音楽 == えっ?! ==      上村 計介

A  ここに示した図はご存知冬の空に輝くオリオン星座のベルトの部分のつもりです。此れを図のように私達地球から眺めますと平面に三ツの星が並列しているように見えます。しかしそれらの星を横に切って断面としてみた場合、それぞれ遠く近くに位置しているのが明らかになります。

しかし写真などでも見ることですが、宇宙空間もこうして角度を変えるだけで天体(物体)の存在は私達に畏怖の念を勝事させるものです。因みにこのオリオン星座とはギリシャ神話の狩の名手から取った名で一つ一つの星をつなぐと人物の像になり、丁度そのウエストのところに並んだ三つの星の、互いに関係付けられた星全体の距離は1500光年と言われ、三つの星にそれぞれミンタカ(2.2等星)アルニタク(1.8等星)アルニラム(1.7等星)などの名が付けられているようです。私達地球からは約600光年の彼方にあるそうですが、この距離は宇宙規模で言えば比較的に近い距離ではないでしょうか。そしてその星の実体は太陽の900倍の熱量と、高温、高圧、核融合のプラズマガス状態で光らせ、やがて収縮へ向かう、とか・・・・。いやここいらで止しましょう、専門外のことですから。ただ昔から歌や詩に語られた三ツ星、いつまで並列を保ち得るのでしょうか。 

B さて話を音楽の方へ移し、先述した遠近法に習って中でも最も基本的な音楽の構成要素である音階の、短調について考えて見ましょう。覚えておられるでしょうか、短調には自然的、旋律的、和声的の三種類があり分類されています。中学生の頃、教科書や参考書授業等で覚えさせられたものでした。でもこの場合、もはやそれぞれの音階の種類が並列に記述されたままになっていましたので、歴史的に立ち入って考えることは有りませんでした。でも真の音楽を求められる専門家としては奥深い解明が必要になってくるのです。
星の遠近の話を思い出してください。この三種類の音階にはそれぞれ歴史がありまして、ギリシャ、中世、近代社会と大雑把に区分しますと、それぞれの時代にそれぞれの音階を必要とし発生させていたのです。見ますとなんと歴史的に遠い近いだけでなく、封建的身分社会では人の扱いと同じく、音階の扱いに至るまで厳しい上下の規制がはめられていた、とは知られているでしょうか。

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