Riow Arai "Electric Emerald" インタビュー★

■キャリア8枚目となるニューアルバ「Electric Emerald」のリリースに際し、今現在の心境を教えてください。

自分も1年前は次にこういうアルバムを作るとは思ってなかったです。 自分自身の変化、周りの状況の変化、この2つをどこで区別するかは難しいですが、そういうことを素直に受け入れた結果かもしれません。 アルバム毎にそう思いますが、あとは今回これを聴いた人がどう感じる か、ですね。


■今回、今までのブレイクビーツの流れから一新し、四つ打ちトラック中心のダンサブルな内容になっています。今までとガラッと変えたその理由とは?経緯や決断したその時のことなどについて、詳しく教えて下さい。何か大きなきっかけでもあったのでしょうか?

今までのブレイクビーツの流れといっても、その中での変化というのが当然のようにあるわけなんですが、その変化よりもっと大きな変化が必要だと思ったのでガラッと変えました。最初は特に4つ打ちだけ作ろうと思ってたわけではないんですが、今までのバウンシーなビートをやめたら必然的にそういうトラックが多くなりました。単に4つ打ちという枠以上に自分がやってこなかったグルーヴというのを試したくなり、やはり作り続ける以上、新たに追求したくなることが出てきてしまいます。


■制作の手法自体も大きく変わったと聞きましたが、それは具体的にはどのような変化でしょうか?

今までハードのサンプラーをメインにして作ってきましたが、今回完全にソフトだけ、主にソフトシンセを使ったところです。シンセの音を入れること自体、久々で、リズムもサンプリングではありません。自分が10代の頃からやっていたシンセ中心のプロダクションがようやくソフトベースで出来るようになってきたのも大きいですね。


■制作中で最も大変だったこととは?何かエピソードがあれば教えて下さい。

エディット感、ブレイク感みたいな手法を一切排除しようと心掛けたの で、その武器を使わず、ちゃんと納得出来るものが作れるか、それでアルバムの完成まで辿り着けるか、ここ何年かの作品とは違う価値観で作るの が大変といえば大変でした。


■アルバムのタイトル"Electric Emerald"に込められた意味とは?何故、エメラルドという色だったのでしょうか?

アルバムが完成して、今回のシンセの色々な音色を聴いてたら、何故か見えてきたイメージがこの色だったというわけです。


■ここ最近の音楽シーンについて何か思うことはありますか?

わかりやすい音楽とわかりにくい音楽という分け方が顕著になってきたのを感じます。


■ここ最近、気になっているアーティストはいますか?また、ここ最近聴いている新譜で印象的な曲があれば、教えて下さい。

特にこれといったアーティストや曲はないですが、最近のフレンチエレクトロ系などに感じるシンセの使い方とエディット感には刺激を受けています。


■ここ最近は、四つ打ちのDJもやられているとのことですが、DJをやってみて何か感じたことはありますか?

音楽の聴こえ方や聴き方が変わってくるというのはあるかもしれません。 具体的にどうっていうのはうまく説明出来ませんが。


■レギュラーパーティーである"ModeDown"と"New Tube"は、それぞれどんなパーティーでしょうか?

ModeDownは自分のLIVEとDJの両方をやったりすることなどから普段他のイベントでは出来ない内容にするということ、他のDJやゲストも特にジャンルの枠を決めずに、例えばテクノとHipHopの境目をとっぱらった上で楽しめるようにすることが目的のパーティーです。NewTubeはDJのみのパーティーで、やはりModeDownと同じくジャンルレスというか色々な音楽をかけるのが目的です。


■今後の予定について教えて下さい。

"ELECTRIC EMERALD"をふまえて、来年(2008年)はより自由なアルバムが作れたらと思います。




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