Welcome to my homepage


Dr. Feelgood/Live At The BBC 1974-5/1999 Grand Records GRAND CD 22



このCDで聞ける3つのコンサートの最初の1つが録音された時、ドクター・フィールグッドはすでにブリティッシュ・ロック・シーンで快進撃を続けていた。2年半後、彼らはUKアルバム・チャートのトップに居座っていた。コンセプト・アルバムが主流だった時代、主張を持ったリズム&ブルースをプレイする若いバンドの出現によって、まるで爽快な新風が吹き込まれたかのようだった。グループの故郷であるカンヴェイ・アイランドでパブに通う者たちが、最初にこのユニークなバンドに祝杯を挙げ、まもなくうわさは都市へと広がり、フィールグッズはロック・プレスの関心を一気に集めることになった。

このCDの全てのレコーディングは、ロンドンのパリス・シアターで行なわれた。そこはBBCが好んで使っていたが、最近、ギタリストのウィルコ・ジョンソンは、フィールグッズがずっとギグをやってきたような会場とは雰囲気が違ったと発言している。「うん、よかったよ。たしかに僕らは結果に満足したね。でもちょっと不思議な感じがした。僕らはみんなが跳びはねるようなパブでずっとやってきたからね。パリス・シアターはコメディ・ショーや何かを上演するちょっと静かなところだったし」

1974年3月、フィールグッズは何千何万というラジオのリスナーに向けて演奏しようとしていたにもかかわらず、その日のためのリハーサルの時間はほとんど取られなかった。ウィルコは単にそれが自分たちのやり方だったという。「僕らはいつも出て行ってプレイするだけだったね。そのための準備なんてものはなかった。ステージに出て行って、椅子に座ったオーディエンスに向かってプレイするのは奇妙な感じだったな」

BBCの番組、“イン・コンサート”の3回分全ては、ウィルコのナンバーでほとんどが占められていた。厳選されたカヴァー群とともに、彼のオリジナル作品は今日に至るまでドクター・フィールグッドのセットリストの多くを占め、それはオイル・シティ(カンヴェイ)出身の青年たちが、他のバンドにはない切れ味を持っていることを示していた。これは分析するような音楽などではなかった。ザ・フィールグッズは自分たちにとって朝めし前のことをやったつもりだったが、彼らの音楽がこれだけの人気を集めたことに本当に驚いてしまったそうだ。

このコレクションは恐るべきライヴ・バンドとしてのドクター・フィールグッドの真髄が示された生のエネルギーに満ちている。ウィルコ時代は1977年に終わりを告げた。グループ内の対立はとげとげしい分裂をもたらす結果となってしまった。ウィルコは新バンド、ザ・ソリッド・センダーズを結成し、リー・ブリロー、ザ・ビッグ・フィギュア、そしてジョン・B・スパークスはジッピー・メイヨーを迎え入れ、ドクター・フィールグッドはその後の変化に富んだ歴史の幕を切り落とした。

これらの古いレコーディングの数々は、ドクター・フィールグッドの最盛期をとらえている。楽しんでくれ。

スティーヴン・フォスター
1999年2月


ホームへ