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HAWAIIAN GUITAR MASIC VOL.3
ENCHANTED SCREEN MUSIC


Hawaiian Guitar, Ukulele, Keyboard & Arrangement :Ricky Miya

@ 悲しみは星影と共に:Andremo In Citta (1965/Italy)  
A バリ・ハイ:
Bali Ha'i (1958/USA) 

B 死ぬほど愛して:
Sinno Memoro  (1959/Italy) 

C ローマの秋:
Autumn In Rome (1951/USA & Italy) 

D 激しい季節 :
Estade Violenta (1959/Italy) 
                   E 禁じられた恋の島:L'Isola Di Arturo (1962/Italy) 
F ブーベの恋人:
La Ragazza Di Bube (1963/Italy) 

G 南国の夜:
On A Tropic Night (1938/USA) 

H ひまわり:
Sunflower (1970/Italy) 
 
I 太陽はひとりぼっち:
L'Eclipse (1956/Italy)
J 魅惑のワルツ:
Fascination (1957/USA)
K 鞄を持った女のブルース:
La Ragazza Con La Valigia (1961/Italy)
L 黒い瞳:
Dark Eyes (1935/Germany)
M タラのテーマ:
My Own True Love (1938/USA)
N バラのいれずみ:
Rose Tattoo (1955/USA)  
 
  
  

 五十年代、六十年代のイタリア映画は、映画音楽の名曲の宝庫です。
 ソフィア・ローレン、クラウディア・カルディナーレ、エレオノラ・ロッシ・ドラゴ、マリナ・ブラディ、ロッサナ・ポデスタ、シルヴァーナ・マンガーノ、ジャックリーヌ・ササールなど数えればきりが無いほど多くの美しい女優たちが繰り広げるラブ・ストーリーとそこに流れる美しい旋律のテーマ音楽に、私たち映画少年?は胸をときめかせたものでした。
 このシリーズに最も相応しい音楽がイタリア映画のテーマ音楽ではないかと第一集を作り始めた頃からずっと考えていました。その多くが私にとっては演奏しやすいマイナーの曲(私のチューニングはAマイナー)であったことも理由の一つです。しかし、楽譜が入手困難だったために、第一集ではフランスとの合作映画を含めて四曲、第二集に至っては女王蜂のテーマだけしか選曲できなかったのです。
 今回は、紹介欄でも記したように YouTube で画面を見たり聴くことが出来ることが分かり、多くの曲を採譜することが出来ました。その結果、最終的には合作映画を含めて九曲のイタリア映画のテーマ音楽を制作することが出来ました。コード(和音)の進行などは我流で、気持ちよく聴けるということを主眼にして作ってきました。
 十五曲を作り終えた今、当初の目的は果たせたと思っています。
 
 毎晩、ワイングラスを傾けながら私が制作したCDを聴いているという友人がいます。音楽を聴いていると、活気に満ち溢れた六十年代の東京を思い出すそうです。「あの頃は今のように人の生命が簡単に奪われたり、自殺者がこんなに多い社会ではなかったね」と言います。
 私の作る音楽を聴いて、こんな日本の社会しか知らない、或いはJ-POPしか聴かない若者たちの心が簡単に変わるとは思いませんが、ひとりでも多くの人の心を癒す手助けになれたらよいと心から願います。

 スティール・ギターは生れてから百年にも満たない新しい楽器です。例えば、私の好きなリコーダーはルネサンス音楽の頃から始まり、バロック音楽ではソロ楽器として活躍し、現代ではバロック音楽のみならず、小学校の音楽の時間に使われる数百年の歴史を持つ楽器です。それでも誰も古い楽器とは言わないと思います。スティール・ギターを「古い!」としか言わない、楽器の歴史を知らない日本人がたくさんおりますが、ホノルルには世界中に600余名の会員を有する団体、HSGA(ハワイアン・スティール・ギター協会)があり、アメリカのポピュラー・ミュージック界ではスティール・ギター奏者も活躍していると聞きます。決して古い楽器ではありません。日本にも、CanopusやFuzzy、Guyatone、Fender Japanなど優れたスティール・ギターを作り続けているメーカーもあります。私は誤解を解きたい、この楽器の魅力を再認識させたいという思いもあって、この半年がんばってきました。今は心地よい疲れの中でこのCDを聴く日々が続いています。
(台北の小さなワークショップにて Ricky Miya 2009年8月31日)