鉢から根っこが出始めている。根詰まりを起こしているようで、葉っぱの色もくすみ始めた。このようなアロエの花を見ることは、今後もうないかも知れない。そう思うと、素晴らしい開花ショーを見せてくれて、アロエさん、本当にありがとう、という気持ちでいっぱいだ。