白木正四郎の世界





POSTFACE

Durant l'?t? 1999, au cours d'un voyage solitaire en Europe, j'ai visit? le ch?teau
de Sch?nbrunn de l'imp?ratrice Marie-Th?r?se. Dans un coin du jardin, en d?
couvrant une sculpture figurant un diable tourment?, dispos? entre une colonne
et une porte s'ouvrant dans un amas de pierres naturelles, j'ai ?prouv? une
forte terreur. Dans mon guide, il ?tait ?crit qu'il s'agissait d'un monument
construit sur ordre de Marie-Th?r?se au moment o? sa fille Marie-Antoinette
quitta le ch?teau pour aller se marier ? Paris.

En tout cas, le visage effrayant du Prince des t?n?bres, plac? en haut d'une pile
de rochers pleine d'asp?rit?s formant en son centre un grand vide de la forme d'
une porte, son expression semblable ? celle d'un dragon qui hurle, la bouche
grandement ouverte vers le ciel, demeurent fortement dans ma m?moire. Et je
cherchais pendant ces ann?es quelle ?tait l'intention de Marie-Th?r?se en
faisant construire un tel monument.



En m?me temps, suite ? mes visites dans plusieurs villes europ?ennes, j'ai
remarqu? que les tours et les portes sont des ?l?ments communs ? chaque ville.
C'est surtout ? Berlin que je me suis rendu compte de cet effet, ?tant pass? ?
la Porte de Brandebourg trois heures apr?s le discours historique du Pr?sident
Clinton, apr?s quoi j'ai vu la colonne de la Victoire. A partir de cette exp?rience,
je m'int?ressais au fait que dans les villes europ?ennes, il y a des tours et des
colonnes comme symboles du sexe masculin et des portes, symboles du sexe f?
minin. A Paris, il y a une porte et une tour mondialement connues : l'Arc de
Triomphe et la Tour Eiffel.

En me promenant dans le Jardin des Tuileries t?t le matin, j'ai aper?u de biais
une rang?e d'arbres. Cette id?e a alors travers? mon esprit : les arbres plant?s
sur une ligne droite restent toujours ainsi align?s m?me si on les voit de travers.
Dans les vieux quartiers parisiens, deux tours transgressant les limitations de
hauteur en vigueur ont ?t? ?rig?es : la Tour Eiffel et la Tour Montparnasse.

 J'ai alors pens? que ces deux tours devaient ?tre sur une ligne et qu'il devait y
avoir un endroit o? cette ligne se prolonge, selon une signification historique
profonde. Je me suis alors pr?cipit? au sommet de la nouvelle Grande Arche de


la D?fense - ce qui a confirm?
mon hypoth?se et m'a ?mu. Cette hypoth?se porte sur le lieu de la tour,
symbolisant l'homme, et celui de la porte, signifiant la femme. Un agencement
secret a d? ?tre voulu par les architectes de Paris. Les deux ?difices les plus ?
lev?s de Paris sont la Tour Eiffel, construite ? l'occasion de l'exposition
universelle de 1889, et la Tour Montparnasse inaugur?e en 1973. Nous avons
une ligne transversale qui relie ces deux constructions.



Portrait de l'auteur
Masashir? Shiraki (Mattantan Shiraki)


photographie dans la cour de l'Alfonso XIII ville

N? en 1951 ? la rue Oyafuko (Fukuoka - Japon). Etudes en technologie des ressources ? la
Facult? des sciences et technologies de l'Universit? de Waseda (Tokyo). Superviseur de
forages p?troliers en milieu maritime et ing?nieur en chef de l'exploitation g?othermique ?
Idemitsu Kosan Co., Ltd. Charg? de cours en forage g?othermique - s?minaire international
de g?othermie ? l'Universit? de 

作家
http://www.catvy.ne.jp/~honma/html/page1_063.htm

音楽プロデュース・作詞家

映画制作
http://yubarifanta.com/views.php?id=194&langue=21010

・イベント企画


サイバー大学客員教授「老荘思想と現代自由人論」
http://www.cyber-u.ac.jp/faculty/common/teacher.html


RKB毎日テレビ放送「探検!九州」キャスター
http://www.rkb.ne.jp/new_tankyu/

有限会社 柏屋 代表取締役社長
有限会社白木駐車場 代表 取締役社長
シラキアセットトラスト一般社団法人理事

地熱掘削コンサルタント
http://www.nishitetsu.co.jp/n_news/backnumber/n9912/special.htm



作家
最新作小説





ミッテラン・コード

[パリに隠された謎の暗号ミッテラン・コード]
 


あらすじ



4つのMの頭文字を持つ歴史上の男女4人の人物、
偉大なフランス大統領ミッテラン、

天才音楽家モーツァルト


ウィーンの女帝マリア・テレジア、


悲劇の王女マリー・アントワネット
達の魂の不思議な物語。


遺伝子はたった4つの塩基文字(ATCG)により
ヒトの設計情報を創っている。AとT.CとG.が
お互いに組み合わされ、2つの対をつくり、
それが2重の螺旋状に組み合わさっていく。
まさに、4人の歴史的人物は、
遺伝子の4つの塩基のように絡み合いながら、
この物語を創っていく


ミッテラン大統領没後10周年記念式典と
モーツアルト生誕記念250周年で沸くフランスと
ウィーンが舞台。世界中が終わりの無い復讐の連鎖が
続く2006年。欧州全土に広がる
首なし怪奇連続殺人事件が発生した。

オックスフォード大学超心理学のロナルド教授は
類似犯罪の検索コンピューターシステムから、
100年前の未解決連続怪奇殺人事件に着目した。
その事件の背景にある歴史の繰り返し現象を
独自のロナルド仮説にて解明し、
マリア・テルジアの怨念がこの二つの事件の
背後にあることを突き止めた。

サイバー上に、この連続殺人事件は次なる
恐怖のテロ実行の予告であるという書き込みがなされた。
テロ事件の予告は複雑な暗号で書かれていたため、
シラク大統領は世界中の暗号研究者に協力を依頼した。
暗号は解明されが、難解な謎の多い文章で誰一人、
内容を解明出来ないまま、恐怖の夏を迎えた。
テロの予告暗号の文章の解明作業に加わることを、
シラク大統領から要請されたロナルド教授はパリに向かった。

ロナルド教授と助手マイケルと
その調査に協力するフランスパリ警察の
アメリー女警部が動きだす。
ついに彼らは協力して、テロリストの暗号を解明した。
フランス人の固有の遺伝子にのみ作用する細菌兵器で、
娘マリー・アントワネットを殺害した
フランス人に復讐を始める。

バイオ爆弾を仕掛けられた場所はエッフェル塔と
モンパルナス・タワーが重なる
新凱旋門ラ・ディファンスであった。

暗号に書かれた三人の男と三人の女が
出逢う出逢う場所とは、パリにミッテラン大統領が
残したミッテラン・コードの秘密場所。
それは誰も知られなかった秘められたVの文字。
大いなる聖杯(カマド)。


そこに恐怖の爆弾が仕掛けられた


マリー・アントアネットを殺害した怨みを
リ市民に晴らすため、女帝マリア・テレジアの怨霊が
動きだしたのだ。


モーツァルトの霊を宿した韓国の天才指揮者ウォンは、
ウィーンの秘密のモニュメントの前で、
マリー・アントアネットの霊を宿したソプラノ歌手
マリアに出会う。母の命令に従い、
復讐をしようとするリアと恋に落ちる。
そして、怨霊の無益な復讐をやめさせようと、
一緒にテロ事件を防止するために戦う事を誓う。

ロナルド教授は事件を解明するために
モーツァルトの遺作オペラ『魔笛』に秘められた謎を
解き明かす。



モーツァルトは幼い頃に結婚を誓い合った
マリー・アントワネットに新しい民主主義の時代を
受け入れさせ、オーストリアに亡命させるために
「魔笛」を書いたと推理した。
王女処刑を革命の象徴としたい
オーストリア・フリーメイソンの勢力により、
モーツァルトは殺されたのだ。



ミッテラン大統領のパリに
書いた秘密のVの文字


 





                                    
                                    
 新凱旋門の屋上の中心線上から見ると
エッフェル塔と
モンパルナスタワーが
見事に重なる!




時空を超えた人類の神秘の記憶の海に
アクセスしたロナルによって、
次々と歴史のシンクロ二ティの謎が
解き明かされる。
ロナルド教授は、革命広場で開催された
オペラ「魔笛」の舞台で驚くべき真犯人と戦い、
テロを未然に防ぐことに成功する。
平和を取り戻したパリ。
ロナルドはフランス政府から勲章を授与された。

欧州の英雄となったロナルドは、
世界戦争に向かって突き進む
悪魔を封じ込めるために、
欧州各地での平和講演活動に忙しい日々を
送るようになった。
ロナルド教授は「日本の精神文化に学べと世界に
アッピールする。日本の『和』の知恵が世界に貢献できる。

老子の残した陰陽の哲学が
人類の闇に光を与える」と力説した。
オペラ「魔笛」の粗筋にしたがって物語は
さらに展開する。

悪魔にさらわれた王女を愛する若者が
いろいろな試練を乗り越えて、
王女を救い出す「魔笛」の粗筋が大きな謎を解く
伏線になって、物語の最後に
正義の夜の女王が悪魔の女王
に変身するように、正義の天使が
悪魔に変わる時がやってくる。

最後に意外な犯人像が浮かび上がる
9・11テロ以降、世界中をテロの恐怖に
陥れている本当の犯人とは?」
急成長するアラビア湾の奇跡都市ドバイと
パリと結ぶドバイコネクションが浮かび上がるのだ。



あとがき

1999年の夏、一人で欧州旅行をしました。
そのとき訪れたウィーンの女帝マリア・テレジア
のシェーン・ブルン宮殿。



その庭園の片隅にある奇妙な自然石で出来た門と塔、
それにはさまれて苦しむ悪魔のモニュメント見て、強い恐怖を感じました。
案内書にはマリー・アントワネット王女がこの宮殿を出て、
パリに嫁ぐ時に母のマリア・テレジアが作らせた記念碑である
と書かれていました。






それにしても、ごつごつとした岩を積み上げ大きな空洞を持つ
門のような山の上に恐ろしい形相をした悪魔の王、
竜が大きく口を開け天空に向かって吼えているような表情が
記憶に深く残りました。どんな思いでマリア・テレジアは
この建造物を作ったのだろうか?とこの数年間、考えてきました。

また、欧州の都市を見て周り
各都市に共通してあるものそれは塔と門であることに気がつきました。
特にベルリンでは強く印象に残りました。

それは、ブランデンブルグ門をクリントン大統領の


歴史的演説後に通ったからです。



また、ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)を見ました。
そのおかげで、
欧州の都市には男性の性器的な塔と女性の性器的な
門がある事実に興味を覚えました。
パリは世界的に有名な門と塔があります。
エッフェル塔とエトワール凱旋門です。










パリでチュイルリー公園を朝早く歩いていた時、
斜めに直線に並んだ並木を見た時ひとつのアィディアが閃きました。
直線に植えられた木々は斜めに見ても一つの直線上に並んでいる。
パリの旧市街地区で二つの高度制限を無視して
建造された塔がふたつあります。
有名なエッフェル塔と

モンパルナス・タワーです。





この二つがどこかの場所で直線上になっているのではないか?と
考えたのです。


その場所は歴史的に深い意味のある場所ではないか?
早速、新凱旋門に上り、仮説を確かめました。
そしてその仮説が正しいのに、感動しました。その仮説とは、
男性を意味する塔、女性を意味する門が出会う場所。
パリの設計者は隠れた紋様を記した違いない。
それも誰も知られない紋様。


パリの旧市街地で高さ制限が解除された建物が二つ。
ひとつは1889年のパリ万国博覧会のエッフェル塔。
もうひとつは1973年に建設されたモンパルナス・タワー。
この二つを斜めに結ぶ線が出来ます。




もうひとつの線は、ルーヴル美術館広場のカルーゼル凱旋門、





コンコルド広場のオベリスク、





それと世界で最も有名なエトワール凱旋門。




この一つの塔と二つの門を結ぶ直線、
それは有名なシャンゼリゼ通りに繋がり、
新しい街、

ラ・ディファンス新凱旋門に向かいます。
二つの直線が交差する場所。

新凱旋門のグランド・アルシュであるという仮説。

さまざまな観光ガイドブックやパリの本を見ましたが、
どの本にも一行もこの事実が解説されていないのが
不思議に思いました。

2006年、映画「ダ・ヴィンチ・コード」が世界中で話題になり、
ラストシーンで男性と女性の象徴を表すルーヴル美術館の
ガラスピラミッドの下にマリアの遺体、つまりキリストの聖杯が
隠されているという映像を見て、ウィーンで見た魔竜のモニュメント
エッフェル塔とモンパルナス・タワーが重なるグランド・アルシュが
ひとつに繋がったのです。






ガラスピラミッドとグランド・アルシュは
ミッテラン大統領の
グランプロジェ計画として建設されました。
神秘主義的な大統領として、フランス人に
今でも愛されるミッテラン大統領は、
新凱旋門グランド・アルシュの場所を決定する時に、
必ず強い意味を持つ場所を選定したに違いありません。
それが「ミッテラン・コード」なのです。
それが二つの塔が重なる場所グランド・アルシュ。
きっと、そうに違いないと私は今、確信しています。



ミッテラン大統領は
まさに太極図の大統領なのです。
矛盾と合理性、弱さと強さ、不正義と正義、
大衆性とカリスマ性、陰と陽、両面の顔を持つ
希有な政治家です。
それが複雑な魅力を醸し出しているのです。
癌に犯されながらも対外的には弱さをみせない強さ、
親友のスキャンダルなどの陰の部分を大きく飲み込む胆力、
度量の大きさなど。まさに陰と陽の融合を試みた、
世界的にも希有な政治家といえます。
歴史、文化の異なる欧州諸国を統合し、
また、人類の夢である、国境を消す試みに挑戦しながら、
一方でフランス固有の文化を守ろうという強い姿勢を
共存させる太極図的政治をおこないました。





今、サルコジ大統領の下で、
大きくフランスの内政及び外交政策が大きく変更されました。
市場原理主義の経済政策を採用し、イランとの戦争も辞せずという
中東敵視政策など、
アメリカ寄りの政策が次々と発表されています。
ミッテラン大統領の残したメッセージを再考する時がきています。
ミッテラン大統領の就任演説で次のように語りました。

「私にとって重要なことは,敵を打ち負かすことではなく,納得させることである。1981年
5月10日の勝利者はただ1人,それは希望である。国民がその希望をよりよく共有せん
がため,私は,複数主義の道,相手への尊敬を忘れることなく相異なる立場に立向って
いく道を,たゆむことなく歩むだろう・・・・・」




物語を書き進めるうちに、様々な発見がありました。


新凱旋門から見たエッフェル塔とモンパルナス・タワーの形が、
ウィーンで見た魔竜モニュメントに似ていること。

パリが太極図の陰陽の紋様に似ていることや、
モンマルトルの丘に現れる白い十字架の飛行機雲、





オリンピックを開催した国は9年後に大きな変革に見舞われる歴史的一致、
清教徒革命とフランス革命の奇妙な歴史的展開の一致、
ミッテラン大統領の没後10周年記念式典と
モーツァルト生誕250周年記念が2006年に重なる偶然、
そして、4つのMの頭文字を持つ歴史上の男女4人の人物、

偉大なフランス大統領ミッテラン、
天才音楽家モーツァルト、
ウィーンの女帝マリア・テレジア、
悲劇の王女マリー・アントワネット達の
不思議な関係などが明らかになりました。


遺伝子はたった4つの塩基文字(ATCG)により
ヒトの設計情報を創っています。

A:アデニン。T:チミン。C:シトミン。G:グアニンの4つの塩基文字。

AとT.CとG.がお互いに組み合わされ、2つの対をつくり、
それが2重の螺旋状に組み合わさっていきます。
まさに、4人の歴史的人物は、

遺伝子の4つの塩基のように
絡み合いながら、この小説を創っていきました。
気がつきました。数々の不思議な発見に遭遇したのは
彼らの遺伝子からのメッセージなのです。


歴史が類似した形で繰り返されるという
不思議な現象をケンブリッジ大学の生物学の
シェルドレイク博士のシェルドレイク仮説を
この小説では「ロナルド仮説」として大きな物語の
科学的根拠として使用しました。

シェルドレイク仮説とは、
歴史的な事象が時空を超えた宇宙の記憶バンクに
登録されていて、その記憶にアクセスすると
同じような歴史や数字パターンが現れるという仮説です。


村上節氏と浅井隆氏が「天国と地獄」という著作の中で提唱されている
800年周期説を実感するために、

2007年5月に10日間急成長するドバイ、

9月に13日間、急成長するスペインの各都市を訪れました。

ドバイでイスラムパワーを実感しました。
800年ぶりにイスラム社会が元気なのです。
また、スペインでは、中世のイスラム文化
高度な文化を肌で感じました。


世界遺産アルハンブラ宮殿の
パラドールに宿泊し、かつてこの城に住んだイスラムの
偉大な王の話を聞きました。8世紀から16世紀まで800年間、
スペインはイスラム王朝に支配されました。
イスラム支配下のセビリア、コルトバ、グラナダ、
マラガなどの都市を歩くと、確かに、都市全体に
東洋のイスラム文明が色濃く残っていました。


また、首都マドリッドから北西に汽車で2時間ほど
離れたセゴビアを訪れました。
セゴビアに残るキリストが生まれた2000年前に、
ローマ人が建設した巨大な完全な形で残る世界遺産、
ローマ水道橋を真下から見上げました。
とてつもなく大きいのです。





西洋が世界を支配したワンサイクル前の800年の黄金時代、
ギリシャ・ローマ時代の凄さを実感しました。
スペインには二つの興隆と沈滞を象徴する800年周期の
世界遺産に、同時に出逢える貴重な国です。
世界遺産を800周期説という仮説に従って
訪れてみると、世界史の中でこの世界遺産が
どういう意味があるのかと考える事が出来ます。

遠い闇の中に隠れた世界史が身近に感じました。
800年周期で西洋と東洋が世界を交互に支配するという説は
歴史がある数字に支配され繰り返すというロナルド仮説に通じる
壮大な統計学の学説だと思います。









また、訪れたマドリッド、バルセロナ、マラガなどの
都市の飛行場が新しく増設されていました。
スペインでの生活で、食べ物やホテル代などで
ユーロ高と物価の高騰バブル景気を実感しました。
バブルがはじけると予測されます。
それも日本経済バブル経済破綻を経験した私は
同じ臭いを感じ、確信しました。



この小説のストリー展開はモーツァルトの
有名なオペラ劇『魔笛』がモチーフになりました。

『魔笛』の『夜の女王のアリア』の一節、特に、『夜の女王』が娘に敵の王を
殺せというくだり、まさに女帝マリア・テレジアが
娘マリー・アントワネットに復讐を命じているかのように
聞こえます。最後のシーンで、善玉が悪玉に最後のシーンで変化する
プロットには大いに影響を受けました。




それは9・11以降のアメリカがイスラム世界との戦いに
大きな大義を掲げて世界中を戦争に巻き込みました。




日本はアメリカの正義を信じて追従して戦争に
参画する方針で突き進んでいます。
しかし、本当にアメリカに正義があるのだろうか?
ふと、『魔笛』の物語のプロットに触発されて
この小説を書き進めました。
日本人は昔、菅原道真の怨霊が藤原の一族に
祟りを起こした時、怨霊を沈めるために、
菅原道真公の徳を讃える物語を書き記して
鎮魂を行いました。


私も世界中が憎しみの渦の中に飲み込まれていく
現代において、フランス革命で生み出された
民主主義が危機に直面しています。
滅ぼされた王族達の民主主義に対する怨念が
世界を戦争に駆り立てているように思えるのです


今、民主義国家と敵対している独裁国家とは
現代に生き残る封建主義の国家なのです。
そうした歴史の類似性から娘をギロチンで
処刑された女帝マリア・テレジアの怨霊が
蘇ってきたと感じるのです。

この物語が怨霊の魂を鎮魂する役目を
果たしてくれることを祈ります。

平成18年の10月に、この小説のアィディアを証明するために
パリに写真撮影に行きました。
エッフェル塔が見えるホテルで母が
倒れたことを聞きました。

帰国して母の病状が急変し、
7ヶ月の闘病の末に
平成19年4月20日に他界しました。
母を失った喪失感を紛らわすために、2ヶ月で小説を書き上げました。
闇の世界、陰の宇宙、生きている人間が知らない
未知の世界があるというこの小説のテーマは、
母がきっと別の世界で再生しているという希望に
いつのまにかつながりました。

この作品を偉大な魂フランソワ・ミッテラン氏と
母千代に捧げます。そして、私に老子を教えてくれた大分の
万年山を描き続き続けた、若くして陰の世界に旅たった
日本のセザンヌ故財津秀邦画伯に捧げます。
そして、団塊の世代の一人としてから
新しい困難な時代を生きる子供たちへ
捧げたいと思います。

有り難うございました。

平成19年9月11日
福岡日仏会館設立50周年記念の年




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