

NORAZO ジャパンツアー 2007
最近韓国エンタメで大笑い!
07.07.22@品川プリンス ステラボール
主催:CJ Media Japan (M-net)
TEXT:関谷元子
東京では5月から6月にかけて行われたパフォーマンス『JUMP』に、
なんと2回も行きました!!
これ、「コミックマーシャルアーツ」と銘打たれているんですが、行くまでは、
韓国人によるカンフーやテコンドーなどアクロバティックなパフォーマンス
が見られるのかと思ったら、もちろんそれはそうなんですが、大笑いの1時
間半だったのです。それもセリフほとんどなしで。
会場に入ると、明らかに違和感のある腰の曲がった一人のおばあちゃんが客席の
間を歩き、観客をいじっています。
肩をもませたり、おんぶさせて歩かせたりしています。
そしてその(男性が扮した)おばあちゃんが、女性観客にサポートさせステージ
に上がったところでショウが始まります。
とたんに目の回るようなアクションがかっこよく始まります。
おじいさん、おとうさん、おかあさん、叔父さん、娘は、武術の達人一家です。
そこに娘を慕う一見内気で真面目な青年が家に来ます。
そんなところから始まるどたばたコメディなんです。
まあ、よくぞここまでと鍛えられた肉体を駆使して、舞台狭しと右に左に、
両サイドの壁をものぼって宙返りは当たり前。
なんですが、何が面白いって、身体を使ったコネタのオンパレードなんですね。
例えば…娘と青年がいい雰囲気になってきました。
お互いに顔を見合わせいよいよファーストキスか?!となると、
二人の間に酔っ払った叔父さんが酔った勢いで割り込んできます。
こんないかにもなコテコテのシチュエイションが、彼らのスピード感あふれる演
技で大笑いのものになるんですね。
そして、最後のエピソードは、この一家の家に二人のドロボーが来るんです。
ここからは、泥棒と一家の対決が始まります。
といっても、個性溢れる一家VS漫才コンビのような泥棒が起こすドタバタは、
まさに抱腹絶倒。
とてもわかりやすい全世界共通の爆笑ネタは、全世界で大ヒットといってもなる
ほどとうなずくものでした。
私自身、大学の時に、小劇場の演劇をしていて、つかこうへい、赤テントなど、
よく見にいっていましたが、その匂いがあるんですね。
いやー、面白かったです。
で、この泥棒なんですが、クールなたたずまいの人と、髪の毛アフロの太り気味
のコンビなんですが、あれ?あれ?と思っていました。
勝手な憶測ですが、これがなんとなく、NORAZOのイメージなんですね。
なーんて思っていたら、JUMPの感動もかわかないうちに、そのNORAZO
(ノラゾ)の東京公演を見ることができました。

7月22日、品川プリンスステラボールにて。
コンサートタイトルは、
<NORAZOジャパンツアー2007 〜ハイパーダンスセラピー〜>。
NORAZO(ノラゾ)は、2005年にデビューした、韓国のコミックバンド。
韓国語が通じないNORAZOのステージ、その魅力は、ポップ・アジアにも
以前内田和世さんが紹介してくれましたが、見て、やっとわかりました。
いや、この二人は見ないとわからないかもしれません。
写真を見ても、なんじゃこれ?って思われるかたが多いかもと思います。
とにかくキテレツなコスプレで登場するチョビンと、あくまでクールに振舞
うロッカー、イヒョク。
ギターを片手にスタンドマイクでスタイリッシュに歌うイヒョクと、宴会芸的
ダンスをノリノリで踊り歌うチョビン。
で、途中はバラードがちょこちょこ入り込んできます。

これが写真のチョビンのマジなスーツ(ここをかっこよく見せるところがこのグ
ループの洗練でしょう)。
NORAZOはコミックバンドとして05年にデビューしました。
メンバーのチョビンは、コメディアンを目指していたということです。
一方のイヒョクは、モデル顔負けのスタイル、顔立ちでCMにも出演したことが
あるといいます。
歌を歌えば、XJAPANというか、キム・ギョンホのテイストです。

チョビンが途中、観客に言いました。
「イヒョクとなんでも好きなことができる権利を、オークションで売ります!」
と。
本当にお金いただきますからねー、といい続けるチョビン。
この日の東京公演では、なんと50000円にもなりました。
そして、最後のイキな女性が「50005円!」
チョビン「気に入った!」とこの女性をステージにあげます。
何してもいいんですよ、と。
で、女性は「私をおんぶしてください」と。
チョビン「それだけですかあ」と。
そんなやりとりがあります。
これは東京だけだったのでしょうか、
身につけているのものをガンガン観客に投げています。
とにかくサービス精神旺盛なNORAZO。
そしてライヴ後の会見。
特に、チョビンは、短パンにTシャツ、サンダルというお風呂上りな恰好です。
その素顔は、謙虚で腰の低い、とても頭よさそう。
もっともっと話を聞きたくなるような魅力に溢れていました。
一方のイヒョクは、腰が低い感じで、チョビン兄さんについ行きます、と。
NORAZO、これからも見守らないと、と思わせるアーティストでした。
韓国文化深し、と思わせる昨今でした。
