Rocky Marciano





(「ロッキー・マルシアノ」)

ほんの小さな子供の頃から彼は悟っていた
この街で言葉が不自由な者は何をも手に入れることはできないと
だからひとの話を聞いて進む道を探したのさ
彼の望む のし上がっていくすべを
そして自らぶちのめされる役を買って出た
ある時彼も殴り返すことにした
その時から彼はRocky(岩の男)と呼ばれるようになった


ロッキー ロッキー・マルシアノ
おまえはいつだって勝ち続ける
ロッキー ロッキー・マルシアノ
闘うごとにおまえはどんどん強くなっていく

リングからリングへ渡り歩いて
ボクシング試合を続ける
彼は連戦連勝
なぜなら彼は自分自身をいたわる事をしないから
優勝決定戦へのチャンスを掴み
とうとうヘビー級チャンピオンへとのし上がった
彼は石のようにゆるぎないファイター
今なおその名は生き残り語り継がれる――おお、ロッキー

*repeat

だがその後 彼は聞いた
タイトルを手に入れにやってくるやつがいる
やつはロッキーよりもハードパンチャーだと
彼はいとも簡単にチャンピオンの座を捨てた
そして二度と試合には出なかった もう十分にやり遂げたのだから
だが彼は結局早くに墓に入ることとなった
飛行機が墜落したのさ――おお、ロッキー

ひとはこう書きたてた:
ロッキー ロッキー・マルシアノ
今度こそお前は負けたんだ
ロッキー ロッキー・マルシアノ
今度こそお前は地に倒れた

ロッキー ロッキー・マルシアノ
もう二度と闘わなくてもいいんだよ
ロッキー ロッキー・マルシアノ
お前の闘いはやっと終わったのだから


(原詩・Bernd Meinunger



シングル「Himalaja」のB面です。



他のシングルは殆ど、紙製ジャケットの裏も表も同じ写真なのですが、
ヒマラヤだけは何故か、裏側にはB面の曲の画像が入れてあります。

ドイツ語の歌詞の中では「ロッキー・マルシアノ」ではなく「ロッキ・マッチャーノ」に聞こえます。
これ、イタリアの姓かな。日本では「マルシアノ」で通っているようなのでそのままにしました。

ヴォルフガングの伸びやかな歌声で綴られる、少し悲しい男の一生でございます。

伝説のヘビー級チャンピオンですね。
無敗の男。
後退することを知らない攻めのボクサー。
全盛期に謎の引退をした。
航空機事故で亡くなった。

スタローンの映画「ロッキー」の主人公はこの人に憧れ、同じ名前をつけていた。
その下積み時代の粗末な部屋の壁に貼られていたのもこの人のポスターだったとか。

この曲、メロディがいいです。こういうコード進行に弱いんです私。
大好き。