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interview 1977

 


 

■このインタビューは、海外のラジオ番組(BBC?)で放送されたものを、渋谷陽一氏がFM番組で紹介したもののようです。
■誰かのカセットテープに録音されていたものですが、話の内容からすると1977年頃のものです。渋谷氏は、この他にも番組の中で直接、ENOに「電話インタビュー」ということもしていたとか。

 


 

David Bowie 「Space Oddity」に続き、DJによるENOへのインタビューと渋谷氏の解説。

 

 ここでDJが喋っていることは、日本のフアンにとっては、もう、すでによくく知られていることで…ようするに、デヴィット・ボウイと、最近、彼はひじょうに活動をともにし、最近は、ソロアルバムである「Before & After Science」を発表したり…、それから、いま「Virginia Plain」というのが、アメリカ、じゃない、イギリスのヒットチャートを賑わしているんですけども、それにロキシーのメンバーとして参加している、イーノ君です…と。で、ずうずうしいディスクジョッキーで、「僕の言うことを聞いて、ポップになってきたんで、最近は実に良い…」と、で、そのへんずうずうしく、自ら喋ってますけども、このあと、インタビューをしてるので聞いてください…。

 

 えーと、どういうことを喋っているかと言いますと…えー、まず、「自分自身、人を喜ばせようと思って、レコードを作っているのではない。自分が気に入ってるからこそ、人にも喜ばれるものだと、思っているので…自分自身、こういう発想って、すごく正しいと思ってるので…その通りにレコードを作っている」「自分の仕事というものは、それ以外からできるなどと言うことも、まったく思っていない」「自分がいま現在、音楽やなんかをやっている、そういう仕事というのは、他に仕事としてやりたいことがないんで、いま現在やっている」「だけど、他にやりたいことが全然ないってわけでもないけどね」ってのは、ちょっと言いわけがましく言っとりますけども…、とにかく「そういう活動をするというのが、自分の人生において最大の望みだった。自分自身の生活において、やはり音楽について考えてる時間てのが一番多いわけで、それについて考えてないとき、…例えば、音楽やってないときは、あとは眠ってるだけだ」。

 

 …と言って、笑っとりましたけども、えーと、それに対して、今度はインタビュアーが「それでもあなた…彼は人々に好まれるのがいいと言ってるんだけれども…あなたは、ぜんぜん自分の作品が受け入れられなくなったらどうするのか」と聞いてるんですね。

 

 そうすると、「別にどうもしません…」と、「自分が何故そういうことになってしまったのか、自分自身に問いかける…」と、「どんなアーチストでも、まったく時代離れした作品というのは作れないと思うし、誰にもわかってもらえない音楽というのもあり得ないと思う。自分自身で納得できることがあれは、それは、必ず、誰かにもわかってもらえるはずだ…」。これは、一番最初にも言ってますけども。 「ただ、もし自分を支えてくれる人が誰もいなくなってしまったら、自分のやってることが、いったいどういうことなのか、もういっぺん見直してみて、もういっぺん、その自分の音楽活動そのものを考えなおしてみたい」と言ってます。

 

 でー「最近あなたは、ライブやってないわけですね。だんだん、あなたの音楽的傾向というのは、ライブから遠ざかっているようだけども、それについてどう思っているのか。」

 

 「別に考えがあってそういうふうにしているわけでない」「ライブそのものは、そんなに楽しいものではないから。それはそれで、いいんじゃないか。まぁ、昔は少し、楽しかったけども…」。ロキシーの頃、ずっと彼はツアーをやてたんですけども。「あのころ、毎日毎日ツアーをしていたら、とにかく新しいことを、向かう新鮮な感動というものがなくなってしまった…」「ロキシーの時は、どの曲が売れるか、次の曲が何分で、何曲目がどうのこうのという…。すべてがわかってしまたので…。まぁ、ショウとして組み合わせて行くにはいいけれども。それ以上でも、それ以下でもない…。それはつまらない。新しいものとの衝撃とか、あるいは、その時々のスゴイ緊張感とか、そういうものを味わえなくなったんで、ライブっていうのは、どうも、ゾッとしない。」…と。

 

 そういうような、わりと、たわいもない話なんですけども、そういうことをブライアン・イーノはあいもかわらずいい声で喋ってましたけれども……続いて、彼の最新のソロアルバム「Before & After Science」から「No One Receiving」…