Ivanhoe




(『アイヴァンホー』)

その女人を愛してはならぬ
かのひとは汝の許婚にあらず
十字軍を企てたる王、
その南方の王に従え
かのひとではなく、騎馬と戦いを想うのだ
いざ、征け、アイヴァンホー

アイヴァンホー 
神よ ともにましませ
アイヴァンホー
汝が心に忠誠をとどめよ
そなたに相応しきは愛よりも槍と剣
そしてなによりも汝に似つかわしきは、孤独
アイヴァンホー

いく年月かののち
故国に還りたりてみれば
愛しき女は余人と婚姻の約をなし
既に婚儀も間近
しかし、かのひとの瞳はかく語りき
いざ、戦え、アイヴァンホー

アイヴァンホー
神よ ともにましませ
アイヴァンホー
汝が心に忠誠をとどめよ
故国を裏切りし卑怯者
その汚名を身に纏い、ただひとり
アイヴァンホー

アシュビーの馬上試合
敵は露も気付かず
漆黒の毛の馬、漆黒の仮面
その手には恐るべき剣
最後にひとり、勝ち残り出で立つもの、彼ぞ
彼ぞ アイヴァンホー

アイヴァンホー 
神よ ともにましませ
アイヴァンホー
汝が心に忠誠をとどめよ
そなたに相応しきは愛よりも槍と剣
そしてなによりも汝に似つかわしきは、孤独
アイヴァンホー

アイヴァンホー


(原詩・Bernd Meinunger



えー、昔のイギリスのおはなしですね。
歌詞の内容は、それなりにカコイイですね。
そういえば「サムライ」も孤独に戦う男のおはなしでございました。

私はこの曲の入っているCDを、運転中にカーステレオで聴いていたのですが、
ぼんやりと聴いているときは、1番と2番の歌詞の前半をヴォルフガングが、
3番の歌詞の前半をルイが歌っているのだと思い込んでいました。
で、今回、この曲を訳すに当たりまして、何度も聴いてみたところ、新しい発見がありました。
どうも、1番と2番は別人が歌っている。

3番の低音=ルイは多分確定である。
1番がヴォルフのようである。長音に独特の伸びがある。
軟口蓋から目の間に響かせているような歌い方は間違いない。
では、2番を歌ってるのは誰だ。

レスリーしかいないではないか。

レスリーって、こういうトーンの声でも歌ってるんだ。
ヴォルフの中音域くらいの感じ。声の感じはヴォルフとよく似ているけれども、
聴けば聴くほど、やや堅い芯のあるレスリーの声のような気がするのです。

このトーンで歌うと、この二人、大変声が似ているようです。