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B−1
エントリーNo.067
トロイデ

コント「オレオレ詐欺」
トロタ:今の時代・・・今の時代こそ!

    一番ひっかかりやすいのはオレオレ詐欺なんだよねー!

    さぁ今日も早速・・・年寄りの家を狙って電話すっかなー


(プルルルルルル)

(プルルルルルル)

おばあ:もしもしぃ?

トロタ:(ふん・・・おばあちゃんか・・・)

    あ、もしもしおばあちゃん?オレオレ!

おばあ:へ?どなたですか?

トロタ:だから!オレだよオレ!

おばあ:便所虫ですか?

トロタ:言葉のトゲが凄いわ

おばあ:へ?何か言いましたか?

トロタ:ううん!何にも

    おばあちゃん!だからオレだって!オレ!息子の声忘れたのか?

おばあ:息子って・・・・お前!お前なのかい!?

トロタ:そうだよ!息子の・・・

おばあ:今までどこほっつき歩いてたんだい!?

トロタ:へ?

おばあ:急に居なくなったと思ったらいきなり電話かけてきて!

    心配するじゃない!

トロタ:(うわ、面倒くさいな。でも話合わせないと・・・)

    おばあちゃんごめんな・・・ちょっと色々事情があって・・

    でも今はちゃんと会社勤めして働いてるから・・・心配しないで!

おばあ:ブルーやイエローも心配してるんだよ!?

トロタ:超展開やわ

おばあ:レッドのあなたが居なくなって・・・!

トロタ:おば・・おばあちゃんちょっと待って!

    何?レッドってオレの事?

おばあ:オレの事って・・・!

    レッドなんてこの世の中にアンタか永井大しか居ないわよ!

トロタ:もっとおるわ

おばあ:それなのに会社勤めって・・・!

    変身もしないでよく働いてるなんて言えるわね!

トロタ:自信持って言えるわ

おばあ:とにかく!早く帰ってきなさい!

トロタ:い、今すぐには無理だよ・・・

おばあ:あなたが居なかったら合体ロボだって

    完成しないんだからね!

トロタ:が・・・合体ロボ?

おばあ:そうよ!レッドが居ないせいで左上半身すっからかんの状態なのよ!

トロタ:ご、ごめん・・・

おばあ:進行方向もずっと右中心なんだから!逆に迷惑よ!

トロタ:オレ何で怒られてるんや

おばあ:頑張ってつぎはぎで対処してるんだから!

トロタ:このババア価値観がアウトライン超えてる

おばあ:とにかく!今すぐ帰ってきなさい!

トロタ:だから今すぐには無理なんだって!

おばあ:今すぐには無理って・・・!

    あなた喧嘩売ってるの!?

トロタ:えぇ・・えっと・・・

おばあ:あなたが居ないとこの「建設戦隊タテルンジャー」だって・・・!

トロタ:ちょ、ちょっと待って

    それうちらの戦隊名?

おばあ:そうよ!何言ってるの!

    「コンクリート打ちっぱなしレッド」のあなただって・・・

トロタ:ネーミングふざけ倒してるだろ

おばあ:「ビルディングブルー」だって心配してるんだからね!

トロタ:イエローは?

おばあ:「塗料イエロー」は小旅行に行ってるわ

トロタ:そいつ神経抜け落ちてるだろ

おばあ:伊豆よ!伊豆に行ってるんだから!

    「塗料と一旦距離をおきたい」って行って伊豆に行ったのよ!

トロタ:塗料との間に何があったんや

おばあ:いいから!ブルーもイエローも心配してるから早く帰ってきなさい!

トロタ:イエローに関してはノーコメントやわ

おばあ:というか今何処なの!?

トロタ:それは・・・言えない・・・

おばあ:何言ってるの!?何で言えないの?!

トロタ:実は・・・事業に失敗して・・・

    多額の借金があるんだ・・・

おばあ:戦隊のレッドで事業に失敗って!

    あなたどんな人生歩んでるのよ!

トロタ:こっちが聞きたいわ

おばあ:借金ってどれぐらいなの!?

トロタ:さ・・・・300万・・・

おばあ:300万!?

トロタ:300万全てとは言わないよ!

    ただ、頭金の50万を貸して欲しくて・・・

おばあ:あなたその前にブルーに貸してる3000円返しなさいよ!

トロタ:お前300万の重み感じ取られへんのか

おばあ:じゃあ何!?50万渡せばいいの!?

トロタ:え!?いいの!?

おばあ:渡せるわけないでしょ!

    いいから早く帰ってきなさい!

トロタ:だから無理だって!

おばあ:あなたが帰って来て合体ロボになって

    そこの金融会社踏み潰せば終わる話でしょ!?

トロタ:こいつエグいわ

おばあ:だからはやくかえtt・・・

トロタ:だから無理だって!

おばあ:・・・・

トロタ:・・・・ん?

おばあ:あ、あなた・・・レッド・・・!?

トロタ:へ?

おばあ:じゃあ今私が話してる相手って・・・

トロタ:(やばい!本物が帰ってきちゃったのか!)

おばあ:あ、あなた・・・!!!!

トロタ:ヤバイ!!!













おばあ:失踪中の「外壁ピンク」なの!?

トロタ:うわぁめんどくさい













B−2
エントリーNo.083
ステレオミサイル

漫才/組体操
高部:どうも、ステレオミサイルです。よろしくお願いします
   突然ですが子供の頃って懐かしいですけど学校の行事と言えば運動会だと思っている僕が運動会の話をします

辻添:おっ、学校の行事といえば運動会だと思っている奴がやる漫才でありがちな始め方だな

高部:僕のときの運動会は組体操をやったんですよ。扇とかサボテンとか

辻添:サボテン?

高部:サボテン知らないですか?下の人の膝に上の人を乗せて支えるんですよ

辻添:それだけ?

高部:それだけですけど

辻添:全然刺々しくないな

高部:あ、確かに

辻添:もし運動会をたまたまメキシコ人が見に来てたらどうなると思う?

高部:タコス屋に行こうとして間違えて校庭に辿り着いたパターンですね

辻添:「ニホンハショクブツノコトモマトモニキョウイクデキナイノカ!!ワラワセルゼ!!」

高部:日本の教育を批判された!こんなことが文部科学省に知られたらもう学校増やせないよ・・・

辻添:メキシコ人に罵られた生徒の心はハートブレイク・・・

高部:さすがサボテンでお馴染みのメキシコ人、言葉にトゲがある・・・

辻添:こういう事態を防ぐ為に何か工夫が必要だと思う。何か案は無いかな

高部:うーん、じゃあ髪を立てて刺々させたらどうでしょうか

辻添:髪なんて立てたら運動会を見に来ている親御さんが生徒の素行が悪いと思って学校側に抗議が来るぞ

高部:髪立てるにしても運動会の一日だけならいいのでは

辻添:一日だけならいいというその考えは教育の現場を悪化させるぞ。男子生徒と女教師がホテル入ってワンナイトカーニバルするぞ

高部:わぁ、夜の組体操だー。人によっては本家組体操よりもアクロバティックだー

辻添:バレたら大変だぞ。だから組体操というのはしっかりやらなきゃいけないんだ

高部:色々気にしなきゃいけないんですね

辻添:そうだ。それで一番気を付けなきゃいけないのがピラミッドだ

高部:え、ピラミッドなんて三角ならいいんじゃないんですか

辻添:お前な、三角っていってもこういう三角だったらどうするつもりだ

     ○
     ○○
     ○○○
     ○○○○

高部:まさかの直角三角形!?

辻添:こういうのは組体操を知ってる先生がおらず、ネット環境の無い田舎の学校でよく見られる光景だな

高部:知ってる先生いないならやらなきゃいいのに

辻添:これだと不平等過ぎて絶対保護者から苦情来ると思う。だから苦情の来ない平等なピラミッドを考えるぞ

高部:一体どうするんですか?

辻添:まず右端の奴が楽してるので上にスフィンクスを載せる

     ○
     ○○
     ○○○ス
     ○○○○

高部:えっ、スフィンクスってあのスフィンクスですか?

辻添:いや、本物はさすがに持ってこれないから美術の先生が生徒と同じくらいの大きさの石像を作ります

高部:美術の先生大変そう。でも細部とか結構複雑だから美術の先生じゃなきゃ無理ですよね。美術の先生ファイト!

辻添:でもこれだと見た目のバランスが良くないし、平等にさせる為にも他の楽してる生徒3人にも載せる

     ス
     ○ス
     ○○ス
     ○○○ス
     ○○○○

高部:合計4つですか?

辻添:平等なピラミッド作るとこうなるんだよ。だから美術の先生は徹夜でスフィンクスを作る、けど残業手当が出ない

高部:美術の先生に対しての平等は無いんですね。美術の先生ファイト!
   というか載せる物は別にスフィンクスじゃなくてもいいんじゃないですか?

辻添:これには理由があってな、ピラミッドって名前を使ったことによる著作権料が発生するからスフィンクス載せるんだよ
   ピラミッドは確かスフィンクス4体分だったはず

高部:結構かかるんですね。でも世の中やたらと著作権にうるさいところありますからね。例えばディズ

辻添:高部、あっちにクリス松村がいるぞ

高部:マジですか!?サイン貰ってきます!

辻添:危ねえ危ねえ、マジで著作権に触れるところだった

高部:辻添君、あれクリス松村じゃなくてレーズンじゃないですか。乾き具合は互角ですけど。あれ?何か忘れているような・・・

辻添:気のせいだろ。とにかくこれで楽してる生徒はいなくなった。でも右端の角が無くなっちゃったな

高部:どうするんですか、またスフィンクス置くんですか

辻添:いや、吉村作治を配置する

     ス
     ○ス
     ○○ス
     ○○○ス
     ○○○○作

高部:どうして吉村作治呼ぶんですか?

辻添:ピラミッドの著作権料でスフィンクス4体載せたけど、今度はスフィンクスの分の著作権料が発生しちゃうんだよ
   でも吉村作治がいるとスフィンクスの分は無くなるらしい

高部:それ本当ですか?

辻添:本当だよ。ほら、あの・・・・・・京都議定書にそんなのあっただろ?

高部:なんかそんなの無きにしも非ずでしたね。というかそもそも組体操を理由に吉村作治って呼べるんですか?

辻添:美術の先生の腕次第

高部:美術の先生色んな意味でファイト!

辻添:これで一先ず平等な直角三角形ができたな。その後、左側に人を足してピラミッドの形にするぞ

高部:一体誰を足すんですか?

辻添:エジプトって砂多いところじゃん。だから横にサボテンの二人を配置

     ス
     ○ス
     ○○ス
    サ○○○
    ボ○○○○作

高部:サボテンの生徒も呼ぶんですね

辻添:そしてサボテンの上にツタンカーメンの棺桶を配置

     ス
    棺○ス
    桶○○ス
    サ○○○ス
    ボ○○○○作

高部:どんどんエジプトっぽくなってますね。この棺桶も美術の先生が作るんですか?

辻添:いや、これはマジのやつ

高部:マジのやつですか!?一体どうやって借りるんですか?

辻添:作治いるから大丈夫だろ

高部:まぁ、作治なら持ってきてくれますよね。だって作治ですからね

辻添:それでサボテン状態の二人の上の奴が棺桶持ってる

高部:サボテン状態のままですか!?あれ歴史的な物なのに不安定な姿勢の生徒に棺桶持たせるんですか!?

辻添:責任は作治が全部取るから

高部:まぁ、作治なら何が起きてもどうにかなりますよね。だって作治はああ見えて70年以上も作治やってますからね

辻添:で、あと扇の3人を配置

     ス
    棺○ス
    桶○○ス
    サ○○○ス
 おうぎボ○○○○作

辻添:これだとまだ左右対称じゃないんだよな

高部:じゃあどうするんですか

辻添:扇といったら歌舞伎だ。だから扇の上に市川染五郎と市川海老蔵を配置

     ス
    棺○ス
    桶○○ス
  染海サ○○○ス
 おうぎボ○○○○作

高部:あぁ、なんか豪華ですね。これなら保護者も喜びそうですよ

辻添:それで歌舞伎といえば片足立ちシーンがあるから二人は片足で立つ。扇をやってる生徒の頭の上で

高部:何やってるんですか!?扇やってる生徒の頭の上に片足で立たれたら生徒とんでもない重さ来ますよ!
   しかも『ぎ』の位置の生徒は体斜めになって側頭部に海老蔵の体重がかかっているのを腕一本で耐えるとかこの生徒が一番可哀想ですよ!

辻添:でもな、歌舞伎役者を支えるこの生徒二人は肉体的にも精神的にも強いんだ。だからあの『う』と『ぎ』にも意味があるんだ

高部:意味あるんですか?

辻添:まず『う』は照英の『う』だ!

高部:あれぐらいの体躯じゃなきゃ支えられませんからね!『う』は強い男ですね!

辻添:そして『ぎ』は京都議定書の『ぎ』だ!

高部:そうでなきゃ色んな物を守れませんからね!この二人凄く強そう・・・

辻添:これであと一人いれば綺麗なピラミッドだな
   海老蔵の上か・・・・・・じゃあ伊藤リオンにしよう

     ス
    棺○ス
   リ桶○○ス
  染海サ○○○ス
 おうぎボ○○○○作

高部:まぁ海老蔵の上を任せられるのは世界中見渡しても彼しかいませんからね

辻添:リオンは海老蔵に肩車されてるんだけど海老蔵を殴ります

高部:伝統芸能ってやつですね。でも上でこんなことやられたら『ぎ』の生徒大変じゃないですか?

辻添:そんな『ぎ』の生徒を気遣ってリオンはたまに横のツタンカーメンの棺桶に入る

高部:リオンも更生したんですね。そうなると今度はサボテンの生徒が支えるの大変じゃないですか?

辻添:そして海老蔵はリオンの体重を支えるサボテンの生徒を気遣い、二人に灰皿に注がれたテキーラを与える 

高部:海老蔵もテキーラを差し出すべき相手を弁えられるようになったんですね

辻添:そして組体操のフィナーレだ。ポーズをしっかり決めまして・・・

高部:最後どうなるんですか?

辻添:奈落の底が開きます

高部:あぁ〜、染五郎も天丼が分かってきたんですね。笑いの腕上げましたね〜

辻添:スローモーションのように落ちる生徒たち・・・

高部:あ、テレビ的演出

辻添:宙を舞うテキーラの雫・・・

高部:うわぁ、綺麗だけど汚い雫

辻添:その様子をバーボン片手に見下しながら不敵な笑みを浮かべる美術の先生・・・

高部:あ!美術の先生の黒い一面が!

辻添:酒のせいで気持ち悪くなって美術の先生の口から溢れ出す嘔吐の雫・・・

高部:僅かな時間で二つも汚い雫を見れる運動会ってある意味貴重ですよね

辻添:で、落ちた生徒たちは下にある王家の墓まで落ちて行きます

高部:これエジプトの田舎のお話だったのかぁ。本場でやるピラミッドは違うなぁ

辻添:それで墓を荒らしたことにより王家の呪いが発動して、生徒たちが生き埋めになって、保護者から苦情が来て、終わり

高部:結局苦情来てるじゃないですか。もういいよ

二人:どうもありがとうございました













B−3
エントリーNo.059
チキンハートブレイカーズ

殺人現場
小笠原:俺の名前は小笠原。幽霊だ。
    今日、俺はこの部屋で、斉藤という男に殺された。
    しかし警察がそいつを捕まえてくれるのか、不安で仕方が無い。
    そこで俺は、天国に向かう前に、この部屋で警察の捜査を確認することにした。
    ・・・見栄張っちゃったけど、生前は最低な生活を送っていたから、本当は地獄行きなんですよね^^










警部:とあるアパートの一室で、男が一人殺されていた、と。
   なんとなくだが、難事件の予想だ。めちゃイケまでに帰れるだろうか?

探偵:こんな時は私にお任せあれ!! 私はすごい探偵です!! すごいところをご紹介します!!
   まずは要求する報酬がすごい!! ギャンブルが趣味だから、そのためにもたくさん要求します!!
   次に武術がすごい!! 探偵業は危険が付きもの!! だからすごいいっぱい武術を知ってます!!
   最後に度胸がすごい!! 死体の第一発見者であるにもかかわらず、捜査に混ざろうとして、あわよくば警察から報酬をもらおうとしています!!

警部:うーんなんかすごいっぽい。捜査協力よろしく!

小笠原:いやいやいや。ちょっと・・・。うーん・・・。
    殺されたことも不幸だし、殺されてからも不幸ってどういうことなの。

警部:被害者の身元は? ふむふむそうか、おばかわら氏か。

探偵:なんと!! 頭の悪そうな名前!!

小笠原:バカはてめえらだコノヤロー!! 聞き間違いを通り越して、もはや悪意しかねえだろ!!

警部:ちなみに被害者の身元は何で確認を? ああそう、ブリーフのゴムの裏ね。

探偵:どれ私も拝見・・・ゴムがゆるっゆるですな! これは何かトリックに用いられた痕跡!?
   パンツも全体的に黄ばんでいるというか・・・きっと何か理由があるのでしょう!!

警部:ブリーフの伸びきったゴムと黄ばみの謎か・・・。

小笠原:こいつらがバカで助かった・・・?
    いやいや免許証とか、他に何かあっただろコノヤロー!! 死人に恥かかすな!!

警部:おばかわら氏の死因はなんだろう? 背中にグッサリ刺さっている包丁が怪しいが・・・うーむ・・・。
   爆死?

小笠原:いやいやそれだけはねえだろ、原形保ってるだろ。

探偵:私の華麗なる推理によりますと、ズバリおばかわら氏は・・・・・・・・・・・・殺人です!!

小笠原:だから殺人の死因は何か、って話してんだよ!! タメといて逆戻りかよ!!
    ホラホラ背中にグッサリ包丁刺さってんだろ!? まずはこれだと思えよ!!
    てかお前はさっき俺のブリーフのゴム裏見たんだろ!? なら未だに名前を間違えるのやめろよ!! 平仮名で書いてあっただろ!!

警部:鑑識!死因は? ふむふむ、包丁で刺されたことによる失血性ショック死、か。
   ショック死かぁ。ショックを受けて死ぬ、と。人間、儚いなぁ。ホラー映画、見れんなぁ。

小笠原:想像してるショックって何か別物だと思うわ。

警部:何!? 凶器の包丁から、謎の指紋が発見されただと!? そいつが犯人かも!

探偵:どれどれ手袋無いけど私にもぜひ見せてください!!

警部:はいよ。

探偵:汗ばんだ手でベタベタァ〜。これはなかなか良いナイフだ!! 刃こぼれに目をつむれば!! つむるぞ!!
   ・・・駄目だ!! この刃こぼれ具合は酷過ぎる!! 看過できるものではない!!  もはやギザギザやん!!
   おっと失礼! 柄に私の汗がすごい付いてしまったフキフキっと。

小笠原:うわあああ貴重な証拠が消えたあああ!!!!! クソ警部クソ探偵がああああ!!!!!
    あと探偵、お前のナイフ評論はどうでもええわああああ!!!!!
    それサバイバルナイフだから、刃先の方がギザギザしてるのは元からだああああ!!!!!

警部:それで探偵さんよ、この凶器は重要な証拠になるのかい?保管する必要ある?

探偵:残念ながら、この凶器から得られる情報は何一つありません!!
   紛らわしくなるだけです、いっそ溶かして鋳型に流し込んで、文鎮でも作りましょう!!

小笠原:情報は何一つ無くなってしまった、の間違いだろ!! 文鎮でこいつらをしばきてぇ!
    ・・・ちょっと待って、指紋は消えたけど大事な証拠でしょ!? 重要ではない凶器なんてあるの!? そもそもの警部の質問が話にならん!!

警部:ところでこの密室殺人だが、どんなトリックを使って密室を作り上げたのだろう。

小笠原:おいおい密室殺人って何だ!? 齊藤は俺を殺して、そのまま部屋から出ていき、そしてドアをバタンと閉め・・・。
    まさかここ!? 確かにドアを閉めていったけど、それは密室とは言わない!!

探偵:早くも密室の謎、解けたッ!!

警部:何だと早く教えてくれッ!! 早く帰らせてくれッ!!

小笠原:密室言ってる時点でアウトなんだよなぁ。
    って警部、今何て言ったコノヤロー。

探偵:それでは実演してみましょう! まず犯人は、このハムの背中に包丁を突き刺します!(ドスッ)

小笠原:何しやがるんだてめええええ!!!!! それも警察の前で死体に包丁突き刺すって何事!?
    あと俺のこと、ハムって呼びやがったなちくしょおおおお!!!!!
    生前のあだ名の中で、それが一番嫌だったんだよ!! そこまで太ってねえのによお!! 96kgなんて切り捨てりゃゼロだわ!!

探偵:そして犯人はそのまま部屋をでます!
   ここからがポイント! 犯人は、部屋の外から、ドアを、閉める!!
   どう!?

小笠原:どう!? じゃねえよ!! 合ってるけど、それで合ってるんだけどうおおおお!!!!!

警部:なるほどそれはすごいな、だが見落としていることがあるぞ。
   密室という割には、今部屋の中には私がいるじゃないか。鑑識とかもいる。

探偵:ム・・・なんと手強い密室だ!!

小笠原:後から来た警察は、密室に影響しないし、そもそも密室なんて、ない!!!!!
    はよ犯人を探せええええ!!!!! ダイイングメッセージに誰か気付けええええ!!!!!

警部:ん・・・なんだこのおばかわら氏の指先の赤い模様みたいなものは・・・?

探偵:字が汚くて読みづらいですね・・・人に読ませる文章を書いてこい!! リテイク!!

小笠原:死にゆく人に字の綺麗さを求めるな!! カタカナ4文字くらい読み取って!!

警部:うーん、「サイ人ウ」と書いてあるような気はするが・・・サイ人のウさん・・・?

小笠原:惜しい惜しい!! いやそこまで読めたのなら素直にサイトウへつながれよ!!

警部:サイヤ人・・・? でもウなんてキャラは・・・。
   もしやマサイ人・・・? ケニアの方には名前がウだけの人がいても不思議ではないのか・・・?

小笠原:ゲーッ離れ始めた!! ほら探偵、ちゃんと軌道修正してよー!!

探偵:私には、「小泉 純一郎」と書いてあるように見えますが・・・きっと最後に一番好きな総理大臣でも書き残したかったのでしょう!!
   いや一番嫌いな総理大臣なのかもしれないし、一番白髪のイメージが強い総理大臣だったのかもしれない!!
   そう、密室も含め全て、今となっては、  謎  なのです・・・! これが真実です!!

小笠原:お前さっきから何も見えてねえな!! 俺の恥ずかしい下着しか見てないよな!!

警部:全てが謎、ウーム・・・。それはそれで、確かに仕方ないのかもなぁ。
   これから家まで車を飛ばしたところで、8時からのめちゃイケに間に合うかも、  謎  であるし。

小笠原:その  謎  でまとめるのやめろや!! あと今は午後9時半だからめちゃイケに間に合わないのは明確だし、そもそも今日は日曜日だからめちゃイケは無い!!

探偵:それでは、警部、報酬を!! 謎の多い事件であることを解明しました私に、多大なる報酬を!!

小笠原:最初に言ってた、度胸がすごい、ってのは偽り無しだな。もう第一発見者のこいつも逮捕しちゃえよ・・・。

警部:えっ、未解決でも報酬求めるの・・・? 
   それに、やはりおばかわら氏のダイイングメッセージは、小泉さんとは読めないんだよなぁ・・・。

小笠原:おっ、ここにきてついに警部活躍の機会が!? おばかわらはもう諦めるから、警部なんとか頑張って!!

探偵:いーや、これは絶対に小泉純一郎と書いてます!! ブタの字が絶望的なまでに汚いので分かりづらいですが、これは小泉純一郎です!!

警部:うーん、でもなあ・・・4文字にしか見えないのだが・・・。

小笠原:警部頑張れ!! 死体を前にハムとかブタとか言う鬼畜外道の鬼畜誘導に負けるな!!
    ちっくしょー生前の嫌いなあだ名のワンツーを揃えやがって!!
    順番的に次は、「狂気の鼻水散水器(スプリンクラー)」、って呼ばれてしまうのか!?

警部:サイ・・・これはもしや、「人」ではなくカタカナの「ト」・・・?
   !! そうか、サイトウだ!! おばかわら氏の周辺で、斉藤の名字を持つ者を探すべきだ!!

探偵:違います、小泉です!! 小泉純一郎を逮捕すれば事件は解決です!!

小笠原:どさくさに紛れて、全く関係の無い元総理に罪を着せようとしてねえかこいつ。一刻も早く探偵を拘留しちゃえよ・・・。

警部:これは斉藤だ!!!!!

探偵:小泉です!!

警部:斉藤!!!!!

探偵:小泉!!

警部:斉藤!!!!!

探偵:小泉!!

警部:斉藤!!!!!

探偵:小泉!!

警部:斉藤!!!!!

探偵:めちゃイケ!!

警部:クゥ〜ッ、小泉・・・!

小笠原:警部そこで折れるなよ!! そこまでめちゃイケ大好きか!!

警部:仕方あるまい・・・おい、小泉純一郎の逮捕状を取ってこい。

小笠原:あーあー、知らねえぞもう。

警部:どうした?早く裁判所へ行って逮捕状を・・・何?
   斉藤と名乗る者が自首してきた? 現場付近で様子を窺っていたら、名前を連呼され、諦めただと?
   まずはともかく、逮捕だ!! 一件落着!!

探偵:こうなることを予想して、警部に斉藤と連呼させたのです!! さあ報酬を!!
   !? ちょっと待って、なんで私まで手錠とパトカーなの!? 死体損壊罪!?
   待ってよ待ってってば、おいコラ放せや!! お前らは俺から手を放す、俺はお前らからお金をもらう、で万事解決じゃねえかいやだああぁぁ・・・

小笠原:いや本当に、お前の度胸だけはすごいと思えるわ。
    逮捕までの経過は釈然としないけど・・・まずは良かった。これで安心してあの世に逝ける。
    まあ斉藤の歴代の彼女全員を寝取ったのが原因かな、安心もクソもない地獄行きなんですけどね^^;













B−4
エントリーNo.072
茨木からの刺客

コント/鮫
土方:鮫だぞ!俺は鮫だぞ!逃げないと食ってやるぞ!

土屋:大変だー!!鮫が出たぞ皆逃げろー!!

土方:逃げろ逃げろー!逃げないと高温の油でカラッと揚げて食ってやるぞ!

土屋:うわー!!高温の油なんかに放り込まれたら溺れて死んじゃうよー!!皆逃げろ―!!

土方:で皆が逃げたところでお店の中の宝石をごっそりいただくと・・・完璧だな。

土屋:さすが土方さん!鮫に変装して人をいなくするという強盗の裏技があったなんて!

土方:これで今月いっぱいの生活費ぐらいはなんとかなりそうだな。

土屋:しかしこれ本当に大丈夫?

土方:宝石店に鮫が出て皆逃げて、その間に宝石をいただいて逃げる、どこに問題あるんだよ!?
   鮫の変装衣装だって俺が昨日5時間もかけて作った代物だぞ!?

土屋:店内に太ってる人がいたら「今夜はフカヒレだー!」とか言いながら殺しにかかったりしないかな。

土方:ああ、それなら心配ない。ちゃんと鮫の見えるところにドクロマーク描いてるから、毒があって食べられないと思ってくれるだろ。

土屋:いや、でも毒抜きできる人だったとしたらそれでも来そうじゃない?

土方:それも心配ない。尻尾のとこに「消費期限、平成4年5月9日」って書いてあるから。

土屋:でも、消費期限とか過ぎてても「大丈夫だろ」とか言いながら食べちゃう人とかいるよ?
   「消費期限、江戸14年11月25日」とか書いた方がいいんじゃないかな。

土方:そんなもんレアすぎて博物館行きになっちまうじゃねえか!
   さすがに毒抜きできて20年前に期限迎えた物食べる様なやつはいねえだろ。

土屋:いや、でも万が一、毒抜きが出来て消費期限が過ぎても食べるような人がいたら・・・

土方:その時はもう食べられようと思う。それも悪くないと思う。
   逆にそんなすごいやつに食べてもらえるチャンスなんて滅多にないからな。10年に1度とかそれぐらいのもんだろ。

土屋:ええ?俺だったら博物館行きの方がいいけどな。

土方:博物館は入館料払えば入れるじゃねえか!

土屋:本当だ!それは節穴だったな・・・
   あ、じゃあさ、「これは見本品ですので食べられません」って書いてればいいんじゃない?

土方:ばれちゃうだろ!せっかくここまで完璧な鮫でやってたのにそんなん書いたらばれちゃうだろ!

土屋:そっか・・・

土方:まあ大丈夫だ。背ビレに値札付けて「5980円」って書いてるから。

土屋:あ、じゃあ安心だな!さすがに5000円超えてくると並大抵の人の手には届かないだろうな。

土方:よし、自転車の鍵を持ってと、じゃあ行くぞ。

土屋:あれ?土方さん、鮫被らなくていいの?

土方:いや、お前さ!?鮫が自転車乗ってたらどう思うよ!?

土屋:「この鮫人間社会に溶け込んでるし人間に危害加えてこなさそうだな」って思っちゃうか!

土方:その通りだよ!人懐っこい鮫として人気出ちゃってメディアから引っ張りだこになっちまうよ!

土屋:鮫かタコか分からないのは確かに困るな・・・ならまあ試着室で被れば大丈夫か。

土方:宝石店に試着室ねえよ!
   みんな宝石の輝きにうっとりしてるから見つかる心配ないし、もし見つかったとしても、
   いざ鮫が来たって状況に陥ると中に人が入ってたなんて忘れちゃってるよ。

土屋:確かにそうだよな。じゃあ行こう。

(外に出て裏から自転車を持ってくる二人)

土方:駐輪場が遠いのが不便だよな。

(自転車に乗ってちょっと進んで降りる二人)

土方:よーし、着いたぞ。こんな時のために宝石店の隣のマンションに住んでてよかったな。

土屋:やっぱ自転車は短い距離に最適だよね。

土方:よし、入るぞ。

ウィーン

土方:じゃあ鮫被るからこっち見られないようにしといて。

土屋:皆さん!ちょっと今この人が鮫に着替えてるので見ないでくださいね!

土方:よーし・・・着替え完了だ!

土屋:・・・あれ!?土方さん、おもいっきり顔出ちゃってるよ!?

土方:顔を覆っちゃうと息が苦しくなるからな。

土屋:いや、それ中に人が入ってるってばれちゃうんじゃないの!?

土方:よく考えろよ!出してるのは顔だけだぞ?つまり全体の8割以上は鮫な訳だ。8割と2割、さあどっちを信じる?

土屋:8割・・・鮫だ!さすが土方さん!計算しつくされてる!

土方:よし、じゃあ始めるか。
   鮫に変装して皆が逃げた隙に宝石をごっぞりいただく大作戦絶対成功させるぞー!!!!!

二人:オー!!!!!

土方:鮫だー!!俺は陽気な鮫だー!!逃げないと食うぞ!!チョコレートフォンデゥーでおいしく食ってしまうぞー!!

土屋:大変だ―!!皆逃げろー!!本物の鮫だー!!「これは見本品ですので食べられません」って書いてないし本物の鮫だ―!!
   人間の顔らしき部分もあるけど全体の割合から考えれば間違いなく鮫だー!!
   もしかしたら強盗が鮫に変装して皆がいなくなった隙に宝石を盗もうとしてるのかもしれないけどとりあえず今は逃げろー!!

土方:そうだそうだ!!さらには仲間を客に紛れ込ませて皆を逃げるように促そうとしてるのかもしれないけどとりあえず今は逃げろ―!!
   食うぞー!!オブラートに包んで丸飲みするぞー!!

土屋:ああ!!太った人がいる!!「今夜はフカヒレだー!」って叫んでる!!
   こ、この鮫ドクロマーク付いてるぞー!!

土方:そ、そうだぞ!?つまり毒入りの鮫だと解釈できるぞ!?毒抜きができないと食べるのは

土屋:・・・え!!?毒抜きできる!!?
   し、尻尾に何か書いてあるぞー!!「消費期限、平成4年5月9日」だってー!!?

土方:そ、そうだぞ!?20年以上前に消費期限過ぎたものなんか食べたらお腹下すかどうか不安になって夜も眠れなくなっちゃうぞ!?

土屋:・・・しょ、消費期限切れでも食える!!?500年切れまではいける!!?
   せ、背ビレに値札が付いてるぞー!!5980円だってー!!?

土方:そ、そうだぞ!?一生遊んで暮らせるような額だぞ!?

土屋:・・・持ってない?79円しか持ってない?そうだよね!?手持ちのお金なんてそんなもん・・・カード持ってる!!?15年ローンでいける!!?

土方:もう食ってくれ!

土屋:あ、でも鮫アレルギーなんだ!!?よかった!じゃあ速やかに逃げようね!

土方:だったらそこ先に気付けやデブが!!今夜はフカヒレだじゃねえよ!!

土屋:じゃあ皆先に逃げてて。僕はこの鮫さんと一緒にここの宝石をごっそりいただかないといけないから。じゃあねー。

土方:ふぅー・・・なんとかうまく行ったな・・・じゃあごっそりいただいてと・・・

土屋:よーし、じゃあ博物館行こう。入館料足りるかな?

土方:盗った宝石全部あればぎりぎり足りるだろ。














B−5
エントリーNo.012
優しい朝の光に包まれて

走り屋は恐れ知らず
(風ヒュオオオ)

山田:お前が「西の超特急」と呼ばれた木下だな…?

木下:ふっ、お前の顔には見覚えがねぇなぁ。
   どこのもんだ。

山田:まぁ、この辺ばっかり走ってりゃぁ俺の事知らなくても無理はねぇってか…?
   教えてやろう「東の超直球」とは俺の事だ

木下:東の…超直球…!?

山田:物凄い速度で直進しかしないからこんな呼び名が付いちまった

木下:それは…普通に…事故るんじゃないのか?

山田:事故…?はっはっは!!面白い事を言うな!!

木下:なんだと…ま、まさか…!!

山田:事故るに決まってんだろ!

木下:事故ってた!!当たり前に事故ってたよ!!

山田:上半期だけで140回事故った

木下:そこまで事故っておいて何故カーブをしない…!?
   っていうかなんで免許止まらない…!?

山田:俺は直進も免許もノンストップだからな…。
   それが走り屋ってもんだろ!

木下:いや、どっちかっていうと当たり屋だろ…!

山田:最近ではぶつからないほうが「あれ?」ってなるようになったぞ

木下:いや、知らないけどお前がぶつかるたび何処かで被害を被ってる奴が居る事だけは念頭に入れとけな?
   だがしかし、お前にとんでもない度胸が有るのは良く分かった。
   ここはどうだ、俺とお前どっちの方が早いか。いっちょ決めねぇか?
 
山田:「東の超直球 VS 西の超直球」…か。いいだろう!

木下:いや、俺は超直球じゃねぇよ?さっきちゃんと超特急って言ってたろうに

山田:では、こうしよう。
   この道を下り、港の第四倉庫をゴールとする。そこに先に到着したほうの勝利だ。
   シンプルで分かり易いだろ?

木下:あぁ、それでいい。
   それでいいんだけど…この道を下った先には魔のカーブと呼ばれる断崖絶壁が有ったはずだ…

山田:なんだ、怖気づいたか?情けないな…!

木下:いや、超直球大丈夫かよ。
   その道カーブせずに行ったらそのまま崖にフライアウェイだと思うぞ。

山田:ふっ、俺はそんな事恐れたりしないさ

木下:俺が嫌だよ目の前でノンブレーキのバイクが崖に放り出される瞬間目撃するの。
   自殺って最後に目が有った人呪われるっていう噂あんだぜ?

山田:安心しろ、これはバイク事故だ。

木下:いや、自殺だろ。断崖絶壁のカーブをノンブレーキで直進する行為はまぎれも無い自殺だよ。
   っていうか何でお前は自らの事故にそんな前向きなんだよ

山田:直進は前を向いてないと危ないからな!いつも心は前向きだぞ!ははは!

木下:いや、まったく笑えねぇよ。
   直進に限らず運転は前向いてないと危ないし、直進しかしない行為は前向いてる以前にただただ危ねぇんだよ。

山田:とにかく、その条件でどうだ?

木下:お前には今俺がひたすら出してる否定意見は一切届いていないのか?

山田:では、こうしよう。
   この道を下り、港の第四倉庫をゴールとする。そこに先に到着したほうの勝利だ。
   シンプルで分かり易いだろ?

木下:…いや、何にもそっちの意見が曲がってねぇよ。
   そんなとこまで直進貫くんじゃねぇよ話すすまねぇだろ。
   シンプルで分かり易い分質が悪いよ

山田:では、こうしよう。
   この道を下り、港の第四倉庫をゴールとする。そこに先に到着したほうの勝利だ。
   シンプルで分かり易いだろ?

木下:なんだ、これが噂のノンブレーキか。
   だとしたら東の超直球はただただ人間としてめんどくさいぞ。

山田:確かに、西の超直球に比べて人に嫌われてる自覚はある。

木下:嫌われてんのかよ、でそれに自覚あるのかよ!じゃあなおせよ!
   …っていうか西に超直球本当にいたの!?

山田:あぁ、西の超直球は凄いぞ。
   的確なドライビングスキルでな、しっかりとカーブをするんだ。

木下:じゃあそいつ超直球でもなんでもねぇだろ!
   とにかく、対決内容を変更するか、お前の信念を変更しろ!

山田:道を変更しろとは、お前はカーナビみたいな事を言うな。煩わしい。
   これからは、西のカーナビを名乗るが良い。

木下:やだよそんな名乗ってたら間違ってタクシードライバーのスカウト来そうな通り名!
   いいから、早く対決内容考えろよ!

山田:じゃあこれはどうだ?
   対決場所はこの先の魔のカーブ…

木下:じゃあもう事故るじゃねぇかよ。
   お前自分の信念を貫くくせに対決場所にカーブ持ち込む癖やめろよ。

山田:事故だけに…これが俺の自己…だからな。

木下:今のに関してはただただ面白くねぇよ。

山田:で、だ。対決内容はチキンレース、止まった時に崖ギリギリに止まった方の勝利だ。
   これでどうだ?

木下:いや、お前そもそも止まる気ないんだろ?

山田:あるわけ無いだろ

木下:じゃあ俺勝てる手段ねぇじゃねぇか!
   お前と共に崖に放り出されて初めて引き分けでしかも人生終了ってどんな勝負だよ。

山田:大丈夫だ、崖をオーバーした場合は問答無用で負けとみなす事にする。

木下:お前が言ってる事は「俺は負けながら死ぬ」って宣言してるのと同じだからな?
   大体、さっき俺が言った条件まったくクリアしてねぇじゃねぇかよ。
   目の前でノンブレーキのバイクが崖に放り出される瞬間目撃するのやなんだっての。

山田:じゃあお前は別の所にいればいい!どちらにせよ私は崖をオーバーするんだからな!!はっはっは!

木下:そうなってくるといよいよお前の目的何なんだよ!
   俺の居ない所で勝負開始してノンブレーキで崖飛び越して行ったらそれはいよいよただの自殺だよ!
   勝ち負けとか関係なしにただただ死にたい人だよそれ!

山田:目的なんて無いさ、俺はただ超直球に恥じない人生を送りたいだけだ。

木下:っていうか何でお前今まで生きてこれたんだよ。
   今年の上半期だけでこれに似た状況140回近く起きてるってことだろ?

山田:今まで起こした事故は全部タクシーとの接触事故だからな!

木下:タクシー業界も良い迷惑だよ!
   で、お前はいよいよただの当たり屋だよ!!

山田:だから崖から飛んで行くのは今回が初めてだ、安心してくれ。

木下:お前、ここまで聞いて良く安心してもらえると思ったな!
   初の飛び降り自殺チャレンジを安心して見届けられるほど度胸座ってねぇよ!

山田:お前が対決をしないと言ったとしても俺はこの道を走るからな。
   超直球に恥じない生き方をするために全ての道を直進すると決めたんだ。

木下:…分かったよもう!言っとくけどそれただの脅迫だからな?
   って言うか俺も一応走り屋だからな…逃げるわけにもいかないし…

山田:ふっふっふ、では対決内容はどっちにする。

木下:チキンレースにしよう。お前とあんまり長い事関わってたくないから。

山田:では、崖まで安全運転で行こう。

木下:お前が言うな

(崖に移動)

木下:お前安全運転する時は普通に車線変更とかするんだな

山田:俺の中で車線変更はカーブに含んでいないからな。

木下:ここにきて信念ぐらっぐらじゃねぇかよ。
   まぁ、いいや。じゃあ始めるぞ。俺の合図で一斉にスタートな。

山田:ふっ、いつでも来い。

木下:よーい…スタート!

山田:うおおおおおおお!!!!!!(フルスピード)
   りゃああああああああああああ!!!(崖から飛び出す)

木下:(既に帰ってる)

山田:いぇえええあああああああああ!!(時をかける少女にこんなシーンあったなみたいな事を思い出す)
   うわあああああああ!!!!!!!(雑木林にフルスピードで突っ込む)



   (フルスピードのまま雑木林を抜けて港の第四倉庫に到着、かと思いきやそのままフルスピードで海に突っ込む)













B−6
エントリーNo.014
ようこそ哲夫ワールド

おいでよ どうぶつの森
おいでよ どうぶつの森
(オープニングでうさぎさんとかめさんが仲良く歩いているところにタンクローリーが突っ込むムービー)



哲夫:ようこそ、どうぶつの森へ。支配人の哲夫です。動物を支配しているよ。
   君は今日からこの動物の森に引っ越してきたんだね。安物件だもんね。
   それじゃあ君の名前を教えてね。

<たかし>

哲夫:たかしくんだね?漢字ではどう書くのかな?

<多借>

哲夫:ワオ!借金みたい!二十歳になったら改名したほうがいいよ・・・
   それじゃあ村の名前を決めてね。

<ジャスミン>

哲夫:ジャスミン村、と。茶葉がたくさん採れるといいね。
   それじゃあ動物たちとたくさんふれあってね。
   ふれあった後はちゃんと手を洗って清潔にね。
   動物は汚いからね。
   それじゃあまずは1週間、動物たちとたくさん遊んでみてね!




―――1日目―――

ヘラジカ:おはよう、たかしくん!僕はヘラジカだよ!名前は特に無いよ・・・
     さっそくだけど、僕に名前を付けてよ!

< いいよ  →あとで>

ヘラジカ:・・・・・・
     ま、まずは村長さんのところへあいさつに行くといいよ。
     僕に名前を付けたくなったらまた後で話しかけてね。

【村役場】

シュモクザメ:私が村長のシュモクザメじゃ。み、水・・・(絶命)

ヘラジカ:大変だ!村長さんが亡くなっちゃったよ!さっそく選挙しよう!

<→立候補する 推薦する 名前を付ける>

ヘラジカ:な!なんだってー!引っ越してきたばっかりのたかしくんが村長に立候補だってー!?
     へっへっへ、僕も立候補するから、悪く思わないでよ。
     ふう。
     なんだか1日目から慌しいことになっちゃったね。
     たかしくんはもう家で休んだほうがいいよ。
     さっきたかしくん、僕のツノを引っ張ったりしたんだからちゃんと手を洗ってね。
     僕のツノは一昨年から寄生虫に侵されているんだ。
     脳に届くまで時間の問題だと思っているよ。



―――2日目―――

【村役場】

キリン:(ちょっと低い声で)麒麟です。

ヘラジカ:クオリティ低いモノマネするんじゃねえよ。

キリン:今日は村長候補の方々に意気込みというか、マニュアルを言ってもらいます。

ヘラジカ:マニフェストな。マニュアルって皆同じじゃねえか。

キリン:(ムッ)それでは村長候補のたかしくん、ヘラジカ、前へ。
    たかしくんは引っ越してきたばかりだけどしっかりしていますね。
    ヘラジカは癌細胞に侵されていますね、あーらら。

ヘラジカ:あきらかに敵視されてる!
     それに侵されてるのは癌じゃなくて寄生虫だからね!!

<→癌 寄生虫>

キリン:たかしくんも癌だって。

ヘラジカ:もう!たかしくんには昨日説明したでしょ!!

キリン:ではまずたかしくん、マニフェストをどうぞ。

<村長になった暁には寄生虫を持っている動物を処分します。駆除します。>

ヘラジカ:なんて恐ろしい!!そして駆除っていう言い方!!嫌!!

キリン:それではヘラジカの・・・君、名前は?

ヘラジカ:そういえばまだ名前付けてもらってなかったよ!!
     たかしくん、名前を付けてよ!!

< いいよ  →あとで>

ヘラジカ:もう後が無いってのに!!

キリン:名前が無いので失格です。

ヘラジカ:そんなのひどいよ名前が無いってだけで!!キリンさんも無いじゃないか。

キリン改めぽち:ぽち。

ヘラジカ:そんな犬っころみたいな名前!!

<→素敵な名前だね 変な名前だね>

ぽち:ありがとうたかしくん!
   ていうかヘラジカよ、犬っころとかそんなこと言っていいのかい?

猛犬ども:グルルルル・・・バウッ!!

ヘラジカ:うわーっ怖い!!なんで「イヌ」とかじゃなくて「猛犬」なん(ガブガブガブ)ギャーッ!!

ぽち:ヘラジカは死んだのでたかしくんが村長だね。
   そして既にマニフェストは達成したね。
   明日からまた自由な動物の森の生活を送ってね!
   そして家に帰ったら絶対に手を洗ってね!
   あと家に入る前に着ている服をパンパン叩いてね。
   最近ダニが多いんだ・・・そういう季節なんだよね。



―――3日目―――

【雨が降っていたから、一日中家でパソコンをしてたよ】

ブログへの書き込み

タイトル:どうぶつの森
本文:どうぶつだらけの村に引っ越してきて3日目。
   引っ越し早々村長になってしまった。
   村長になったからにはこの村をどんどん良くするためにいろんなことをしなきゃなあ。
   今日からはものすごく忙しい日々が続くと思うのでオススメのエロ動画紹介はいったんお休みです。



―――4日目―――

【動物が臭かったから、一日中家でパソコンをしてたよ】

ブログへの書き込み

タイトル:どうでもいい森
本文:うーなんか体調悪いです。
   熱とか痛みとかそういうのではなく、なんとなく。
   外に出たくないなあ・・・どうぶつは食べるの好きたけど触れ合うのはたまにでいいなあ。
   ラムとかちょっとクセのあるお肉たべたくなっちゃった。



―――5日目―――

【3日に一度はエロ動画収集をしなければならないよ】

ブログへの書き込み

タイトル:10秒でヌける傑作動画選
本文:(動画へのURLが5つほど並んでいる)



―――6日目―――

【もういいよ】

ブログへの書き込み

タイトル:ドカ森
本文:今の住まいにトイレは無いので外に出て済ましているんですが、
   毎日同じ花を狙って小便ひっかけてたら枯れまていました。コメント返信です。
   
   >薬用ローションさん
   動画のほうは久々の更新でした。満足していただけましたか?
   >マジもっこりさん
   いいですねえススキノ。一度は行ってみたいのですが、この村から抜け出す方法がわかんないんですよね。怖ッ!!
   >珍ボールさん
   新着サイト情報ありがとうございます!翻訳し次第、詳細をこちらにもアップします!
   >ハメハメ太大王さん
   どうもお久しぶりです。またスカイプ飲みしましょうね!
   >ウサ子さん
   うるせえなあ明日行くよ。明日はちゃんと役場行くっての!てか動物風情が俺の隠しブログ見つけてんじゃねえよ!



―――7日目―――

ウサ子:村長さん、村長さん。いい加減役場に来てピョン。
    村長さんが引きこもっている間にとんでもない事件が起きたピョン。

リス子:役場の裏口にタンクローリーが突っ込んだリス!
    被害甚大だリス!!

< そりゃあ大変だ →その語尾やめて>

リス子:えっ・・・そう。
    じゃあ新しい語尾を考えてリス。

<ピョン>

ウサ子:まさかの被りだピョン・・・

リス子:アイデンティティーが失われたピョン。
    と、とりあえず役場に来てピョン。

【村役場】

カメ子:(パシャーッ!パシャーッ!)
    写真撮ってるけどカメラ小僧ではないカメ。現場検証だカメ。

< ご苦労様です →その語尾やめて>

カメ子:えっ・・・それじゃあ・・・新しいの考えてカメ。

<あとで>

カメ子:そんな殺生なあとで!!選択肢と自由入力の違いを理解してほしいあとで!!

ウサ子:そんなことはどうでもいいから、被害状況を教えてほしいピョン。

カメ子:裏口にタンクローリーが突っ込んで大破したあとで。

リス子:大破したあとでどうしたピョン?

カメ子:違うあとで!!今のは語尾あとで!!
    もう!!やっぱり判り辛くなったじゃねえかあとで!!

ウサ子:タンクローリーを運転していた愚民はどうなったピョン?

カメ子:野犬に食べられたあとで。

リス子:な、なんか犬が異常に雰囲気合ってないピョン・・・

カメ子:それでなんだけど、裏口の修理費用を欲しいあとで。
    村長、ここは村のために少しお金を出してほしいあとで。

< 100万円 1万円 50円 →やーよ>

ウサ子:ひいいいいっ、この村長金にがめついピョン!
    やっぱ愚民だったピョン・・・
    こうなったら金利政策で修理費を回収するしかないピョン。

【金利政策モード】
このモードは住民課税を調整することで緊急資金を調達するモードです。
あまりに重度の課税率を設定してしまうと住民との軋轢が酷くなりますし、
逆にあまり課税し無い場合は債権回収業者からの圧力に苦しみます。
具体的な均衡を知るバランスシートはRボタンを押して・・・・・・

<電源OFF>





ゲームレビュー・・・平均1.86

星1つ:なんか思っていたふれ合いと違っていた

星1つ:金利政策がうまくいかなくて、投げた

星1つ:ゲームは基本的にクソとしか言いようがないのだが、
    ブログを書けば1万人に「いいね」してもらえるのが嬉しい。

星1つ:レーシック手術明けだったので何も見えなかったし、不安になってきた。

星3つ:動物嫌いの私でも楽しくプレイできた。

星5つ:社員さんが精魂込めて作ったゲームなんだとひしひし伝わってきました!
    確かに最近哲夫グループは売上が芳しくなかったりしますがこのゲームで大逆転ですね!
    社長さんが資金繰りで苦労している姿を見たらこれはもう星5つしか選べません!
    星1つとかライバル会社の社員が書いてるんじゃないですかねー?
    でもみなさんはこんな糞レビューに騙されないですよね^^
    是非一度買ってみてください。新品はオススメ!!

星1つ:「グッチ裕三のムチムチボディDS」と間違えて購入してしまった













B−7
エントリーNo.007
センチメンタルゼリービーンパニック

漫才/アンデルセンに告ぎなおす
高岡「どうもセンチメンタルゼリービーンパニックです」

国立「僕子供の頃から童話が好きでねー…
   特に好きなのがマッチ売りの少女ね」

高岡「健気ですよねー。マッチ売りの少女。
   いいじゃない、僕も好きだったなー…」

国立「でも僕だったらもっと悲しくて
   読み応えがある感じにできますよ」

高岡「あれ以上悲しくすんの?!あれでちょうど良いと思うけどなあ」

国立「マッチの代わりにケンタウルスを売る、
   ケンタウルス売りの少女ね」

高岡「意味わかんねえな!なんだその童話!
   ケンタウルスってあれだろ?上半身が人間で下半身が馬の…」

国立「そうそう…ギリシャ神話の怪物のね。
   売るのをケンタウルスにしたら
   すごく悲しい物語になるんだよ…」

高岡「どういう感情で聞けばいいのそれ」

国立「年の瀬も押し迫った大晦日の夜、小さな少女が一人、
   寒空の下でケンタウルスを売っていました」

高岡「いらねえよ!誰が何の目的で買うんだよ!
   道行く人の中にケンタウルス買う奴なんかいねえよ!」

国立「ケンタウルスが売れなければ父親に叱られるので、
   すべて売り切るまでは家には帰れないのです」

高岡「父親はどういう商売してるの」

国立「寒空の下、少女は言いました。
   『ケンタウルスいりませんかー?!
    あ、ケンタウルスいりませんかー!』」

高岡「いらねえって!買ってどうすんの?!
   何を目的にケンタウルス買うんだよ!」

国立「それはお前…一緒にギリシャ神話ごっことかして…」

高岡「何その遊び?!楽しいのそれ?!」

国立「例えば草原で全裸でバスタオル巻いてさ。高らかに宣言するわけ。
   『我が名は肛門の神、アヌス!』」

高岡「それはもうただの変態だよ!一点の曇りもないよ!」

国立「しかし、人々は年の瀬の慌ただしさから、
   少女には目もくれずに通り過ぎていくばかりでした…」

高岡「それはもうなんか見ちゃいけないって直感で感じたんでしょうよ」

国立「寒空の下、少女はかすれる声を振り絞り、
   ケンタウルスを売っていました…。
   少女の後ろには、売れ残ったケンタウルスが50人…」

高岡「多すぎるわ!じゃあ逆に人だかりできるわ!
   何かのイベントかな?って思うわそれ!」

国立「少女の後ろに横に10人ずつ、5列に渡って並んでいました」

高岡「圧巻だよ!少女が軍団を束ねて攻めてきたみたいにも見えるよ!」

国立「少女は、寒さでかじかみ、震えていました…」

高岡「50人に囲まれたらちょっとあったかそうに見えるけどな…」

国立「ケンタウルス達も『寒い』『将来が見えない』
   『椅子とか出されてもどう座ったらええねん』などと
   口々に不満を漏らしていました」

高岡「最後の関係ないだろ!確かにどう座るのか疑問だけど!」

国立「寒さやケンタウルスが売れないこと、
   更にはこっちの気も知らずにグチグチ文句を言うサマを見て
   過剰なストレスが溜まった少女は、
   ケンタウルスのケツを思いっきりシバきあげました」

高岡「蹴りたい気持ちはわかるけどそれダメだろ!」

国立「うっかり後ろに回ってしまった少女は
   後ろ足で蹴り飛ばされてしまいました」

高岡「下半身馬だからね!馬の後ろに立ったら本能的にそうなるわ!」

国立「するとどうでしょう!ケンタウルスに蹴り飛ばされるたびに、
   暖かいストーブや七面鳥などのごちそう、
   飾られたクリスマスツリー、小学校の時の思い出など、
   幻影が一つ一つと現れ」

高岡「それもう末期だよ!死ぬ寸前だよ!走馬灯だよそれ!」

国立「地面に叩きつけられると同時に幻影は消えました。
   同時に目の前が真っ暗になりました」

高岡「死が近いよねそれはね」

国立「その時一筋の流れ星が流れ、少女は可愛がってくれた祖母が
   『流れ星は誰かの命が消えようとしている象徴なのだ』
   と言った事を思いだしました」

高岡「あー、なんかそういうエピソードあったなあ…」

国立「すると、次のケンタウルスに蹴り飛ばされた時、
   ミノタウルスの幻影が現れました」

高岡「何でだよ!あのケンタウルスの逆版みたいなやつ!
   何でこのタイミングで出てきたんだよ!」

国立「だってケンタウルス出したらミノタウルスも出さないと…
   今日襲い掛かられる夢見そうじゃん…同じ一門だろ?」

高岡「タウルス一門とかねえよ!何その派閥!
   流れ的にはここおばあちゃんが現れなきゃダメだろ!」

国立「あ、じゃあ祖母タウルスの幻影が現れました」

高岡「適当なこと言うなよ!何でタウルスつけたんだよ!
   何だその祖母タウルスって」

国立「顔がババアで、体が人間」

高岡「じゃあそれただのババアだよ!
   ババアは人間じゃないみたいな言い方すんなよ!」

国立「無駄に長く生きた女なんて妖怪みたいなもんだろ」

高岡「めったなこと言うなよ!全国の熟女に謝れよ!」

国立「『へいへいへいへい!オラ!そんな蹴りなんかきかんのじゃオラ!
    もっとよこせやこの人間くずれが!おらぁ!』
   地面に叩きつけられると祖母タウルスの幻影が
   消えてしまうことを恐れた少女は、
   ケンタウルス達を挑発することで
   蹴られ続け、空中に留まる事に成功しました」

高岡「異様すぎるわその光景!田舎のヤンキーの喧嘩か!」

国立「新しい年の朝、町の人々が見つけたのは、
   50人のケンタウルスに幸せな顔でまたがる、
   これまた50人の牛の顔をした化け物」

高岡「なんでミノタウルス50人も集まってきたんだよ!
   どんな100人の村よこれ!どういう状況なんだよ!」

国立「そして50人の祖母の顔をした化け物でした」

高岡「だからお前が祖母タウルスって呼んでるの、
   ただのお年を召した女性だから!」

国立「全員同じ顔で、体は龍の」

高岡「じゃあ化け物だわ!失礼しました!」

国立「すると突然!150人の人だかりから声が聞こえました!」

高岡「まあ人で数えていいものかどうかわからんけどな全員化け物だから!
   誰の声だよ」

国立「『我が名は肛門の神、アヌス!』少女の高らかな声でしたとさ」

高岡「ギリシャ神話ごっこはじめちゃったよ!もういい加減にしろ!」













B−8
エントリーNo.008
インパク×インパク

フレーズ/あるあるゲーム
藤田「…刑事ドラマあるある下さい」

阿部「怪しい奴が1番最初に、死ぬ」

藤田「あるある!」

中田「行く先々で不自然なくらい、事件起こる」

藤田「あるある!」

二人「やったー!」

藤田「…ドッジボールあるある下さい」

阿部「運動音痴は、強制元外野」

藤田「あるある!」

中田「最終的に最後に残った奴の、球避けショーになる」

藤田「あるある!」

二人「やったー!」

藤田「…怒られ部活動あるある下さい」

阿部「怒られてる時後ろで手を組む」

藤田「あるある!」

中田「真面目な顔して、たいして聞いてない」

藤田「あるある!」

二人「やったー!」

藤田「学校器小さいあるある下さい!」

阿部「消しゴムの角、使わない」

藤田「あるある!」

中田「勝手に使われたら、キレる」

藤田「あるある!」

二人「やったー!」

藤田「おっちょこちょい死に方あるある下さい!」

阿部「珍しいちょうちょを追いかけて、谷底に落ちる」

藤田「あるある!」

中田「赤の線って言われたのに青の線、切っちゃう」

藤田「あるある!」

二人「やったー!」

藤田「サスペンスあるある下さい!」

中田「家政婦に全部、見られる」

藤田「あるある!」

阿部「あるある!」

中田「やったー!」

藤田「体験したい状況あるある下さい!!」

阿部「『今チャンネル変えた人はわからないでしょうね(笑)』」

藤田「あるある!」

中田「あるある!」

阿部「やったー!」

藤田「…オダギリジョー似のモグラあるある下さい」

中田「スコップ持ってる」

藤田「あるある!」

阿部「モグラ大学穴掘り学部卒」

藤田「あるある!」

阿部「…しかも首席で」

藤田「あるある!!」

中田「あるある!!」

阿部「やったー!」

藤田「ネバダ州自転車あるある下さい」

阿部「ブレーキの効きが悪い」

藤田「あるある!」

中田「飛ぶ」

藤田「あるある!」

中田「…籠にE.Tいないのに」

藤田「あるある!!」

阿部「あるある!!」

中田「やったー!」

藤田「江戸っ子キャタピラあるある下さい」

中田「足じゃなくて、腕が」

藤田「あるある!」

阿部「恥ずかしいからたまにしか外に出ない」

藤田「あるある!」

阿部「…外に出る日は、てやんDay」

藤田「あるある!!」

中田「あるある!!」

阿部「やったー!」

藤田「如来大回転あるある下さい」

阿部「高速回転中も、ポーカーフェイス」

藤田「あるある!」

中田「言うほど、回れない」

藤田「あるある!」

中田「…実は『大回転如来』の方で、呼ばれたい」

藤田「あるある!!」

阿部「あるある!!」

中田「やったー!」

藤田「石倉三郎あるある下さい」

中田「珍しいちょうちょを追いかけて、谷底に落ちる」

藤田「あるある!」

中田「やったー!」

藤田「住職キャタピラあるある下さい」

阿部「珍しい如来を追いかけて、谷底に落ちる」

藤田「あるある!!」

阿部「やったー!」

藤田「じゃあ最後に。あるあるあるある下さい」

阿部「あるある!って言われると、嬉しい」

中田「あるある!」

藤田「有難う御座いました」














B−9
エントリーNo.050
ENDGREEN

漫才/動物園(改訂版)
武田:どうも、よろしくお願いします。
   まず最初に自己紹介しますと僕が武田完で隣にいるのが三浦碧。
   二人合わせてENDGREENです。よろしくお願いします。

三浦:ねえ、ねえ完君、完君。話があるんだけどさ! 私、自分のお店をやりたいから出資してほしいんだ!

武田:碧ちゃん。開始早々で生臭いビジネスの話をされるとは思わなかったよ。

三浦:うわ! 完君鋭い! 私がやりたいのはまさに生臭いビジネスなの!

武田:ゲスいとこ強調しなくていいよ。

三浦:動物園を経営したいんだけどさ……。

武田:ちょっと待とうか。
   まず枝葉からツッコんでいくけれど、動物園はお店って言わないよ。で、生臭いって動物の匂いのこと?

三浦:もちろん!

武田:動物園園長になろうって人がもっちゃいけないマインドだよ。
   で、幹にツッコむけど、動物園の経営なんて絶対無理だよ。

三浦:でもどうしてもやりたいの! それに売りがあるからお客さんだってたいっぱい来てくれる自信があるの!

武田:売りってなんなの?

三浦:ラブコメみたいな動物園にするの!

武田:ラブコメ……? 具体的にはどうするの?

三浦:まず、一人で来たお客さん同士が出会えるために、入口すぐのところでふれあいコーナーをおくの!
   ラブコメっていったら男女が同じものを取ろうとして手が触れ合うところから始まるのが鉄則だもんね。

武田:たしかによくあるよね。

三浦:いろんな趣味の男女が出会えるように、本棚やCDラック、食材や調味料なんかをたくさん並べておくの!

武田:じゃあ、動物園の必要性ないよね。せめて同じ動物に偶然触ろうとして……って演出にしようよ。

三浦:完君わかってないなあ……。ラブコメに好きなのに上手く伝えられなくてもどかしい……ってじらしが必要なんだよ。
   お客さんの動物に会いたいって気持ちをじらすことでより楽しんでもらえるの!

武田:だからといって、始まる前からじらされても困るよ。
   学園ラブコメの第一話が何色のハンカチを持っていくか悩むだけで終わったら物議を醸すでしょ。

三浦:このふれあいコーナーで出会った二人はフレンドに。そしていつしか愛へ……。

武田:碧ちゃんなりに頑張ってダブルミーニング考えたんだね。

三浦:それで、ふれあいコーナー以外にもおひとり様用の出会いのプランがあって、空から女の子が降ってくる運命的な出会いを演出をするの!

武田:碧ちゃん、まず現実的に物事を考えようか。安全対策はあとでじっくり聴くとして、まず、どうやって女の子を降らせるんだい。

三浦:女の子をつかんだオオワシが空を飛んでいて、一人でいる男の子の近くに落としてくれるの!
   オオワシには隙あらば園内にいる女の子をさらうように調教するの!

武田:先に調教されるべきなのは碧ちゃんの社会通念だね。
   で、本題に入るけれど、空から落とされるんでしょ? 死者多数で園内が阿鼻叫喚だよ。

三浦:落ちても大丈夫なように、一メートルぐらいの高さで旋回させるよ!

武田:なら、落ちてきても空からではないね。それに、一メートルの高さで飛ばれていたらオオワシや女の子とぶつかってしょうがないよ。

三浦:曲がり角でね!

武田:ラブコメの出会い方におけるもうひとつの定番パターンを挟まなくていいよ。あと、曲がり角でぶつかるかはオオワシの飛行ルートによるよ。

三浦:それに、怪我をしなくてすむよう地面という地面にモルモットをびっしりと放し飼いにして衝撃を吸収させるから安全だよ。

武田:配慮はありがたいけれど、結果的に阿鼻叫喚だよ。いくらモルモットがふわふわしてても成人女性の体重は支えられないって。
   それに、降ってくるかどうかに関わらず、地面がモルモットまみれなら踏んじゃうからね。四字熟語で表すなら阿鼻叫喚以外のなにものでもないよ。

三浦:完君、四字熟語でいうなら動物虐待でしょ。

武田:碧ちゃん。自覚があるならやめようか。

三浦:そうだよね。虐待していたら動物愛護団体の人にちょっと怒られちゃうもんね。

武田:碧ちゃん。仮にも動物園園長になりたい人が愛護団体の抗議をちょっと怒られる程度にとらえないでよ。
   それに僕は動物虐待は前提とした上で阿鼻叫喚になるって言いたいんだよ。

三浦:完君、恋に刺激的な出会いはつきものなんだよ!

武田:この場合の刺激は英訳してバイオレンスやグロテスクにならない物を指すんだよ。こんな動物園誰も来てくれないって。

三浦:そんなことないよ。いっぱい来てくれる自信があるもの!

武田:自信というかもはや過信だよ。
   とにかく、おひとり様のプランは惨事しか生まなそうだからやめようか。恋人同士で来園するお客さんへのアイディアはないの?

三浦:あるよ! まず、動物の説明が聴ける音声ガイドは二人で聴けるようにヘッドフォンじゃなくてイヤホンタイプにするの!

武田:そんな同じラブソングを二人で聴いてるみたいなことやってもさ、
   「へえ、サイって森の消防士って呼ばれてるんだね」ってなるだけでロマンティックにはならないよ。

三浦:でも、いきものがかりがバラードで歌ってくれるのよ!

武田:碧ちゃん、人も資金も無駄遣いがすぎるよ。

三浦:ちなみに動物園ではいきものがかりの音楽ライブが毎晩開かれるの!

武田:今のうちに忠告しておくけれど、碧ちゃんの想像以上にいきものがかりさんはハードスケジュールだからね。
   音声ガイドの曲提供はまだしも毎日のライブなんて絶対オファー受けてくれないって。

三浦:でも、バンド名の由来は小学生の頃の生き物係なんだよ。つまり動物が好き。だから私の動物園にも協力してくれるわ!

武田:碧ちゃん、見積もりが大味すぎるよ。
   それにバンドの由来が生き物係だからって、三つ子の魂よりもアーティストのプライドの方が勝るよ。
   ガイド以外の部分でラブコメっぽさをアピールしようよ。

三浦:そうだね。だったら、彼女が手作りのお弁当を作って来るんだけれど、お砂糖と塩を間違えちゃうとか。

武田:管轄外だよ。どうやって園側が関わるのさ。

三浦:じゃあ、園内のレストランで砂糖と塩を間違えて作るとか?

武田:ただの不祥事だよ。バイトが料理長に怒られるだけだよ。

三浦:キッチンのバイト君が怒られて落ち込んでいたら、年上の先輩バイトさんが来て励ましてくれるの。

武田:どこでラブコメが生まれてるんだい? バイト二人がラブコメしてたら店まわらなくなるよ。

三浦:じゃあ、ポニーに食べさせる大きな角砂糖を間違えて岩塩にするとか!

武田:ただの動物虐待だよ。

三浦:そっか。動物愛護団体の人から「コラッ!」って叱られちゃうもんね。

武田:碧ちゃん。さっきから動物愛護団体を見くびりすぎてるよ。

三浦:そして、落ち込んでいる新人の飼育員君を年上の先輩バイトさんが励ましてくれるの!
   これぞまさにハーレクインロマンス……ううん、飼育員ロマンスよ!

武田:職場恋愛は結構だけれど仕事に集中しようよ。ポニーのエサに岩塩とか絶対ダメだから。

三浦:じゃあ、どこで砂糖と塩を間違えればいいのよ!

武田:塩の誤発注でもしたのかな? なんでそんなに塩にこだわるの?

三浦:甘いものに塩を足したら甘みが引き立っておいしくなるでしょ? 甘い恋にだって塩を足したらより甘くなるの!

武田:理屈はわかったけれど、実際に塩を使う必要はないからね。

三浦:じゃあ、塩の代わりに恋人たちにピンチや試練を与えればいいのね!

武田:さっきから過干渉が過ぎるよ。どこの恋人がデートにきてわざわざ試練を迎えたがるんだい?

三浦:檻から逃げたライオンが一人でいた彼女を襲うっていうのはどうかな?

武田:碧ちゃん。試練が乗り越えられない。

三浦:でも、神様は乗り越えられない試練は与えないっていうよ。

武田:碧ちゃん。碧ちゃんは人間。試練を与える自分が神様だなんて、思いあがったらいけないよ。

三浦:そうじゃなくて、私の行動だってすべて神の意志で定められていて、それがカップルに試練を与えるということは……

武田:碧ちゃん、哲学的な話やめようか。ていうか、ラブコメっぽいピンチなら一人でいた彼女が男にナンパされるとかでよくないかな?

三浦:もう、完君たら! 自分が最初になんて言ったか覚えてる? それじゃ「動物園の必要性がない」でしょ!

武田:こういう形でしか必要性を作れないんだったら、やっぱり動物園にする必要がないよ。
   
三浦:彼女に近づいていくオスライオン!
   その後ろで「私がいるのに他の女にちょっかいかけるなんて……ま、別に彼女じゃないからいいんだけどね!」と不満顔のメスライオン!

武田:碧ちゃん、ライオンの間でラブコメ起こさなくていいよ。知ったこっちゃないからね。

三浦:さらに背後に控えるはメグ・ライアン!

武田:お忍びで来日中かな? SPの人がついているのなら今すぐライアンさんを避難させていただきたいね。

三浦:彼女は音声ガイドから流れる「メグ・ライアンはラブコメの女王と呼ばれている」といういきものがかりのメロディに夢中でライオンに気付かない。
   そして今、無防備な彼女にオスライオンが襲いかかる!

武田:碧ちゃん、なんで動物園でライアンさんの情報を流してるんだい?
   で、本題だけれど、ライオンが襲ってきたとして彼氏はどうすればいいの?

三浦:勇気を持って「俺の女に手を出すな!」ってライオンの前に飛び出すの!

武田:碧ちゃん。その戦法は通用しない。それで撃退できるのはナンパ男だけだから。

三浦:そうしたらライオンは「なんだよ男がいるのかよ。オイ、こんなかわいい彼女一人にしてるんじゃねえよ!」ってすごすごと下がっていくの!

武田:もしかしてだけれど、この動物園って落語の「動物園」と同じシステムなのかな?

三浦:その背後でポカンとした顔でたたずむメグ・ライアンとそのSP。

武田:ライアンさんたちには日本語が通じなかったみたいだね。

三浦:危機を乗り越えた二人は月明かりの下、
   いきものがかりが生演奏する「モルモットはドイツ語で海の小さな豚と呼ばれている」に合わせてロマンティックに踊るの。

武田:せっかくのロマンティックがおびただしい疑問の前に霞んでるよ。

三浦:上手に踊れない人もいるだろうってこと?

武田:碧ちゃん。たしかにそんなタイトルの曲では上手く踊る自信がないけれど、最大の争点は別にあるよ。

三浦:大丈夫だよ! 足元のモルモットを踏まないようにしていれば自然と踊れているよ!

武田:それ西部劇で悪役に踊らされるタイプの踊りでしょ。足元をピストルで撃たれることによって結果的にステップ踏んでるのと同じ理屈でしょ。

三浦:しっとりとしたバラード。ハニカミながら踊る二人。オオワシにさらわれるメグ・ライアン。

武田:ロマンティックの裏でSPの人大失態しちゃったね。

三浦:失敗して落ち込む新人SP君。それを励ます年上の先輩さん。

武田:SPまでラブコメしなくていいよ。そんな暇あるならライアンさん助け出そうよ。

三浦:いきものがかりの歌に包まれて動物園中がロマンスでいっぱい。
   重なり合う視線。愛を深める恋人。火にかけた鍋を放り出して彼女と踊るキッチンのバイト君。

武田:バイト君の職業倫理はどうなってるのかな?

三浦:燃え上がるレストラン。逃げ惑う人々。

武田:案の定の大惨事だよ。四字熟語で言ったら阿鼻叫喚がまさかのリフレインだよ。

三浦:檻に鍵をかけるのも忘れて彼女と踊る飼育員。

武田:揃いも揃って恋にかまけてお留守になるのも大概にしようね。

三浦:ますます燃え盛るレストラン。消火活動に励む森の消防士サイ。そして無事に鎮火するレストラン。

武田:サイさんの活躍は惜しみなく称えるけれど、脱走させた責任は後々問われるからね。

三浦:「火事は消しても恋の火は消さないで」と熱唱する吉岡聖恵。

武田:ライブは二曲目に突入かな?

三浦:オオワシにさらわれる吉岡聖恵。

武田:第二の犠牲者が出ちゃったね。

三浦:かわいそうなぞうの花子。

武田:急な反戦メッセージを放り込まないでよ。温度差に戸惑うからさ。
   あのさあ、碧ちゃん。さっきから聴いてるけど、動物園の経営なんて絶対無理だよ。
   ラブコメの演出もどうかと思うけれど、なにより動物への愛情やお客さんへの配慮が決定的に欠けているよ。

三浦:でも、ラブコメみたいな動物園にしたら絶対成功するの! お客さんもたくさん来てくれる自身もあるの!

武田:自信というかもはや迷信だよ。いったいその根拠はどこにあるの?

三浦:だって動物園に来るんだよ。じゃあ、思うことはひとつじゃない! 好きな人とZOOっと一緒にいたいって。

武田:いい加減にしようか。

二人:ありがとうございました。














B−10
エントリーNo.030
有機丸アポロ

太陽にぼやけ
遠山:ついに麻薬密売組織のアジトにたどり着きましたね……。

出雲:あぁ、ここを潰せば自動的に他の支部も潰せる……。

遠山:……先輩、僕が先に突っ込みます。先輩は待機していて下さい。

出雲:何を言ってんだ、その役目は俺がする。
   そんな、下手すりゃ死ぬような役目、まだ若いお前がするもんじゃねえ!!

遠山:先輩……すいません!!(ズガッ)

出雲:ぶはっ!!ぐっ、すぅぅぅぅ……!!(バタッ)

遠山:先輩、あなたには家族がいる。こんなところで死んでいいわけがない………。











(1分後)

おでこに三角の布を付けた出雲:お前ふざけんなよ。

遠山:すいません、まさかあのまま起きないとは思わなくて……。

出雲:謝られてもさー、現に俺死んじゃってるわけだしなー。
   見てみろ俺の死体。「嘘やん!?」的な顔してるだろ?

遠山:はい、こんな唖然とした死に顔には初めて直面しました……。
いや、本当にすいません、こういう状況めちゃくちゃ憧れで、テンションおかしくなっちゃって……。

出雲:いや、テンション上がってたであろうことはわかったよ。
お前、突っ込みますって言ってたときすげぇウキウキした顔してたもんな。

遠山:はい、僕、こういうドラマみたいなシーンに憧れて警察になったみたいなとこあるんで……。

出雲:うわっ、浅はかだなお前。まぁいいよ、まさにドラマだったもんな。視聴率稼ぎどころだったもんな。

遠山:はい、だからこの後僕が死んで、先輩の回想でいいBGMと共に今のシーンがセピア色で流れるところまで想像してました。

出雲:うわっ、めっちゃいいシーンじゃん。脚本家渾身のシナリオじゃん。

遠山:そうそう。その後先輩が「若い命を無駄にしやがって……!!」って震える拳を握り締めて。

出雲:その怒りをエネルギーにして、俺はポリスマンに変身するんだよな。

遠山:すいません、それはちょっと考えてなかったです。番組ジャンルが違います。
   ともかく、これは理想の殉職チャンスだぜイエーイと思って、思いっきり殴っちゃったら……。

出雲:そのまま俺が殉職ザンス、みたいな。

遠山:本当にすいません……こんなに自分の拳がキレッキレだとは思わなくて……。

出雲:マジでお前のパンチ重かったわー……あん時のお前、完全に殺人者の目だったぞ。

遠山:えー、そんなギラついてました?僕、自分では草食系男子だと思ってたんですけど。

出雲:草食動物はあんな抉るようなブローはぶち込まねえよー。え、学生時代になんかやってた?

遠山:あ、一応高校の時、ボクシングで国体に。

出雲:うわ、そんなやつがノリで拳振るっちゃいけねぇよー。どうりで拳に変な捻りが入ってると思ったわー。

遠山:あぁ、あれはパンチの破壊力を上げるための技術です。

出雲:先輩に振るう拳に破壊力上乗せすんなよなー……。リアルにえぐり込まれたもん。
格闘漫画だったら「ドグシャ!!」とかいう効果音が太字で書き込まれる破壊力だったもん。もちろん見開きで。

遠山:あー、わかります。そんで次のページで先輩の服が破れて女だってバレるんですよね。

出雲:それちょっと違うな。お互いにイメージにズレがあるな。
   とにかく破壊力上げちゃダメだよー。破壊力と血糖値は上げると命に関わるんだから。

遠山:いや、でも先輩も刑事歴長いベテランですし、そんじょそこらのパンチじゃ気絶しないと思いまして……。

出雲:貴様、俺を過大評価するなよ。俺はちょっと太った小学生になら泣かされる自信があるぞ。

遠山:弱さに意味不明な自信を抱かれても。あれ、格闘経験無いんすか?

出雲:あろうてか。俺、高校の時、茶道部だぜ?
   お前がサンドバッグ打ち込む一方、俺はお茶っ葉混ぜ込んでたんだぜ?

遠山:いや、でも先輩だって刑事なんですから、格闘の心得はあるんじゃないんですか?

出雲:ないよそんなの。俺、署長にいいお茶淹れて警察になったんだし。

遠山:なんすかその裏口就職。美味いお茶煎れられれば警察になれるもんなんすか?

出雲:なれるもんみたいね。だから俺捜査の合間に署長にお茶淹れて給料3倍だから。

遠山:えげつないひいきですね。マジメに情熱燃やしてた僕は一体なんなんでしょう。

出雲:なんなのかと聞かれたら人殺しとしか言えないな。

遠山:うわぁ直接的。ストレートに痛いとこ突きますね先輩。

出雲:そりゃ突くよ、こちとらみぞおち突かれて命尽きてんだから。
俺、手首は鍛えてるけど腹部はがら空きなんだから。

遠山:マジすか……来世はもっと全体的に鍛えた方がいいっすよ。

出雲:え?何この加害者の上から目線。言っとくけどなぁ、俺にだって理想の死に様あったんだからな?

遠山:あ、先輩にも理想の死に方あったんすね。やっぱりみんな持ってるもんなんすねー。

出雲:このオカルトな現場でそのテンション保てるお前も凄いな。あのな、色々考えてはみたんだよ。
地球侵略目論む悪の組織のアジトごと爆発とか、悪の組織の秘密ミサイルと共に海に沈むとか。

遠山:それはもはや警察の管轄外ですけどね。地球防衛軍の領域ですけどね。

出雲:あとは息子を守るためにラスボスの炎をモロに受けて死ぬとか。

遠山:リアリティが完全消滅しましたね。ドラクエでありましたよそんなシーン。

出雲:あ、ちなみにお前は全てのパターンで死んでることね。

遠山:そういうの言わないでもらえます?死後だからってぶっちゃけられても。

出雲:謎のウイルスを外部に漏らしちゃってお前死亡とか、少女の姿をしたアンドロイドを見くびってお前死亡とか。

遠山:ザコキャラの極みじゃないっすか。
オープニング前に物語の導入としてちょちょいと殺されるザコキャラじゃないっすか。

出雲:「ちょっと君、こんな時間に何を……」で首スパーン!拳に破壊力加える暇もなく首スパーン!

遠山:あてつけやめてください。殺されたあてつけを想像の僕にふっかけないでください。

出雲:で、お前が殺された怒りで俺がポリスマンになってアンドロイドと戦うと。

遠山:そこに繋がるんすか。ポリスマンずっと温めてきた設定だったんすか。

出雲:ちなみにそのアンドロイドは戦いの最中で俺に恋をするのね。

遠山:もう完全に中2の発想じゃないすか。先輩も僕に負けず劣らずテレビっ子じゃないすか。

出雲:まぁ、色々考えたけど、やっぱり一番は「なんじゃこりゃあ!」だな。

遠山:あぁ、いいっすね「なんじゃこりゃあ!」。松田優作が警察界に産み落とした至宝ですよね。

出雲:いいよなぁ、もし俺が辞書を編纂するとしたら絶対「刑事」の項目に「なんじゃこりゃあ!」入れるもん。

遠山:うっとうしい辞書ですね。
   『「刑事」−けいじ− 警察の役職。「なんじゃこりゃあ!」と叫ぶ生き物。』みたいな?

出雲:いやいや、『「刑事」−なんじゃこりゃあ−』みたいな。

遠山:読み方ですか?本気と書いてマジと読む的な。

出雲:そうそう、人の夢と書いて儚いと読むみたいな。

遠山:それはだいぶ違う気がします。それはただの皮肉です。

出雲:でもさぁ……実際儚い夢だったわけよ………俺の最後の言葉、覚えてるか……?

遠山:……「がはっ!ぐっ、すぅぅぅぅぅ………!!」でした……。

出雲:俺の最期の言葉、息漏れって。「すぅぅぅぅぅ」って。

遠山:「なんじゃこりゃあ」にかすってさえいない遺言でしたね……。

出雲:ただな、心の中では完全に「なんじゃこりゃあ」絶叫してたから。ビブラート入れて絶叫してたから。

遠山:それ言っちゃったらなんでもありじゃないすか。
「心の中」は付けちゃったら何でも言い放題の魔法のコトバじゃないすか。

出雲:でもさ、本家より状況的に「なんじゃこりゃあ」だったから。
松田優作もまさか部下に殴り殺されて「なんじゃこりゃあ」叫ぶケース生まれようとは思わなかったって。

遠山:そうっすよね……すいません………。

出雲:いや、だから謝られても……本来俺はぺちゃくちゃ喋る資格無いし……死人に口無しだから………。

遠山:……先輩、これからどうするんすか?

出雲:どうするって……成仏じゃね?
   やり方よくわかんねぇけど、適当にナンマイダナンマイダ言ってりゃ逝けるだろ。

遠山:アバウトっすね。あの、僕思ったんですけど……先輩、生き返ることとか出来ないんすかね……?

出雲:……いやぁ、無理っしょ……一回魂が完全に体外に出ちゃったから。
   ウンコだって一度体外に出ちゃったら戻れないじゃん。

遠山:わざわざ自分を排泄物に喩えなくても。

出雲:いや、どうせ俺みたいな日陰刑事、陰で若手にそんなあだ名付けられてんだって……。

遠山:先輩、霊になってからドスーンと卑屈になってきましたね。
いや、死体に傷もありませんし……蘇生出来ないことはないんじゃないですか……?

出雲:でもなぁ……。

遠山:やってみましょうよ……先輩、僕が殴ったあとに言った言葉、覚えてます……?

出雲:……「こんなに自分の拳がキレッキレだとは思わなくて……」。

遠山:もうちょっと前です。「あなたには家族がいる、こんなところで死んでいいわけがない」っていう。

出雲:ああ、確かに言ってたな、こんなところで殺した遠山。

遠山:マジすいませんって……いや、そのセリフは結構本気でしたし……。
それに……まだ、出雲さんに、色々教わりたいんです……。

出雲:……マーダー遠山………。

遠山:凄く根に持つタイプ……だから……生き返って下さい………!!

出雲:……遠山……俺、生きるよ!生きて署長にお茶を煎れ続けるよ!

遠山:その意気です先輩!よっしゃ、これで人殺しにならなくて済む!

出雲:あ、聞いちゃった聞いちゃったー。ポロリとこぼれ出た本音聞いちゃったー。

遠山:はい、細かいことは気にしないで!ちゃちゃっと蘇っちゃいましょう!

出雲:おぅ、この子強引!つか、どうやって生き返ればいいんだ?ナンマイダナンマイダ?

遠山:それじゃ成仏しちゃいます、いやするのかよくわかんないけど。
とりあえず、死体に重なってみたらどうですか?

出雲:えー、俺、女房にしか体許してないのにー。

遠山:自分の体なんだからいいじゃないですか。ぼやぼやしてると死後硬直しちゃいますよ?

出雲:固くなっちゃうの?俺緊張するタイプじゃないのに。

遠山:生前の性格なんざ死体にしてみりゃ知ったこっちゃありませんよ。

出雲:じゃあ、尻から入るってのは?

遠山:イケます?重なるよりハードル高い気がしますが。

出雲:大丈夫だって、ウンコだってきっと尻に戻りたいと思ってんだから。

遠山:そんな気持ちイヤですけどね。だったらちゃちゃっと入って下さい。

出雲:いや、ちょっと待って。自分のタイミングで行くから……押すなよ、絶対押すなよ!

遠山:幽体なんだから押せませんよ。
ん……あ、先輩!あれ見て下さい!

出雲:え?あ、お前深爪じゃん。

遠山:指ではなく、その先を!ほら、密売組織が外に出てきました!

出雲:なんだって!?遠山、俺はいいから捕まえに行け!

遠山:いや、でも先輩の死体を置いては……。

出雲:いいから、俺の屍を越えていけ!

遠山:あ、いーなーそのセリフ。すげぇカッコいいじゃないっすか。

出雲:よっしゃあ、生前に言えそうになかったカッコいいセリフ言えたー。

遠山:ズールーいー。僕もそれ言ーいーたーいー。

出雲:あとで部屋で飽きるほど言ってろよ。いいから捕まえに行け、ほら、ハリーハリーハリーアップ!

遠山:わかりました、先輩の屍を越えます!ひょーい!

出雲:あ、ちょっと、その歩幅じゃつまづく………。



(ガツン)











おでこに三角の布をつけた遠山:あ、やっちゃった。

出雲:えー!?何お前、何で俺につまづいて転んで死んでんの!?
   おっちょこちょいの極みか!可愛くないわ、ビックリだわ!

遠山:あ、じゃあこれで僕も「俺の屍を越えていけ」言える!

出雲:誰が越えるんだよ!ちょっと、どうすんのこの面白いが笑えぬ状況!

遠山:あ、でも僕がつまづいたのは先輩ですから、先輩に殺されたことになるんですかね。

出雲:知らねえよー。どうすんだよこれー。

遠山:わかりませんよぉ、僕だってパニックですよぉ!!

出雲:うーん………もーぅ………この状況………!!

2人:なんじゃこりゃあ!!!













B−11
エントリーNo.068
QQQ

遭難
Q1:・・・・・・。

Q2:・・・・・・。

Q1:・・・くそッ!!

Q2:・・・・・・。

Q1:このまんまじゃ・・・マジでやべえぞ。

Q2:・・・・・・。

Q1:目の前は吹雪。

Q2:・・・・・・。

Q1:全然変わりそうにない先の一切見えないこの天候。

Q2:・・・・・・。

Q1:そして今俺らはなんとか強風をしのぎながら、洞穴から外をただただ見続けている。

Q2:・・・・・・。

Q1:・・・間違いなくこの状況は・・・遭難じゃねえかよ!!

Q2:・・・・・・。

Q1:誰かーッ!!

Q2:・・・・・・。

Q1:・・・くそ、遭難じゃねえか遭難じゃねえか遭難じゃねえかよおおおぉぉぉ

Q2:遭難なんかじゃないッ!!

Q1:ッ!!

Q2:遭難なんかじゃないッ!!

Q1:・・・・・・。

Q2:遭難なんかじゃないッ!!

Q1:・・・・・・?

Q2:遭難なんかじゃないッ!!

Q1:・・・!?

Q2:遭難なんかじゃないッ!!

Q1:遭難に決まってんだろこんな状況!!遭難だろ!!

Q2:遭難してるかなんて分からないだろうが!!

Q1:・・・どういうことだよ?

Q2:遭難してるって思うから遭難してるって思うんだろ!!

Q1:・・・・・・。

Q2:遭難したって認めた時点でもう俺らは遭難したって認めたことになるんだぞ!!

Q1:・・・・・・。

Q2:いいか?つまりこの極限の状況を認めてしまったらもう終わりなんだよ!!

Q1:た、たしかに・・・。

Q2:そう・・・だから、もっと目の前の状況をもっと疑え!!疑うんだ!!

Q1:そうだな・・・決め付けちまったらもうそのことがホントそうなっちまうもんな。

Q2:そうだよ。

Q1:そうか・・・よし、俺らは遭難なんかしてない!!

Q2:そうだ!!

Q1:遭難なんかしてない!!

Q2:そうだ!!

Q1:遭難なんかしてない!!俺らは遭難なんかしてない!!

Q2:そうだそうだ!!

Q1:遭難なんかしてないんだーッ!!

Q2:そうなんです!!

Q1:遭難なんかしてないんだ俺たちは。

Q2:そうだその調子だ!もっと目の前の物事に疑問を持っていこうぜ!!

Q1:よし・・・!!なんか気が楽になってきた気がしてきたぞ。

Q2:それは本当なのか?

Q1:え?

Q2:お前は本当に気が楽になってきた気がしてきたのか?

Q1:そ、それは・・・。

Q2:気が楽になってきた気がしてきたんじゃあなくって、本当に気が楽になってきたんじゃあないのか?

Q1:それは・・・。

Q2:お前は気が楽になってきた気がしてきたんじゃない。気が楽になったんだ!!

Q1:そうかそういう事か!!

Q2:そうだ!!

Q1:そうか!!

Q2:そうだ!!

Q1:よーし、この発想を発展させてやる・・・!!なんかいい物事はねえか・・・!!

Q2:お前、目が鋭くなってきたな。

Q1:鋭くなってきたんじゃないぜ。もう鋭くなったんだよ。

Q2:マジで!?

Q1:今の俺の目はもうホント鋭すぎて、目の前の事柄を突き刺す勢いだ!!

Q2:マジでッ!?

Q1:マジさ!!

Q2:マジでッ!?

Q1:マジさ!!

Q2:今の俺の視線は鋭利に満ち溢れてるぜッ!!

Q1:本当に鋭利に満ち溢れてるのか?

Q2:・・・え?

Q1:お前が鋭利に満ち溢れていると思っているその物事は、本当に鋭いという要素によって構成されてるのか?

Q2:そ、それは・・・。

Q1:もしかしたら、鋭いというものに対する概念を履き違えている可能性があるとは思わないのか!?

Q2:そ、それは・・・。

Q1:もしかしたら物事を間逆に履き違えている可能性は

Q2:そうだ俺の目は鈍利だった!!鋭利なんかじゃなくて鈍利だったぜ!!

Q1:本当にそうなのか?

Q2:・・・え?

Q1:そもそも視線というものに対し鋭いも鈍いもあるのか?

Q2:そ、それは・・・。

Q1:あるさ!!鋭い視線も鈍い視線も!!

Q2:そうだな!!

Q1:そうだよ!!

Q2:そうだぁッ!!俺の視線は・・・どっちなんだああぁぁぁぁ!!

Q1:どっちかに決める必要なんてあるのか!?

Q2:そ、それは・・・。

Q1:どっちか一つに決める必要なんてない!!迷ったら間を取れ!!

Q2:俺の視線の鋭さは・・・中間だあああぁぁぁぁ!!!

Q1:そうだ、中間だ!!

Q2:そうだ、物事なんざ最終的に平凡が一番なんだあああぁぁぁ!!!

Q1:そうだそうだ!!

Q2:そうだそうだ!!

Q1:そうだそうだああぁぁぁーーー!!!

Q2:そうだそうだそうだあああぁぁぁーーーー!!!

Q1:ぁぁぁぁああああ

Q2:ぁぁぁぁぁぁあああああああ

2人:さみいいいいいいぃぃぃぃぃぃ!!!!

Q1:こんなにドンチャンさわいでんのにぃぃぃ!!くそぉこんなに寒いもんなのかよ雪山ってのはよぉ!?

Q2:バカ野郎認めたらおしまいだってさっき言ったろ!!

Q1:そ、そうだった!!

Q2:疑え!!疑うんだ!!

Q1:そうだな!!

Q2:俺らは本当に寒いのか・・・!?

Q1:・・・・・・いや、んなことは誰も分からねえよ!!

Q2:そうだよ!!

Q1:でも、この体の尋常じゃない震えはどう解釈すりゃいいんだよ!?

Q2:お前、本当に自分が震えてるとでも思ってるのか?

Q1:・・・え?

Q2:・・・気のせいだ!!

Q1:・・・そうだな!!

Q2:あー暖けえええぇぇ!!

Q1:あ、あー暖けえなあ!!

Q2:そうだここは暖かいんだ!!

Q1:そうだこの洞穴ん中は暖かいんだ!!

Q2:ここは本当に洞穴なのか?

Q1:そ、それは・・・。

Q2:ここは洞穴なんかじゃない!!

Q1:そうだそうだッ!!

Q2:ただの穴・・・そう、空洞だ!!

Q1:そうだそうだッ!!

Q2:あ、なんか外すげえ吹雪いてね!?

Q1:お前、あれは本当に吹雪だと思うのか?

Q2:・・・え?

Q1:雪が吹雪いてるだなんて思うのか?

Q2:・・・いや、あれは雪かなんて分からない。

Q1:じゃああれはなんだ?

Q2:・・・火山灰だ!!

Q1:いやただの灰色い粉だ!!

Q2:いやいやただの粉っぽいアレだ!!

Q1:いやいやいやただの何かだ!!

Q2:いやいやいやいやただの何かっぽいアレだ!!

Q1:いやいやいやいやいやただの物体だ!!

Q2:そうだ、つまり雪だって根拠は何処にもない!!ただの物体にすぎない!!

Q1:そうだ!!結局物事なんて結局ただの物にすぎないんだよ!!

Q2:そうだ!!ただの物体がただの物体の上に降り積もってるだけだ!!

Q1:物が降り積もってるんじゃなくてアレがただああなってるだけだ!!

Q2:アレがアレしてるだけだな!!

Q1:アレがアレしてるだけだよ!!

Q2:そうだな!!

Q1:そうだよッ!!

Q2:そうだ!!

Q1:そうだッ!!

Q2:そう・・・つまり今の俺たちみたいなもんさ。

Q1:・・・・・・。

Q2:アレがああなって、ソレがそうなって、こうなって・・・。

Q1:・・・・・・。

Q2:ただソレだけで、ただソレだけに、ソレだけを、ソレだけが、ただソレだけで・・・。

Q1:・・・本当にソレだけだったのか?

Q2:・・・え?

Q1:俺たちは本当にそれだけだったのか?

Q2:・・・・・・。

Q1:俺たちはそれだけどころかあれだけ頑張ったんだ。

Q2:・・・・・・。

Q1:あれだけ頑張ったからこうやってこの雪山を登れてこうやっていられるんじゃないか。

Q2:・・・そうだった・・・そうだったな。

Q1:そう、ソレだけなんだよ。

Q2:そうだな・・・!!

Q1:・・・・・・。

Q2:・・・・・・。

Q1:・・・・・・ッ!!

Q2:ッ!!どうした!?

Q1:救助隊だ・・・救助隊が来たんだあああぁぁぁ!!

Q2:・・・・・・。

Q1:やった・・・俺ら助かるんだ!!おおぉぉぉぃッ!!

Q2:・・・・・・。

Q1:おい、どうしたんだよなんで黙ってんだよ!?

Q2:・・・ホントに救助隊なのか?