00020349.jpg (3223 バイト)  ANOTHER GREEN WORLD

 

 

SKY SAW

 

時は 言葉に遷わり

言葉は 秘密にとって代わる

誰も その意味を知らず

ただ 無視するだけ

 

 

ST.ELMO'S FIRE

 

セント・エルモの灯を求めて
僕はもうあちこちを探し回り
すっかりくたびれてしまった
ヒースの繁る荒地を渡り、町を超え
ハイウエイもひとっとび
8月の冷たい月の光を浴びて

嵐にもめげず、たどり着いた砂漠には
ピカピカと光る白い骨
8月の冷たい月の光を浴びて
セント・エルモの灯は地底の果てで
冷たく燃える
8月の冷たい月の光の中で

 

 

I'LL COM RUNNING

 

いつかあなたの姿を街角で見つけようと
私は残りの時間をただ過ごすだけ
窓辺から眺めていると
いたずらに季節だけが私を巡ってゆきます
だけど、いつか私の夢は
あの庭の門からあなたを引き寄せるでしょう

私は彷徨する船乗りになりたい
私達は月明りの下に
シルエットとなって浮かび上がり
窓辺で一人トランプに興じています
時間が過ぎるにまかせて
いつか 私の夢が 
あなたを ここまで誘き寄せるって
わかるでしょう
そうして わたしは駆けて行って
あなたの ほどけた靴を結んであげよう
ほどけた紐を 結んであげよう

 

 

GOLDEN HOURS

 

時の経過は帳の上を微かに振動してゆく
私は文字の連なりを読んでいられない
私はそれらの行間にあるものを
自分から読み取れるのだといつも考えていた
恐らく私の脳は砂に変わってしまったのだ

おお、何ということ
私はそれが永遠の来世だと思っていた
あなたは、そんな私の頼りなさ加減に
驚いてしまうことだろう
どうしたわけで時はこんなにも
ゆったり過ぎてゆくというのだ

幾度か褪せてゆく昼の時間を引き継いで
夜が忍び寄るのをみつめていた
恐らく私の脳の中は
古くなって掻き回されているのだろう


幾度か私は昼間に取って代わって
夜が充ちてゆく前兆を眺めていた
水をワインに変えてゆくようなそれを

幾度か、その兆しをみつめていた
昼間に覆い被さるように夜が拡がってゆく様を
葡萄を蔓に戻しながら

 

 

EBERYGHING MERGES WITH THE NIGHT

 

ロザリー
一晩中あなたを待っていた
いや、いつからかはっきりとはし得ぬ程
何年もの夜を過ごしたことだろう
過ぎてゆく時を数えながら
総ては夜の中に融けてゆく
私は海辺に立ちつくしていた
これまで出会った人々の違いを
思い出そうとして成さずに
あの去年の9月より前に起こったことを
私は何一つ思い出せない
火山の麓のサンティアゴは
海に浮かぶクッションのように漂って
未だにそこでは私は眠ったことが無いものの
総ては夜の雷鳴だ
ロザリー
私達はあの夏をずっと語り過ごした
服についた麦藁を互いに取りあっては
ごらん、そよぐ風は
何とやわらいできたことだろう
総てあの夜に途切れてしまった

 

 

 

 

int-p.jpg (2930 バイト) BEFORE AND AFTER SCIENCE

 

 

SPIDER AND I

蜘蛛と私
ひっそりとしたこの世界に
腰をおろして 空をみつめて
ちっぽけな昆虫を捕えるのは
たやすいこと
何の響きもない私たちの世界

静まり返った朝
私たちが夢みるのは
はるか彼方へと航海する船
何千マイルもの彼方へ

 

 

NO ONE RECEIBING

を放ち
身震いするほど
私が舵をとって
メタル・ウエイに導いたそれ
夜をめざめさせるその前に
昼の光を捨て去らなければ
メタル・ウェイ

闇は海のふかみのようで
誰もことばすら交さない
星にまぎれてしまって
誰も私たちが孤独であることに気づかない

このメタル・ウエイ
このメタル・ディ

今私たちが屈曲に迷っているのは
私たち自身の罪
東洋のひらめき
もとの静けさに戻れ
マイナスに戻れ
背後には 気味な赤紫色の空と
メタル・ウエイ

私たちには何もない
誰も気づかない
蒼ぎめた未来を
誰も信じようとはしない
ラジオもいつのまにか
消えて 見えなくなってしまった
このメタル・」ウェイ
このメタル・デイ

 

 

HERE HE COMES

彼がやってくる
未来に消え行こうとした少年
彼の言うことをきいてやりなさい
彼の瞳は悲しげなブルー

彼がやってくる
理性を超越したかのように
いなくなってしまった
雲も超えて飛び立った彼は
7フィート

彼.がやってくる
夜はすべてを覆ってしまう
彼はどうしても
あの深いブルーの空の裂け目にとどかない

彼がやってくる
いつか消えてしまおうとした彼も今は悲しげなブルーの瞳をして
歩いている

彼がやってくる
どこかに隠れてしまいたかつた少年
私たちがついて行くのを
じっと見ている

彼がやってくる
私たちは
よどんだままの他人の眼を
のぞきこみながら
調べものばかり

彼がやってくる
雲のように浮かんでいれば
それで幸せだという
彼の瞳は空と同じ深いブルー

彼がやってくる
どこでもかまわない
消えてしまいたかった少年
もうひとりぼっちではない
たくさんの蜻蛉にかこまれて

彼がやってくる

彼がやってくる

誰が彼のことを思い出すのだろう
誰が彼のことを思い出すのだろう

 


BY THIS RIVER

たちは 今
この川で 身動きもでさない
あなたと私は
沈むようにおちてくる空の下
いつかおちて、おちて…

もうずっと
海にいるかのように
待ち続けているけれど
いつもわからなくなってしまう
なぜ来てしまったのか
私たちはなぜ来てしまったの

あなたは
本当に遠くにいるみたいに
私に話しかける
私は 時々
思いだしたかのように答えるだけほんの時折…

 


JULIE WITH

私は
時がゆっくりと過ぎ行くように
海を漂い
ジュリーは
うつろな空をじっと見上げている
何だかとても不思議だ
今までにこんな事があっただろうか
そして海はなお暗く…

私たちの旅をさえぎる風もなく
ラジオからも何もきこえない
私たちも沈黙したまま
ジュリーは腕に頭をのせて
指先で海面に触れる
私たちが出会うことはあるだろうか
時はふたりを残して行ってしまった
そして海はなお暗く…

 

 

<Before --- 訳 安斉 儒理 さん>

 

 


イーノは、歌詞については、くり返し「音を聞いてそれに合うような言葉を作り、
さらに、それに言葉を当てはめて理解しようとする」などと言っているので、
日本語に訳すこと自体、あまり意味はないのかもしれないけど、
Another 〜 の頃の歌詞は、そうばかりでもないようなので、

ライナーやhataeno氏からもらった切り抜きなどから拾ってきました


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