審査の裏側スペシャル








群青「はいどうも。湘南モノレールです」

土留「THE CHOUBUNも予選が終了し、一段落ですけども」

群青「そうですねー。激戦が終了し、これであとはTATATOを頑張るだけですね」

土留「まわしものかお前は!それも素晴らしい企画だけども!
   まだまだこれからなんだよTHE CHOUBUNは!」

群青「まあでも、俺ら出れないからぶっちゃけどうでもいいし、
   TATATOにかけるしかないっていうか…」

土留「いちいちリンクつけてこびるなよ!」

群青「ここで媚びたらちょっと有利になるかもしれないだろ!(鬼の形相)」

土留「すごい顔でとんでもないこと言った!!!
   もういいんだよそういう話は!せっかく予選終わって、
   審査員の皆様から総評をいただいてるんだから、
   そこに触れて行こうっていう回なんだから今日は」

群青「そこに触れるくらいなら俺、女体に触れたいよ

土留「そんな最低な発言にTATATOのリンクつけるんじゃねえよ!
   もうお前最低だな!いいや!もう俺勝手にすすめるからな!
   まずはこんな最低な空気の中、各ブロックの総評をいただきます!」

群青「女体に触れたいよ

土留「2回とかうるせえよ!TATATOそういう企画に見えちゃうだろ!」








各ブロック総評

Aブロック
抽選とはいえ、ワースコさんがトップバッターという時点で驚きです。
このワースコさんを始め、Aブロックは海ブリさん、リーベルさん、理文さん、生涯探究さんと漫才師の躍進が目立ちました。
(Aブロック平均54.9点 最高83点【生涯探究】)

始まりのAブロック。
比較的正統派のネタが揃ったかと思いましたが、最後にドギツイのが来ましたね。
1組の個人的規格外を除けば、比較的安定したブロックだったかと思います。
そんな基本のしっかりできているユニットの揃った中、どこで差がついたのかと考えると、これはやはり“武器の有無”であると感じます。
小生の審査で50点を超えたユニットの中では、ワールドスコーピオンさん、海洋ブリザードさん、エバーグリーンさんには上手さが、ナカギさんにはテンポの良さが、リーベルパウンドさん、生涯探求さんにはパンチ力がありました。
50点を超えなかった組に関してはそういった、あるいはそれとはまったく別のものでもいいのですが、“自分たちの武器”をうまく見つけて磨くことが、成長への近道なのではないかなと考えます。
点数は抜きにしての個人的に気に入ったユニットはナカギさんでした。

Bブロック
ぶっちぎりで面白かったのがこのBブロック。
ゼリビンさん、ワンダーランドさんの運営勢2組に加え、アイノチカラさん、炭酸電池さんも70点以上をつけました。
でも一番面白かったのはフランスパンさん。正直ここまでのポテンシャルを秘めていたとは思いませんでした。私の中では予選No.1です。
(Bブロック:平均72.5点 最高97点【フランスパン】)

あれ? 私の審査、平均点高くね? 大丈夫? と段々不安になってきたBブロック。
こちらでは各地の企画で好成績を収めたネタが散見され、皆さんの本気度が怖いくらいに伝わってくると同時に、迷わない子ひつじの会の能天気さが浮いているなあ、と痛感致しました。
私自身、ネタの良し悪しは笑いの量のみならず、ストーリーそのもののおもしろ味や構成の上手さ等、笑いとは直接関わらないながらも「良いなと思えるもの」が加わってくると考えております。
そのためストーリーに光るものがあったフランスパンさんや、ネタの発想に度肝を抜かれたワンダーランドさんに高得点をつけさせていただきました。
しかしその一方で「うまさ」で群を抜いていたHONEY×TRASHさんには残念ながらあまり点数をつけませんでした。まあ、個人個人のツボの違いというものもあるかもしれませんが、何を是として評価して行くのかは難しいところですねえ……。
点数関係無しに選ぶこのブロックのお気に入りは、フランスパンさんです。

Cブロック
チキハーさんと天体観測さんのベテラン2組が抜けていたかなーという感想です。平成初世代つえーわ()
それ以外ですと、ヒー(ロー)さん、H-imagineさん、PARTY NOISEさんら初めてネタを拝見した方々に光る物がありました。
芽は若い内に摘んでおかなアカンな…(刃研ぎ研ぎ)
(Cブロック:平均53.9点 最高77点【天体観測】)

上は97点、下は2点とやけに振れ幅の大きくなったCブロック。
雷神舞踏組曲さんはテンポよくコンスタントにボケを積み重ねていき、逆にバトルロワイRさんは機軸となる大ボケがあった上でその他の部分に繋ぎのボケを配置するタイプのネタでした。
各々の得意なネタの形があるように思えました。
今回のブロックの下位5組に関しては、まだまだボケの発想がありきたりな域を超えられていない印象です。
書いている自分を裏切るレベルの考え方をしていかなければ、なかなか奇抜な発想のボケというものは生まれないのかもしれません。
けれど人が考えるものである以上、センスだなんてものでは片付けられない、努力することでたどり着く笑いの領域もあると思います。
うまいボケの発想、そうして生み出したボケの数々を、ひとつのネタの中で最高のパフォーマンスができるように配置する。
その完成形の1つに近いものが、PARTY NOISEさんのネタだったと思います。
もちろんアレが最上だという話ではないので、各々は各々のスタイルの中で最上の形を見つけてもらいたいと思います。もちろんPARTY NOISEさんも、まだまだここから進化できることでしょう。
点数を抜きにして今回のブロックのお気に入りは、PARTY NOISEさんです。

Dブロック
全員に50点以上つけたのはココだけですかね。
10組万遍なく面白かったです。
特にENDGREENさんは一言一言まで練り込まれたような素晴らしい出来でした。
それとカッターズさんは今後に期待したい3人組です。
登場人物を自由自在に操るスキルは随一です。
(Dブロック:平均70.3点 最高90点【ENDGREEN】)

みやこさん、俺の塩さん、ENDGREENさんなど、うまかったりおもしろかったりと個人的に大変なことになってしまったと感じるDブロック。
点数が伸びなかったユニットさんでもカッターズさんやバニーガールさんには「おっ」と思えるような技術があるように感じられました。今回点数が伸びなかったのは……申し訳ない、運が悪かったと思って下さい。
また別の審査の機会があった場合、その時は高得点をつける可能性も大いにあるユニットさんだと思います。
そんな中での個人的な点数関係無しのお気に入りは……暗黒天国さんです。
……いや、なんというんでしょうかね。今までさんざん上手さだとか爆発力だとか技術が云々だとか言ってきましたが……このユニットさんに関してはそれらとは異なる魅力がありました。
暗黒天国さんのネタは異常なまでに雰囲気作りがうまく、気がつくと作品の世界にどっぷりハマっているタイプの作品でした。
「なかなかこういう作品は無いよなあ」と思い、個人的なお気に入りネタです。

Eブロック
槍沢さんハネましたわ。
2組とも90点台つけましたからねえ……いつも以上に気合い入ったネタでした。
前髪さんも久しぶりにネタ見ましたが、相変わらず発想がおかしいです。
あとシの人達はたぶんここまでです。認定されそうにありまーせん;;
(Eブロック:平均54.6点 最高92点【言霊連盟】)

50点以上をつけたユニットが比較的多かったEブロック。
そんな中、爆発力で抜きん出た優しい朝の光に包まれてさん、シアンビッツさん、そして話運びのうまかった言霊連盟さん、ネタの発想に惹かれた前髪さん、岡山エンジェルズさんあたりの点数が特に伸びました。
皆さん自らの武器をきちんと認識できており、ちょっと気を抜けば一気に100点を獲られてしまいそうなユニットばかりでした。
点数関係無しでの個人的なお気に入りは、岡山エンジェルズさんです。.268

Fブロック
whitewhiteさん、月影連盟さん、QQQさんと、
Fブロックでは往年の名作が多数見られました。
初めて見たネタの中ではアップルゲンガーさんのコントが印象的です。
あの人まだ若いのになんちゅうゲスいネタ書いとるんや…。
(Fブロック:平均59点 最高95点【月影連盟】)

点数的には上にも下にもやや落ち着いたかな? といった感じのFブロック。
どのユニットさんも「笑いの獲り方」をよく分かっているユニットさんばかりのようで、ほんのちょっとの差や個性や好みとしか言いようがないようなレベルのもので点数の差をつけなければならないこともしばしば。
QQQさんとブラックベリーパニックさんは、奇しくも「死」をテーマにした2組ながら、出来上がったテイストはまったく別物になっていました。
こういった感じの作り手の個性の差が同一のアイデアを凌駕する可能性もあるため、どういったテイストの作品に仕上げるかで印象も大きく変わることでしょう。
QQQさんはブラックな雰囲気になっている一方で、ブラックベリーパニックさんは同一テーマを扱っているのにも関わらず明るさがありました。私はこの明るさに惹かれてブラックベリーパニックさんの点数を高くしました(まあ、そこだけの差というわけでは、もちろんありませんけれど)。
審査員にどのような好みの方がぶつかってくるのかは正直未知数なところもあるでしょうが、「どういったタイプのものが好まれるか」という傾向を考えてみるのもまた悪くないのかもしれませんね。
必ずしもそれは読み手に迎合するというような意味に繋がっているわけでもありませんし。
点数関係無しでのお気に入りは、ブラックベリーパニックです。

Gブロック
あったまおかしい人ばっかですねここ!(自分もいるから許してね)
百鬼夜行さん、トロイデさん、世平渇倶さんがGブロックのトップ3です。
皆さん良い意味でおかしかったです。
あとそこまで高得点つけていないのですが、1/4の騎士団さんは気になる存在でした。
(Gブロック:平均60.6点 最高85点【トロイデ】)

比較的点数が散らばったようにも思えるGブロック。
個人的には高得点をつけたステレオミサイルさんや百鬼夜行さんよりも、言葉選びに光るものを感じたあかつきさんや、登場人物たちの関係性の妙で楽しませてくれた1/4の騎士団さんあたりに注目したいと思います。
おもしろさはもちろん、それに加えた一芸を持っており、なかなか期待できるユニットたちであると感じました。
点数の伸びなかったユニットの方々は、ちょっとネタが独りよがりになりがちな傾向があったかしらん? 読み手のことをきちんと意識していれば、読みにくさや伝わらないボケも自然と減って行くと思います。
点数関係無しでの個人的なお気に入りは、あかつきさんです。

Hブロック
茨木からの刺客さんはもう完成されてきたなって感じがしました。
今のスタイルが板についてきたというか。
あとはメリースリーさん、大浦崎さん、血華美人さんとトリオが面白かったです。
ええことやでぇ。
(Hブロック:平均57.7点 最高87点【茨木からの刺客】)

横綱相撲的な漫才が揃ったHブロック。……“H”ブロックだったけど、エロいネタは血華美人は愛の華さんくらいのものでしたねえ……。
メリースリーさん、サンザンヒーローズさん、血華美人は愛の華さん、大浦崎さん、安物鬼さんたちは、ボケの一発一発のレベルが高く、かつコンスタントにボケを投入してくるため、非常に読んでいて楽しさを感じるネタばかりでした。
お上品劇団さんや茨木からの刺客さんにはやや低めの点数をつけてしまいましたが、歯車一つが噛み合うだけで一気に大爆発に転じる可能性も大いにあると感じました。
はてさて、こんな実力者の揃う中でオチャラケ漫才を披露したXENOGLOSSIAの評価はどうなることやら? わたし、気になります!
点数関係無しでのお気に入りは、サンザンヒーローズさんです。

Iブロック
第10回MM-1で第4位と好成績を残したネタで挑んだみるちょこさん。相変わらず面白かったです。
新ネタではミュートラルさんは流石ベテランといった手腕と技量を感じました。
HIGH-POPさんのネタは衝撃を受けました。
(Iブロック:平均52.4点 最高89点【みるくちょこれーと】)

いよいよ終わりが見えてきたIブロック。おそらく順番的に駆け込み組かな……?
点数的にはインパク×インパクさん、みるくちょこれーとのツートップという感じではありましたが、素材的にはこの二者に匹敵するレベルのユニットもいくらかありました。
ポイントゲッターさんはとにかく最初のボケから一気に読み手を惹き込むことのできるネタでした。
ハーベストムーンさんは漫才の基礎がしっかりとしており、HIGH−POPはアイデアが秀逸でした。ミュートラルさんのネタは非常に上手さがありました。ササキに願いをさんも読み手を魅了するようなおかしさを持ったネタでした。
今回はこういった点数に落ち着きましたが、近い将来に大きく跳ねる可能性も十分に秘めているのではないかと感じました。
点数関係無しのお気に入りは、HIGH−POPさん。点数は低めにしてしまいましたが、ネタのアイデアは嫌いじゃないです。

Jブロック
THE CHOUBUN予選最後を締めくくるJブロック。……って、1組しかいないじゃなイカ!
このブロックはこの比梅津よろしかばさん1組だけでしたが十分におもしろさのあるユニットさんだったので、他のブロックに潜り込んでいても「点数関係無しにお気に入りのユニット」に選んでいたかもしれませんね。









土留「各ブロックの総評をいただきました。銀沙灘さん、星野流人さんです。ありがとうございました
   追加で急遽審査員を引き受けてくださって、総評まで細かく頂けるなんてありがたいですよね」

群青「ジャジペ詳細もそうなんですが、こういう総評を読んで、審査員の好みを知るってのも大事だね。
   媚びよう。審査員に。審査員に媚びよう!」

土留「ちょっと言い方良くないなそれ!」

群青「媚びるといえば、僕らが媚びたいのはこれ!短文タイマントーナメント、TATATO!

土留「堂々と媚びるのやめろ!空気があやしくなってきたんで
   全体の詳細を紹介します!」 

群青「女体に触れたいよ

土留「間に合わなかった!」











全体の総評

5月を割り込みすみません。
点差を出来るだけつけようと努力したのですが、結果的にあまりつきませんでした……
ナカギさん、0月0日さんが将来化けそうな感じで楽しみであります。
カッターズ、世界平和渇望倶楽部、迷わない子ひつじの会、ブラックベリーパニックあたりもよかったです。

いこいの村世代の大ベテランから新人さんまでいろんな方の勝負ネタが読めて楽しかったですし、
ひとネタひとネタ向き合うことで自分のお笑い観が豊かに出来ました。
好き勝手書きましたけれど、僕の書いたことを全部実践しろなんて横暴なことは言いませんし、
なんだったら無視していただいてもかまわないのですが、
僕の審査が少しでも皆さんのネタ作りの役に立ったり、ネット長文や実際のお笑いを観る際に「あ、こんな見方があるんだな」という参考になれば幸いです。
最後に今回の審査では「掘り下げ」という単語を頻出しましたが、
ネタを考えていて少しでも面白くなりそうだと思ったら出来る限り作りこんでほしいし、
普通の会話の中にくすぐりが入れられそうならどんどん放り込むなど、笑いに対して貪欲になっていただきたいです。
……まあ、人のことは言えないんですけれどね(笑)。

……にしても、これだけ長々語って、認定されてなかったら爆笑ものだな(ちゃんとフったから後はオチをつけるだけ……)。

初の大型企画審査ということで何かと至らない点が多かったと思います。
自分の重点はボケのインパクトが大きく審査に反映されていると思います。
審査をやった感想としましては、自分のネタ書きに対する批評とかを今一度考えるきっかけになったと思います。
最後になりましたが、審査が最後になり主催者のゆーたさんをはじめ、他の審査員のみなさま並びに参加者の皆様にご迷惑をおかけしました。

THE CHOUBUN全体の総括としては……とりあえず私の審査の平均点は約56点でした。
できるだけ50点に近づけようと思ったのですが、なかなか低い点数にしようと思えるようなユニットがおらず、結果的に全体的に点数高めの評価となってしまいました。
どのユニットさんも本気で挑んできているのがわかり、審査員としてはとても楽しかったです。
出場者としては戦々恐々でした。こんなん、勝ち抜けるわけないやん……。
私はどちらかというと長文ネタを「文章」として受け取る傾向があります。また、おもしろさももちろんなのですが、それに加えて「伏線」や「物語の構成」などの技術面も多いに評価に取り入れております。
そういったわけで私の審査は以上のような感じになります。ジャッジペーパーも頑張って書きました。見当違いなことを書いてしまっているかもしれませんが、参考になりそうな部分は参考にしていただいて、そうではない場合は「知ったことか!」と捨て置いてもらっても構いません。自分の信じた道を突き進むのも大事です。
けれど一つだけ覚えていただきたいのは、「あなたのネタをそういうふうに評価した人間がいる」ということです。
自分の信じた道を突き進むことも大事です。それができなければ個性など生まれようもないでしょう。
けれど人の意見をまったく聞かないことでは、まずその個性を「人に受け入れてもらう」ことができなくなってしまいます。
点数の低い方々のネタの大半は「読み手を意識できていない、独りよがりなネタ」になってしまっている場合が多いのです。
そうなっているとその作品はいつまで経っても「自分はおもしろいと思っているのに、人には伝わらない」領域を出ることができません。
昨今増えつつあるキャラクターネタについても、「ネタの中でキャラクターの説明をしなければ、そのキャラクターの個性に関するボケは活かせない」のです。
私もよくそれを忘れてキャラクターありきのボケをキャラクターの説明無しにして、審査員さんにこてんぱんにされます。
何よりもまず、「読み手」。芸人さん風にいうならば「お客さん」。そういった受け手の存在ありきの業界だと思います。長文ネタという物は。
読み手を意識したネタができるようになって、初めて、一つ上のステージに立てるようになるのです。
ですので今回私の審査を受けてくださった方々には、是非是非、「そういうふうに受け取った読者もいたらしいぞ」とだけでも心の隅っこの方に置いておいてもらって、また次のネタ創りの時にふと思い出していただければ幸いに思います。以上です。









土留「さあ、審査員の皆様の総評をいただきましたありがとうございます。
   総勢91組のネタを審査していただいたわけですから、本当に頭が下がりますね」

群青「ぜひ参加者の皆様は審査員の方々の言葉を参考にして、さらに高みを目指してほしいですよね」

土留「いきなり真面目なこと言いだしやがった」

群青「特にサバイバルリーグ参加者の方ね。
   もう一つの大会も、大いに盛り上げていただきたいものです」

土留「確かにそうですね。向こうの大会も激戦になることを期待しています。
   次回からは予選で本戦サーキット出場を勝ちとった、28組を紹介します」

群青「それではTATATOともどもよろしく!」

土留「最後も媚びたーーー!!!」