2013.8.31

ご挨拶

 7年振りに九州への上陸が予報されていた台風15号は、昨夜のうちに温帯低気圧へと姿を変え、恐れていた直撃は免れました。夜が明けても雨戸も窓も明けず、じっと様子を伺っていましたが、何事も起こらず、ほっとしました。それにしても、昨夜の雨の勢いは本当に凄まじく、数秒おきに真っ暗な夜空のあちらこちらを鋭く切り裂いていた稲光もとても恐ろしかったです。明日も秋雨前線の影響で大雨の予報、油断はできない状況ですが、実りの秋に向かうこの大切な季節、自然の威力が何とか人間社会の味方になってくれればと、ただお祈りするばかりです。


フォトエッセー カボスの木

kabosu  庭のカボスの木。カボスを知ったのは、父の転勤で1年間住んだ大分で、小学校4年生のころ。カボスは大分県の特産品で、この時期、お店に行くとどこでも売られていた。レモンのような感覚でお料理に使うのだが、その香りは独特で、慣れない私はその青臭さがとても苦手だった。「レモンがいい、カボスは嫌。」とても安く新鮮で、度々わが家の食卓にも上がっていたが、カボスが登場するたびにそう言っていたような気がする。大分を離れ、カボスを口にすることもなくなって、またレモンの生活に戻ったが(今でこそカボスはとてもポピュラーな食材だが、そのころはまだ珍しかった。)、私はいつのころからカボスが好きになったのだろう。生前、父がいつの間にか庭に植えていたカボスの木が、それと知らぬ間にぐんぐん育ち、今ではこんなに大きく生長した。収穫期を迎えたこの時期、今年もまた、いろいろな食材として大活躍している。生姜シロップ・ジュースにジュッ、酢の物にジュッ、お味噌汁にジュッ、 そうめんのつゆにジュッ 、フライや焼き魚にジュッ・・・。