2014.1.15

フォトエッセー 太宰府天満宮

 1100年あまりの歴史をもつ古社で、「学問の神様」として親しまれている菅原道真公が祀られている太宰府天満宮を久しぶりに訪れた。正月三が日を過ぎたあとだったが、全国的な観光名所ということもあり、国内外のツアーバスはじめ、人は多かった。天気にも恵まれ、久しぶりに開放的な気分を味わった。由緒ある神社は品格があり、やはり素晴らしいと改めて思った。

dazaifu_hasi dazaifu_sando

dazaifu_mon dazaifu_haiden

(左上)天満宮の入り口を入って少し奥へと歩いていくと、3つの橋(太鼓橋、平橋、太鼓橋)が順に現れるが(順に過去、現在、未来を表しているという)、その最初の太鼓橋。赤と緑のコントラストがとても美しい。

(右上)長い参道(500mもあるそうだ。道の両側には、沢山のお土産屋さんやお茶屋さんが並ぶ)を経て、神社の入り口に辿り着いたとき、至る所にそびえ立つ幾本もの大木に圧倒された。太宰府天満宮がこんな大自然の中に佇んでいたとは、今まで気付かなかった。 この写真は、最後の橋から更に奥へと向かう景色。

(左下)境内を更に奥に歩いていくと現れる2階造りの楼門。中央上の光っているところは、「謹賀新年」という文字が書かれている。門の向こうに「御本殿」が小さく見える。

(右下)菅原道真公の墓所の上に建てられているという御本殿。国の重要文化財。桃山時代の豪華な様式美を今に伝える造りだぞうだ。実はこの御本殿の右手前に、 左遷された菅原道真公を慕って、都から一夜で飛んで来たとの言い伝えがある「飛梅(とびうめ)」が植えられている(人が多く、いいショットが撮れなかった)。道真公が都を去る際、庭で大切にしていたこの梅の木に詠んだといわれるのが 以下の歌である。

「東風(こち)吹かば匂い起こせよ梅の花、主(あるじ)なしとて春な忘れそ。」

 毎年、梅の季節、朝、窓を開けて、清々しい春風が、突然ふあ〜と通り過ぎたりすると、いつも思わず口ずさんでしまう、わたしのお気に入りの歌である。

(因みに、私は歌に詳しいわけではありません。でもこの歌は言葉の響きも美しく覚えやすかったからでしょうか、高校の古典の授業で学んで以来、ずっと心に残っていたのですねぇ。エピソードもとても哀しいですしね。)