Pistolero

『哀愁のピストレーロ』

まだガキのころさ ぐっすり眠っている時にやつらはやってきた
やつらの銃声で目を覚ましたんだ
ベッドから跳ね起きると、3人のメキシコ人がいた
親父が叫ぶのが聞こえた「逃げろ、坊主、早く!」
目の前で親父とおふくろは撃ち殺された
何もできなかった 祈ること、泣き叫ぶことしか
やつらはせせら笑い 馬にまたがり去っていった
そのとき誓ったのさ 絶対にやつらを赦したりはしないと


おおピストレーロ
あてどもない旅路の途中
メキシコのならず者よ
いったい明日はどこにいる?
おおピストレーロ
闇を抜け嵐を越え
復讐の天使のごとく旅を続ける
たったひとり、どこまでも孤独のまま

灼熱の太陽の下、村はすっかり静まりかえっていた
壁にもたれてぼんやり立っていたんだ
今日こそが復讐の日、いきなりやって来た 
長い間探し続けていた、とうとう見つけ出した
ソンブレロを目深にかぶりなおす
タバコの火はいつの間にか消えている
3人のメキシコ人はまだ気づいていない
さあピストレーロ、ゆっくりとその手を上げるんだ

repeat

**
おおピストレ・ピストレーロ
友よ、悪魔に思い知らせろ
おまえはやつより強いということを
おおピストレ・ピストレーロ
友よ、もっと前へと進んでゆけ
その夢を追い続けるんだ

やつらはこんなにも目の前にいる やつらの目を睨みつけた
決して生涯忘れる事のないその目を
その時 親父の声が聞こえたんだ
「おい坊主、聞けよ。憎んだのはもう遠い昔の事じゃないか」
ピストルをホルスターに押し戻し 馬へと駆け戻った
長い追跡は終わりを告げたのだから
馬に拍車をあて、狂ったように走らせる
たったひとりで ギラギラと照りつける陽光の中へと

*repeat

**repeat

(原詩・
Bernd Meinunger





左、ドイツ版。右、日本版。落書きすんなよー元の持ち主さん。
…落書きのないのが手に入ったので画像差し替え。落書きも趣き深いものですが。

日本版のジャケットはドイツ語版ジャケットの背景から少し前進して斜め位置で撮影した感じでしょうか。
ドイツ国内では英語版も発売されたようです。何度か見ましたが買えず。
The Jubilee Albumにはスペイン語版が収録されてます。

私、数あるドイツ版ベストアルバムの中で最初に購入したのがJubilee albumでした。
で、初めて聴いたピストレーロがスペイン語版。
その後すぐに別のアルバムを買ってドイツ語版を聴いたときに思いました。
「スペイン語版はなんとヌルい」
英語版はもっとヌルいが。
ドイツ語版が一番勢いがあって感情がこもっているように思います。歌い方がです。

サビ以外の部分は、原語では主語は三人称『彼』となっているのですが、ここではすべて主語なし、
一人称を思わせる口調にしてみました。それだけでもかなり意訳的になってしまいますね。