アロマが十頭の盲導犬を贈りました


平成15年6月16日、身体障害者補助犬法の周知徹底を願い全国47の都道府県を訪問して各県の知事に盲導犬のバリアを取り除いてもらうお願いをしました。いずれの県も盲導犬に理解が厚く、盲導犬の支援の約束をしてくださいました。また、各県の主要な場所で盲導犬の街頭募金を行い盲導犬普及の全国ツアーが終了した時には、200万円という多額のお金が集まりました。この時の募金活動が切っ掛けとなり本格的に募金活動をする事になりました。そして、平成16年12月には、全国の皆様より頂きました募金が450万円に成り嬉野公会堂で盲導犬フェスタを開催して財団法人 九州盲導犬協会に盲導犬三頭分の育成支援金450万円を寄贈しました。盲導犬の育成には、多額の費用と多くのボランティアの協力が必要となり、特に育成資金については行政からの支援が少なく民間の寄付に頼らないと運営が出来ないのが現状です。私は、この現状を知り、一頭でも多くの盲導犬を作るお手伝いをしようと思い盲導犬育成支援の会アロマ基金を設立しました。そして、年に一頭を目標に募金活動をしました。アロマ基金の名前は、勿論、私のパートナーの盲導犬アロマの名前にちなんで付けました。そして、アロマ基金より贈った資金で育った盲導犬の名前をアロマ一号、アロマ二号と付ける事にしました。そして、平成18年4月に待望のアロマ一号が誕生しました。アロマ一号の名前は、盲導犬「カレル」で、三歳の女の子です。今回、、アロマ一号を使用される方は、山口県光市在住の「末本恵美子さん」と言われる全盲の女性の方です。末本さんは、平成15年、最愛なるご主人を亡くされ、心の支えを失くされて盲導犬との生活を望み、アロマ一号の申し込みをされました。実は、末本恵美子さんとの出会いはとても古く、今から43年前[昭和38年]私が山口県立盲学校へ入学した年です。末本さんは、私より早く盲学校へ入学しておられましたが同級生として同じ教室で机を並べて学んだクラスメートですこんなご縁で、今回、アロマ基金へ盲導犬の申し込みをされました。そして、平成18年4月22日、待望の盲導犬を手にして、新たなパートナーとの生活が始まりました。盲導犬の育成期間は、約2年ぐらいかかり、資金を贈っても実際に盲導犬が出来て来るのには2年以上かかる場合があります。私も九州盲導犬協会に盲導犬の申込をして約2年間待ちました。私が頂きました盲導犬は、長崎ライオンズクラブ様と東京虎ノ門ライオンズクラブ様の合同で資金を作り育成された盲導犬で長崎市と東京でライオンズクラブの方が街頭募金で集めた資金だそうです。私は、アロマ基金を作った時、十頭の盲導犬を贈ろうと目標を立てました。そして、妻に募金活動の協力をお願いしました。妻も私と同じ思いで十頭まで頑張ろうと言ってくれました。そして、募金活動も二人三脚でやってきました。幸い多くの人に応援をして頂き今年(平成23年5月)で十頭の盲導犬を視覚障害者の方に贈る事になりアロマ十号まで誕生しました。そして、アロマ基金より九州盲導犬協会に贈りました盲導犬育成資金も今年で1500万円になりました。
ちなみに、アロマ基金より贈りました盲導犬は、山口県に二頭、福岡県三頭、佐賀県に二頭、長崎県に二頭、熊本県に一頭が行き、視覚障害者のパートナーとして活躍してくれています。私は、改めて盲導犬アロマの偉大さを知りました。アロマがいたから盲導犬十頭分の育成資金を贈る事が出来たと想います。きっとアロマは、何か特別な使命を持って生まれた犬だと想っております。