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Quicksilver Messenger Service/Live At The Avalon 9th Sep 1966/2008 Bear BEARVP105CD



クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスは、グレイトフル・デッド、ジェファーソン・エアプレインと共に60年代のサンフランシスコ・ミュージック・シーンから出てきた最も重要なバンドの一つとして考えられている。もともとバンドは1965年に結成され、アメリカ各地で多くの素晴らしいギグを積んでいった。

バンドはサンフランシスコのベイエリアで最も人気の高い呼び物の一つとなり、その素晴らしい楽曲と彼らのトレードマークとなる長いジャム演奏をミックスしたライヴによって、強固な名声を打ち立てた。オリジナル・ラインナップはギタリストのジョン・シポリナとゲイリー・ダンカン、ドラマーのグレッグ・エルモア、ベーシストのデヴィッド・フライバーグ、そしてヴォーカリストのジム・マレイだった。名を連ねるはずだったオリジナル・ヴォーカリストのディノ・ヴァレンティは、ドラッグ容疑で刑務所送りとなったが、その間にバンドはステージを重ね形成されていった。しかしディノはのちにバンドに加わることになる。このオリジナル・ラインナップは基本的には1965年暮れから始まって、1967年の暮れにキャピトル・レコーズと契約するまで続いたが、バンドがキャピトルと契約する直前にジム・マレイがバンドを去っていった。しかしバンドは彼の代わりのメンバーを入れないことを選択した。

バンドのデビュー・アルバム、セルフ・タイトルのQuicksilver Messenger Serviceは、1968年の5月にリリースされたが、そこには40年後になっても注目されるほどの強力な楽曲を含む様々なアプローチが含まれていた。収録されていたのはPride of Man、Dino’s Song(ヴァレンティ作)、Gold and Silver、そして長尺ナンバー、The Foolなどだ。

翌年、バンドは多くの人が最高作と考えるアルバムをリリースする。Happy Trailsと名付けられたアルバムはトップ30に入り、片面にはボ・ディドリーのナンバー、Who Do You Loveをモチーフとした長い組曲が入っていた。Happy Trailsはまた、他のディドリー・ナンバー、Monaとゲイリー・ダンカン作のCalvaryを収録していた。アルバムは当時の主要バンドの一つとしての名声を打ち立て、確実にサンフランシスコ・ミュージック・シーンの主要バンドであることを示した。しかしながら、Happy Trailsリリース直後にゲイリー・ダンカンが去り、代わりに英国人のキーボード・プレイヤー、ニッキー・ホプキンスが加わることになった。このラインナップによってバンドはShady Groveをレコーディングし、それもトップ30に入る成功を収めた。

1970年にJust For Loveをリリースするまでにゲイリー・ダンカンが復帰し、ディノ・ヴァレンティもバンドに加わった。そしてさらにアルバム、What About Me(1970)、Quicksilver(1971)、そしてComin’ Through(1972)がリリースされたが、アルバムQuicksilverまでにフライバーグとシポリナが脱退した。

バンドは1973年に解散したが、1975年に再結成され、アルバムSolid Silverがリリースされた。バンドはゲイリー・ダンカンとデヴィッド・フライバーグによって2006年に再編され、以来、彼らはジェファーソン・スターシップと共演したりしながら、定期的にライヴを続けている。ジョン・シポリナ、ディノ・ヴァレンティ、そしてニッキー・ホプキンスはみな続いて死んでしまったが、現在グレッグ・エルモアは所在不明である。

この初期のバンドのパフォーマンスは、1966年9月9日にサンフランシスコのアヴァロン・ボールルームでレコーディングされたものだ。アヴァロン・ボールルームはチェット・ヘルムズと彼のファミリー・ドッグ・プロダクションズによって運営されていた、サンフランシスコで最も重要な会場のひとつだ。この中のハイライトを挙げると、まずはここから約1年半後にリリースされるバンドのデビュー・アルバムの冒頭を飾ることになるPride of Manだ。他のクイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスを強く印象づける2曲が、彼らが好んで取り上げていたBabe I’m Gonna Leave YouとCodeineだ。また5分間プラスされたHoochie Coochie Manも収録されている。この曲のハイライトはメンバー間の音楽的相互作用と彼らの熟達したジャム演奏である。


Quicksilver Messenger Service/Live At The Avalon 28th Oct 1966/2008 Bear BEARVP106CD


これは今回のシリーズのうちの66年録音2弾目で、再びサンフランシスコのアヴァロン・ボールルームからクイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスの初期の姿が聴ける。そして再び我々はセット・リストの中にCodeineとPride of Manを見つけることができる。一方、Monaは1969年のアルバム、Happy Trailsのキーとなるトラックだ。またバンドはSmokestack LightningとIf You Live Your Time Will Comeの長尺ヴァージョンをプレイしている。これらは2000年にレアリティーズ・アルバム、Lost Gold and Silverが出るまで公式リリースされていなかったナンバーである。


Quicksilver Messenger Service/Live At The Fillmore 4th Feb 1967/2008 Bear BEARVP107CD


1967年2月4日のこのライヴ・レコーディングの時までに、クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスは評論家、ファンどちらからも大きな注目を浴びていた。この2枚組ディスクは重要ナンバーであるMona, Pride of Man, Codeine, Babe I’m Gonna Leave You、そして2年後のアルバムHappy Trailsでハイライトとなるロング・ヴァージョンのWho Do You Loveを含む彼らのコンサートのフル・パフォーマンスをとらえている。


Quicksilver Messenger Service/Live At The Fillmore 6th Feb 1967/2008 Bear BEARVP108CD


これは今回のシリーズのうちで、サンフランシスコのフィルモアからのもうひとつのパフォーマンスだ。今回フィルモアでの2日間のライヴは1日ごとに二つのCDに分けられた。このレコーディングは1枚物のCDであるが、You Don’t Love MeとA Fool For Youのすぐれたヴァージョンを含む多くのハイライトが含まれている。2月4日のセット・リストと大きく異なることはなく(こちらの方が短いが)、Gold and Silver, Walkin’ Blues, I Hear You KnockingそしてAll Night Workerなどを収録している。これらはバンドが柔軟性に富み、その音楽的器用さによってハイライトをライヴ・セットの中で作り上げることができ、また同じ曲でも違うプレイができるバンドの才能を示している。


Quicksilver Messenger Service/Live At The Carousel Ballroom 4th Apr 1968/2008 Bear BEARVP109CD


この2枚組ディスクのライヴ・レコーディングは、サンフランシスコのCarousel Ballroomでのプレイが収められている。ここはビル・グレアムがフィルモア・ウェストと改名した会場で、1971年まで経営していた。このライヴはクイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィスがセルフ・タイトルのデビュー・アルバムをリリースした数週間後にレコーディングされたものだ。収録曲はデビュー・アルバムからThe FoolとLight Your Windowsに加えて、ライヴ・レパートリーだったWho Do You Love, Babe I’m Gonna Leave YouそしてWalkin’ Bluesなどが含まれている。2枚目のディスクはライヴ・バンドとしての彼らの名声を証明するベストな演奏が1曲のみで占められているが、これはクイックシルヴァーのファンが最も支持したスタイルだ。このディスク2はオーディエンスの要求以上に長く演奏されてはいないが(訳注:それでも何と40分のジャム)、広大なナンバーとしてThe Jamと名付けられている。しかしこのプレイはバンドの音楽的創造性と巧妙さを十分に実証している。
Jon Kirkman



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