審査は終了しました。








I−1
エントリーNo.087
ハーベストムーン

漫才/Sadistuic Desire
アイ:どうも!ハーベストムーンです!THE CHOUBUNって事なので認定ネタ師目指して頑張りましょう!

ユウ:世の中には叩かれたり罵られたりして悦ぶ男が多いらしいね。

アイ:開口一番から赤信号っ!!確かにそう云った趣味を持つ男の人は少なからずいるけどさぁ……。

ユウ:で、そう云った人達の為の性癖を癒す為に存在するのが、そうSMクラブですね。

アイ:赤信号を猛突進しちゃった!!THE CHOUBUNの会場がエラい事になりそう!!

ユウ:でもさ、SMクラブって初めてだと入るのに物凄く勇気が必要だったり抵抗があったりするじゃない?

アイ:確かにそうかもしれないけど!この話をする事にアタシは激しく抵抗がっ!

ユウ:だから日常生活にSMを織り込んだら、そう云った性癖の人達がSMクラブにすんなり入れると思うんだよね。

アイ:別に入れなくて良いと思うよ!?一日の流れについて語るよ。

ユウ:まずは家の生活にSMを導入しよう。

アイ:「まずは」のハードルッ!!SMクラブとどっこいな気がする!

ユウ:朝起きると目覚ましが鳴り、その時に安らかな子守唄が流れます。

アイ:寝ちゃったら意味が無いよ!てかSMの話の筈なのに子守唄て!

ユウ:何言ってるの?子守唄が流れて、気持ち良く二度寝して大遅刻して、上司にこっ酷く怒られて、そして給料が下げられる。完璧な流れじゃない?

アイ:社会的信用を失っちゃった!!百歩譲ってSMがマシでもコレはキツいよ!

ユウ:で、太陽が完全に昇り切った頃に目が覚めたらゆったりと朝食の支度です。

アイ:少しは慌てようよ!!間に合わないって分かってても!!

ユウ:ゆっくりとキッチンに向かうも、床に仕掛けられた雑誌とかリモコンとかと云ったトラップに足を取られる。

アイ:ただ散らかってるだけじゃない!?普通にコケただけじゃん!

ユウ:満足げな表情をしながら冷蔵庫を開けると、中にはワサビしか入っていない。

アイ:ちゃんと買い物に行きなよ!!で最後に余るのがよりによってそれって!

ユウ:「コレで午前中の会議を乗り越えなければいけないのか…(ゾクゾク)」

アイ:いやもう間に合わないでしょ!?だってもうお昼位だもん!

ユウ:「堪らねえな…!!(チューチュー)」

アイ:ワサビのチューブをウィダーインゼリーみたく吸うなっ!!コンビニかキオスクで何か買いなよ!

ユウ:口の中がヒリヒリして満足げな表情を浮かべながら、今度は着替えに行きます。

アイ:もういっその事起きてすぐワサビ食べたら?そうすれば遅刻もしないしその人は満足できるし。

ユウ:ボンデージ。

アイ:大遅刻して会議サボった上にそんな格好したらクビまっしぐらだよ!!

ユウ:シャツのように白いボンデージ着てきちんとネクタイをするからそこは大丈夫。

アイ:そう云う問題じゃないんだよね!!街中ボンデージ着用でネクタイなんか羞恥プレイも良いところだよ!!

ユウ:「俺を汚いものを見るような眼で群衆が見る……(ゾクゾク)しかもネクタイはキツめ……(ゾクゾクゾク……)」

アイ:アタシその人とは別の意味でゾクゾクしてきたよ!!

ユウ:そしてその格好のまま家を出て、会社に向かいます。

アイ:悪い事は言わないから家に籠ってなよ!まだ無断欠勤で怒られる位で済むから。

ユウ:しかし駅まで着いて一旦引き返す。定期入れを忘れたからです。

アイ:やっぱりその格好のまま電車に乗ろうとしたんだね。にしても忘れ物なんてお間抜けさんだね。

ユウ:定期入れを持って再び駅へ。しかしもう一度家へ戻ります。会議で使う書類を忘れたからです。

アイ:一回で済ませなよ!!てかもう会議はとっくのとうに終わってると思うよ!?

ユウ:書類を持って三度駅へ。しかしまたまた家へ戻ります。羞恥心を忘れてきたからです。

アイ:今更だよ!!てか家に戻って済む問題じゃないと思うんだけど!!

ユウ:「やっぱり羞恥心を忘れて堂々としたらいけないんだよな……(ビクンビクン)」

アイ:何そのこだわり!?よく三往復して職務質問受けなかったモンだよ……。

ユウ:で、四たび駅へ向かう。しかし家へ戻ります。電車に乗ろうとしたら駅員さんに止められたからです。

アイ:散々要らない苦労してそれ!?まあ見るからに変質者だもんね!

ユウ:仕方ないから帰り道でスーパーで買い物をする事にしました。

アイ:まあチューブのワサビしか無いからねぇ。でもその格好で止められないのかな?

ユウ:籠一杯に敷き詰められたワサビ。

アイ:なんか味を占めてる!!そんな大量に買っても絶対使い切れないと思うんだけど……。

ユウ:「ワサビのツーン……(ゾクゾク)賞味期限切れになってお腹を壊すかもしれないスリル……(ビクンビクン)」

アイ:もうそこまで来るとただの味覚障害だよ!!ジャンキーよりタチが悪いよ!!

ユウ:そして家に帰って、起きてすぐにコケた所と同じ場所でコケて夕食のワサビを取る。

アイ:部屋を綺麗にしなよ!学習能力が無さ過ぎる!

ユウ:そして夜、目覚ましをセットし、自分の頭に思いっ切りブロックで殴り、満足げな表情で眠りに就きます。

アイ:気絶じゃん!何そのマッチポンプ!?

ユウ:こうした日々を繰り返せば、きっとSMクラブに行くのに抵抗が無くなるかもね。

アイ:そんな生活を送ってるなら、最初っから何の抵抗も無くSMクラブに行けると思うんだけど!!寧ろ通ってる人の方よりそっちの方が抵抗があるよ!!

ユウ:よしじゃあ通してやってみよう。アイは朝起きる所からやって。

アイ:今すぐ穴と云う穴にワサビ詰め込もうか?(ニッコリ)

ユウ:………まあ家庭でやるのは難しいから、後は街の中にある施設を替えてみるのも一興だね。例えば歯医者さんとか。

アイ:ただでさえ歯医者さんに行くのにハードルが高いというのにっ!!

ユウ:名付けて「サディンティストオフィス」って言うんだけど。

アイ:また上手い事取り入れてるのが腹立だしいよもう!!どうでもいいけどキチンとした英語表記なのがまた。

ユウ:まず先生ことサディンティストなんだけど、女王様らしくボンデージ姿で現れるんだよ。

ユウ:でも歯科医らしさを取り入れるために色は勿論白。

アイ:何そのおまけ程度の歯科医要素!?白にすれば良いって問題じゃないよ!格好からして嫌な予感ッ!!

   歯医者だと思って来た患者さん絶対「え…!?」って混乱するよ!

ユウ:呆然と立ち尽くす患者さんにサディンティストは、「ボーッとしてないで裸になってそこの三角木馬にお座りっ!!この雑食性の豚野郎!!」って案内してくれるの。

アイ:完全に比重がSMクラブじゃん!!歯医者で裸になるのも三角木馬の存在も必要無いんだよ!!後雑食性…てか罵りは余計だよ!

ユウ:ちなみにその三角木馬は歯医者用にリクライニング式になってるから大丈夫だよ。

アイ:何それ!?何で三角木馬に背もたれがあるの!?

ユウ:勿論後ろに倒れるからリラックスして治療が受けられます。

アイ:どこが!?上半身がラクでも下半身の不自由さはカバーし切れないよ!!

ユウ:そんなこんなで裸でリクライニング三角木馬に乗せられた患者は、口を開けたままにする為にボールギャグがハメられるんだ。

アイ:他に方法無いの!?

ユウ:これなら患者のヨダレが抜けるから一石二鳥だね。

アイ:その前に丸々ボールギャグハマってて治療出来ないから本末転倒だよ!!二つの意味で開いた口が塞がらないよ!!

ユウ:まあそこは培ったテクニックでボールの隙間からドリル通すから大丈夫だよ。

アイ:そんなテクニックの無駄遣いは要らない!!最初から然るべき機器を使えば良いんだよ!!

ユウ:で次にサディンティストは患者に麻酔と鞭を打つの。

アイ:上手くないよ!?後者は完全に余計だよ!!

ユウ:三角木馬と鞭と麻酔と縄の四点セットで歯の痛みを抑えるんだよ?

アイ:なら麻酔だけにしなよ!!三角木馬にしろ鞭にしろ別の箇所の痛みが増えただけだよ!!んでいつの間に縛られてるし!

ユウ:ちなみに最初に裸になったのは、痛みを抑える為にロウで固めた麻酔を垂らす為だよ。

アイ:何その無駄過ぎる手間と労力!?そんな変態と科学技術の無駄遣いなんかしないで歯の局部だけにすれば良いんだよ!!

ユウ:でいよいよ治療開始。サディンティストは患者の歯を見るために一旦ボールギャグを外して、

   「おんや〜?ここが感じるのか〜い?このアリクイ野郎が!!」って鞭でつついて歯を診てくれるの。

アイ:ドリル使いなよ!!で外すならやっぱり不必要だよ!!でどうでもいいけどアリクイって歯無いんだよ。

ユウ:「ほ〜ら『私は歯磨きを怠った醜い歯をしたサメ野郎です!!』と叫びな!!」と言った直後に再びボールギャグをハメる。

アイ:ハマった後じゃ叫べないしそもそも叫ぶ必要も無いよ!!てかサメってさっきから例えがヘタだよ!!そんなのいいからちゃんと治療しなさいっ!!

ユウ:で、つついて痛い所があったら、「痛いところはどこだ〜い?それとも感じるところはどこだ〜い?分かったら手を挙げるんだよ!!」

アイ:縛られてたんじゃ反応出来ないよ!!あと感じちゃマズい気が!

ユウ:で、ようやくドリルで始めるんだけど「ほ〜ら、ここがいいんだろぉ〜?でも今日は最後までやらないわよぉ〜。」って診るだけで治療は次回に持ち越すの。

アイ:ちゃんと最後まで治療しなよ!!確かに歯医者さんって何回も来させるけどさ!

ユウ:これで何回か通えばSMクラブに抵抗が……。

アイ:いやもう二度と来ないし、その前に訴えられるわっ!!

ユウ:そうかな?じゃあとりあえず一回コントで通してやってみよう!アタシはサディンティストやるから、アイは患者さんとして来て。

アイ:奥歯に手ェツッコんで麻酔無しで親知らず抜いてガタガタ言わせてあげようか?(ニッコリ)

ユウ:………………これがダメなら、お医者さんだね。「サドクター」って。

アイ:やっかましいわぁ!!さっきのサディンティスト踏まえたらロクなイメージが湧かないよ!!

ユウ:先生ことサドクターなんだけど、SMらしさを取り入れる為にボンデージ。色はお医者さんらしさを出す為に…

二人:白。

アイ:もう白ボンデージ三回目だもん!!流石に読めちゃうよ!!

ユウ:んでもって、助手が居るんだよね。「ナエス」って。

アイ:もう無理矢理だよね!?今まではギリギリ許容範囲だったけど!!

ユウ:こっちも勿論ボンデージ。色はサドクターと区別を付ける為に………ピンク!!

アイ:しr……じゃなかった……!微妙に悔しいッ!!

   どこで差別化図ってんのさ!?ピンクの看護師さんとかファッションヘルスの看板位でしか見た事無いよ!!

ユウ:まずは手術ね。サドクターが患者さんを三角木馬に乗せて手術室に運びます。

アイ:どうやって!?絶対バランス崩して怪我するよ!!

ユウ:そして着いたらナエスによって鞭でビシバシ叩かれ、その最中にオペが開始します。

アイ:また随分と荒々しいッ!!麻酔使いなよ!!最悪さっきのサディンティストの下りで使ったロウで固めた麻酔垂らすのでもいいから!!

ユウ:いや残念ながら著作権の問題に抵当するから。

アイ:そんな裏話どうでも良いよっ!!

ユウ:んで患者さんが開腹の最中に叫び出したら、ナエスが履いてるハイヒールで気絶させます。

アイ:文字通り踏んだり蹴ったりじゃん!!そんでもって叫び出したのは鞭の痛みだよ!!

ユウ:んで、サドクターは患部を治す前に寸前で止める。「今日は最後までやってあげないわよぉ〜」

アイ:サディンティストと云いそんなプレイは求めてないよ!!最後までやらないと命に係わるよ!!

ユウ:これで何回か手術して、ドサクサに紛れて頭にSMクラブに行きたくなるチップを埋め込めばきっと抵抗がっ…………!!

アイ:チップとか宇宙人に拉致されたみたいになってる!!そんなヤブに行くくらいならSMクラブの方が遥かにマシ!!

ユウ:そう?じゃあ手術の下りやりたいから、アイは三角木馬の上に寝転んで。アタシ今から楽屋からハイヒール持ってくるから待ってて。

アイ:あ、今偶然メス持ってるんだけど、何か無性に試し切りしてみたいんだけど。舞台から一人取り残されたらきっと……(ニコニコ)

ユウ:………………手術がダメなら献血にしようかな。手術なんかサドクターとナエスにやらせちゃいけないね、うん。

アイ:献血も大概だと思うんだけどね。

ユウ:でも献血なら痛みを感じる部分があるからね。肝心の価格設定は良心的にポッキリ2000cc。

アイ:抜きすぎ抜きすぎ!!鷲巣麻雀で知ったけどほぼ致死量だよ!!

ユウ:いやでも、他の店は3000とか5000とか、高いと一万はザラだもん。

アイ:そりゃ向こうは営業形態が完全に風俗サイドだし、単位は円だもん!!

ユウ:あまり低く設定すると、警察から「この店では18歳以下の子や不法滞在者を雇ってるのかね?」って疑われかねないし………。

アイ:そういった店は大概ボッタくるけどね!んでそれより遥かにヤバい人はいるけど!!

ユウ:で格好はさっきのボンデージの白とピンクで、興奮した患者さんから噴出した鼻血を集めるの。

アイ:谷岡ヤスジ先生の漫画じゃあるまいし!!普通に注射器使いなよ!

ユウ:いやぁ、注射器だと警察に怪しいお薬使う用だと間違われるかもしれないし……。それに痛くなさそうだし。

アイ:献血ならごくごく自然な光景だよ!!形態は怪しさ満点な所には目を瞑ろう!そんで注射針は大人でも腕を出すのを躊躇う位の痛みだよ!

ユウ:え……?献血で痛いのって三角木馬に座らされてるからじゃないの?

アイ:そんなワケあるかっ!!どんだけ使いたいのさ!?

ユウ:いよいよ注射器で血液を抜くワケだけど、抜く際にはナエスが患者さんの耳にそっと言葉責めしてくるんだよ。

アイ:肝心な時に落ち着かなくなりそう!!身震いしてサドクターの手元が狂うよ!

ユウ:でもそっか、注射針って結構痛いんだ。じゃあ痛みを紛らわすためにサドクターが鞭を打ちながら注射を打つのはどうかな?

アイ:こっちもまた出た!!余計な痛み増やすの好きだねユウちゃんは!

ユウ:もしくはうつ伏せになった状態で、ハイヒールで踏まれてる隙に打つとか。

アイ:モルモットが脱走してるみたいな絵面でやだ!!

ユウ:で、終わったらアメが貰えるの。献血した後にモノを貰うのも、鞭の後はアメを与えるのも常識だもんね。

アイ:後者は完全に非常識極まりないよ!!

ユウ:鉄分を補う為にレバニラ、ひじきの煮物、しじみの味噌汁、牛肉と卵炒め、納豆、干しエビとアサリの佃煮と充実した取り合わせ。

アイ:味どうにかしなよ!!ここでも責めて来るとは予想だにしなかったよ!!

ユウ:まあさっきどうやって注射するか迷ってるけどどうしよう。そうだ!アイ、鞭で責められるのとうつ伏せになった状態になるのどっちが良い?

アイ:じゃあアタシもユウちゃんに選ばせてあげるよ。

   体中にハチミツ塗って山中にほったらかしにして虫さんやワンちゃんのお友達になるのと、海中のお魚さんとお友達になるの(ペカー!)

ユウ:…………医療関係にSMを取り入れるのは間違ってました。じゃあ日本の伝統文化と織り交ぜたモノにしよう。「サドー」って云うんだけど。

アイ:世間一般で知られてるモノと同じ発音なのが腹立だしいよ!!伝統文化辺りで絶対に言うんじゃないかって思ったけど。

ユウ:まずにじり口があるんで、姿勢を低くして部屋に入ります。そして、三角木馬があるんでそこに正座します。

アイ:最初合ってたのに後半コラ!!出るんじゃないかと思ったけどコラ!!畳敷きの部屋に不釣合いだよ!!

ユウ:和室の雰囲気に合わせて、三角木馬の木の部分を畳に変えたとしても……?

アイ:してもだよ!!てかどうやって正座するって云うのさ!?

ユウ:じゃあ三角木馬はやめて、畳の上で正座させるよ。ただその上から石を何個か載せるけど。

アイ:そしたら拷問じゃん!!何を吐かせるつもりなの!?

ユウ:んで準備が出来たら、亭主役の人が来るの。あ、亭主って言ってもあくまでお茶を点てる人であって、結婚とかそう云うのじゃないからね。

アイ:わざわざ言わなくてもいいよ!まあそう云う趣味の人同士で結婚するのってピッタリかも知んないけど……。

ユウ:じゃあ分かりやすいように「女王様」って呼ぶ?

アイ:お願い!絶対亭主で!今まで避けてきたけどやっぱりその呼び方はヤダ。

ユウ:で、亭主の格好は勿論ボンデージ。色は和を重んじる為、草木染めを使います。

アイ:最早色とかどうでも良くなったわ!!てかサテン地だから拭いたら元の色に戻りそうだよ!

ユウ:で、お茶を点てて行きます。でもあくまでこっちはサドーだから、お抹茶の代わりに粉ワサビを使うけど。

アイ:合ってるの辛うじて粉末と色だけじゃん!!何気に序盤に出てきたのを今更使ったよ!!

ユウ:いやでも、茶道はわびさびが大事だけど、サドーはワサビが大事じゃん?

アイ:しょうもなっ!!何となく言うんじゃないかと思ったけど、言われるとやっぱりしょうもなっ!!

ユウ:そんでもって点てた熱々のワサビ汁を「ほ〜ら、どこが感じるのか言ってごらん?」と言いながらお客さんにぶち撒く!

アイ:完全に拷問じゃん!!まあそんなモノ飲まされるのも絶対嫌だけどね!

ユウ:いやその次にちゃんと飲ませてくれるの。ただ後手に縛られてるから亭主が飲ませてくれるの。

アイ:芸人の罰ゲームみたいになってる!てかもういつの間にか縛られても抵抗力が出てきた自分がとても嫌。

ユウ:そんでお菓子も出ます。レバニラ。ひじきの煮物、干しエビとアサリの佃煮。

アイ:さっきの献血のアメのラインナップ!!完全に食事じゃん!

ユウ:で、飲んだら器と亭主を誉めます。誉めて悦んでくれたらご褒美にハイヒールで踏んでくれます。

アイ:そんなご褒美いらないっ!!てか和室にハイヒールて!

ユウ:よし!じゃあ早速通しでやろう!とりあえずアタシ白のボンデージに着替えてくる!

アイ:そう言えば、白って死に装束にピッタシだよね。良かったね。(ニコーッ)

ユウ:(ぞわっ)…………ごめんなさいもうしません。

アイ:でもそんな事はどうでも良いよ!!さっきから一個もマトモなのが無かったよ!!テーマがテーマだからアレだけど。

ユウ:でも日常にSMを織り交ぜれば、アタシがアルバイトしてるSMクラブにお客さんが抵抗無く来てくれるじゃん。

アイ:そう理由だったの!?もう良いよ!

ユウ:あ、さっきからちょこちょこ脅し文句言ってたけど、きっとアイも向いてると思うんだ。だから店長に紹介させてくれない?

アイ:断固お断りするよ!!もういい加減にして!!

二人:どうもすいませんでした!!
予選72位(1次予選敗退)
FAN 槍沢 ゆーた 銀沙灘 ザブ 星野
69 29 25 41 66 51
合計:281点

・歯医者、献血はしっかり笑いも取れていておもしろかったです。
・最初の会社員の話が、SMというよりはただ変な人、ダメな人という感じでハマらなかったです。

 力作なんですけれど、シチュエーションやボケが似たり寄ったりなので、ただでさえ長いネタなのにさらに水増しされたようで途中から飽きました。
 本当ならここまで低くつけるようなネタではないんですが作者だけ楽しんで読み手への配慮が欠けているように見えて……。
 2/3、できれば半分程度の長さに凝縮してあればよかったのですが……。

 また、献血のくだりからわけがわからなくなっていて「歯医者にSMのシステムを乗っけよう」に続いて「献血にSMのシステム乗っけよう」ってフリなのに、

>ユウ:でも献血なら痛みを感じる部分があるからね。肝心の価格設定は良心的にポッキリ2000cc。

 「価格」ってなんで献血するのに金を払わなきゃいけないんだって話でこの時点で疑問で、

>ユウ:いやでも、他の店は3000とか5000とか、高いと一万はザラだもん。

>アイ:そりゃ向こうは営業形態が完全に風俗サイドだし、単位は円だもん!!

 「他の店」と「営業形態が完全に風俗」ってセリフで「SMを取り入れた献血」ではなく「献血を取り入れたSM」になっているから「歯医者と同じように」ってフリが死んでいるし、
 主客の転倒が起こっているのにそこに気づかないまま進めていくのがすごく据わりが悪かったです。
 主客が入れ替わっているから「他の店」が「(SMを取り入れた)献血センター」、「(献血を取り入れた)SM」、「普通のSM」のいずれを指すのかはっきりしなくてまた据わりが悪いし、

>ユウ:鉄分を補う為にレバニラ、ひじきの煮物、しじみの味噌汁、牛肉と卵炒め、納豆、干しエビとアサリの佃煮と充実した取り合わせ。

 ここはちゃんと味っていれておかないと伝わりづらいしで、ただでさえ食傷気味なところで一気に盛り下がってしまって、
 そのあともさらにひと展開続くからさらに取り返せないまま終わってしまいました。


 あと、どうでもいいんですけれど、

>ピンクの看護師さんとかファッションヘルスの看板位でしか見た事無いよ

 「みつめてナイト」ってゲームにテディってのがいましてね……。

「長いなあ…」って思ってしまった。たぶん余計な部分が多いんだと思います。いろいろやろうとしすぎかな。
行数制限が緩いからか、ちょっと気張り過ぎちゃった感じがしますね…。
場面場面で変化はつけてるものの、歯医者、医者、献血なんか基本的にボンテージ、三角木馬、麻酔ネタの焼き直しで
必要以上に長たらしい冗漫なネタになってしまいました。
1つ1つの場面でこれだけのボリュームがあるなら3パターンくらいに絞るのがベストだと思われます。
あと、序盤の日常にSMを取り入れるくだりはもう主人公が救いようのないバカ変態で面白かったので、
こっちの路線で進めることも選択肢としてはどうでしょう。

凄く作り込んであって完成度も高く、印象は悪くないのですが、
安直に行きすぎている感じが凄くもったいない。
言い方が難しいですが正直すぎる変態だと思います。
なのでもっと色を付けるべきなのではと感じました。変態だけど。

ネタの形式上、ある程度は仕方ないとは思うのですけれど、ネタのパターンが似通っているものばかりのように感じました。
ボケの根底がSMという形で同じであるため、シチュエーションをマイナーチェンジしただけのように感じられず、後半はマンネリ化してしまっていました。
序盤はある程度自由にボケを重ねられていただけに、終盤のマンネリ感が際立っていました。
またSMというテーマに沿いすぎたか、予想外のボケも少なかったです。
献血のくだりでアメの味のボケをする際、「鉄分を補う為にレバニラ、ひじきの煮物……」と急に料理の名前のみを列挙し始めたため、最初意味が分かりませんでした。
台詞の最初に「アメの味は……」とか、あるいは「鉄分を補う為にレバニラ味、ひじきの煮物味……」という言い方をした方が伝わりやすかったのではないでしょうか。














I−2
エントリーNo.089
晴耕雨読

ショートコント/こいつらの日常スペシャル
晴耕:お前が軽々しく研究内容を口外したせいで高橋に成果を横取りされ、
   あいつの学説として世間に発表されてしまったじゃないか! 一体どうしてくれる!

雨読:も、申し訳ありません! まさか高橋教授が盗用するなんて思ってなくて…。
   なんでもしますからどうかお許しください…!

晴耕:まあ私も鬼じゃない。これからいう課題をクリアできたら許してやろうじゃないか。

雨読:ほ、本当ですか!? その課題とは?

晴耕:円周率を最後まで言い切ってみたまえ。

雨読:許してくれる気なかったー!



晴耕:なんだよ高橋の奴! ったくもう…!

雨読:またですか。晴耕さん本当にあの人と仲悪いですね…。

晴耕:あの野郎、事あるごとに俺にイヤミを言ってきやがって。
   けど言い返そうにもあいつ口が達者だから言葉じゃかなわねえし。
   ほんともうムカつくのなんの…。

雨読:あらら…。

晴耕:でもずっと言われっぱなしなのはもう嫌だからさ、今日はついに手を使ってやり返してやったよ。

雨読:えっ!? ちょ、ちょっと、いくらなんでも暴力はまずいですよ!

晴耕:お前なに勘違いしてるんだ? 俺は、手話であいつを罵りまくったんだよ。

雨読:ハイレベル!



晴耕:いやあ、実際にいるんだな…。

雨読:なんの話ですか?

晴耕:この前さ、街中で“髪の毛がムラサキのおばあさん”を見かけたんだ。

雨読:へえ。よくあるあるネタとかで引き合いに出されますけど、リアルにいるんですね。

晴耕:思わずマグロの握りつけてペロッといっちゃったよ。

雨読:醤油の方!? どんな頭!?



晴耕:俺この前有名人からサイン貰ったんだぜ!

雨読:え〜、ほんとですかあ〜?

晴耕:嘘じゃねぇって。俺に向けてブレーキランプ5回点滅してくれたもん。

雨読:ドリカム!? ってかそっちのサイン!?



晴耕:フ〜ン、フンフ〜ン、、フ〜フ〜フ〜フ〜フ〜ン♪

雨読:鼻歌唄ったりして、晴耕さん今日は上機嫌ですね。何かいいことでもあったんですか?

晴耕:まあな。フ〜ン、フンフン、フ〜ンフ〜ン、フ〜ンフ〜ン〜♪

雨読:それにしてもゆったりした節回しですね。一体何の曲なんですか?

晴耕:「越天楽今様」。

雨読:雅!



雨読:晴耕さん、「ピザ」って10回言ってもらえますか?

晴耕:ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ。

雨読:ではここは?

晴耕:皮膚。

雨読:♪違う 違う そうじゃ そうじゃな〜い〜



晴耕:「ウー…マズイ!もう一杯!」

雨読:八名信夫のモノマネですか。

晴耕:「うひょ〜〜〜、何これ超おいしい!おかわり!!」

雨読:“やじゃない信夫”!?



晴耕:なあ、俺この前スゲー恐ろしい体験したんだよ。

雨読:一体どんなことですか?

晴耕:それがさ、外出するときに床に散らかしっぱなしだったエロ本が
   帰って来たら整理して机の上に置いてあったんだよ。

雨読:ああ、でもそういうのよくあるでしょう。
   確かに直接息子には何も言わずに整理だけしてあるってのは、親の無言の重圧的な怖さは感じますけど。

晴耕:いや、そんなことあるわけねえよ。俺には身寄りがいねえんだぞ。

雨読:こえええええええええ!!!!!



雨読:うう…あんなん観るんじゃなかった…。

晴耕:一体どうしたんだ?

雨読:この前SF系のホラー映画を見たんですけど、すっごいグロかったんですよ。
   出てくるエイリアンのデザインがもうすでに気持ち悪いんですけど、ヒロインがそいつらに
   生かさず殺さずの蹂躙を受けて、最終的にはそいつらとの子どもを孕まされるっていう……。

晴耕:なん……だと……

雨読:ね? ヒいちゃいますよね?

晴耕:そのエイリアンって人間と染色体数一緒なのか!

雨読:生物学的視点!?



ムスカ:3分間待ってやる。

ウルトラマン:ジュワッ!



雨読:晴耕さん、僕ファッションで伊達メガネかけてみたんですけど、どうです? オシャレでしょ。

晴耕:ほう。でも俺なんてだいぶ前から伊達コンタクトレンズつけてるぜ。

雨読:どんな意味が!?



雨読:た、た、大変です晴耕さん! 料理してたら作ってるものが途中で消えちゃったんです!!

晴耕:何だと!? その時の状況を詳しく教えてくれ。

雨読:はい。こうやって中華鍋で牛肉と野菜の炒め物を作ってて…それで今日はちょっと贅沢にと思って
   この高級な調味料を入れたら、パッと消滅しちゃったんです!

晴耕:んー? ………こ、これは!?
   おい、これ最初「XO醤(エックスオージャン)」かと思ったけど、よく見たら「×0醤(かけるゼロじゃん)」!

雨読:それで無に!?



晴耕:今日はこの前やった不等式の復習だ。〔カッ、カッ、カッ…〕
   ――よし、鈴木。この「3χ≧54」を、解いてみろ。

雨読:はい。「χ≧18」です。

晴耕:じゃあ「淫行条例回避の公式」を言ってみろ。

雨読:はい。「SEX≧18」です!



せいこう:あー、はやくおとなになりたいなー。

うどく:んとねー、だからねー。ぼく、このまえパパのネクタイをしめてみたんだー。

せいこう:だったらおれはこのまえママのにくたいをしばいてみたぜー。

うどく:わー、おとなだー!



うどく:あ〜、もれる〜、もれちゃう〜!

晴耕:頼む、もう少しだけ持ちこたえてくれ……!

うどく:ああ〜、もうだめ〜〜〜〜〜〜〜!!!!

――:〔ビーッ! ビーッ! ビーッ!〕スパイウイルスシンニュウ! スパイウイルスシンニュウ! …

うどく:ふえ〜ん、こっかのじゅーよーきみつをもらしちゃったよぉ〜。

晴耕:くそー、こどもプログラマーのセキュリティーには限界があったか…。



セイコ:今日はたくさん流れ星が見れるといいね。

ウド子:そうだね。

セイコ:確か流れ星って消える前に願い事を3回言えたらそれが叶うっていうよね。

ウド子:うん。

セイコ:早く流れないかな…。

―――:〔キラッ☆〕

ウド子:あっ、流れた!

セイコ:寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚の水行末雲来末風来末食う寝るところに住むところやぶら小路のぶら小路
    パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命
    の長助くんと仲良くなれますように寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚の水行末雲来末風来末食う寝るところに住
    むところやぶら小路のぶら小路パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポ
    コピーのポンポコナーの長久命の長助くんと仲良くなれますように寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚の水行末雲
    来末風来末食う寝るところに住むところやぶら小路のぶら小路パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグ
    ーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助くんと仲良くなれますように!

ウド子:勝てない戦だったー!



二人:ジャンケンポン!

雨読:チ、ヨ、コ、レ、イ、ト。

二人:ジャンケンポン!

晴耕:パ、イ、イ、コ、オ、ル、さ、ん、て、ん、い、ち、よ、ん、い、ち、ご、お、きゅ、う、に、い、
   ろ、く、ご、お、さ、ん、ご、お、は、ち、きゅ、う、な、な、きゅ、う、(π=3.14159265358979)……

予選77位(1次予選敗退)
FAN 槍沢 ゆーた 銀沙灘 ザブ 星野
49 42 60 62 25
合計:246点

・ほとんど、「いいな。おもしろいな。」とは思いました。
・単発で並べてみると、それこそSC劇場の27点ぐらいが並ばないと厳しいなあ、と久々にショートコントの長文見てみて思いましたね。

 最初と最後を円周率でまとめたところぐらいしか評価できるところがありません。
 そもそものアイディアがいまいちかアイディアは面白くなりそうでもボケ・ツッコミともに独りよがりすぎて笑いにならないものばかりで厳しいです。
 タイトルがないから締りがなくダラダラと続いていますし……。
 一つずつ上げていきますと。

>「円周率」
 無理難題吹っ掛けるボケとして(実現性は別にして)弱い。「学説の盗用」っていう変わった設定も生かさないのならただ余計なだけです。

>「手話」
 「宮川賢のパカパカ行進曲」という番組があって……っていうのは酷にしても、ラジオの面白失敗談ですらさらに一捻りしたエピソードがあるのに工夫が足りない。

>「ムラサキ」、「サイン」
 二つともボケが弱いのはまだしも、ツッコミが分散しているからスッキリしないです。
 「サイン」に関しては「有名人」と濁すのではなくちゃんと「ドリカム」と言った方が(絶対読まれるけれど、それでもなお)まだマシだった。

>「越天楽今様」
 文章じゃ伝わらないです。

>「ピザ」
 ボケがカビ臭いってのは置くとして、なんで鈴木雅之? 唐突に変なことをされても困ります。

>「八名信夫」
 アイディアはいいけれど見せ方が悪いです。
 そもそも文章向きじゃないというか、最初に「八名信夫」とタイトルを言って普通にモノマネ(クオリティは二の次で構いません)をして、
 次に「やじゃない信夫」をめちゃくちゃテンション上げて演じて一発逆的なショートコントにでもしなきゃ成立しないです。

>「怖い話」
 二人とも、特にツッコミが冷静すぎます。これじゃ普通の怪談じゃないですか。
 ボケは序盤は普通に怪談を語るにしても、「エロ本が置かれていた」っていう(ダミーの)オチの段階では「怖い話に見せかけた面白話」をするテンションにして、
 ツッコミつつも笑ったりして二人で盛り上がって、そこから本当に怖い話だったって裏切らないと笑いにならないです。
 方向性は違うけれど、江戸むらさきさんの「ぶっちゃけ話」みたいな構成じゃないと厳しいです。
 実際演じる場合はもちろん、文章だからなおのこともっとテンションを上げておかないと落差が生まれないんでもっと考えてください。

>「エイリアン」
 話の揚げ足取りがいまさらというか安易だし、「そんなとこかよ!」っていう落差も強調出来ていないし……。

>「ムスカ」
 三分間からの連想が安易だし、これだけ言われても「……で、なんだよ?」で終わってしまいます。もっと見せ方に工夫がほしい。

>「伊達メガネ」
 アイディアはいいのでツッコミにもうひと工夫ほしい。

>「XO醤」
 これもアイディアはいいけれど、どうしても回りくどくなるのでスッと笑えるような見せ方ができれば。

>「公式」
 「バカ学校の数学授業」ってコントの導入ならともかく、これだけ言われてどうしろと!? 

>晴耕:今日はこの前やった不等式の復習だ。〔カッ、カッ、カッ…〕
>   ――よし、鈴木。この「3χ≧54」を、解いてみろ。

>雨読:はい。「χ≧18」です。

>晴耕:じゃあ「SEX≧18」これがなんの公式かを言ってみろ。

>雨読:……すみませんわかりません。

>晴耕:ちゃんと勉強しておけ。これはセックスするなら18歳以上ということを表した「淫行条例回避の公式」だ!

>雨読:いや、どんな公式だよ!

 ツッコミがひどいとかフリがいまいちなのは置くとしても、これぐらいやってやって初めてショートコントとして成立するのに自己完結されても困ります。
 せっかくアイディアはいいのにもったいない。

>「大人」
 下ネタが安易だし、これもやっぱり「だからなに?」で終わってしまう。
 他のコントもそうですが、ツッコミを入れないのなら「だからなに?」っていう理屈をねじ伏せるようなバカバカしさが欲しいです。

>「おもらし」
 悪くはないので、もうちょっと長くなり過ぎない程度に「親子」っぽいフリが効いていれば。

>「流れ星」
 これは僕に喧嘩を売ってるってことでいいんですかね?(SC劇場22回参照)
 っていうのは冗談にしても「流れ星へのお願いが長い」ってボケも、長いものとして「寿限無」を持ってくるのも使い古されているのにそれを工夫なく組み合わされても……。

>「グリコ」
 アイディアは面白いし舞台でやったら成立すると思うんですけれど、文章でこれだけポッと見せられても笑いにはなりません。
 SC劇場50回の炭酸レモネードさんみたいにグー・パーも同一テーマ(数学)で絡めて連作にするといった縛りもなければ、
 最後にツッコミも入らないから笑うタイミングがなくなって、やっぱり「……で、なんだよ?」で終わります。
 「もしも数学大好きな生徒がグリコをしたらグリコじゃなくてこうなる」とか、
 タイトルオチするぐらいのタイトルがあるなら縛りというかフリとして機能するからこれ単体でも一応ショートコントとして成立しますし、
 最悪でも(ていうか、一番オーソドックスなのは)差をつけられて負けたくないから卑怯な手を使ったっていうフリとツッコミを入れればちゃんとショートコントになるのに、
 これだけで終わりっていうのは手を抜きすぎです。

 繰り返しになりますがフリもボケもツッコミも全部独りよがりで、よくても「まあ悪くない」程度だから小中学生が初めて書いたのならともかくなにも誉めるポイントがありません。
 面白いとかつまらないとかどうでもいいんで(よくはないけど)、まず自分以外の人に伝えるということを第一に考えてください。

ショートコントは判断に困りますね…。単純に笑った量だとこのくらい。
△○××××○◎○◎××△○◎××
ショートコントなのである程度の当たり外れは仕方ないですが、
個々の面白さの差や、外れの連続がやや激しかったかと思います。
エロ本、3分間待ってやる、情報漏洩の3つは発想力、見せ方が優秀でした。
このレベルのショートコントはあればあるほど得点に繋がります。

SCは当たり外れが大きいと評価がしづらい所。
1番の当たりは「×0醤」一番のはずれは、ムスカとウルトラマン。
前半の方がはずれが多く、後半はいいものが揃っていました。
おとなになりたい→国家機密の流れはすごくうまかったです。
主に計算の部分が頭使ってるなーって印象になってしまったので評価としてはまちまちでした。

テンポがよく読みやすかったですが、おもしろさがあまり……。
「越天楽今様」や「ママのにくたいをしばいてみた」はちょっとおもしろさがうまく伝わって来なかったです。
「身寄りがない」はオチが読めてしまいました。
その他のショートコントもボケが安易に見えるものや小さな笑いしか生み出せていなかったです。
そんな中で「ムスカとウルトラマン」「こどもプログラマー」「寿限無」は比較的おもしろかったです。














I−3
エントリーNo.090
HIGH−POP

漫才/五感
小沢:はいどうもHIGH-POPです。よろしくお願いします。

伊上:まあね、皆さん今我々の漫才をね、テキストとして見てもらっていると思うんですけども。

小沢:お、どうした急に。メタファー的発言をして。

伊上:いやね、常々思ってたけど、ただ見るだけじゃあなんか勿体無いと思うんですよ。
   人間には五感というものが備わっているというのに。

小沢:五感って、『視覚』『聴覚』『嗅覚』『味覚』『触覚』のこと?

伊上:そうですよ。それをフルに活用したネタって今までにありましたか?

小沢:いや、こういうテキストの形式とってるんだから、視覚以外を使うのなんて無理でしょう。

伊上:それが古いって言ってるんですよ。いつだって新しいやり方を切り拓くのが我々なんですから、常に挑戦していかなければ。

小沢:どの口が言ってるんだ。そこまで何かを変えてきたつもりはないですけど。

伊上:とにかく、今日はあなたの感覚を存分に揺さぶらせて頂きますので!そこのところよろしくお願いします!我々やりますよ!

小沢:何でこんなに張り切ってるんだろうか相方は。

伊上:さてまずね、視覚はさっきも言ったようにクリアしていますので、まずは『聴覚』から攻めて行きましょう。

小沢:聴覚ね、確か音声を使ったネタをした人もいたような気がするけれど。

伊上:それでもその一瞬使用したというだけでしょうからね。我々はこのネタの全てに音を散りばめていこうというわけですから。

小沢:そしたら実際に声を録音して出すとか?しかし、あくまで架空の存在である俺たちが……

伊上:まあ難しいわけですよ。そこでこんなやり方を提唱する!







http://www.youtube.com/







小沢:……えっと、いきなり見慣れたアドレスが出てきましたけども。

伊上:まずはこちらにアクセスしてください。決してワンクリック詐欺とかではありませんので。

小沢:見たらわかるわ。世界有数の大手サイトだぞ。

伊上:アクセスしましたかね?きちんと新しいタブで開きましたかね?

小沢:俺らのネタが消えないような配慮は欠かさないのな。

伊上:そしたらそちらのサイトであなたの好きな音楽を検索し、掛けていただければ

小沢:ただのバックグラウンドミュージックじゃねえか!すでに独自で導入している人もいるよ!このネタ見ている途中に聞いてる人もいるだろうよ!







http://www.nicovideo.jp/







伊上:見つからなかった場合はこちらでも検索を

小沢:ご丁寧に新たな選択肢を出してんじゃねえ!ネット初心者のためのサイトでやっとけよこんな内容は!

伊上:さて、リラックスできる音楽もかかったところで、次は『嗅覚』に行きましょうか。

小沢:嗅覚を導入って、本当にどうするのかわからないんだけど。

伊上:まあまずは説明を聞いてください。まずあなたの家の台所に行って下さい。

小沢:パソコンの前から離れさせんなよ!大前提である漫才を見ることが不可能になってんだろ!

伊上:まだパソコンの前から離れないでくださいよ?次に食材を用意して下さい。

小沢:バキバキ進めていくなこいつ。

伊上:何を作るか、というのは各自にお任せします。もし何を作ろうか迷うですとか、料理を作れない、作ったことがないという人は







http://cookpad.com/







伊上:こちらを参考にしながらですね

小沢:ネットの利便性フルに活用してるな!もう俺らの力じゃなくて便利サイトの力だろ!

伊上:そして料理ができたらそれを持ってこちらのパソコンの前に戻ってきてください。我々は逃げませんので。

小沢:ネタ勝負としては逃げてるけどな。

伊上:それではどうぞ行ってきてください。もしも消費電力が気になるという方がいれば、スリープモードにしてパソコンを離れて下さい。

小沢:本格的に見えなくしやがったな!


































伊上:お、作り終えましたか?どうです、いい匂いでしょう。

小沢:そりゃあそうだろう、出来立てなんだからな。

伊上:さて、それを一旦横にでも置いて下さい。汁物の方、零さないように!

小沢:おー、危ないからな。それでさ、このままいくと

伊上:では次の感覚、『味覚』に行きましょう。どうぞ冷めないうちにお食べください。

小沢:自然な流れだろうな!美味そうなものが目の前にあるんだからそりゃ食わなきゃな。

伊上:どうぞゆっくり味わってお食べください。今はこちらの画面を見なくてもいいですよ。

小沢:確かに行儀悪いけど、俺らの目的がもうわからないよ!

伊上:食べ終わったら次の『触覚』に行きますので、よろしければ画面をスクロールしてくださいね。



















おいしかった?

 □はい      □いいえ





小沢:……何このアンケート?

伊上:それではどちらかにタッチしてくださいね。

小沢:反応しないわ!

伊上:windows8タッチパネル搭載デスクトップじゃないよって方はクリックでも結構ですよ。

小沢:まずチェックボックスじゃなくてただの四角だしな!集計されないから!

伊上:そこは主催者さんがきちんとそういったフォームを作ってくれて

小沢:そんな面倒臭いことしてたらほんとうに頭上がらないからな!?こんな下らないことやらせようとするな!

伊上:さて、これで五感をフルに使った漫才が出来ましたが、いかがでしょうか?

小沢:確実に音楽とご飯のことしか頭に残ってないわ!まずこの漫才見た人がどんな気持ちかもわからないわ!

伊上:まあ、確実に「こいつらはすぐ落ちるな」っていう第六感は働いたと思いますよ。

小沢:いい加減にしろ。

2人:どうもありがとうございました。
予選45位(2次予選敗退)
FAN 槍沢 ゆーた 銀沙灘 ザブ 星野
46 50 62 64 95 33
合計:350点

・楽しそう。
・間あけてURL出してくるのすごいおもしろいです。
・実質めちゃめちゃ短くて、もったいない。もっとぐちゃぐちゃいろいろやってほしかったな、と。

 M-1をはじめとする賞レースの予選において、お客さんがダレた頃に飛び道具の芸風の方が出ると面白さとはまた別に息抜きになってありがたかったという話を思い出しました。
 これはこれで脱力感があって楽しく読ませていただきましたが、勝負を捨てたが故の面白さが大きいのでやはり審査となると厳しい点をつけざるを得ないかなと……。
 で、メタファーとメタって全く別物ですよね?

こういう実験ネタみたいなのをここに持ってきた度胸がすごいですよね。でももう少し長くてもよかったし、後半は新鮮味がなかったです。
なにこのワクワクさせる発想。
漫才としては型破りもいいところですが、ネタとしてはこういう破天荒な設定好きです。
おっきなボケが外部サイトと料理、チェックボックス風の3つしかなく、
笑いの絶対量と、展開やボケの掘り下げ不足は否めませんでしたが、羨ましい限りの発想でした。

いや何やってんだよ!笑うしかないじゃん。
COOK PADは流れで読めてしまったのが痛い。
もう文句なく「おいしかった?」は今大会最強ワードでした。

ネタのアイデア自体は良かったのですが、それをうまく活かせていなかった印象です。
“五感をフルに活用したネタ”と言いつつ、五感を使わせることを重視した結果、“ネタ”らしさが抜け落ちてしまっていました。
いずれも五感の表面をさらっと撫でただけで終わってしまっていたため、もっと五感を漫才のボケとうまく融合させるなど、がっつり作り込んで欲しかったです。
『触覚』のタッチパネルのボケはなかなか良かったと思います。
調理法次第ではまだまだ十分に化ける可能性のあるアイデアではないかと思いました。














I−4
エントリーNo.091
ポイントゲッター

コント/ひみつきち
先崎:ここにポスターを貼って……よっしゃ!できた!
   苦節2年、中1の時から作り続けてきたこの秘密基地……やっと完成したぞ!
   一人で作り続けていたから誰にも知られていない、俺だけのプライベートルームだ!よーっし、これから楽しむぞー!

郷田:おっ、やっと出来上がったようだね、お邪魔するよ。

先崎:んにゃああああああぁぁぁぁ!!!俺のプライベートぉぉぉぉぉ!!!

郷田:多少値の張った布団を敷かせてもらうよ。

先崎:多少のアピールを入れながら寝床を確保しようとしている!この余裕からしてこいつ常習犯だな!
   おい、ちょっと待てよおっさん!人の秘密基地で何をしてるんだよ!

郷田:何って、住居の確保だが。これが布団の押し売りにでも見えるのかい?

先崎:布団の押し売りは多分自分から寝ようとしないから違うだろうね!でも押し売りのほうが幾分助かった気持ちになってたよ!
   そういうことじゃなくて、なんで人が作った秘密基地を奪い取ろうとしてるんだよ!

郷田:なぜって、私はホームレスだからね。住居を探すのは不自然ではないだろう。

先崎:住居を強奪するのは不自然だよ!大体、おっさんがホームレスだなんて俺には関係ないだろう。

郷田:それは違うね。君はこの私の人生に大いに関わっているんだよ。
   君は覚えていないかもしれないが、2年前の夏のことだ。

先崎:2年前の夏ってことは……ちょうど俺がこの秘密基地を作り始めた頃か。

郷田:私はこの辺をうろついていたら、ちょうど君がこの秘密基地の建設に取り掛かっていた。

先崎:うわ、最序盤でバレてる!もっとセキュリティきつくしておくべきだった!

郷田:「これはいい住まいになる」と確信した私は、それまで住んでいた家を捨ててこの家が出来上がるのを、ひたすら待った。

先崎:今までは家持ってたのかよ!こうなるとホームレスじゃなくてホームロスじゃねえか!

郷田:私は君の秘密基地が出来るまで見守った。雨の日も風の日も。
   一度だけ角材を運んでいた君とすれ違ったが、会釈で切り抜けた。

先崎:その時に気づけていれば持ってた角材フルスイングしてたのに。

郷田:そして今日、秘密基地が完成した。機は熟したとばかりに、以前の家に布団を取りに帰ってここに来たというわけだ。ということなので、住まわせてくれ。

先崎:布団には固執するんだな!そんでお前を住まわせるわけにはいかねえからな!

郷田:なぜだ!?私がこの家に住めないんじゃ、家にいる妻と中学生の娘に顔向け出来ないじゃないか!恥ずかしい!

先崎:まず娘と同年代の子どもの努力の結晶を巻き上げようとしている事を恥じろよ!

郷田:2年前、娘に「父さん良い秘密基地見つけたからな」って言って出てきたんだぞ!どうしてくれるんだ!

先崎:よくその言葉だけで躱してきたな!警察に捜索願を出されるレベルだぞ!

郷田:それから妻と娘に外で会っても会釈だけで済ませてきたというのに……

先崎:だから何でそれで済ませられるんだよ!そんなに会釈が万能なら社会人になったら多用するからな!

郷田:そして今朝、「父さんの決戦は日曜日だったよ」って言って布団を持ちだしたというのに!

先崎:よく戻れたよな!!さっきから思ってたけど、よくこの関係の中家に布団だけ取りにいけたよな!

郷田:ここまで色々捨てておいて、今更戻れるとでも思っているのか!?え!?
   君とは違って、私はもう40年戦士なんだよ!君とは経験が違うんだよ!

先崎:どんだけアングラな経験してきたらここまでひねくれた行動ができるのか知りたいものだけどね!

郷田:……まあいいんだ。君がどんなにあがこうと、この家はもう私のものだからね。

先崎:何でこのタイミングで開き直れるんだこいつ。

郷田:すでにこの秘密基地には表札を取り付けさせてもらった。黙っていてすまなかったね。(会釈)

先崎:表札って……いつの間に……



(先崎は外を見に行った)



  先崎:ピエールって誰だあああぁぁぁぁ!!!

ピエール:いかにも私だが。

  先崎:お前の名前のどこにピエールが入ってるんだよそんなだんじり作りの職人みたいな顔しやがって!!

ピエール:本名を郷田・ピエール・だんじりと申します。以後お見知りおきを。

  先崎:お前もう呼称だんじり決定だからな!ミドルネームも認めないからな!そして表札も剥がしてきてやったからな!!

だんじり:たしかにいきなり許可もなく取り付けたのは申し訳ない。(会釈)だが君に敬意を表してきちんと君の名前も書いただろう。

  先崎:何で連記したんだよ!どう考えても同居人として扱われるだろ!
     もういい、こんなもの燃やしてやる!

だんじり:何をするんだ、それは私の妻に依頼して丹誠込めて作ってもらったんだぞ!

  先崎:だからよく依頼できたな!謎の理由で家を空けて帰ってきたと思ったら表札作れって、よく離婚届出されなかったな!43

だんじり:中学生の娘の体裁もあるからな、なかなか切り出せないんだろう。はっはっは。

  先崎:こいつが親じゃなくてとても良かった!あと奥さんと娘さんには一刻も早く引っ越してもらいたい!
     とにかく、この家にこんなだんじり野郎は住ませないからな!さっさと出てけよ!

だんじり:うむ、では今日のところはひとまず引き下がってやるかな。だがしかし、近日中にこの家を乗っ取らせてもらうからな!財力の差をフルに使って!

  先崎:堂々と宣言したなついに。そんで権力の誇示の仕方が大人げない。

だんじり:まずはポスターを生稲晃子にさせてもらう!

  先崎:知らない
 
だんじり:娘に最近の流行を聞いてきます!
予選47位(2次予選敗退)
FAN 槍沢 ゆーた 銀沙灘 ザブ 星野
40 68 60 47 55 76
合計:346点

・もったいないなあ、というのが第一印象。設定から全然掘り下がっていなくて残念でした。
・オチは毛色が違っておもしろかったです。

 二人のテンションの違いを上手く生かしたネタで、郷田さんの余裕のある態度が奇人ぶりを際立てているし、先崎さんのキレながらも捻ったツッコミが決まっていて、
 長さ以上の充実感はありましたが、どうしてもネタの短さがもったいないです。もっと展開させられそうだったのに終わって消化不良でした。
 奥さんや娘さんとか郷田さん周辺の人物をもっと掘り下げれば郷田さんの奇妙さもさらに描けたと思います。
 50行ぴったりで行数確認までしてるってことは奇想杯に投稿しそびれたネタを流用した……ってわけでもないよなあ……。
 あと、

>郷田:「これはいい住まいになる」と確信した私は、それまで住んでいた家を捨ててこの家が出来上がるのを、ひたすら待った。

>先崎:今までは家持ってたのかよ!こうなるとホームレスじゃなくてホームロスじゃねえか!

 捨てた家というのがホームレス住まいのための家だと取れるので、別の言い回しにした方が無難です。

全部読んだ後、「惜しかった」って気持ちになった。余計な部分省いて、面白いとこもう少し膨らませてって作業がもう1段階必要だと思います。
うーん…………典型的な竜頭蛇尾構成なのが残念です。
3行目で早々と爆笑を掻っ攫ったんですが、そこから徐々に下降線を辿っていきました。
出オチのインパクトが強過ぎた故に、後から出てくるボケがそこで作られたハードルをほとんど越えられていませんでした。
ピエールの表札ボケだけはそのハードルを越えて終盤少し持ち直したので、
郷田さんの家庭事情ネタに固執せず、次々と新しい情報を繰り出すのが得策かと思います。

設定が悪くない分もっとピエールさんのキャラを引き立ててもいいんじゃないかなぁと思います。
それと秘密基地もいっそのこともっと改造してもいいと思います。
それが故にネタ自体を引き伸ばしてもよいかと思います。

最初のボケが見事にハマっており、一気に引き込まれました。
郷田さんのとぼけたキャラクターがおもしろく、テーマに合った良いボケがたくさん登場していました。
最初から最後までお二人のやり取りは失速することなく楽しませてくれました。
お二人の会話の焦点となっている秘密基地そのものに関する言及が、もういくらかあっても良かったのではないかと感じました。(郷田さんが秘密基地のどこに魅力を感じたのか等)
「会釈」が何度かネタの中で使われていたものの、個人的にこちらの方はあまりハマりませんでした。














I−5
エントリーNo.008
インパク×インパク

コント/待てセリヌンティウス
ナ=ナレーター セ=セリヌンティウス 王=王様(悪い人)

ナ:これは、友を信じて待っていた、勇敢な男の話である。


王:ちょっと遅れてくるがいい。
  そなたの罪は一生許してやろうぞ!
  はーっはっはっはっは!

セ:何をおっしゃる。
  私とメロスは無二の友人です。
  あいつは必ず戻ってくるはずです。


ナ:初夏の満天の星の下。メロスは出発した。
  一睡もせずに10里の道を急ぎに急いだ。
  隣町の妹の結婚式のためである。


王:行ったな…。

セ:そうですね…。
  っていうか何であいつが私を選んだか
  私には理解しがたいのですが。

王:無二の友人だからとか言ってたじゃん。

セ:そんなのちょっと格好つけてみたかっただけですよ。
  もしかしてこの前ラーメン屋言ったときに
  貸してた500円踏み倒すつもりなんじゃないかな。

王:そうだとしたらセコいなーメロス。
  小さい男にも程があるよ。

セ:前貸してたボンバーマンも
  売ったとかいってましたからね。
  信用なんてあったもんじゃないですよ。

王:ダメじゃん。っていうか今時ボンバーマンて。

セ:しかも売って得た利益、
  私には一銭もくれませんでした。

王:いくらだったの?

セ:300円。

王:お前も相当小さい男だな。

セ:王様は庶民の金銭感覚がわかってないのですか!

王:うん…まぁ…俺ブルジョワだから。
  ごめんね。

セ:まぁ…いいですけどね…もう。
  すいません。一枚毛布くれませんか。

王:いやお前人質だからね。
  立場わきまえて。

セ:いや夜寒いじゃないですか。
  いきなり呼び出されたと思ったらこの仕打ちですよ。
  上半身シャツ1枚ですからね。ほら。

王:あー、そりゃ寒いわ。ほれ毛布。

セ:あ、思いのほか折れるの早い。すいません。
  縛られてるもんで肩のあたりから
  全体を覆うようにしてくれませんか。

王:世話焼けんなあ…。ほら。

セ:有難う御座います。
  うー、あったけぇ。

王:お前なんかミノムシみたいだぞ。

セ:そのお礼と言っちゃなんですが
  メロスとの思い出の話をしましょう。

王:いや良いよそんな。何か悪いしねこんなことで。
  っていうか聞くと情が移るよ。

セ:話さないと気がすまんのですよ。どうせ死ぬんだし。

王:そんなこというなよ!ちょっとは信じようやメロスを。
  まあ俺が言うのおかしいけどさ。

セ:多分来ませんって。
  実はあいつの妹と付き合ってたんですよ。

王:え?!マジで!?

セ:一時は結婚も考えてたのに。
  同棲してましたからね。
  今回の結婚の件も素直に喜べませんよ。

王:辛いよなあ。何で別れたの?

セ:些細なことでケンカしましてね。
  その時「死ね!」って言われましたよ。

王:妹に?

セ:いやメロスに。意味わかんないでしょ?

王:今の状況から考えてリアル…。
  その死ねが今凄い重みになってるな…。
  個人的な恨みにしか思えないわこの仕打ち。
  でもなんでケンカしたの?

セ:いや、本当に些細なことですから。

王:何だよ。そこまで言ったんだから言えよな。

セ:目玉焼きにかけるのは醤油かソースか。

王:ホントくだらねぇ…。


ナ:疲労困憊で村に着いたのは、明くる日の午前であった。


王:あー、良く寝たなあ…。
  今日も一日頑張るぞっと。

セ:おはよう御座います王様。

王:あー…そう言えばメロス来るの待つんだったっけ。

セ:忘れてたんすか?!
  その様子だと良く眠れたようで。

王:ああ。スッキリだね。

セ:私は良く眠れませんでしたよ。

王:だろうね。縛られてるからね。
  言ってくれればはずしたのに。

セ:うわー、マジすか。じゃあ言えば良かった。

王:来るか来ないか賭けない?

セ:良いですよ。ジュース一本で。

王:じゃあ俺来ないにかけるわ。
  立場上。立場上ね。来た方が面白いけどね。

セ:え〜、俺が来ない方に賭けようと思ってたのにー。

王:いやお前は来る方に賭けろよ。

セ:いや来ませんって。

王:そっちに賭けたら飲めるジュースも飲めなくなるぞお前。

セ:あーそうか。じゃあ来る方で。

王:ジュースって言ってもあれだからな。
  あそこのタバコ屋の角の50円のやつな。

セ:え〜、やですよ。何負けたときのために
  保険かけてるんですか。あれ量少ないっすもん。
  一国の主なんですからせめて120円行きましょうよ。
  いくらなんでも器小さすぎますよ

王:え〜、だって今金欠だもん。
  今月あと1200円くらいしかないもん。

セ:ちょっとくらい税増やしたって大丈夫でしょ。
  今まで傍若無人な政治してきたんだから。

王:わかったよ。そこまで言うなら150円な!
  ペットボトル!

セ:よっ!さすが!大統領!

王:俺「王様」だからね。

セ:あ、すいません。


ナ:村に到着すると、メロスは息もせずほどの
  深い眠りに入った。目がさめたのは夜だった。
  目がさめるとすぐに結婚式の準備に取り掛かるのである。
  メロスには無駄な時間などないのだ。
  そう、待っている友、セリヌンティウスのために。


王:あー、夜か・・・。

セ:あと1日ですか。(寝そべって背中を掻きながら)

王:いやお前いくらなんでも態度でかいだろ。

セ:縄はずしたのあんたでしょ。

王:まあ、そうなんだけどね。

セ:見てくださいよこれ。縄のあとくっきりですよ。

王:痛そうだね。俺だったらやだよ。

セ:スレるスレる。なんならちょっと血出てますから。

王:マジで?おーい、オロナイン軟膏持ってきて。

セ:あ、すいませんね何か。

王:いいのいいの。気にしないことだ。
  そうだ。酒飲飲まない?いいちこ。

セ:良いんですか?

王:良いちこ。なんちゃってな。
  はーっはっはっはっは!!(爆笑)

セ:はっ、ははははは…(…つまんねーなーおい)


ナ:結婚式は終了した。メロスは一生このままでいたい。
  この幸せな時が一生続けば良いのに。そう思った。
  しかしメロスの身は我が身にあって我が身にあらず。
  出発を決意した。しかし、メロスほどの男にも、
  未練の情はある。明日の日没まではまだ時間がある。
  少々眠ってから出ることにした。


王:・・・んでな、節子に言ってやったわけだよ。
  「お前俺のどこが悪いんだよ」って。

セ:はいはい。それで「煮え切らないところ」
  って言われたんでしょ?この話26回目ですから。

王:あー、そうだっけ。

セ:まぁ26回目まで放っておいた俺も俺ですけども。
  とりあえず寝ませんか?飲みすぎですって。

王:いやいや、まだ俺は酔ってない!酔ってないよ!
  で、どこまで話したんだっけ…あ、そうだ
  俺は言ってやったわけだよ。

2人:「俺のどこが悪いんだ」ってね。

セ:わかりましたから。もう寝てくださいよ。
  ね?身体壊しちゃいますから。

王:ういー…ヒック…


ナ:そしてメロスは村を出発した。外は雨が降っている。
  しかしそんな雨は関係がない。
  矢のごとくメロスは走り出した。
  友、セリヌンティウスのために!!


セ:はいチェックメイトー。

王:……待った!

セ:ダメですよ!待った51回目ですよ。
  さっき記念すべき50回目だから
  これで終わるからって言ってたじゃないですか。


ナ:メロスは幾度となく倒れそうに、そして挫けそうに、
  諦めそうになりながらも走った。
  友、セリヌンティウスのために!!


セ:はい、俺の勝ちー。

王:なんで勝てねえんだ…。

セ:あんたチェックメイトしてるのに
  ルーク動かすからでしょ。

王:なるほどな…。

セ:今ごろ気づいたんですか。
  わざとかと思いましたよ。

王:俺はキングだけに、キングは動かさない!
  なんちゃって!はーっはっはっはっは(爆笑)

セ:は、ははははは…(…もはや意味わからん)


ナ:ああ、セリヌンティウスよ!
  君は私を無心に待っていることだろう!!


セ:67、68、69…あと何枚書くんですか?

王:31枚。

セ:多いなー…。
  DVDプレイヤーなんか自分で買ってくださいよ。

王:言ったろ?金欠だって。
  頑張って書いたらお前にも見せてあげるからさ。

セ:なんで懸賞なんですか。

王:ブレイブストーリーのDVDが
  懸賞で当たったんだけど本体ないから。

セ:いや先にプレーヤー狙いましょうよ。順番逆ですって。

王:しょうがないだろ。
  ビデオとDVDの番号間違って送っちゃったんだから。

セ:まったくもう…仕方ない人だ…
  98、99、100と。
  全部終わりました。休みますよ。

王:あ、俺の半分手伝って。

セ:いや書くの遅いですよ。


ナ:お前は私を信じて待っていてくれているというのに!
  私はお前を一度きりだが疑ってしまった!
  許してくれセリヌンティウス!!


セ:はっはっは(爆笑)…っははっははは(笑)

王:ちょっと次13巻貸して。

セ:まだ読んでないです。

王:ちぇっ。


ナ:ああ、日が沈む。ずんずん沈む。
  ああ、神よ、私は生まれたときから正直な男であった。
  私を正直な男のまま死なせてくれ。!


王:はい、メロス来ました。

セ:あ!メロス!俺はお前を信じていたぞ!

王:カット!固い固い!演技が固いよ。

セ:はい監督。

王:俺王様だからね。

セ:あ、すいません。


ナ:まだ日は沈まぬ!最後の死力を尽くしてメロスは走った。


セ:じゃあそろそろ縛られますかね。多分来ないけど。

王:来たらとりあえず殺すフリしとくからさ。
  ちょっとチクッとする程度ね。

セ:お願いしますよホントに。
  さっきは思いのほか深く刺さったんですからね!
  打ち合わせどおりいきましょう。

王:あ、日沈んだかな。やっぱり来なかったか。

セ:ま、予想通りですけどね。

王:あ、ジュース。

セ:……50円で良いですか?

王:なんだよ自分で言っといてさ。
  器小さいな…。150円のコーラ。

セ:分かりましたよもう…。

ナ:「その男を殺してはならぬ!死ぬのはメロスだ!!
   彼を人質にした男はここにいる!!」
  メロスは群衆を押しのけそう叫んだ。

セ:あ!メロス!俺はお前を信じていたぞ!
  あ、王様、ジュースね。メロスー!メロスー!!!
  (フェードアウト)

王:…あいつ長生きするわー……。

予選15位(認定)
FAN 槍沢 けう 銀沙灘 ザブ 星野
85 64 78 71 68 86
合計:452点

○ブレイブストーリーのDVDが懸賞で当たったんだけど本体ないから。
・“吹っ切れて”から一気におもしろくなった。吹っ切れて、というのは、ジュースを賭けるあたりから。
・あまり見たことのないタイプのネタでおもしろかったし、ほぉ…、となりました。

 生活臭さがしっかり出てギャップが描けていて読み物としての完成度は高いですが、お笑いやコントとして評価すると展開が平坦で物足りなかったです。
 狙いかもしれませんが打ち解けるまでが早いのが展開の少なさに繋がっていたので、
 王様はもうちょっと元ネタのようなシリアスさを残しながら徐々に打ち解けさせてたまに自分の立場を思い出して葛藤させれば、
 二面性を生かしたくすぐりも増えるし完全に仲良くなってたときとのギャップも生まれたと思います。
 後半ナレーションの入る間隔が短くなってシリアスとほのぼののギャップが盛り上がっていくのですが、ここももっとバカっぽい行動を取らせてもよかったかなと思います。

・大爆笑は無いんですが、終始ニヤニヤして見てられる心地よさがありますね。
 懸賞や漫画の貸し借りなど、メロスのシーンとのギャップとなる日常のセレクトが絶妙。
 (爆笑)とか「あ、すみません」とか、いいタイミングで重ねてくる技術も流石です。
 ネタが進めば進むほど笑いが膨らむキレイな流れを堪能させて頂きました。
 これに大笑い出来る爆発力さえ備われば、もう言うことなしです。
 今のままでも面白いんですが、ゆったりしているがゆえのボリューム不足は否めないので。
 現時点で充分完成している良質なネタなので、難しいところではあるのですが。

メロスネタで王様とセリヌンティウスにスポットを当てるって珍しいですよね。だからこそ新鮮に見えました。
終盤の徐々に打ち解けていく2人の様子と、何も知らず必死なメロスの様子を語るナレーションの対比は素晴らしいです。
しかし、金欠の王様という設定はどうしても飲み込めませんでした。
自分からブルジョワ言ってますし、そもそも単位は円でいいのかな、って。
どんな使い道でもいいから何かしら残金1200円になった理由をネタ中で明らかにして欲しいです。
でないとその後のジュースを賭けるくだりの面白さが半減してしまいます。
発展こそしませんでしたが、セリヌンティウスが増税を促すツッコミは
設定が生きていてここから面白いボケが引き出せると思いました。

序盤から段々フランクになっていく関係が良かったですが、
中後半のナレーションばさみのショートの部分ではどっちかというと
時間つぶしのように見えてしまいあまりはまりませんでした。

このぬるさ、良いですね。
緊迫したメロスの本編のストーリーとの対比で、よりおもしろさを感じます。
暢気な2人の会話そのものというよりも、王様とセリヌンティウスの間に漂う気安い雰囲気にやられました。
気になった部分としましては、「うん…まぁ…俺ブルジョワだから。」という台詞。
その後のやり取りからは王様のむしろ庶民的な面が強く押されており、この発言にやや違和感を感じました。
「じゃあ俺来ないにかけるわ。立場上。立場上ね。来た方が面白いけどね。」という台詞は、このネタのぬるさを象徴しているようにも感じられ、お気に入りです。














I−6
エントリーNo.101
おちんちんボンバー

コント/結婚式
司会:さて、続きましては新郎、勝浦様の高校時代の恩師であります藤岡先生からのビデオレターで御座います

勝浦:え!? マジで!? オレの結婚式にビデオレターくれるなんて……感激だなぁ……

司会:しかも、今回は生中継でございますので会話も可能で御座います

勝浦:これはサプライズだなぁ。いやぁ、オレが高校を卒業してからだから10年ぶりだなぁ



スクリーンに藤岡の顔が映る



藤岡:え〜……こんにちは

勝浦:うわっ、本当に藤岡先生だ! 懐かしい! 先生お久しぶりです!

藤岡:新郎の勝浦くん。はじめまして

勝浦:初対面じゃねーよ

藤岡:島根で教師をやっています、藤岡といいます。よろしくお願いします。人見知りなので上手に話せなかったらごめんなさい

勝浦:こいつ、完璧にオレの事忘れてるな

藤岡:それでは宴もたけなわということで……

勝浦:ちょっ、先生! オレですよ! オレ!

藤岡:あれ!? ずいぶんと見たことのある顔だね。もしかして……

勝浦:そうですよ! やっと思い出してくれましたか

藤岡:カルロス君? 留学生のカルロス君じゃないか!?

勝浦:回線引きちぎったろか

藤岡:そうかぁ。今回結婚するのはカルロス君だったのかぁ。おかしいと思ったんだ。

   「勝浦くんの為にスピーチしてくれ」なんて頼まれたけど、私の教え子に勝浦くんなんていなかったしなぁ

勝浦:先生! オレですよ! 先生と同じ部活だった勝浦です!

藤岡:部活? シュークリームを顔に投げつけあう部のことかな?

勝浦:そんなアグレッシブな部活に入部した覚えはねぇ

藤岡:それじゃ、エクレアを顔に投げつけあう部かな

勝浦:なんで洋菓子ばっかり顔にぶつけ合ってるんだよ

   違いますよ! 吹奏楽部です! ほら、ホルン吹いてた勝浦です!

藤岡:……あ〜、いたなぁ。うん、いたね。覚えているよ。そっか、新郎って勝浦くんのことか

勝浦:ようやく思い出してくれましたか! お久しぶりです!

藤岡:で、私は何を話せばいいの?

勝浦:オレに聞かれても! でも、せっかくですからオレの高校時代はこんな生徒だった!

   みたいな話とかしてくださいよ

藤岡:そうねぇ……勝浦くんで思い出すのはあの事件かなぁ……

勝浦:え? オレ事件なんか起こしましたっけ?

藤岡:ほら、あのソープランドで

勝浦:お前の家のDVD全て真っ二つにしたろか

藤岡:あの時はさすがに興奮したわねぇ

勝浦:オレ、高校時代にソープランドなんて行ってませんよ!

   完全に別物の事件ですって!

藤岡:社会人になってからは週6で通ってるって電報で言ってなかったっけ?

勝浦:電報を何だと思ってやがるんだ

藤岡:奥さんもソープランド関係の子でしょ?

勝浦:違いますよ! 普通に職場で出会った子です!   

   ってか、結婚式でソープランドを連呼するんじゃねぇ!

藤岡:そういえば、高校時代の修学旅行でこんなことがありました

勝浦:なんかありましたっけ?

藤岡:あれは……そう45年前の秋だった……

勝浦:いつの話ですか! 全然オレの生まれる前の話じゃないですか!

藤岡:その頃、日本は戦後だということを忘れ、徐々に活気を取り戻していった……

勝浦:もしもーし。遠い目してますよー

藤岡:私もようやく自分のやりたいことが出来る! そう思ってた矢先の出来事だった……

   まさかあんなことが起こるとは……私はその出来事がきっかけとなり夢だった職業に就くことを諦めたんだ……

勝浦:……その出来事って何なんですか……?

藤岡:シュークリームを顔に投げつけあい事件だ

勝浦:くだらねぇ事件だな! ちょっとシリアスになって損したわ!

藤岡:こうして私は産婦人科の先生になることを諦めた

勝浦:そんな夢を持っていたんですか! 初耳!

藤岡:もちろんイヤラシイ目的産婦人科の先生になろうとしてたよ

勝浦:直球ど真ん中ストライクやな

藤岡:しかしもうその夢は叶わない。あの日から目にひっついたカスタードクリームが取れないんだ……

勝浦:拭えよ

藤岡:正確に言うと右目にはカスタードクリーム。左目にはシュー生地が……

勝浦:じゃあオレの恩師は3年間ず〜っと目にシュクリームついていたのかよ

藤岡:勝浦くん……人生は長い。これから先どのような人生が待っているかは誰にもわからないぞ

勝浦:先生……

藤岡:だから……だから……病気だけは移されるなよ

勝浦:だから相手はソープ嬢じゃねぇよ
予選79位(1次予選敗退)
FAN 槍沢 ゆーた 銀沙灘 ザブ 星野
61 28 30 12 47 35
合計:213点

・書いてる人ちゃんとおもしろい人だこれ。
・雑さはおもしろい方向に転がってるけど、そこまで先生がハチャメチャなわけでもなく、という感じで。ネタが“おちんちんボンバー”という字面に負けてます。

 ネタの短さもありますがありきたりで終わっていました。
 会話はほぼ一方通行だし、場所が別じゃなきゃいけない理由は全くないから同時中継って設定もあまり生かせていなくてもったいないです。
 ソープの使い方は上手くても最初のボケが浅くて効果的でなかったり、
 シュークリーム投げもナンセンスな発想というよりは、無理なボケ方でピンとこない方が強かったりと惜しいところが多かったです。

名前も何もかも雑だわ(笑)でも「拭えよ」で噴いた。
なんででしょう……決して酷くないコントなのに、どうしてもハマりませんでした。
なんでもアリなボケと展開、まとまりの無いストーリー、安易な下ネタ多用。
パッと思いついた原因はこのあたりでしょうか。
一番は「特に制限も無い設定・キャラクターなのにボケが弱い事」です。
先生が生徒の想い出を語るという設定、好き放題に話す藤岡先生のキャラ。
この自由度の高いシチュエーションなら相当ぶっ飛んだボケでなければ爆笑は取れません。
例えば、結婚式で無くお葬式で恩師がスピーチ、本当に初対面の先生が出てきてしまう、
先生が授業をやりながら撮ったビデオレターだった、先生のキャラが当時と全然違う。
など、設定やキャラに何かしら工夫を凝らすべきです。
その方がボケやすく、ネタにまとまりも出ますし、何より読み手により強いインパクトを残します。
ボケや設定に課題が山積していますが、ツッコミは
 勝浦:電報を何だと思ってやがるんだ
 勝浦:お前の家のDVD全て真っ二つにしたろか
 勝浦:拭えよ
と先生を先生と思っていない吹っ切れた口調が気持ちよかったです。

最初の粗暴なツッコミは結構好きでしたが、
段々ズレが出てきておや?と思いました。
洋菓子ネタでもっと押しても良かった気がします。

勝浦さんのことを覚えている気配のない藤岡先生の様子はおもしろかったです。
しかしソープランドの話題が出てきたあたりからくだらなさが全面に出すぎてしまい、ややおもしろ味に欠けました。
もう少しボケを練り上げ、話の展開のさせ方も工夫してみた方がいいかもしれません。
また一つ一つの話の内容が薄いため、もっと細かく突っ込んでいって話を広げてみるのもいいでしょう。
洋菓子を顔に投げつけあう系のボケはネタの中でも脈絡が感じられない唐突すぎる要素で、特別違和感を感じてしまいました。














I−7
エントリーNo.094
みるくちょこれーと

しゃかいけいけん
ユウスケ:やっほー!みるくちょこれーとだよーん!

ユミ  :凄く浮かれてるわねユウくん
     肺を外国に売り飛ばしたいくらいだわ

ユウスケ:いぇーいユウ君外交だー!
     でさ、ユミちゃん

ユミ  :さすが、ブレないわね。
     で、どうしたのユウくん?
     下らない内容だったら髪の毛を毟るわ

ユウスケ:ひどい!まだ若者の髪を毟るだなんて!
     でも、大丈夫!下らない話ではない自信があるもんね!
     でさ、ユウ君ファミレスの店員やってみたいのね

ユミ  :(無言で髪の毛を掴もうとする)

ユウスケ:まんざらでもない!!まんざらでもない!!(バタバタ)

ユミ  :ユウくん、まんざらでもないの意味分かって使ってるそれ?
     まぁいいわ、そこまでやりたいって言うならやってあげない事もないわ

ユウスケ:よっしゃぁ!とりあえず、ヤクルトの容器で作った訳のわからないおもちゃを上げよう!

ユミ  :うん、いらないからそのまま返しておくわ!
     とりあえずユミがお客さんやるからユウくん店員やってね
     失敗したら二の腕の皮膚剥ぐわよ

ユウスケ:ぎゃあぁ!尻に敷かれるとはこの事!もう一回言うけど、尻に敷かれるとはこの事!
     ま、まぁユウ君は失敗などしないから大丈夫!
     さぁ、入ってくるが良いぞよ!

ユミ  :焦りすぎて語尾が狂い始めてるわよ
     まぁ、いいわ。入るわよ。
     うぃーん

ユウスケ:らいどおんたーいむ!!!

ユミ  :(無言で二の腕を引っ張る)

ユウスケ:せざるを得ない!せざるを得ない!(バタバタ)

ユミ  :ユウくん、意味を知らない言葉をむやみに使うものじゃないわよ
     そして、早速も早速失敗したわね。
     未熟も未熟ね!
     お客さんが入って来た時はいらっしゃいませもいらっしゃいませよ!

ユウスケ:なんでわざわざ二回ずつ言うのさ!
     あと、いらっしゃいませに関しては1回で良いと思うよ!
     でも、分かった。これで絶対に失敗しないでゲス
     入ってくるんだドン!

ユミ  :ユウくんは情緒と語尾が連携するタイプなのかな?
     まぁいいや、入るわよ。うぃーん

ユウスケ:らいどおんたーいむ!!!

ユミ  :(無言で耳を引っ張る)

ユウスケ:やるせないったらない!やるせないったらない!!(ばたばた)

ユミ  :ユウくんに学習能力を求めたユミがいけなかったのかな?
     なんでそんな奇怪なミスを2度も繰り返すの!?

ユウスケ:ユミちゃん、時代は、繰り返されるものだよ。

ユミ  :(無言で髪を引っ張る)

ユウスケ:そんなんじゃない!そんなんじゃない!!!(ばたばた)

ユミ  :ユウくん、そろそろ言う事尽きてきてない?
     もう一回言うけど、お客さんが入ってきたらいらっしゃいませよ!
     試しに言ってみて?

ユウスケ:いらーいどおんたーいむ!!!

ユミ  :(無言で頬を引っ張る)

ユウスケ:それそっちに運んどいて!それそっちに運んどいて!!(ばたばた)

ユミ  :なんで急にそんなセリフなのよ!?
     ユウくん、「い」が言えたのは成長だけど、「らいどおんたーいむ」の事は一旦忘れましょ

ユウスケ:っしゃあ!二度と思いださねぇ!

ユミ  :…まぁ、いいわ。
     いらっしゃいませよ!ちゃんと言いなさいね!入るわよ!
     うぃーんどおーんたーいむ!
     …(髪を引っ張る)

ユウスケ:なにゆえに!?なにゆえに!?(ばたばた)

ユミ  :やっと正しい意味の言葉出てきたわねユウくん。

ユウスケ:いや、それよりも何でユミちゃんのミスなのにユミちゃんが僕に制裁を加えるのさ!

ユミ  :連帯責任よ

ユウスケ:ユミちゃんに対する罰無かったよ!?
     理不尽の塊だったもの!!

ユミ  :……連帯責任よ

ユウスケ:意地でもそれで突きとおす気なんだねユミちゃん!?
     畜生…男卑女尊社会め…

ユミ  :なんでそんな難しい言葉は正しく使えるのよ
     しかし、店に入ってくる時の挨拶すらできない様じゃファミレスの店員は務まらないわよ
     精々寿司屋の大将って所ね

ユウスケ:ユミちゃんは寿司屋の大将を何だと思ってるの!?
     それに大将って多分、ファミレスの店員より大きな声であいさつしなきゃだと思うよ!?

ユミ  :ユミほどのスキルの持ち主なら…そう、ユミスキルの持ち主なら
     …いや、ユミユミスキルの持ち主なら…大将くらいイタ飯前よ。

ユウスケ:スキルの名前に関しては凄くどれでも良いね!
     そんで寿司屋なのにイタ飯前って!

ユミ  :略して板前よ!

ユウスケ:うわーほんとだー凄い仕掛けだね!まるでピタゴラスイッチだ!そうでもない!
     とにかくユウくんが入ってくるから元気よく挨拶してね?

ユミ  :舐めるなよチビ公

ユウスケ:…どっちもどっちだよー
     まぁいいや。がらがら

ユミ  :ふぁぁああああああっせぇええええええ!!!

ユウスケ:!?……!!?

ユミ  :…………(無言で頬を引っ張る)

ユウスケ:何でも無い様な事が幸せだったと思う!何でも無い様な事が幸せだったと思う!!!(ばたばた)

ユミ  :これまた長ゼリフで悶えたわね

ユウスケ:それにしてもユミちゃんとんでもなく大声で挨拶するもんだから圧倒されちゃったよ!
     ユミスキル恐るべしだよ!あ、ユミユミスキルだっけ!?

ユミ  :とにかく、これで私が大将になれる事は証明したわ。
     さぁ、客として寿司を頼みなさい、「ふぁぁああああああっせぇええええええ!!!」から行くわよ

ユウスケ:!?…いきなり大声出すのやめて、すごくびっくりする!
     まぁいいや、入るよ。がらがら

ユミ  :ふぁぁああああああいどおおおおおんたあああああああいむ!!

ユウスケ:なんとなくそう来るかなと思ったけど!!

ユミ  :(無言で耳を引っ張ろうとする)

ユウスケ:(それを華麗にかわす)
     …ユウ君にもついに学習能力が付いたぞ!

ユミ  :(こめかみを突く)

ユウスケ:へぶっ!普通に危ないからやめてよユミちゃん!
     それよりもユミちゃん!さっき証明したばっかりなのにもう出来ない子になってるよ!

ユミ  :なんですって…!?
     そんな…そんなことないわ…!
     そうよ、そんなことないのよ!ない!よっしゃ、ない!

ユウスケ:いや、完結しないで!あるから!あるから!!
     最初しっかりできてた…いや、しっかりだったのかは定かじゃないけどそれなりに出来てたから
     あの感じ思い出して!入るよ!
     がらがら

ユミ  :ふぁぁああああああっせぇええええええ!!!

ユウスケ:そうその「ふぁぁああああああっせぇええええええ!!!」を待ってた!
     全世界が待ってたよ!

ユミ  :さて、何を握ればいいの?

ユウスケ:世界の権力を握って!

ユミ  :ユミには荷が重たい話よ!!
     ユミに握れるキャパをオーバーしてるわ!

ユウスケ:すげー横文字だー!
     じゃあ、マグロ!

ユミ  :OK!

ユウスケ:寿司屋には似つかわしくない英語が聞こえた!

ユミ  :(握るアクション)
     …(そのまま耳たぶを抓る)

ユウスケ:油断も隙もあったもんじゃない!油断も隙もあったもんじゃない!!!(ばたばた)
     今のタイミングで来るとは完全に予想外だったよユミちゃん!

ユミ  :寿司屋は常に死と隣合わせよユウくん。
     気を抜いたらシャケが襲いかかってくるわ!ウニが首を絞めに来るわ!

ユウスケ:シャケはこの際目をつむるとしてウニが首を絞めに!?
     メルヘンチック!凄くみたいよ!、ユミちゃん!
     でも多分妄想上の世界だよユミちゃん!

ユミ  :「すし」の「し」は「死と隣り合わせ」の「し」よ!

ユウスケ:そんな訳ないよ!だって字が違うもの!
     多分「生命を司る」の「つかさど」の部分だよ!

ユミ  :難しい!それ字、あってるのよね!?
     っていうかなんで寿司が生命を司ってるのよ
     死に行いた後の切り身が載っていると言うのに!

ユウスケ:弱肉強食の縮図だよ、ユミちゃん

ユミ  :急に話が重たくなったわね!

ユウスケ:そんなこと良いから早くマグロ握ってよ!

ユミ  :分かったわよ(握るアクション)
     …へい、オールマイティ!

ユウスケ:いや、そこは「へい、お待ち」じゃ…!

ユミ  :(髪を引っ張ろうとタイミングをうかがっている)

ユウスケ:(臨戦態勢)

ユミ  :(隙をついて顎を引っ張る)

ユウスケ:世の中世知辛い!世の中世知辛い!!!(ばたばた)
     …もう!尻に敷かれるのは散々だ!

ユミ  :寿司だけにこの二人の間での権力を「握った」のよ

ユウスケ:…あんまりうまくないと思うよユミちゃん!
     さっきユウ君似たようなこと言ってたし!

ユミ  :(服を引っ張り舞台上を去る)

ユウスケ:誠に失礼しました!誠に失礼しました!!!(ばたばた)
予選11位(認定)
FAN 槍沢 ゆーた 銀沙灘 ザブ 星野
82 74 85 89 58 80
合計:468点

・いやあこの子ら将来ちゃんと生きていけないよ。
・(いい意味で)頭おかしさがとても楽しかったです。抉り取られるような感覚です。

 うーむ……「しゃかいけいけん」かあ。
 MM-1で見たときは「ユウスケのボケ」、「ユミちゃんの暴力」、「ユウスケのリアクション」と軸が多すぎて散漫だし、
 同じボケを引っ張る面白さよりも単調さが勝ってハマらなかったんだよなあ……。
 と、あまり乗り気がしなかったものの初読では見落としていた、
 「らいどおんたーいむ」の使い方やユミちゃんの横暴さが徐々に逸脱して不条理な面白さを作る技術の高さに気づけて楽しめました。
 「うぃーんどおーんたーいむ!」から髪を引っ張る不条理さと、それを受けてユウスケが正しい言葉を使う流れはすごく面白かったです。
 ただそれでも軸のブレと単調さというマイナスを覆すほどではなかったので、序盤はもうちょっとユミちゃんの猟奇性を抑えてもよかったと思います。
 一貫して理不尽なのがユミちゃんのキャラだし、猟奇的なツッコミを前振りにした展開もあるので難しいところではありますが……。

とんでもないアホだなあって思いました。
やっぱこのネタずりぃーっすわ。
根本は同じボケの繰り返しなのにユウ君のリアクションがそれを感じさせません。
MM-1でもたぶん同じこと言った気がするんですが、
「らいどおんたーいむ!!!」に比べ「ふぁぁああああああっせぇええええええ!!!」が
フレーズとして弱いので、後半に調子が上がらないまま終わってしまいました。

第9回MM-1の感想でも書いてはいましたが、少し詳しく。
ユウスケ:それそっちに運んどいて!それそっちに運んどいて!!(ばたばた)
↑この行を境に評価がストンと落ちました。理由としてユウくんの連呼悶えがこの行から突然浮き足立ってきました。
それまで「・・・ない!」のリズムで来てたものが急に変わったのが理由だと思います。

力業としか思えないようなやり方で笑わせにかかって来ていますが、笑ってしまうのですから仕方がない。
ボケの半分くらいはユウくんの口から飛び出す異常なワードセンスに頼ってしまっているため、正直、いくらかハマらない部分もありました。
一度冷静になって「何を言ってるんだこいつらは?」という思いが出てくると一気に冷めかねないタイプの作品だとは思いますが、その点は読み手に冷静になる隙を与えない見事なボケのラッシュでうまくカバー出来ていたと思います。
ユミちゃんの暴力ボケはあんまり数が多くてもどうかなあ、という印象でしたが、しかし後半では暴力の振るい方にパターンをつけることで、ネタの中で十分に活用できていたと思います。
個人的に好きなボケは「らいどおんたーいむ!!!」です。これだけは何度ユウくんたちが口にしても色褪せないおもしろさ……。














I−8
エントリーNo.021
ミュートラル

漫才/ゴミ袋
ノビッタ「どうも、ミュートラルのノビッタです。」

ドラ「ドラです。」

ノビッタ「よろしくお願いしますー。」

ドラ「よろしくお願いしますー。…いやー、しかしゴミ袋の一生は大変ですよね。」

ノビッタ「……えっ?」

ドラ「ゴミ袋の一生。」

ノビッタ「いやいや、さらっと言ってるけど意味が分からないよ。何ですかゴミ袋の一生って。」

ドラ「ゴミ袋が生まれてから死ぬまでですよ。
   From birth of GOMIBUKURO, till death of GOMIBUKURO.」

ノビッタ「うん、今後二度と使わない英語フレーズありがとう。
     つまり、ゴミ袋が生産されてから捨てられるまでのことね?」

ドラ「そうですよ。ゴミ袋がどんなに苦労して生きているか、今まで真剣に考えたことありますか?」

ノビッタ「いや、そもそも多くの人はゴミ袋が生きているとは捉えてないと思うよ。」

ドラ「ええっ! ゴミ袋の一生を考えたことが無かっただなんて、それは人生においてだいぶ損をしてるよ!
   10円玉が落ちてると思って拾ってみたら汚れた5円玉だった、ってぐらい損だよ。」

ノビッタ「大した損じゃないな! ってかむしろ結果的には得してるじゃねぇか!」

ドラ「そんなわけで、今からゴミ袋の一生について僕が生ぬるく語るから聴いてくださいよ。」

ノビッタ「わかったわかった、聴くからどうせなら熱く語れよ。納得できないけど。」

ドラ「よし、じゃゴミ袋の一生がどれほど大変なものか説明しよう。
   まずね、ゴミ袋はゴミ袋でも、どこの家のゴミ袋になるかというのが大きな運命の分かれ道なんですよ。
   Where to be born is a make-or-break moment for GOMIBUKURO.」

ノビッタ「その怪しい二ヶ国語でお送りするのだけはやめてくれないかな。
     申し訳ないけど GOMIBUKURO は世界共通語ではないよ。」

ドラ「ゴミ袋が幸せな一生を送れるかどうかは、ほとんどここで決まると言って過言じゃない。
   そうだな、やっぱり何と言っても、お金持ちの家のゴミ袋になるのが一番の理想だよね。
   捨てられる食べ残しもそこそこ美味しいし、中にはまだ使える鉛筆とかあるかもしれないし。」

ノビッタ「喜びのハードルが低い! 一番の理想にしては悲しすぎるわ。」

ドラ「でもお金持ちはよく物を捨てて、すぐ袋がいっぱいになるから平均寿命が短いんだよね。あるあるー。」

ノビッタ「共感できねえよ! どの層向けのあるあるネタなんだよそれ!」

ドラ「まぁ、こんな状態を打破しようとして一部では老人ホームも出てきましたけど。」

ノビッタ「老人ホーム?」

ドラ「あ、知りません? 今話題の、たくさんの袋が老後を安心して暮らせる施設。」

ノビッタ「いわゆるゴミ屋敷だろ! ただ家主が面倒くさがってるだけだ!」

ドラ「でもゴミ袋界の問題として、その老人ホームがたまに撤去される事が挙げられるんですよね。」

ノビッタ「人間界では、それが撤去されない事の方が問題なんだよ!」

ドラ「他にも、一時期差別問題があったんですよね。」

ノビッタ「何なんだよ、ゴミ袋間での差別って。」

ドラ「ほら、その証拠に黒いゴミ袋が使われなくなったでしょ。あれは典型的な袋種差別だよ。」

ノビッタ「あれは分別出来ないから、というちゃんとした理由だよ!
     袋種とかいう新しい日本語を作ってまで力説することじゃない!」

ドラ「その差別に耐えかねた黒ゴミ袋側も、バスボイコット運動を開始したんだよね。」

ノビッタ「それは危ないからゴミ収集車に乗せられなかっただけだ!」

ドラ「後は、度重なる死体遺棄事件。」

ノビッタ「ゴミ出しの日だろ!」

ドラ「火葬を希望したのに、土葬されるゴミ袋。」

ノビッタ「焼却炉に行かずに不法投棄されただけなの!」

ドラ「こんな風に、ゴミ袋の一生は大変なものなんですよ。」

ノビッタ「いやそもそも、ゴミ袋を生きているって捉えるのは無理があると思うよ。」

ドラ「だからね、やっぱりこういう苦労しているゴミ袋にも、もっと色々と待遇を良くすべきだと思うんだ。」

ノビッタ「あ、僕の提案はスルーですか。もうじゃ聞くけど、どうするんだいゴミ袋への待遇って。」

ドラ「まず、ゴミ袋に対して足りないのは何だと思う? …そう、教育だよ。僕はゴミ袋の専門学校を作りたい。」

ノビッタ「何を養成したいんだよ! 即戦力じゃないゴミ袋は、もはやその時点でゴミだよ!」

ドラ「ニッポンの強みと言ったら技術力だろ! きちんとしたゴミ袋を育てるには丹念に時間を掛けないと。」

ノビッタ「ゴミ袋作るのに時間掛ける方が世界に出遅れるだろ! そんな政策したら悪い意味で GOMIBUKURO が世界共通語になるわ!」

ドラ「あと、パソコンでの『ゴミ箱を空にしますか?』という表示を、
  『あなたの軽率な行動で、また一つのゴミ袋の命を奪います…。それでもいいですか?』に変える。」

ノビッタ「どこまで感情移入してるんだよ! バーチャルな世界にまで介入するな!」

ドラ「いい事したゴミ袋は、ランクアップでヌノ袋にしてあげたいよね。」

ノビッタ「ヌノ袋……布袋のことか! 一気にランク上がりすぎだろ! いいのか? 神だぞ? 七福神だぞ!?」

ドラ「でもやっぱり、一番ゴミ袋に足りないのは人気だと思うんですよ。」

ノビッタ「だろうね! ゴミ袋にここまで情熱的になれるのは君くらいだと思うよ。」

ドラ「だからゴミ袋がメインのアニメを作って、子供たちの支持率を上げる必要があると思うんだ。」

ノビッタ「誰が見るんだよそれ! 半透明のポリエチレンが主体なのに人気アニメとなるビジョンが見えないよ。」

ドラ「アンパンマンみたいな感じで、【それいけ! ゴミ袋マン!】みたいなタイトルでいったら良いと思うんだ。」

ノビッタ「どちらかっていうとバイキンマンサイドのキャラっぽいな! もう早くも破綻だよ!」

ドラ「ゴミ袋マンは、町のパトロールをしながら落ちてるゴミを拾って集めるんだ。」

ノビッタ「あ、でもやっぱり主人公だけあって良い奴なんだね。」

ドラ「もちろんパトロール経路は新宿→ゴミ袋→赤羽で。」

ノビッタ「さらっと池袋のポジションを奪うな!」

ドラ「それで、お腹のすいてる子どもたちを見かけたら『僕の中身をお食べよ』って。」

ノビッタ「それ絶対ゴミだろ! 裏の一面が強烈すぎるわ!」

ドラ「でも、ゴミを集めているうちに袋がいっぱいになってきて、ついにはこうつぶやくんだ。
  『ああ…ゴミ袋が重くて力が出ない…』」

ノビッタ「非力だな! 敵が出てこないまま勝手に自滅するタイプのヒーローとか斬新すぎるよ!」

ドラ「そうやってピンチになった時に、仲間が助けに来てくれるんですよ。」

ノビッタ「あ、これはもしかしてアンパンマンでもお馴染みのシーンですかね。」

ドラ「工場から空のゴミ袋を持ってきて、古いゴミ袋と交換するんです。」

ノビッタ「投げ入れて顔を取り替える、あの有名な場面ですね。」

ドラ「『ゴミ袋マーン、新しいゴミ袋よー!』」

ノビッタ「よし、行けっ!!」

ドラ「






             (ファサッ)」



ノビッタ「……空気抵抗!!!!!
     そりゃ袋だもんな! 球形じゃないもんな!!!
     想像以上の盛り下がりじゃねえか! このアニメのどこに子どもが喜ぶ要素があるんだよ!」

ドラ「いやでも、少なくともアニメ好きのオタクたちにはピッタリはまってくれると思うよ。」

ノビッタ「どっからその自信が湧いてくるんだよ! 誰も見ないだろこんなもん!」

ドラ「いやいやだって、彼らは萌えるとか萌えないとかに敏感でしょ。」

ノビッタ「そうだけどさ。ゴミ袋のどこにも萌え要素なんかないだろ。」

ドラ「いやだから、オタクたちもゴミ袋も、もえるとかもえないとかにビン、カンでしょ?」

ノビッタ「今度は袋の分別の話か! もういいよ!」


ドラ・ノビッタ (__)(__) (お辞儀)

予選28位(認定)
FAN 槍沢 ゆーた 銀沙灘 ザブ 星野
82 72 82 77 55 57
合計:425点

・「ってかむしろ結果的には得してるじゃねぇか!」がよくわからなかった…
○さらっと池袋のポジションを奪うな!
・よく噛み合ってるなあと思いました、ここでこのボケいいな!ってところも多くよかったです。

 まず、ゴミ袋を題材にここまで広げられるのがすごいです。
 テンポよく進んでネタに引き込み、終盤に「空気抵抗」っていう大ボケを用意していて面白かったです。改行の間が絶妙!
 ただ、老人ホームをはじめちょくちょくツッコミの理解力がよすぎるのと、ゴミ袋でなくゴミがテーマでも成立しそうなところが多いのは気になりました。
 オリジナリティのあるテーマなので、もう少し掘りさげてもよかったと思います。

途中まで70点くらいな感じだったんですが、「(ファサッ)」とオチらへんで一気に来た。関心しました。
ゴミ袋が題材なのになんて綺麗な漫才なんだ……!
ゴミ屋敷問題、袋種差別、新宿⇒ゴミ袋⇒赤羽、ゴミ袋を活かした言葉遊びをふんだんに散りばめたネタで、
オチなんか今大会で一番ビシっと決まっていました。これはどや顔もんだろうなぁ。
ただ、設定を意識し過ぎるあまり、ゴミ袋マンのくだりで、中身をお食べ、空気抵抗と
ボケが予測できるものが多かったのが悔やまれます。
上手さはあるので、後はツッコミや更なる掘り下げでカバー出来ればしっかりと終盤に畳み掛けることができます。

設定の砕き方、展開、最後のオチというのも見事な漫才でした。
個人的には2ヶ国語でこのネタ見たいところ。「GOMIBUKURO」って単語なかなか良かったです。
大分練り込んであるとは思うのですが、練り込み過ぎがかえってボケをストレート気味にさせたのが残念。
ゴミ袋マン新しい顔の部分はまぁ飛ばないだろうなぁと思いつつ見たら案の定で、
さらにタメを作ってしまったのがさらにマイナスでした。

なかなかうまいことを言っているなあ、と感心させられました。
特に黒ごみ袋のバスボイコットは、思わず唸るほどの出来で、かなり良かったです。
けれどそのうまさが、なかなか笑いにはつながっていなかったかなあ、とも。
上手さだけでもなかなか楽しめる部分はあったのですが、やはり強烈に惹き付けるだけの爆笑や魅力も欲しかったです。
ゴミ袋マンのくだりではややオチが読みやすくなってしまいはしていたものの、全体的にクオリティの高い漫才だったと思います。














I−9
エントリーNo.105
スイッチヒッター

学生時代に経験したかったこと
けい:よろしくお願いします、スイッチヒッターです。

りょう:がんばっていきましょう。

けい:突然だけど、学生時代に経験したかったことって何かありますか?

りょう:僕は高校で文化系の部活に入ってたから、運動部に入ってもっと熱い青春を経験したかったですね。

けい:文化系の部活って、何部だったんですか?

りょう:僕は研究部だったんですよ。

けい:真面目そうな部活だけど、何について研究してたんですか?

りょう:ティッシュの味の違いについて研究してました。

けい:ちょーどうでもいいわ!そんなもん3年も研究して何になるんだよ!

りょう:正確には4年だけど。

けい:・・・なんかごめん。研究熱心で勉強おろそかにしちゃったんだね。。

りょう:運動部に憧れはあったけど、なんだかんだ研究部楽しかったですよ。

けい:地味で全然楽しそうじゃないけど?

りょう:あこがれの先輩がいて、研究終わりに一緒に鍋したときとか楽しかったですよ。

けい:先輩とどんなことしたの?

りょう:「先輩!今日は鍋パーティー楽しかったですね!」「そうだねー!みんなでワイワイやるの楽しいね!」「そうだ、口直しに甘いものでも食べまし     ょうか。僕コンビニでスイーツ買ってきますよ!」「りょう君待って。りょう君の食べるスイーツは・・・私じゃだめ?」

けい:超楽しそうじゃねーか!!研究部でそんなスイートストーリーが味わえたとはビックリだぜ


りょう:お前は経験してみたかったことって何かあるの?

けい:僕は、引っ越しを経験してみたかったんですよ。

りょう:引っ越しなんて寂しいだけじゃないですか?

けい:友達に引っ越しすることを伝えて、その時に友情の確認みたいなのをやってみたいんですよ。

りょう:「離れても俺たちは親友だぞ」みたいなやり取りですね。

けい:そう。それをやりたいから、俺が引っ越しをする人で、お前が俺の友達をやって。

りょう:やっちゃいましょう。




けい:あのさあ、ちょっと大事な話があるんだけど・・・

りょう:シッ! ここ図書館!

けい:俺バカだろ! なんで図書館で引っ越しを発表するんだよ。

りょう:図書館じゃなきゃどこでするんだよ。

けい:教室でお願いします。



けい:お前に大事な話があるんだけど・・・

りょう:はい、x=2です。

けい:授業中じゃねえかよ!

りょう:先生、けい君が横から喋ってきてうるさいんですけど。

けい:告げ口をするな! まてよお前。放課後の教室でお願いします。



けい:あのさ、話あるんだけどいいかな?

りょう:俺今から部活なんだけど。

けい:部活の前に聞いてほしい話があるんだよ。

りょう:ほんとに急いでいるんだよね。早くいかないと先輩に怒られるから。ライスマウンテンとフィフティが怖いんだよね。

けい:はっ?ライスマウンテンとフィフティって何?

りょう:部長の米山さんと顧問の五十嵐先生のことだよ。

けい:ライスマウンテンって英語にしてるほうが長くなってるじゃねえかよ。んで五十嵐の五十を取ってフィフティって呼んでるとか知らねえけどさ。

りょう:とにかく急いでるから、また明日。

けいすけ:えっ、ちょっと・・・

 
 
   

   次の日の昼休み


けい:今日は部活無いんだから話聞いてくれるよな?

りょう:部活は無いんだけどさ、自主練で走り込みしないといけなくてさ。

けい;走り込みとかどうでもいいだろ。自主練なんだから休めるだろ?

りょう:サボると副顧問のフォーティーがうるさいんだよ。

けい:誰だよフォーティーってのは?

りょう:生物の大泉先生のことだよ。

けい:名前に四十が入ってねえじゃねえかよ!

りょう;あの人まだ若いのに四十肩だからフォーティーって呼んでんだよ。

けい:先生の肩情報なんかどこから仕入れてるんだよ!

りょう:とにかく放課後は無理だわ。

けい:じゃあ今ならいいだろ? 昼休みならなんも用事無いだろ?

りょう:昼休みも無理だよ。

けい:何でだよ。

りょう:放課後の走り込みは山に行くから、今から熊よけの鈴を3つ買いに行かなきゃならないから。

けい:何で今そんなもん買うんだよ。んで3つは多いから!

りょう:万が一ってこともあるから。

けい:じゃあ俺も鈴買いについていくから、歩きながら話そう。

りょう:他にも寄るところあるんだけど。

けい:どこだよ?

りょう:伊勢丹に買い物にいくんだけど。

けい:高校生が昼休みに何で伊勢丹行くんだよ。

りょう:プレゼント用に写真立て買わないといけないから。

けい:そんなもん週末になったら買いに行けよ!

りょう:週末じゃ間に合わないだろ!

けい:どういうことだよ?お前まさか・・・ 俺が引っ越すこと知ってたのか?

りょう:ああ、お前のお母さんから聞いてたよ。お前が引っ越しの話をしようとしてるのも分かってたけど、聞くと辛くなるから、わざと避けてた。

けい:お前・・・

りょう:でも、全然悲しいことじゃないよな。この世から居なくなるわけじゃないし、いつでも会えるからな。

けい:じゃあもしかして、今から買いに行くってのは・・?

りょう:お前のためだよ。俺たち離れてても親友だぞ!向こうに行っても元気でな。

けい:・・・うん、ありがとう。

りょう:じゃあ買いに行くか。二人の大切な宝物、熊よけ。

けい:いや、そっちが俺のかい!もういいよ!
予選87位(1次予選敗退)
FAN 槍沢 ゆーた 銀沙灘 ザブ 星野
35 50 28 10 17 55
合計:149点

・漫才の体にはなっているけど、言ってしまえばボケ自体がおもしろくない、です。
・話題の掘り下げ方が甘いと思いました。
(今回同じようなことを他の組にもわりと言ってる気がする…語彙力がないだけなのかただそう思ったものが多かっただけなのか)

 それなりに形にはなっているしオリジナリティのあるボケを出そうとしているのもわかるんですが、全体的に荒削りかなあ……。
 「ティッシュの味の違い」ってボケは弱い割に飛ばし過ぎだし、「どうでもいい」よりも「食い物じゃないだろ」ってことをまず処理するべきです。
 「鍋」も、その部活ならではの要素ではないのでもう少し部活と絡めてほしいし、
 なおかつフリの段階ではあまり楽しそうじゃないもの、たとえば「後片付け」や「買いだし」(をさらに部活に寄せたもの)にした方が落差が生まれてよかったと思います。

 引越しの方も、最初の二つのボケがベタな上に見せ方がストレートすぎるので、もうちょっとタメを作った方がいいです。
 あだ名のくだりも唐突だし、別にあだ名は略すためにつけるものじゃないからそう呼ばれてもおかしくないレベルなのでもうちょっと工夫が欲しいです。
 オチのいい話からのスカシはちゃんとしていたので、もっと強いボケを入れオチが決まったと思います。
 多分、書き始めて日が浅い方だと思うのですが、筋は悪くないのでいろんなネタを読んで作り方や面白さを吸収して頑張ってください。

「ティッシュの味比べ」ってワードで期待したんだけど、後半になるにつれて失速した感じです。要所要所でティッシュ押してくれたら面白いネタになったと思うんですが。個人的にね。
オチ前にちょっと感動誘う展開にする手法は嫌いじゃないです。この落差がオチをよりオチにするんですよね。
その他の部分につきましては、何よりもしっかりとボケること。
研究部のくだりは序盤だけに終わらせず、もっと具体的な研究内容に踏み込んだり、
終盤の自主練のやりとりに使ったり。
ライスマウンテンやフィフティも英訳で終わらず、本当にそういう名前の教師だとか口癖がそうだとか、
そこから一歩踏み込んで貪欲にボケると元のボケが生きてきます。
それとツッコミはなるべく強気でいること。
特別キャラをつけるなら話は別ですが、ツッコミは気持ちだけでもボケに負けちゃいけないと私は思ってます。
謝ったり、言うのを諦めたりってのは、ボケた発言を正しいと認める行為です。
漫才の展開自体は及第点ですので、ボケ・ツッコミの掛け合いに慣れればもっともっと面白くなれます。

すごくぎこちなさを感じました。
序盤は改行でいちいち区切るので凄くテンポが悪く感じ、
かと思えば急にコントの流れが良くなり過ぎて、グダグダな前半部分が際立たせてしまったように感じました。
しかし後半もこのオチだとやりたいことと、やっていることがズレてきているのが気になる所。

ちょっと全体的にボケが破壊力不足でしたねえ……。
発想が安易なボケが多く見られ、思わず笑ってしまうような意外性のあるボケがほとんどありませんでした。
「今から熊よけの鈴を3つ買いに行かなきゃならないから。」という台詞がありましたが、“3つ”という数字はそんなに驚くほど多い数字でもないため、ボケとしては中途半端に感じました。
もっと一つ一つのボケの精度を上げていかないと、難しいのではないでしょうか。
そんな中でも「フォーティー」と「伊勢丹」はなかなか良かったかなと感じました。














I−10
エントリーNo.064
ササキに願いを

カレー

○:ササキに願いをです

2:よろしくお願いします

☆:いきなりだけどさ、僕カレーになりたいんだよね

○:カレー屋さんになりたいんだ。でも大変だよ

☆:いや、カレー屋さんじゃなくて、カレーになりたいんですよ

○:えっ……。

☆:今から僕がカレーをやるんで、○さんはご飯をやってください

○:どういうこと?

☆:ご飯じゃなくてナンの方が良かったですか?

○:いや、そうじゃなくて……。
  つーか、なんで急にカレーになりたいなんて言い出したの?

☆:カレーが好きだからです

○:いや、おかしいでしょ。カレーが好きだからカレーになりたいって

☆:でも○さん、保育園児に「大きくなったら何になりたい?」って聞いたら、仮面ライダーとか、なんとかレンジャーとか、好きなものを言うじゃないですか

○:そりゃ保育園児だし、大きくなって頑張ったらなれるものじゃん

☆:だから僕も大人になったから、カレーになれると思うんですよ

○:なれない!
  人間がどれだけ頑張ってもカレーにはなれない!

☆:でも僕はカレーが好きなんです。

○:だから、好きだったらなれるってもんじゃないだろ!
  野球が好きな人が全員プロ野球選手になれるか?AKBが好きな人が全員AKBのメンバーになれるか?

☆:なれるわけないじゃないですか。バカじゃないんですか?

○:それと一緒だよ!
  つーか可能性的には、カレーになるより、野球選手とかAKBのメンバーになる方がはるかに高いわ!

☆:でも、僕はカレーになる可能性が0にならない限り、カレーになるという夢を諦めたくないんですよ

○:そもそも、カレーになるってどういうこと?

☆:その言葉どおりの意味ですよ。僕がカレーになるんです

○:……。

☆:なんなら今からやってみましょうか?
  僕がカレーをやるんで、○さんはご飯をやってください

○:ご飯をやるってどういうことだよ

☆:○さんの思うようにやってください

○:(寝っ転がる)

☆:○さん!今漫才中ですよ!舞台上に寝っ転がるってどういうことですか!

○:自分の思うようにご飯をやってみたんだけど

☆:ダメです。ダメダメですね。
  今の○さんは、ご飯っていうより、クッキーの生地みたいでした

○:それもよくわからんけど

☆:○さんはクッキーの生地じゃなくて、ご飯をやってください

○:だからどうやればいいんだよ

☆:わからないことがあったら、すぐ人に聞いて自分で解決しようとしない。ゆとり教育の弊害ですね

○:この場合、自分で解決しようがないし、そもそも俺ら同い年だし

☆:じゃあ今からお手本をやるんで見てください
  (足をがに股、両手をまっすぐ上に伸ばして)おいら、お米だよ
  はい、○さんもやる

○:(足をがに股、両手をまっすぐ上に伸ばして)お、おいら、お米だよ

☆:おいらの生まれは新潟の田んぼだよ

○:おいらの生まれは新潟の田んぼだよ

☆:おいら、町の人においしく食べてもらうんだ

○:おいら、町の人においしく食べてもらうんだ

☆:さあいらっしゃい納豆さん、ふりかけさん

○:さあいらっしゃい納豆さん、ふりかけさん

☆:あ、ああっ熱い、熱いのぉぉぉっ。私、汚されちゃったね……。

○:あ、ああっ熱い、熱いのぉぉぉっ。私、汚されちゃったね
  ってコラ!なに言わしてんだ

☆:はい、これで○さんは完璧です

○:完璧ですじゃなくて、なんだ今の。最初は絵本みたいな感じだったのに最後エロ漫画みたいになってんじゃん

☆:ああ、そういえば確かに……。
  健全な青少年には見せられないネタになっちゃいますね。変えましょう

○:いや、新しく考えなくても、ここで終わりにしてもいいんだよ

☆:できました。○さんは見ててください

○:はいはい

☆:(足をがに股、両手をまっすぐ上に伸ばして)あっ、ああんっ、私、こんなに濡れてお粥になっちゃうよおお

○:ストップ!
  最初からエロ路線っておかしいだろ!

☆:そうですよね……。健全な青少年には見せられないネタになっちゃいますもんね

○:うん。
  って言うか、健全じゃない青少年も見たくないと思う

☆:(足をがに股、両手をまっすぐ上に伸ばし)
  僕の生まれは田んぼだよ。お日さまサンサンいい気分
  トンボさんこんにちは。メダカさん、ごきげんいかが?
  台風なんかに負けないよ。元気なお米になるんだもん
  今日は待ちに待った収穫の日。おじさんおばさんありがとう。おいしく食べてもらうんだ

  あ、以上です

○:特にオチは無いのね
  あと、ずっと気になってたけどそのポーズは何なの?

☆:このポーズは、ロケットをイメージしています

○:米関係ねえ!

☆:まあとにかく、ご飯役の○さんは今のを覚えてやってください

○:はいはい。
  僕の生まれは田んぼだよ

☆:ポーズ!

○:ああ、はいはい(足はがに股、両手をまっすぐ上に伸ばし)
  僕の生まれは田んぼだよ

☆:もっとかわいく!

○: (足はがに股、両手をまっすぐ上に伸ばし)
  僕のぉ生まれはぁ、田んぼなんだよぉっ

☆:いい感じですよ

○: (足はがに股、両手をまっすぐ上に伸ばし)
  お日さまがぁ、サンサンでぇ、とぉってもいい気分

☆:あ、もういいです
  ○さん、恥ずかしくないんですか?

○:人にやらせといてそんな言い方があるか!
  恥ずかしいわ!

☆:とりあえず○さんのご飯はこれでいいんで、僕のカレーと合わせてみましょう
  セッションですよセッション

○:ああ、はいはい (足はがに股、両手をまっすぐ上に伸ばし)

☆:あ、そのポーズもういいです

○:お前がやれって言ったんだろ!

☆:怒ってないで、ほら

○:僕のぉ生まれはぁ田んぼだよぉっ。 お日さまがぁ、サンサンでぇ、とぉってもいい気分

☆:カレー!(裏声)

○: トンボさぁんこんにちはぁ。メダカさぁん、ごきげんいかがぁ?

☆:カレー!(裏声)

○:お前楽すぎるだろ!
  なんだカレー!(裏声)って!

☆:僕なりのカレーです。どうでした?何点くらいですか?

○:知らん!

☆:いやいや、今の僕のカレーは何点くらいですか?

○:だから知らないって!

☆:何点くらいですか?

○:ああ、もう!
  60点だ60点!

☆:今の僕のカレーに60点を付けるなんて、○さんもまだまだですね

○:もういいよ!

2:ありがとうございました

予選65位(1次予選敗退)
FAN 槍沢 ゆーた 銀沙灘 ザブ 星野
65 61 47 53 10 55
合計:291点

・「カレーになる可能性が0にならない限り」→可能性0だよ!ってツッコんで欲しかった。
○今の○さんは、ご飯っていうより、クッキーの生地みたいでした
○カレー!(裏声)
・おもしろいところが非常におもしろかったです。
・この設定からありがちな展開だったり、相方にヘンなことやらされてスカすっていうボケだったり、その辺のものが多すぎたかな。

 面白いんだけれどなあ……。動きと声が主体だから文章だと伝わりきらなくて、
 ボケを引っ張ったのがバカバカしさよりも、ボケ数の少なさや単調さなど裏目に出ていて物足りなかったです。
 ここで終わるのではなくなんで裏声なのかとかもっと掘り下げていいし、もっと○さんに無理難題吹っ掛けるべきで。、
 そこで☆さんの狂気じみたこだわりがどんどん出ていけば笑いも大きくなるので、アイディアを足してもらいたいです。

 細かいんですけれど、

>☆:わからないことがあったら、すぐ人に聞いて自分で解決しようとしない。ゆとり教育の弊害ですね

>○:この場合、自分で解決しようがないし、そもそも俺ら同い年だし

 これだけだと☆さんが自分を棚上げしている感じがしないので、「これだからゆとり教育を受けた世代は」など括りを大きくした方がちゃんとボケになります。

もっと狂っていいネタ。やりたい放題やればやるほど面白くなると思います。
ト書きがここまで活きてる漫才は初めて見ました。
このポーズで可愛らしくとかエロ路線とか羞恥プレイじゃないですかやだー。
カレーのネタなのにメインはお米、というか見どころがそこにだけ凝縮されていた気がします。
カレーのくだりはかなりアッサリと終わってしまい、悪い意味で意表を突かれました。
セッションはもっと作り込んだ掛け合いが見たかったです。
オチもいまひとつ腑に落ちませんでした。

中身がないなぁ・・・結局、○さんも自分も、☆さんに散々引っ掻き回されて終わってしまったという印象でした。
ネタ中の言葉で反論するなら、☆さん1人で勝手に解決したのがこのネタの弊害。
自由奔放すぎて、「らしさ」というのが全くないので凄く伝わってこなかったです。

前半の置いていかれ具合が半端ではなかったのですが、後半ではうまく巻き返しが出来ていたと思います。
「○さん!今漫才中ですよ!舞台上に寝っ転がるってどういうことですか!」というボケは個人的にけっこう好きですね。
その後のお米のくだりも、馬鹿馬鹿しさがありながらも決めるべき場所ではしっかりとボケが決まっていました。
気になった箇所としましては、「そりゃ保育園児だし、大きくなって頑張ったらなれるものじゃん」という部分。……なれますかねえ。なれたとしても、“中の人”みたいな感じになってしまうと思うのですけれど。
「野球が好きな人が全員プロ野球選手になれるか?AKBが好きな人が全員AKBのメンバーになれるか?」というツッコミも、ちょっと指摘の方向がずれてしまっているように感じました。