| カホンに使用している材料について;;;座面、底面、側面、裏面、ホワイトバーチ合板を使用しています。
バーチ合板は、高音低音共にバランス良く響き、素材のなかでは最高峰です。内部外部共に堅く強度があります。倍音域をきれいに出せる素材は、他の合板とは大きな差がでます。小口のしま模様の積層が美しく、ビックフォレストカホンの特徴でもある、アクリルボードの打面にした場合、バーチ合板の良さが引き立ちます。
アクリルボードを使ったクリヤボディカホンは、今までの木の箱という常識を覆し、楽器としての華やかさを演出しています。
合板の接着剤はホルムアルデヒド放散量の少ないフェノール樹脂接着剤を使っていることで環境に対する負荷も比較的少ないのが特徴です。
当社のカホンは、ロシアンバーチ合板(ロシア産白樺耐水合板)を使用しております。
ロシアンバーチ合板は、極寒の地ロシアで充分な年月をかけてたくましく大径に育った白樺から製造されています。 気密性が驚くほど高く、強度、耐水性は最高レベルです。又、肌目が細かいので、美しい仕上がりとなります。
※フィンランドバーチ材を使わない(使えない)理由; 当社は建築業に携わっている関係上、数年前よりバーチ合板を、インテリアも兼ねた室内の壁材に使用するためにて取り扱っていました。
現状は、残念ながらフィンランドバーチ合板は、年々きれいな木目美しい目肌のものが減っており、現在仕上げの見せる施工箇所ではほとんど使えない状態です。また昨年より安定した供給が困難のようで、発注しても在庫無しが頻繁にあります。他のカホンメーカーも半年くらいの間、出荷が止まってしまっているケースもありました。この原因はさまざまのようです。
昨年、地球温暖化の影響でフィンランドの高地の氷が解け出したため、バーチが通常通りに伐採できなかったようで、伐採重機や運送トラックが表層の溶解で入り込めなかったとも報道されています。
急激な為替の変動もあり日本よりもユーロ圏内にまわしたほうが利益がでるので、日本には入らないとのこ。
このバーチ合板は、日本ではまだ目新しいのですが、 ヨーロッパをはじめアメリカはポピュラーな製品です。
将来、アメリカの住宅販売戸数が復活して新築住宅が多く建てられるようになれば、日本にはまったく流れてこない可能性は大です。
最近は北欧風のデザイナー家具やスピーカーに使用され、日本でもやっと目にするようになって来た矢先でした。
フィンランドバーチ合板に関しては、安定供給されない、入手困難、やっと手元に届いても、きれいな木目や、なめらかな目肌のバーチ板がなく使い物にならない場合が多い。結果、無理をして出来上がったカホンが、かなり高価なものになってしまい、業者にもお客様にも得がなくなってしまいます。
お客様のご注文にも材料がなく対応できないではお客様に不快な思いをさせてしまいます。
以上から、当社は新しい材料(同じバーチですが)に目を向けたいと思い、ロシアンバーチ合板(ロシア産白樺耐水合板)を選択しました。ロシアンバーチも、フィンランドバーチに引けをとらないきれいな木目、なめらかな目肌です。品質等なんら変わりはありません。
ロシアンバーチは今のところ、安定供給されていますし、きれいな合板が入手できます。お客様のご注文にも対応できます。
※無垢材より合板を使う理由;無垢板は使い方にもよりますが、音の良さは合板よりも良いかもしれません。しかし、木の反り、ひび割れのリスクが大きすぎるので使用はしておりません。
この日本は四季があり多湿です。材木は収縮膨張を繰り返しています。いくら乾燥した材木といえど経年変化を避けられません。カホンは室内に静かに置いてある家具ではなく、時には屋外でも使用し、上に座り体重をもろにかけて、1面や2面を長時間叩くなど特殊な使い方をされる楽器です。
※当社のハンドカットログハウスを例に取る;口径250ミリの米松丸太を横に8段積み上げて2メートルの壁になると、1年後には150ミリ収縮し低くなり、1850ミリになります。含水率が多い分7%は狂いが生じます。
ログハウスの場合は、すでにこの狂いをよしとし、その分が計算された、ドア枠や窓枠を特殊な施工方法で設置します。ガス、水道の配管などは、必ず床から配管をします。壁からだと丸太材の上からの数トンの圧迫で管が曲がったり折れたりするためです。
よく乾燥された床材(無垢の板材)であっても、四季により収縮し隙間が出来ます。
乾燥した材木でも、含水率は3%ほどあります。乾燥された角材でも横に2メートル積むと、60ミリも収縮することもあります。無垢材はそれだけ暴れるのです。
それだけ木は呼吸している証拠で、住む人の生活と健康を守る良い作用もありますので、無垢材すべて悪ではありません。
がしかし、カホンに関しては、板材の狂いができるだけ少ない合板を選択するのが筋だと思います。割れが発生せず、強度を考慮ても合板です。
※合板は薄い板を張り合わせた実に都合の良い材木で、本来の木の良さとはかけ離れてしまいますが、用途次第で使い手にとって非常に有利にはたらきます。
カホンは、屋外ストリートやイベントで使用し、雨に濡れることもありましょうし、夏に使えば手の汗で濡れてしまいます。また、体重をもろにかけて上に座り長時間叩き続けるという過酷な条件で使用される特殊な楽器だともいえます。
当社はまず、カホンに使用できる材料は合板がベストと判断しました。しかし合板といえど、無垢材に比べれば少ないのですが、反りがおきます。
例えば、この木材の経年変化はギターであっても同じことです。そのためにギターなど弦楽器は、ネックの反りを調整するシステムを備えています。弦高が変わり、ビビリ音がしてしまうことを前提に作られています。
従来のカホンは、上段木枠にギター弦が取り付けられていますので、座面板と、底面板が常に引っ張られた状態です。また、打面は通常4ミリ以下なので、薄い板はかなり変化します。
箱の木枠や、打面が変化変形することを前提で、ギター同様、;;反りを調整するシステム;;が無ければ同じように、不要なビビリ音、ハンマリング音がでてしまいます。
この調整装置がないと、一度不要な音が出てしまったカホンは、高い修理代をメーカーに払いメンテナンスを出すか、自分で木枠を削ったり、付け加えたりと、費用や手間をかけねば使えなくなってしまいます。
もしメンテナンスに出さなくても済むのなら維持コストはかなり抑えられます。
当社のカホン特許システムは、ギターのネック調整装置にあたり、前後移動(手前〜奥へ)に弦、またはスナッピーが動くことによって、オンオフができることとのみではなく、打面や箱自体に必ず起きる経年変化にそのつど対応することができ、ビビリ音やハンマリング音を出さず、いつでも素早く打面とのベスト接触ポジションが得られます。
ビックフォレストカホンは、メンテナンスフリーのカホンです。
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