

SE7EN〈2007- 7rhythm -“Are U Ready ?”〉
今年は、役者としても活躍の場を広げているSE7EN。名古屋、大阪と6月30日か
2007.07.07 @幕張メッセイベントホール
写真提供:NEXSTAR RECORDS
ら〈2007JAPANツアー〉をおこない、来たる2007年7月7日。並ぶ数字がトリプ
ルセブンな「セブンの日」に、幕張メッセイベントホールにて〈2007- 7rhythm -
“Are U Ready ?”〉のライブがおこなわれた。丁度、その頃。ホットなニュ
ースとして、エイメリー(米国人と韓国人の両親を持つ、アメリカを中心に活
躍中のR&B女性シンガー)のアルバムにSE7ENがフィーチャリングされた曲を聞い
た。アジアだけでなく、確実に本格的なHip-Hop、R&Bの市場へと踏み出している
彼のライブならば、足を運ぶ前から、知らずと期待で胸が高まってしまう。

このライブは、チケットも即ソールドアウトのプラチナ公演、さらに、初めての
試みとして韓国から生バンドを引き連れての公演となっている。主人公の登場を待
つ会場は、暗闇にピンク、ブルー、蛍光色などの色とりどりなペンライト(セブン
棒)が照らされ、まるで星空の中にいるかのよう…。
イントロが流れ、白ジャケットにサングラス姿のSE7ENが登場〈I wanna...〉
〈Puzzle〉と、歌詞が日本語ながらもブラックフィーリングを感じさせるR&Bビー
トな曲を、ダンサー達と共に歌い踊る。ばっちり決まってカッコいい! 始まり3分
で、もう会場中ヒートアップ。
「トリプルセブンデーは70年後にしかこないし、今日はスペシャルな日ですね…。
思い出になる日を作るために行こうか? 僕を感じてますか?感じれるかぁ〜」
と日本語のコメントでファンをのせ、曲は、4集に収録されている〈Can you feel
me〉〈Girl Friend〉へと続く。後曲ではファンに水着をプレゼントしたり、
とユーモラスなパフォーマンスを含めながら、ここぞとばかりにサングラスを外し、
その外し方すらも計算されている演出がニクイ。相変わらずの流暢な日本語で
「2階ダイジョウブ?後ろからでもみえますぅ?あ、モニターもあるし、大丈夫で
しょ、ね」と茶目っ気たっぷりのトークで会場を和ませ、〈Belive〉〈I Love you
〜ECHOs〜〉(〈I Love you 〜ECHOs〜〉は4集に収録の名曲<チャラッケ(
ちゃんとするよ)〉の日本語バージョン)のバラード2曲を、ステージ横手に用意さ
れた階段を昇りながら、語りかけるように歌ったかと思ったら、続いて、韓国語の
曲〈Again〉を上着を脱ぎ、タンクトップ姿でダンサブルに歌う。何ともメリハリ
のきいたステージパフォーマンスで、見ているこちらも、息つく暇もあったもん
じゃない(笑)。

ようやく、少しブレイクタイム。PVが流れた後、新曲〈ありのままに〉を筆頭に
〈fly〉〈Unnamed feeling〉〈what U want?〉〈光〉〈STYLE〉と日本で発売
した曲を続けて披露すると、会場のファンも一緒になって歌いながら、楽しそうに
ペンライトを振っている姿がみえる。日本のファンにむけて、日本語で話ができる
まで語学を勉強した上で歌っているSE7ENだからこそ、この日本語で歌う曲のレ
パートリーをライブ全体の中盤に順序づけているのも感慨深く感じられる。この曲
達は、媚びではなく、歌手としての真摯な姿勢で作りあげられた結晶のレパート
リーなんだ、と。
そして今公演が、特別な「セブンの日」ということもあり、韓国からファン
がたくさん来てくれているということも忘れず、韓国語のMCで感謝を伝えた後、昨
年末、韓国の歌謡祭などで本当に良く歌っていた曲〈La La La〉のイントロが流れた。
この曲は1TYMのTEDDYが手掛けたもので、歌手としてのSE7ENの魅力が充分
に引き出されている、4集のタイトル曲にあたる名曲。中央の花道で歌い終わった彼
の姿は1枚の写真のように美しく、この曲を生で聞けたことに、じんわりと感動が押
し寄せ「あぁ、今のSE7ENを見れて良かった!」と嬉しさに包まれた…。身につけ
ていた手袋、上着を脱ぎながら
頭上から、どしゃぶりの雨、雨、雨!これまた、濡れ姿もカッコ良くサービス
満点のパフォーマンス。

衣装チェンジの為、ブレイクタイム後、お馴染みの曲〈I know〉をロックバー
ジョンで、ドラムを叩きながらの再登場。そのドラミングに会場中が驚いていると
ころへ、次の〈Passion〉では、エレキギターを演奏しながらの熱唱。こちらは3
コード演奏と単純なコード進行とはいえ、この演出は、昨年あのマドンナが12年ぶ
りに来日したステージで見せたギターパフォーマンスを思い出してしまう、これま
たニクイ演出だ。ミディアムテンポの〈tattoo〉、アコースティックギターのイン
トロで始まる〈Come Back to me +part2〉では、スケーターシューズで滑りなが
らのダンスも見せる。うーん、サービス満点!

「僕が日本に居ない時、ファンの皆さんに会えない時、いつも、こう想っている、
そんな曲です…」とコメントし〈会いたい〉をしっとりと歌いあげ、「もう残
り2曲です。今日は一晩限りだから、踊りましょうか!」と、ファンとのコールレス
ポンスを整え、ダンサブルな曲〈all night long〉〈Entrance〉で、晴れやかな未
来を予感させる映像がステージ後方を飾り、エンディングを迎えた。もちろん、こ
のままで終わる訳もなく、アンコールへと続き〈La La La〉のダンスリミックス
バージョンと〈スタートライン〉のライブバージョンで、ステージも会場も盛り上
がりきったまま、華やかに幕はおりた。
この日、タンクトップ姿になったSE7ENは、『宮S』に出演していた頃よりも腕
が鍛えあげられ太く見え、その鍛えあげられた肉体からも、ステージにかける努力
と熱意を感じることが出来た。ありとあらゆるステージパーフォンマンスと、激し
いダンスをこなしながらの息絶えない歌声と…。加えて、舞台装置(中央の階段が
セブン“7”になっているなど)や、後方に映し出される映像に至るまで、すみずみ
まで行き届いた演出も素晴らしかった。どこまでもエンターテイナーである姿を見
せてくれたSE7ENのライブは、会場に足を運んだ人を決して後悔はさせない、サー
ビス精神に溢れる素晴らしいステージだった。万が一、本当に欲張りなことを言う
とするならば、完璧な姿を壊した、ぎりぎりの感情(ソウル)が溢れる歌を聞いて
みたい気もする…。
この夏、レコーディング中のアメリカでのデビューを終え、ひとまわり大きく
なったSE7ENの次のライブが、本当に待ち遠しい。