Rübezahl




(「リューベツァール」)

〈セリフ〉
シレジアのリーゼンゲビルゲは
ある荒々しい山の精が持っている国だった
そいつは巨大で力が強く
どんなものにも姿を変えることができる
そしてその名前はとんでもない恐怖とともに囁かれる
その名とは…


リューベツァール リューベツァール
山をも谷をも支配する者
望む事は何でもできる
皆が怖がってる
リューベツァール リューベツァール
でも昔、美しい女に惚れこんだとき
おまえはまんまと
いっぱいくわされちまったのさ

お姫様はとても美しい
おまえはひとめ惚れ
姫は森の中の澄んだ湖へ
水浴びをしに来ていたからさ
だから策略をめぐらせて
姫を城へと連れ込んだ
姫がどんなに頼み込んでも放っておいて
おまえはただ冷たく笑っているだけ

*repeat

姫にはたくさんのものを捧げた
城にある全てのもの
宝石に黄金
その上侍女までも
だけど姫はずっと泣いてばかり
だって他に好きな人がいるんだもの
そして姫は気づいた
ここにある物は全部
魔法、ただのまやかしでできていると

*repeat

ある日姫は言った
もしここにある全てのカブを数えられたら
私はあなたの花嫁になりましょう
すぐに数え始めたけれど
残念ながら慣れていないこと
やっと数え終わった時には
姫はもう逃げ去ったあと

リューベツァール リューベツァール
谷も山も持っているけど
姫には恋人がいたんだよ
よく考えてもみるがいい

リューベツァール リューベツァール
もう一度カブを数えてみな
おまえは美しい女に
いっぱいくわされちまったのさ

〈セリフ〉
そしてそのとき以来リューベツァールは
すねて腹を立て山の中に引きこもり
やってきて通り過ぎようとする旅人を
意地悪くからかったり驚かせたりするようになったのさ

リューベツァール リューベツァール
山をも谷をも支配する者
おまえは美しい女に
いっぱいくわされちまったのさ

リュー・ベ・ツァール!

(原詩・
Bernd Meinunger



なんだか随分と優しげなリューベツァール。
Louisだよ。Ruebezahlの役は。

後半の歌詞で、元歌詞になかったところを、JAMES BONDさんが聴き取ってくれました。
Special thanksです。

ドイツの有名なおとぎ話のようです。
名前の由来が、「カブ(蕪)(Rueben)」を「数える(zaehlen)」。
なんだか哀しいです~。
名前を囁かなければいけないのは、山の中で大声で名前を呼ぶと悪さをされるから。
小声でそっと囁きましょう。

本当は鉱山の守り神的な山の精だそうです。
地域によって天候の精だったりただの祟り神だったり、色々な面を持っているようです。

図書館で借りてきた本(「リューベツァールの物語」)によりますと、
リューさんは普段は山の精ですからオサーンの姿ですが、
愛しのエンマ姫の相手をするときには「愛嬌あふれる紅顔の若者」へと姿を変えているのです。
でも振られちゃいます。人間じゃないので人間心理が判らないのです。

姫に裏切られたリューさんは999年の間鉱山の中に篭ってすねていたのだそうです。
でもやっぱり人間とかかわりが持ちたくなり地上へ。
そうしたら大昔の「カブ数え」の話に更に尾ひれがついていて、人々は自分をバカにしている。ううぬ。許さん。
という訳で、山道で大声でリューベツァールの噂をしていた男は、
自分そっくりに化けたリューさんに強盗を働かれたため、濡れ衣で縛り首にあう憂き目に。
でも、その男の婚約者の可愛い女の子の嘆きを見たリューさんは、
思い直して、彼女の為に男を救いだしてやる。
またあるときは、ケチな亭主の為に苦労している子沢山女房を助けようと、飼い葉を全部金にかえてやる。
などなど。
リューベツァールは基本的に女好きのようです。

Louisにぴったりの役か??