COVERS (04.07.05 updated)


数は少ないのですが、パイロットの曲をカバーしている人たちもいます。
こんなのもあるよ!という情報は、勿論いつでも大歓迎です



V.A. /January (12/07/02 updated)
Marmalade / January (11/11/01 updated)
Sally Boyden / Magic (21/06/01 updated)
Patrick Juvet / Magic (23/05/01 updated)
The Vindictives / Magic (03/10/00 updated)
bice / Bad To Me (18/09/00 updated)
Gladhands / Magic (26/05/00 updated)
Rypdal & Tekro / Just A Smile (26/05/00 updated)
David Cassidy / January (25/05/00 updated)
J. Levine / Magic (06/05/00 updated)
London Symphonic Orchestra / Magic (unconfirmed)
Klaus Wunderlich / January (unconfirmed) (05/07/04 updated)




J. Levine / Magic


V.A.
20 More Explosive Fantastic Rockn'
MegaSmash Hit Explosions!
(Pravda Records PR6342)
1992

20曲入りと言いながら実は21曲入りのカバー集で、知らないバンド
ばっかり。それもそのはず、教えてくれた人によるとグランジ系だと
か。8曲目が MAGICである。J.Levine は写真を見ると男女2人ずつ
の4人組なのだけれど、MAGICを聴いた限りでは女性は何をしてい
るのか分からない。ヴィブラスラップ……ってアナタ、この曲には使
われてないでしょうがぁ。

肝心のMAGICは、原曲よりもかなりテンポを上げている。完コピ、で
はない。細かいところを結構すっ飛ばしているし、フレージングや
アーティキュレイションも異なる。雑と言えば雑だし、新解釈と言え
ば言えない事もない。気合とうろ覚えで乗り切っている感じだが、こ
れが結構楽しいんだから不思議である。

他にも「愛のオルゴール」「マッカーサー・パーク」等の名曲の数々
が、それこそ原型をとどめないほどに破壊されて演奏されている。
「歌の贈り物」なんか最初は酔っ払いの詩の朗読かと思った。でも、
こういう解釈も出来るんだ、こんなアレンジも楽しいなぁ、といつの
間にか通して聴いてしまっていたのだ。

最初にカセットをくれたのも、CDジャケットの写真を提供してくれ
たのもSh.yさん。いつもどうもありがとう!先月やっとCD NOWで
見つけましたよ。なんとまだ新品の在庫があるんだそうです。


January / David Cassidy


David Cassidy
Home is Where The Heart Is
(RCA APLI-1309)
1976

最近、パートリッジ・ファミリーのCDを見掛けた。懐かしさに思わず手にとって
眺めた。デイヴィッド・キャシディって確かにアイドル系だったけど、そう言えば
いい曲ばっかり歌ってた。「恋の誘惑」然り、「歌の贈り物」然り。「トゥモロウ」な
んか大好きだった。これは彼の人気絶頂期の一枚で、でも多分まだCD化され
ていない。Bruce Johnstonプロデュースによる好盤だし、名曲 Tomorrowも入っ
ているので、見掛けたら捕獲しておいて損はない。ジャケ写の顔の両脇が擦れ
たように見えるのは傷ではなく、ここに細い筆記体でタイトルと名前が入っている
ためである。

肝心の Januaryはというと、決して悪くはないのだが、イントロのギターでこけて
しまう。冗談抜きで 「ペペペペンペペ〜ペンペンぺペン」 と聴こえるからだ。こ
の曲の最大のポイントとして、David Patonのヴォーカルと曲の素晴らしさ、
Andrew Powellの過不足ないアレンジの美しさがよく言われるが、それらと並んで、
Ianのギターの音色も重要なのだ。このカバーを聴けば直ぐに分かる。本当に、
イアンのギターは他に類がない。どんなシンプルなフレーズでも、彼が弾けば実
にニュアンスに満ちた色合いを帯びるのだ。けなしたような格好になってしまった
が、キャシディの歌自体はなかなかよいので念の為。

ただ、本人自筆の解説で「何回も何回も繰り返し聴いた」と言う割には、ほんのちょ
っとだけなんだけど、歌詞が違う。まぁ、あんまり目くじら立てるほどの事じゃないん
だけれど。


Just A Smile / Rypdal & Tekro





Rypdal & Tekro
Same
(Victor VICP-60146)
1997

事の起こりはうちの掲示板だった。いけじまさんが 「こんな意外な人たちが Pilotのカバー
を!」 と教えてくれた。全然知らない名前だし、ジャンルも不得意だし、こりゃー難航するか
知らん…と、長期戦を覚悟していたら、「灯台下暗し、日本盤が出てました!」 と渕さんが
教えてくれた。あまりに速い展開に目が点になりつつ、早速ダンナにパトロールを依頼、都
内の大型店で捕獲した。「どこにあった、ジャズ?プログレ?」 「ロック」 。

右側の若い衆がテクロさん。彼が昔パイロットが好きだったとかいうらしい。原曲のイメージ
をどう崩してくれるのか楽しみにしていたら、これはすごい、聴き始めて大分経つまで Just
A Smile だという事に気づかなかった。それくらい解釈が違う。ギターの音だってやっぱりメ
タル系。若々しく弾むようなデイヴィッドの高音もいいけれど、低音(オクターブ下で歌って
いる)で話しかけるように歌うテクロさんもなかなか味があってよい。気になったのは歌が途中
から始まっている事と、Aメロの半分近くの歌詞が原曲と異なる(サビは同じ)ため、内容が
大分違ったものになっている事で、単純な覚え違い(可能性大)なのか、それとも意図的な
ものなのかが知りたい。ただ、テクロさんの声質や雰囲気には絶対今歌っているこの歌詞の
方が合っていると思うので、これはこれでいいような気もするのである。もしや解説にパイロット
のことが書いてないだろうか、と淡い期待を抱いていたのだが、メタルのライターだとかいう話
で、パイロットの「パ」の字もなかったのはちょっと悲しかった。

こんなことでもなかったら、一生聴かなかったであろう音を聴けた。いけじまさん、渕さん、
ありがとう。


Magic / Gladhands


Gladhands
Wow & Flutter
(Victor VICP-60657)
1999
某ロック秘密結社の関東大会席上で、いしかわさんが 「そうだ、ずっと言おう言おうと思って
忘れてたんですけど」 と教えてくれたのがこれ。ロック・ポップスに関しては常に後ろ向きで
今の音にめちゃくちゃ疎い私は当然知らなかった。でも、新譜だというので入手はたやすかろ
うと都内某大型店に出向くと、案の定試聴機に入っていた。オバサンの目当てはとにかく
Magic なので、いきなりそこから聴き始めると、おお!完コピではないの!! 迷わず買って帰っ
た。帰宅後、最初からゆっくり聴いてみたらこれがまた実によい。全曲気に入ってしまった。
Magic はSouthern Girl(Cheap Trick)と共に日本盤のみのボーナス・トラックだが、それ以外
のオリジナル曲も全部よい。一時期結構聴きまくった。まさみさんに話したら、「あ、新譜出た
の?私も好きなんだよ」 と言ったから、彼らを知らなかったのは私だけだったのかもしれない。

ただ困った事に、ボーナス・トラックのPilot とCheap Trick までもがメンバーのオリジナルとし
てクレジットされてしまっている。これではいかん!とビクターに抗議のメールを送ったところ、
「アメリカから送られた資料を用いただけなので、本当に間違いである事が確認されれば次
のプレスからは訂正します」 との返事だった。私より少し遅れてまさみさんも同様のメールを
送り、同様の回答を得たと言う。先日、確認する機会を得たが、ファースト・プレスの在庫だっ
たのか、「間違いである事が確認されなかった」のか、訂正されてはいなかった。気にかかっ
てならないので、もしこれをお読みの方で同じCDをお持ちの方がいらしたら、是非お手許の
作曲者のクレジットを確認して頂きたいと思う。そして、訂正されていたら教えて下さい!

それにしても、担当者は「マジック」 も 「サザン・ガール」 も知らない(ほど若い?)のだろう
か?これが本当にいいアルバムだけに、なおさら惜しまれる。

そのいしかわさん(いつもありがとう!) からまた先日、「Gladhandsってもう解散しちゃったって
話ですよ」と聞いた。久々にもったいない話だと思う。


Bad To Me / bice



bice
Covers
(Pushbike UFPB-023)
2000

8月のある日、大澤さんという方が 「日本人アーティストの bice の Covers に Bad To Me
入ってますよ」 とメールを下さった。なんと日本人アーティスト、しかも Bad To Me である。
Magic や Just A Smile 等のシングル曲ならとにかく、シングルのB面ですらないこの曲に
目をつけるとは、絶対にただ者ではない。

お恥ずかしい話だけれど、私は本当に今の音楽に疎いものだから、bice さんのことも知ら
なかった。大澤さんはHPのURLも添えて下さったので、早速見てみると、まだ本当に若い
可愛い女の子だった。お目当てのCDは、メジャー・デビューを果たしたばかりの彼女のイ
ンディーズからのリリースで、6曲入りのミニ・アルバムである。捜すのにちょっと骨が折れた
けれど、捜索3日目に都内某大型店で見つかった。うちのパトロール隊長のお手柄だが、
彼によると 「メジャーからのリリースの方は大プッシュだったぞ」 とのこと。しかも問題のミニ・
アルバムの方を見るというと、これがまたオヤジ泣かせ(?)の選曲なのである。黙っていら
れないので書いちゃうからね。

1. Cruel To Be Kind (Nick Lowe)
2. How Deep Is Your Love (Bee Gees)
3. Bad To Me (Pilot)
4. Everybody's Got To Learn Sometime (Korgis)
5. One On One (Hall & Oats)
6. Xanadu (ELO & Olivia Newton-John)


このページを読んで下さっているあなたなら、思わずパソコンの前で腰を浮かしてしまったの
では?で、Bad To Me である。いいです!アレンジは原曲とかなりイメージの異なるもので、
おまけに女性の声でパイロットを聴くのは初めてなので実は結構緊張したのだけれど、とても
可愛い声が囁くように歌う Bad To Me は素敵だった。普通、可愛い声というと同性には(しか
も年上には尚更)あまり受けないものなのだけれど、彼女の声には嫌味なところが全然ない。
つくりものくささもない。親子ほども年のちがう (と思う)私が特に感銘を受けたのは最後の
リフレインだった。 You've been bad to me, can't' you see, と歌った後、 (I told you so......)
の部分を、彼女は呑み込んでしまって歌わない。ここに関しては原曲のニュアンスを凌ぐと言っ
てもいいかもしれない。この若さでそれが出来るなんてすごいと思う。このアルバムは今の音楽
に殆ど興味のない私にとってはちょっとした救いになった。

それにしても気になるのはこの選曲で、彼女自身によるものなのかどうか、だとしたら何故、
Magic でも Just A Smile でも January でもなく Bad To Me なのかがどうしても知りたかった
ので、大澤さんのアドバイスに従って彼女にメールで訊ねてみた。そしたら、意外なことに
コーギス以外はUnderflower (彼女のPushbikeはこの傘下)の社長の田中氏による選曲で、
しかもパイロットだけは初めて聴いたという。彼女はゾンビーズやビーチ・ボーイズが好きだ
とも聞いたし、これはもうセンスと言うしかないのかもしれないが、これはお勧めできるアルバ
ムだ。なお、11月1日に彼女のニュー・アルバムも出るそうですよ!大澤さんとbice さん、
ありがとう。



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