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Peter Ivers/Take It Out On Me/2009 Sony Music Entertainment WOU 2821



アルバム裏話

私は1971年の冬、ウィスコンシン州ミルウォーキーのNMCディスカウント・レコーズで働いていた。ピーター・アイヴァースはすでにアルバム、“Knight Of The Blue Communion”をリリースしていた。それはビッグ・ヒットにはならなかったが、私たちは店内BGMとしてよくかけていた。私は購買者の気を引こうと数枚を仕入れ、レコードを店頭に飾っていた。ある晩、私が店でそれを流していると、1人の男がカウンターに近づいてきてこういった。

「僕のアルバムをかけてますね。僕はピーター・アイヴァースです」

彼は自分のアルバムがプレイされていて、しかもそれが飾られているのを見てとても驚いていた。彼はミルウォーキー・レパートリー・シアターの“As You Like It”(シェイクスピアの喜劇‘お気に召すまま’)のための音楽を担当していた。それで町にいたんだ。彼はそのショーに私を招待してくれ、そのあとバンドがプレイするから残っていてほしいといった。そんなわけで私はピーター・アイヴァースと彼のバンドのライヴを見る機会に恵まれた。

それから2週間ほどたち、上演が終わると、ピーターはまた店にやって来て私に話があるといった。彼はちょうどセカンド・アルバムを完成させたばかりで、5枚のアセテート盤をプレスしたらしかった。そして彼は1枚を私にくれた。このCDのジャケットはそのアセテート盤のものだ。私はこれをもらった時のコンディションのままずっと保存してきた。汚れて見えるが私がもらった時にすでにそんな状態だったんだ。このアルバムは結局リリースされず、悲しいことにピーターはこの世を去ってしまった。

それから何10年も経ち、過去のアルバムのCDリイシューを手がける機会をもった時、私はぜひこれをCD化したいと思った。個人的に聴いて楽しみたかったし、このアルバムを後世のために残したいと思ったから。もしその機会を逃すと、アルバムは永遠に失われてしまうと考えた。

このアルバムのヴォーカルはAsha Puthliだ。残りのミュージシャンについては全く情報をつかめていないんだけど。

―Terry Wachsmuth
Wounded Bird Records


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