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Grateful Dead/Dick’s Picks Vol. 24 3/23/74 / 2004 Grateful Dead Productions, Inc. R2 76477



・ウォール・オブ・サウンドはバンドがより大きな会場を求め、地元の音響会社に頼って追加のPA機材を借りなくて済むように考案されたものだった。私は技術的にそれが可能であると確信する前にその計画をグループに告げたが、実際私は一度彼らがその計画に参加すれば嫌になってしまうだろうと思っていた。

我々は様々な楽器のスピーカー(全音域から一つの音域まで)を積み上げ、ステージ後ろに高い柱状に組み立てた(配線も)。中央には大きなヴォーカル用の全音域スピーカー群と、それより小さなピアノ用のスピーカーを設置した。大音量のサウンド再生において、それが最初にうまくいった配線システムだった。我々の使用するコードは全てひとつの頑丈な壁としてがっしりとひとまとめに固定されていた。

今現在の一般的な“配線システム”は、このシステムのようにはうまく機能しない。なぜならそれら様々な要素を持つ配線は、単体として二つに分離されて吊り下げられているからだ。このやり方では円柱状の波動(音波?)を放射しないんだ。我々だけの持つ多種要素の配線はそれぞれが複合ラインの寄せ集めだった。ザ・ウォールがまさにそれだった。つまり放射壁だ。壁面全体が効果を発揮した。配線と音結合群(clusters)が合体し、現代のシステムでは真似できないサウンドを生み出していた。

我々はBruelとKjaerの2本のマイクロフォン器具を使って差異ヴォーカル・マイクを開発した。このマイク設計は声の中の低周波のロスを引き起こしたが、ヴォーカルが拡散してしまうことをうまく抑える効果があった。さらなる差異的設計開発として低周波ロスの除去が行なわれねばならなかった。

それぞれのミュージシャンはそれぞれの楽器のつまみによって、自分のヴォーカル・レヴェルに合わせてモニター・レヴェルを調節することができた。このシステムによってPAマンが不要になったんだ。

私はこれらシステムを理解するのに多くの助けを借りた。ロン・ウィッカーシャム、ジョン・カール、ジョン・メイヤー、メイヤーは当時McCuneサウンドと一緒だった。ボブ・マシューズ、ダン・ヒーリィ、そして事実上クルーの誰もがこのモンスター建設の一端を担っていた。スパーキー・レイゼンは木製の大きなヴォーカル用音結合群(クラスター)キャビネットを製作し、私はそれより小さいハチの巣状のピアノ・クラスターを製作した。

これはエレクトリック・ミュージック史上、間違いなくベストな大会場システムだった。ただ取り扱いに従事する小さな労働者軍団を必要とした。我々は3つの完全なるステージ用途とクルーたちを抱えていた。一つは解体すること、一つは組み立てること、そしてもう一つがツアー中、決められた時間に使用することだった。

じゃあまた。 Bear 12/15/01


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