
「雨降りお月」 作詞 野口 雨情 作曲 中山 晋平
雨降りとお月さん?ちょっと変ですか?いわば天気雨みたいなものでしょうか?
何故、お月さんは雲の蔭に隠れているんでしょうか?
お嫁に行くのはいったい誰でしょうか?
野口雨情の詞にはわかりにくい点が多いですね。
お嫁に行くのは嬉しいことでしょうか?それとも悲しいことでしょうか?
きっと両方なんでしょうね。特に大正時代のことですから、
今日のようにいつも恋愛結婚というわけにもいかなかったでしょうしね。
それでも、結婚すれば幸せな日々も訪れるでしょうから。
一人寂しく馬に揺られて濡れて行きながらも、シャラシャラシャンシャン鈴の音は、
とても楽しそうなほど軽やかですし…
濡れたお袖で顔を隠しているのはきっと雨じゃあなくて涙なんでしょうけど、
それも干しゃ乾くし…
お月さんも雨降りで半分泣いているようだけど、それでも明るく未来を照らしているようでもあり、
喜びと悲しみが共存している人生の日々を象徴的に表しているのではないでしょうか?
しかし、中山晋平の暖かくやさしいメロディは、その中で喜びのほうに重点を置いている
ように思われます。なにか、やさしく励まされるような感じがしますね。
皆さんも暖かくやさしく歌ってあげましょう!
『コドモノクニ』大正14年1月臨時増刊号(雨降りお月)及び3月号(雲の蔭)に歌詞が発表される