

晩(くれ)に向なんとして意(こころ)適わず
車を駆かって古原に登る
夕陽 限り無く好し
只だ是れ 黄昏(こうこん)に近し
満たされぬ心のままに
暮れ方の高原に登る
空を染め輝く夕陽
たそがれのせまるひととき
後半二句は中国ではよくことわざのように言い習わされており、
充実した素晴らしい老境のことを賛えて使われている。
李商隠(812-858)。晩唐の詩人。生涯を落魄の中に送る。
佐藤貞樹はこの「夕陽限りなく好し」を書き留めてあった。
没後それを石に刻んで夕陽の見える書斎の窓下に夕陽碑として建立しました。
「高橋竹山に聴く」内容紹介
津軽三味線の巨匠高橋竹山は、民衆の唄・津軽の三味線を今日の「津軽三味線」として認知させる扉を開き、現代三味線音楽に高めた。著者佐藤貞樹は竹山と「同行二人」の門付け旅として竹山が巨匠になるまでの三十年を共に歩んだ音楽プロデューサー。この書は著書の生涯をかけた、竹山の人と音楽の真髄に迫る渾身の叙述です。どうぞお一人でも多くの方に読んでいただきたいと思います。
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