Hisomi-TNPというアーティストについて★

■物心がついてからの音楽との出会いとは?

保育園時代に木琴で園児代表として園長先生の隣で演奏したのを覚えています。だから今思うと出会いはその時期でしょうね。


■ヒップホップとの出会いを教えて下さい。

高校一年の時ですね、最初はビースティーとかをスケボーをしながら聴いていて、その辺りからDJとかダンスとかやってる子と知り合って、自分でも色々とやってみたんですが、それで「しっくり」きたのがラップでした。


■人生で音楽を続けていこうと決心したその時とは?

難しいですね〜。
いつでも初期衝動を忘れないようにというか自然に作らずにはいられないみたいだから、きっと決心は、その時その時でエンジンに燃料を継ぎ足していくような感じなんだと思います。


■ラップを始めた頃について、動機や流れなど詳しく教えて下さい。

前述した通り、高校時代ですね。 DJにダンスにグラフティ、それらを教えてくれた仲間がいて、彼らと『ピーコック』っていうクルーを作ったんですよ(笑)それでラップするヤツが居ないからって感じで書いてみたら意外とウケたみたいで、そのままなんとなく書いちゃ周りのヤツに聴かせて満足してました。実際結構地味ですよね(笑)


■Hisomi-TNPさんがラップで伝えていきたいこととは何でしょうか?

世の中の矛盾だったり、自分自身の矛盾だったり、体のことだったり、地球のことだったり、幅は全く意識せず、伝えていきたいと思っています。 でも一方で、僕が伝えられることは誰でも伝えられることであるとも思っています。 なんのこっちゃ。 どうしても聴いてくれる人達のコンディションとか趣向もあるし、メッセージとして僕で無くてもどこからか同じような思いが伝わってくれれば、良いんだと思います。 ほら、アイツに言われると腹が立つけど、尊敬しているあの人から同じこと言われると少し考えてみようかな。。とか思ったりするじゃないですか。


■ラップする上で一番大事にしていることとは?

基本的には何言ってるか解らないと散々言われてきたので、聴き心地ですね。 解らないの前提で行こうって思いました。 まずはリリックの内容まで辿り着いてもらう状態を作らないといけないですもんね。 それから、文字の配列かな...早口言葉なんかもアレは言えるけどソレは言えないってのがありますでしょ? だから僕は言える「アレ」を集めて組み立てていくんです。


■ではライブにおいて一番大事にしていることとは?

これはズバリ「間」ですね。 ヒップホップに限らず、お笑いとか演劇とか、よく「ライブは生き物だ」なんて 言いますけど、その生き物の呼吸を読めるか否かで結果が変わってきますね。 だから毎回緊張しまくりですよ。


■影響を受けたラッパーとプロデューサーを教えて下さい。

名前を覚えるのが苦手なもので難しいですね〜。 ラッパーに限らず本当に色んな方から勉強させて頂いてます。 トラック作りにしてもジャンルとは無関係に耳を傾けてます。


■Hisomi-TNPさんの活動の基盤になっているRound Tableクルーについて教えて下さい。


クルーにいるのは、Ni-YANGという独特なフロウのお父さんラッパーとShinya Cunelという軽快で高音の声を使いこなすラッパー、それからRound Tableクルーの司令塔的存在のTakeshige、あとは日々バーテンに勤しむDJ KAMEです。 彼らとはいつも一緒にいる感じでは無くて、皆、繋がるべき時に上手く繋がれる波長を持ってるので、それぞれが日常で経験した事柄が反映して曲になったり、詩になったり、ショーになったりするので、そこが面白みであったりするのだと感じています。 勿論、衝突もあります。 でもそれは共通の意識はより大きく膨らませて、相違する部分はいかに柔軟に認め合えるかという勉強にもなるんですよ。だからなんとなく成り立ってますね。ホント感謝しています(笑)


★今回のアルバムについて★

■まず、制作期間はどれぐらいかかりましたか?

シンゴさんとアルバムの話を交わしたのが2002年だから 早いもので3日、遅いもので5年ですね(笑) これまでの成長過程を投影しているようなもんですから、 文字通り「アルバム」ですね。


■リリックを書く上でインスパイアされることは何でしょうか?

坐禅とか、川とか、山とか、人ごみとか、仕事中とかの最中です。 あとは「ナクサカナ」でも触れてますけど、本棚に並んだ背を眺めている時ですね。そんな時は頭の中で活字がぐるぐる回ってます。


■心にグッとくる音楽とは?その定義を教えて下さい。

聴くタイミングと歌詞と声と音とが完全に調和した時です。


■タイトル「シュルデイズ」の意味とは?

シュールな日々。それが一番現実的なものだと感じたので、このタイトルにしました。右脳と左脳を繋ぐ脳梁みたいなものですかね、大事なことは非現実的な部分と現実的な部分を繋ぐバイパスの成長なんだと思います。


■ジャケットについては、どんな思いを込めたのでしょうか?

思いを込めたというか、日常感じる人の温かさと冷たさ、静と動、それらが混在する昼でもなく夜でもない時間、そこから見える景色をイメージしました。


■アルバム制作時にあたって特に印象に残った出来事などがありましたら教えて下さい。

いやぁ、制作に5年の歳月ですからね(笑)本当に今に至るまでに色々な縁を感じました。 シンゴさんに始まりQ-ILLくんや彼を通じて知り合った MattanくんやTakatsukiくんとの作品もとても充実した内容で、雰囲気のある最高に良いものが出来たと思います。それからインターネット上で知り合ったMichitaさんとの「Drpz+」はお互いにメールでやりとりして、驚くほどあっという間にできたんですよ。それと竹内さんにご紹介して頂いたWOODBLUEくんとの作品もとても早かったですね。こちらも曲を聴いて即、ビビビっときました。他にもギリギリで応援のメッセージを富山から届けてくれた Oshowやスクラッチで参加してくれたKameとKussy、それにYarmaやRound Tableクルーの面々、Blockの オーナー、Libyus Musicの皆さん、欠くことのできない人達が絶妙なタイミングで「シュルデイズ」というアルバムのインプットに協力してくれたことに心から感謝しています。


★Hisomi TNPのプライヴェートについて★

■座右の銘があれば、教えて下さい。

「中道」「気は長く勤めは堅く色薄く食細うして心広かれ」


■音楽に限らず、関心のあることとは?

これまたズバリ、「食」ですね。上の「中道」を「食道」にしたいくらいです(笑) で、「食」→「体」→「心」→「環境」→「エネルギー」→「社会」→「地球」 みたいに結局皆繋がっちゃうんですけどね。その辺りの考えを延々とグルグルしています。あと「原子力発電所を巡る問題」です。


■日々の生活で最もリラックス出来る瞬間とはいつ、どんな時ですか?

「ただいま」「おかえり」「いただきます」「おはよう」の瞬間ですね。 中でも「おやすみ」は最高です。それからマッサージしながら眠りにつく時なんかも良いですね。


■活動の原動力、そして音楽を公の場に発表する意味/意義とは何でしょうか?

原動力は自分や他の人に対する疑問だったり、戒めだったりと様々ですね。公の場に発表することで、自分に厳しく、人に優しくできる人が少しでも増えてくれたらと思っています。


■自身の楽曲について、これまで言われたことで最も印象的だった言葉があったら教えて下さい。

「息してるの?」と言われました(笑)「楽器みたい」と言う御意見を頂いた時も、 そこは目指すところだったりするので嬉しかったですね。


■最後にこのインタビューを読んでいる読者へ一言お願いします。

まず長々とお付き合い頂いたことにありがとうございます!
「シュルデイズ」というこのアルバムに散りばめた言葉の中から 一つでも明日へのヒントが得られますことを願っております。




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